今日はちょっと思いついた事というか、段階を踏んでいった話を書きます。
私が強迫性障害が一番苦しかった頃、日常生活もまともに送れないわけだから
就職もできないだろうし(実際大学卒業後できなかった)、良くする方法も分からない
し、このままの状態が続けば(その時は永遠に続いていくと思えた)、親も歳をとっ
てくるし、
「どうやって生活していくんだろう(どうやって食べていくんだろ)」
↑経済的にっていう意味です。
といつも、不安いっぱいに生活していました。
だけど、どうにもならない・・・自分ではどうする事もできない。
私がその時一番のネックになっていたのは、(不潔恐怖が根本にあるからこんな事
悩むのだけど)過敏性腸症候群で、事あるたびに、激しい下痢を繰り返すという
症状でした。
大のトイレのあと、後処理に時間がかかり、トイレホルダーの向きが自宅の
通りになっている、ペーパーでないと使用できなかったのです。
(自分が思ったとおりの形に、ペーパーを大量にたぐり寄せないと、手がすごく汚物で汚染された気がして使えなかったと言う理由です。ホルダーの向きが違うとそれが、どうしてもうまくできなかったんです、その結果、大の時外のトイレが使えませんでした)
単独の不潔恐怖だけなら、あとの事に対しては、出かけている間だけ、なんとか
我慢できる部分があったので、少しくらい働けたかもしれないのですが、この下痢に関してはどうにもなりませんでした。
思いきりたくても、そうすればそうするほど下痢になってくるんです。
だけど、一生このままだったら、いつかは一人になる。、病気に理解のない
親でも、生きている間は、生活費という面では困らない・・・・・
「でも、いつかは、親も歳をとるだろうし、その先どうするの?」
この事が、どんどん不安が不安を・・・・という状態に陥っていました。
そのうち、あまり人と接触しない物だから、どんどん社会に対して臆病になっていく・・・
気持ちは、どんどん消極的になっていきました。
「とりあえず、食べていけるだけの最低限のお金さえあればいいんだ」
↓
「もっとお金持ちだったら、親がいなくなっても一生困らないだろうに・・・」
↓
「このままの状態でも、最低限のお金さえあれば、生活できないわけではないから、どうせ良くならないだろうし、一生家で、(社会に出るのももう怖いし)一人で過ごしたら、わずらわしいことないし楽かも・・・・」
↓
「生活さえできら(経済的に)もう一生このままでもいいや」
こんな思考回路に私は、いつしかなっていました。
本当は、少しでも楽になって、生活を制約される事なく社会に出たい思いは
あったんですよ。でもどこから、どう打破していいかわからないから、↑上記のように、考えて「食べさえできたら」という自分になっていました。
だけど、実情は、一生食べていける生活費なんてありませんでした。
「一人でなんとかしなきゃ・・・・」(どうしたらいいか分からなかったのですが)
とは、一方で思っていました。
強迫がヒドクテ、どうにもならなかった時、大学に通うだけで、もう精一杯
だったけど、私は、なんとか
「いつかは就職しなきゃ、(いつかはちゃんと就職したい)」と
それプラス、ワープロと簿記の学校へも通っていたんです。これは、下痢を我慢し、七転八倒ながらものすごく大変な事でした。(T_T)もう歯をくいしばってって感じでした。このままではいけないという、執念だったかも・・・・
OCD体験記(ポチッと押してね)にも書いたけどこの中に出てくる雑誌というのは実は、この時簿記学校で無料配布されていた、雑誌でした。
ずっと、あまり良く読んでいなくて、大学卒業後たまたまその時手に取り、読んだのでした。
簿記学校へ行ってなかったら、パソコン通信なんていう媒体なんて、知らずに過ごしていただろうし結婚も出来てなかったと思います。
そして、この時ワープロを習いにいっていたので、キーボードも早く打てて、
パソコン通信にすんなり入っていく事ができました。(チャットを出来てなかったら夫とそんなに仲良くなっていなかったんです。)
で、ほんとその時の私にとっては、奇跡、奇跡・・・あんなどうする事もできない状態で、結婚なんて絶対に無理と思っていましたから・・・・・
でも、その奇跡は、今から考えてみると、私が行動していく事により作りだした
奇跡なんですよね。
何もせずに一生過ごそうと考え、気持ちの面ではあまりやる気がない中でも、とにかく目の前のなんとかできる行動を起こす事で、次の行動へと繋がっていきました。
全くやる気のなさ→不安→現実→少しの行動→行動→次の行動→少しの自信→消極的なやる気→積極的なやる気→夢・希望→実現への積極的な行動へ
って感じだったように思います。
しんどい時に、どうにもならない時に、ただただ、やる気って出せないのかもしれないです、気分障害等併発している事もあるしね。。。
一つの行動が次の行動へと、段階を踏んでいく中で、やる気や、積極的な行動力は、後からついてきた感じです。
それが、強迫性障害の完治にも繋がったと思っています。
人生みんな一つ一つのステップを踏んでいくわけですから、いきなり100
へ行こうとすると、
「駄目だ」
で終わっちゃうかもしれないですよね。
これからの私は、カウンセラーとして、どんどんやっていきたいし、それだけでなくて、実現させたい他の仕事に対する夢もいくつかあるのだけど(カウンセリング関係です)やっていけるかな?失敗しても、また次をみつけて頑張ればいいしね。
まゆまゆの相談室(カウンセリングルーム)

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