昨日は小学校のふれあい参観だったので、今日はその振り替え休み。ちなみにふれあい参観の授業は、長女が陶芸。長男がドッヂボール。
私と旦那でそれぞれ手分けして参加した。
学校が休みとはいえ、習い事、歯の治療、色々予定があるが
「ばーちゃんのトコに行きたい」と言う子供達。
全てキャンセルして実家に行った。
ついでにオレンジを実家に預ける為、一緒に連れて行った。
ワケあってうちで飼うことが出来なくなったから。
買いだめしていたエサと猫砂も持って。
オレンジにとって実家は勝手知ったる家。
猫友も猫敵もいっぱいいる。楽しく暮らせよ。
実家の近所を歩いていると、和菓子屋さんの軒先に汚れた紙が敷いてある。
上を見ると、ツバメの巣があった。少し離れた場所に二つ。
商売してるお店だから縁起担ぎでツバメの巣を残してるのかな。
食べ物を扱う店先にフンが落ちてるのはいただけないが、
私は、その店に対して悪い印象は抱かなかった。
私が小さい頃、実家はまだ昔ながらの古い家だったので、
玄関を入った所に広い土間があった。
そこに毎年、ツバメがやって来て巣を作っていた。
巣を作った梁の下にはフンを受ける板を付けていた。
多分、父が付けてあげてたのだろう。
つがいのツバメがせっせと巣作りするのも見たし
やがて卵からかえった雛達がピーピー鳴き出す声も聞いたし
親ツバメ達がかいがいしく雛達にエサを運ぶ姿も見た。
そのうち巣からはみ出すくらい大きくなった雛の姿が
下からも覗き見えるようになった。
私は毎日楽しみに観察していた。
ある日外から帰って、巣のある場所を見ると、ツバメの巣がなくなっていた。母にどうしてか聞いた。
いじわるばばぁ(祖母)が棒で叩き落としたのだ。
それは雛達が巣立った後のことだったのか
それとも、違う年の卵がかえる前のことなのか
つがいのツバメが巣作りし終わった後でのことなのか。
いつの年のことなのか、毎年のことだったのか。
そのあたりの記憶が曖昧で分からない。
私がのあたんくらいの年の頃のことだから。
猫や金魚を飼うのも
ツバメの巣を叩き落とさないでそっとしておくのも
子供にとって、生き物とふれあう大事なことだと思う。
昔は家の回りでツバメが飛ぶ姿をよく見た。
ツバメの姿を見かけなくなって何年になるだろう。
今でもツバメ達は、ちゃんとこの国に渡ってきているのかな。

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