今日は、また過去の話に戻ります。
(以前少し触れた事ある話かと思うのですが・・・・)
予備校へ行き始めて一ヶ月、世の中すべての物が汚くて、頭の中は
「汚い」
その二文字に毎日覆い尽くされていました。もう心身ともにフラフラの毎日でした。
ある日、予備校のトイレで仲良くなったグループで、談笑が始まりました。
そんな場所で談笑を続ける事自体、ものすごく苦痛な時間だったのですが、ある子の髪の毛がトイレの壁にべったりくっついている事にフト気がついた私は、心で
「ぎゃーーーーーーーーーー」
と叫んでいたのです
「汚いよー汚いよー我慢できないよーいやーーー」
もう、全身の毛が逆立った感じでした。自分の髪の毛ではないのですが、それを見ているだけで、とにかく汚くて、気が変になりそうになるのです。
その後、会話に加わることが出来なくなり、ただ、髪の毛を凝視し続けていました。
耐え難い事だったのですが、何故か視線をはずすにはずせなかったのです。

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