高校の二学期には、文化祭がありました。
私達クラスでも出し物を何にしようか、みんなの間で盛り上がっていました。
私は高校へ入学するまでは、進学校に来るような子は、勉強以外の事に興味がなくて、家でも外でも、常に勉強モードで生活しているんだと信じ込まされていただけに、周りの子達が遊びや、行事に対しても同じように情熱を注ぐ姿をみるたび、何ともいえない思いに陥っていました。
3年間その思いは、常に私を苦しめていました。
親しい友達も出来なかったし、(以前に書きましたが、私は成績が下と感じた子としか仲良くなる事が当時できませんでした。友達に対して優越感を常に感じていたかったからです、)、完全にクラスで浮いた存在になっていました。
放課後に残っての準備にも参加せず、逃げるように帰っていました。
もう、みんなからは、そんな人・・・って認知されていたのか、誰もその事に対してとがめる人もありませんでした。
文化祭の前日には、授業無しで、1日用意の日をもうけ、翌日、翌々日と、二日連続で、文化祭が催されたのです。
この時、以後数年間後悔するような、行動をとってしまったのです。

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