「阪急電車」 有川浩・著
宝塚駅と西宮北口駅を結ぶ、阪急今津線の電車(駅)が物語の舞台。片道8駅。
その駅(電車内)毎でのストーリーが、単独ではなくそれぞれ少しずつリンクしながら展開していく。
そして、物語後半は通って来た駅の折り返しで、それぞれの登場人物達の、気になるその後が描かれている。
短い時間の中での、色んな人達の人生が切り取られていて、それぞれが少しだけ関わってたり、単なる第三者として会話をこっそり聞いてたり。
同じ電車に乗り合わせただけの袖擦り合う人達や、偶然同じ電車に乗り合わせて親しくなっていく人達。
恋愛の始まる瞬間とか、カップルが少しずつ親しくなっていく過程とかがタマラナイ。
読んでいて、ポア〜っと幸せ〜な気分になる。
絶対オススメな一冊。


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