「ヨーロッパの子供たちは、親の家を私の家とはいわないのだそうです」
「男と女の家」 宮脇 檀/著より
私は一人が平気なタイプだ。
今でも、ふらっと一人になりたいと思うことがあるし。
初めて親元を離れて一人暮らしをすることになった時も
家事も何もできなくてもさして不安を感じることもなかった。
平気というより、積極的に一人が好きだったりもする。
でも生涯のパートナーを決めた時、世界中が敵になってもコイツだけは私の味方なんだと思った時、男と女、二人って強いなと思った。すごいなと。
だから生きる上での最小単位って、家族じゃなくて「夫婦」だと思ってる。
子供なんて後から生まれてるんだからオマケなんだ、本当は。
両親が仲悪くてグレる子供はいるだろうけど、
両親の仲が良すぎてグレる子供はいないと思う。
だったら夫婦が仲良くしてれば家族も仲良くいられるんじゃないのか。
そして、家族みんなに「夫婦」が最小単位だという自覚があれば、子供だって時期が来たら、自分からちゃんと巣立っていけるはず。パラサイトやニートなんてモンもなくなるだろう。
さしあたり、うちの子供達に「この家は自分達の個室もあるけど、あくまでも親から間借りしてるだけなんだからね」と教えて、もっと大事に使ってほしいと切に願うのである。
(だってフローリングなんて、すでにキズだらけ...涙)

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