今日も過去のお話です。
ある日予備校のお友達の会話
Aさん 「なんか、ここの予備校のトイレのトイレットペーパーって巻き方が、ボコボコして変だよね? ここの職員の人が、大巻トイレットペーパーから、ひょっとしたら、巻きなおしているのとちがう?」
Bさん 「そーそーボコボコだよね、巻きなおしでもしないと、あんな風にならないよねーでも、巻きなおして使うトイレットペーパーって初めてやわ・・・・普通新しい1ロールものだよねー」
私はその話しを横で聞いていてなんの事か分からずにいました。
そして次回トイレに行った時、あきらかに手で巻きなおした形のトイレットペーパーを目にして、頭は、混乱状態に陥っていました。
その話しを聞くまで、不潔恐怖がどんどん進みつつある状態であった私は予備校のトイレでは、
「スカートが擦れないようにしよう」
「靴で変なとこを踏まないようにしよう」
とか、そんな事にばかりに気をとられ、みんなが目を向けているトイレットペーパーの状態に、全く気づいていなかったのです。
そして、頭の中では、嫌な想像がいっぱい駆け巡っていました。
「トイレットペーパーは誰も触ってない新品の清潔なものだと信じて疑わなかったのに・・・・・」
「巻きなおす時に、トイレの床にすれなかったのかな?」
「どんな状態で、巻きなおしたのかな?」
「どうして、よりによって、こんな巻きなおしタイプなのよ・・・」
「私だって、こんな使い方初めてみたわ・・・・」
これまで、この事に気がつかずに、このトイレットペーパーを使っていたかと思うと、
「私は、もう大分前から、全身がこのトイレットペーパーを使う事で、汚れてしまっているかもしれない、それから後に触った物も、全部汚染されているかもしれない・・・・どうやって綺麗にしたらいいの?
どこ触ったっけ? 」
もうパニック寸前でした。
今から考えると、頭の中がなんでこんな風な想像過程になってしまうのだろう?と思うのですが、この時は、いったん
「汚いかも?」
と思うと、どんどんその強迫観念が広がるのをとめられなかったのです。

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