今日は過敏性腸症候群の良くなっていく過程の続きです。というか、不潔恐怖が良くなっていく過程で感じた経験でもあります。
何度も書いている通り、当時不潔恐怖のためトイレで大が出来ないために、過敏性腸症候群にいたっていました。
二つの症状を併せ持っての通学は、当時の私にとって死に物狂いにならないと出来ない事だったので、卒業して、その(死に物狂いな)事をせずにすんだという事は、すごく
私に心の余裕をもたらしていました。
症状に向き合う余裕や、ちょっと゛手洗いを減らしてみよう゛だとか思ってみる余裕も出てきていました。あまりにもハードすぎる暴露的な経験も卒業と言う二文字とともに、せずにすんだ事で、自然に症状も半減していました。
ここまで書いて思ったのだけど、バランスが難しいですよね。症状に向き合わずに恐怖から遠ざかってばかりの生活をしていても、症状がどんどん増えていったり、維持されたりと、強迫をどんどん強化していく結果になったりしますよね。
だからといって、私のようにその時その場で、自分自身が対応するには、あまりにも無理な暴露的な経験を繰り返す事って、行動療法的な事になるどころか、心がどんどん追い詰められ、悪化していっちゃうんですから・・・・・。
私の場合卒業後、ただぼんやりしていたわけではなく、主婦ではなかったけど、結構専業主婦なみの家事を手伝っていたので、これは良かったのかもしれないです。
母の手前、たぶん強迫に支配されたような家事のやり方は、一切していなかったので、これは、いい訓練にはなりましたよね。
で、話は少し飛んだようになるんですけど、
大学も卒業して、パソ通で知り合った方々との実際に会っての(オフ)の交流を始めていた頃の事でした。
とにかく、人と出会いたい、そんな気持ちが上回っていて、オフには積極的に参加するようになっていました。
だけど、不潔恐怖を伴った過敏性腸症候群は、まだ残ったままだったんです。
とにかく、何か新しい事をすると、容赦なく繰り返し下痢に襲われるのです。
「トイレに(家以外のトイレに)大で駆け込む=(自分の納得した処理の仕方が出きずに)全身が汚くなる 」
という図式でしたから、
オフに出席する事は、私にとって
「死なずに生きてきて良かった」
と思える楽しい出来事になっていたにも関わらず、ものすごく恐怖な事でもあったんです
すごく覚えている事として、オフの帰り道、激しい下痢に襲われたんです。
家のトイレまで、なんとか我慢しなければ、でももう無理・・・・頭の中は、汚れた後の恐怖心でいっぱいでした。・・・・だけど、どうにもならない。。。、途中の駅で電車を飛び降り、ホームのトイレに駆け込んだのでした。
でもね、この時の私は気づいていなかったんですけど、今考えてみると、このトイレに飛び込んだ動作のため、゛汚くなった゛と感じ、゛キャー゛って、頭は、確かになるんですけど、それまで感じていた゛恐怖や不安゛はこの時点で消えてるんですよね。
汚くなってどうしようもなく、゛キャーーーー゛なんですけど、自分が予期していた、不安や恐怖ってなくなっていたと思うんです。
今から、考えると、これってすごく、大きい事なのかもしれないですね。
ここで、二度とこんな思いしたくないって、やめた事もあるのだけど、とり合えずは、゛キャーーーー゛でとてつもなく、苦しかったけど、それでも出かける事は出来るもんなんだなと、自信にもなりました。
大変なんだけど、心のどこかで゛最悪トイレに駆け込めば何とかなるんだ」て・・・・・。そんな気持ちは芽生えさせてたように思います。
オフに行き続けて、夫さんまで得てしまったのは、人と出会いたい、楽しい気持ちが恐怖心を超えていたからなんですよね。
うーん、超えていたというか、超えていなかったのかもしれないけど、行く事で、越えさせてくれたんですよね。そして、最初は゛汚くなる゛という嫌な土産もついてくるけど、そのかわりに、その直前まで感じていた、恐怖や不安は消えるというお土産までいただけました。(まぁこれは、今になって気づけた事ですが・・・・)
なんか、人生ってこの事じゃなくても、こんな風なのかなぁって、最近つくづく思うのでした(^_^;) 毎日、頑張りすぎないように、頑張ろうと思います。

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