2007/9/28

映画「パフューム」ネタバレ感想  香水

ネタバレの感想なので、これから「パフューム」を
見る人はお気をつけ下さいね。

三連休はお墓参りに行ったり、DVDを見て過ごしました。
今はアロマよりの仕事をしている私ですが、
元々は香水を作りたくてフレグランスの勉強をしたのが、
アロマに入っていったきっかけです。
なので香水が今でも大好きな私には、
この映画はとても許しがたいおぞましい映画でした。

早い話が、香りにとりつかれた主人公が、
冷浸法というやり方で娘たちの(これ自体無理があるけど)
エッセンスを抽出し、殺人を侵していく…というお話です。

冷浸法(アンフルラージュ法)とは、
精油の抽出法の一種で、
ジャスミンやバラなど、主に高品質の花から精油を抽出する場合に使われる方法です。
動物性脂肪や植物油を塗ったトレーに花びらを並べて載せ、
花びらに含まれる精油をトレーのオイルに吸収させます。
その後、トレーに塗った動物性脂肪・植物油から精油を分離し純化させます。

「パフューム」とは香水の事なので、
精油とは違います。
よくアロマテラピー初心者の方や、
香りに興味がない一般の方は、この辺をごっちゃにする人が多くて困ります

香水は精油も含め、それに科学的に作った香料など、
何種類ものエッセンスをブレンドして作るものです。

対してエッセンシャルオイルとは、
バラならバラ、ラベンダーならラベンダーから抽出した
100%天然のエッセンスだけをそう呼びます。
なので、精油は、香水を作る際のエッセンスの一つに過ぎません。

パフュームの中では、香水を作るシーンより、
冷浸法で精油を抽出するシーンの方が多かったです。
あれが香水作りだと思われたら、大迷惑です
しかも香水のカルテ(レシピの事)を作る事もなく、
適当にその辺の瓶から自分の鼻に任せてブレンドしていました
あんな事は考えられません

香水は、まずはカルテを作って、だいたいの骨格をイメージし、
1滴ブレンドしては、香りのバランスを確かめる
根気も繊細さもいる作業です。

パフュームにはそういうシーンはあまりなく、
ただもうおぞましいシーンの連続でした
ネタバレついでに言わせてもらうなら、
あれは精油を抽出しているのではなく、
フェロモンを抽出したいと思っている、
ただの変態男の話です。
映画という観点からみると、脚本はともかく、
演出などすごいと思える部分もありましたが、
「パフューム」というタイトルをつけるなら、
もう少し考えて欲しかったです。

ちなみに精油の抽出法はこちらのサイトに
詳しく載っていたのでリンクを貼ります。
 


http://blog.with2.net/link.php?252494

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