ずーっと会ってないけど、親友だと思ってる友達の話。
結婚して子供が出来る前まで、関西で営業の仕事をしていた。
営業といってもルートセールスなので、飛び込みとかはなくって、決まった店舗をまわって商品の説明や発注したり、売場の様子を見て管理するって仕事。
その時の営業先の店長の一人。仕事の時は、当たり障りのない話しかしたことなくって、プライベートなことは何も知らなかった。
が、仕事を辞めて数ヶ月後、全く違う思いも寄らぬ場所で偶然の再会をする。
妊娠を機に仕事を辞め、その後、旦那の転勤で京都から大阪に引っ越した。人生放浪の旅の始まりだ。
友達も近くにいないし、気分転換も兼ねて行ってみた母親学級。
やっぱ、つまんなかったなと帰り際、「もしかして、ノアノアさんじゃない?」と声を掛けて来る一人の妊婦。
体型が変わってしまってるが、顔に見覚えがある。
「あー、○○の店長さん!?」
お互い、初めて参加した母親学級での再会。
これは奇遇と、お互いの連絡先を交換しあって、数日後、彼女を我が家にご招待。
何度か仕事先で話したことがあるとはいえ、殆ど初対面と変わらないような二人の妊婦。が、イキナリ、しゃべったしゃべった。ぶっ続けで6時間。しゃべりっぱなし。
二人とも、妊娠して家にいるようになり、知らない所へ引っ越し、友達がほしかったんだね。で、気が合っちゃって、その後もお互いの家を行き来して、子供が生まれてからも交流があった。生まれた子が1才半の頃、ウチが転勤になるまでは。
その後は、たまに連絡を取り合う程度。この数年は、年賀状だけの付き合いだった。
でも今週末、大阪に行くついでに会いたいなぁと、「週末どうしてる?」と電話してみた。
突然の電話にも関わらず、会いたいから家においでよ。
家に泊まれば?と、数年のブランクを感じさせない会話。
あー、友達っていいよなぁ。
彼女のお宅に世話になるかどうかは、成り行き任せ。
宿泊先を決めずに、一人で遠出をするのは二年半振り。
前回は、東京に行った時。
ちょっとしたアクシデントがあって、大変だったんだ。この時は。
さあ、今回はなにが起きるかな?

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