2013/11/25  23:10

議事録残さずハワイに行こう・・・碓氷病院不祥事件の情報開示資料から見える事件の背景(その1)  困ったちゃん岡田前市政

■平成25年10月21日に人工透析で使う機器の選定をめぐりハワイ旅行等の接待を受けたとして収賄容疑で県警に逮捕された安中市公立碓氷病院の臨床工学科長の事件に関して、当会は10月23日付で情報開示請求を安中市と碓氷病院に行っていたところ、11月19日に開示を受けました。


 当日開示された情報は最後に掲載しましたが、当日の情報開示における碓氷病院と安中市秘書課の担当責任者らの話を聞き、この事件の背景と概要について考察した結果を以下に示してみます。

 この件については、11月6日に開示・不開示に関する通知がありましたので、その内容に基づいて順番に病院側や市側とやりとりを交わしました。

■開示請求に係る行政文書の内容又は件名
 平成25年10月21〜22日にかけてのマスコミ報道によると、安中市営の公立碓氷病院の職員が21日に収賄の容疑で逮捕されたとして市や病院関係者が記者会見を行ったという。この事件に関する次の情報。

(1)碓氷病院の医療機器で平成22、23、24年度及び25年度の現時点までに発注した全ての指名競争入札の事案にかかる会議録、起案書、回議書、入札調書、契約書、支払い関係書類の類。ただし平成23年12月21日執行の入札分を含む。

●平成22、23、24、25年度指名競争入札に係る会議録【碓氷病院:不存在】(説明:指名競争入札に関連した会議録を作成していないため、行政文書として存在しません)
→新聞に書いてあったとおり碓氷病院では購入選定に関する会議録を残していないことがはっきりしました。

●平成23、24年度指名競争入札に係る起案書【碓氷病院:不存在】(説明:現在、群馬県警察による事件の捜査のために行政文書を押収されており、現時点においては行政文書が存在しません)
→碓氷病院の説明では平成23、24年度分の起算書は現時点では警察に押収されているそうです。ただし、押収されたのは、透析関係の文書のみのようです。

△平成22年度指名競争入札に係る起案書9枚【碓氷病院:部分開示】(不開示部分:業者担当者の印影)(理由:個人に関する情報であり、安中市情報公開条例第7条第2号の規定により不開示とします)
→平成22年度の透析室関連の入札は透析用監視装置(渋谷工業叶サ造、ニプロ株フ売)3台のみでした。予定価格(税抜き)は潟Wーエムエスからの平成22年8月11日付御見積書621万円をそのまま入札予定価格にしています。
 そして、平成22年10月7日に執行された入札の結果、潟Wーエムエスだけが税抜価格が600万円を切り、591万円をオファーして落札しました。
 税込み価格は620万5500円で、平成22年10月8日に契約書に署名押印がなされました。明らかにこれも談合の産物と言えるでしょう。
 この透析用監視装置もニプロが販売しているものなのに、なぜ警察がこれについても資料を押収しなかったのかは不明です。


●平成25年度指名競争入札に係る起案書【碓氷病院:不存在】(説明:平成25年度は、当該職員が関係する医療機器は購入していませんので存在しません)
→碓氷病院は毎年秋に機器類の入札をしているようなので、25年度はまだ入札をしていないという理由で不存在を言い渡されました。

●平成22、23、24、25年度指名競争入札に係る回議書【碓氷病院:不存在】(説明:指名競争入札に関連した回議書を作成していないため、行政文書として存在しません)
→碓氷病院に確認を求めるのを忘れましたが、平成19、20、21年度の回議書も作成されていないようです。

●平成23、24年度指名競争入札に係る入札調書【碓氷病院:不存在】(説明:現在、群馬県警察による事件の捜査のために行政文書を押収されており、現時点においては行政文書が存在しません)
→碓氷病院は、上記のように、警察に押収されたため不存在という説明をしました。しかし、これは理解できません。市役所で碓氷病院も土地開発公社も指名競争入札の事務を代行しているため、複数ファイルしていることから、財務部には手元に写しを置いてあるはずです。電子ファイル化していないとはおよそ考えられません。

△平成22年度指名競争入札に係る入札調書11枚【碓氷病院:部分開示】(不開示部分:業者担当者の住所、氏名、印影)(理由:個人に関する情報であり、安中市情報公開条例第7条第2号の規定により不開示とします)
**********開示資料
【平成22年度指名競争入札に係る起案書】
起案用紙
年度    平成22年度
文書種類  内部
文書番号  第13292号
保存年限  5年
受付年月日 平成22年9月16日
保存期限  平成28年6月1日
起案年月日 平成22年9月16日
廃棄年度  平成28年度
決裁年月日 平成 年 月 日
分類番号  大10 中2 小2 簿冊番号16 分冊番号1
完・未完別 完結
簿冊名称  物品管理関係書類
完結年月日 平成23年5月31日
分冊名称  物品等購入関係書類
施行区分  普通
公開    1 非公開 時限秘( 年) 部分秘 全部秘  2 公開
起案者   事務部総務部 職名 課長 氏名 中山 博一  内線(0262)
決裁区分  院長
決裁    市長・― 院長・野際 副院長・柿沼 部長・上原 課長・中山 係長・倉繁 公印・−
関係部課合議 契約検査課長・田村 透析室師長・田村 契約検査科入札契約係長・白石 臨床工学士・田村  診療部長(医療機器等導入検討委員会委員長)・安部
課内供覧   庶務係長・須藤 経理係・須藤・小林
宛先
差出人
件名 物品購入伺について(透析用監視装置)
 上記のことについて、別」紙のように購入してよろしいか伺います
1. 事業名  医療器械器具等整備事業
2. 物品名  透析用監視装置
3. 仕様   別紙仕様書のとおり
4. 納品場所 安中市公立碓氷病院 透析室
5. 納入期限 平成22年11月30日
6. 購入手続 契約検査課へ依頼
続紙(購入伺)
 会計       平成22年度 病院事業会計
 件名       透析用監幌装置購入
 納入場所     公立碓氷病院透析室
 納入期限     平成22年11月30日 
 予定金額(予定単価) 6,520,500(消費税を除いた金額6,210,000)
 契約の形態    総価契約
 契約保証金    免除
 市議会議決    要しない
 前金払      なし
 同等品の扱い   同等品不可
 部分払      なし
 廃棄処分費等   廃棄処分費を含む、搬入・設置費を含む
 予算所属     公立碓水病院総務課
 予算区分     歳入歳出予算
 款項目      1款 1項 l目
 予算残額     72,563,052
 事業       医療器械器具等整備事業
 配当残額     72,563,052
 細事業      
 後年度の予算   
 節        1 器械器具購入費
 後年度の予算額  
 細節       
 説明       
 契約手続     契約検査課に指示する
 物件の表示(予定金額)
  品名・規格/数量/単位/単価/予定金額(税抜)
 透析用監視装置 NCV-2i/3/台/2,070,000.00/6,210,000

《透析用監視装置購入仕様書》
1.仕様
  製品名/規格/数量
  透析用監視装置/NCV-2i/3台
  ナースコールスイッチ/−/3台
  ダイアライザーホルダー/NDH2/3式
  ドリップキャッチャー/DC-80/3式
  カプラー熱水仕様/−/3式
2.製造元     渋谷工業株式会社
3.販売元     ニプロ株式会社
4.納入場所    安中市公立碓氷病院透析室
5.納入期限    平成22年11月30日
6.主な使用目的  (1)透析患者への透析治療を安全に行うために必要な装置
7.機器の必要性  (1)買替購入
8.その他     (1)運送・設置作業費(材料費含む。)、既存品撤去・廃棄費を含む。

《選定理由書》
     選定理由書
               透析室看護師長 田村 秀樹
1.選定機種名   透析用監視装置  NCV−2i
2.製造元     渋谷工業株式会社
3.販売元     ニプロ株式会社
4.購入目的
      透析治療を安全に行うために必要
5.指定品の性能及び実質的な利点
 (1)別紙のとおり
 以上のような理由により、上記器械を選定する。

《機種選定理由書》
      機種選定理由書
選定機種名  ニプロ透析用監視装置NCV−2i(医療用具承認番号2220DBZX00525000)
発売元   ニプロ株式会社
製造元   渋谷工業株式会社
購入目的  腎不全患者の血液透析に使用する透析用監視装置
目的を満たすため必要な条件
<必要条件/左記条件を必要とする理由>
(1)精度、耐久性/バイカーボネート透析液、ハイパフォーマンスダイアライザの普及により、炭酸塩析出に加え透析液回路の汚れ等に起因するトラブルが問題となってきており、さらにダイヤライザーの除水性能が上がっているため、耐久性が高く、且つ高精度の除水機構を持つ装置が必要となっている。
(2)透析液の流れが連続流/超高除水能膜ダイアライザの普及に伴い、透析液中に含まれるエンドトキシンの血液側へのバックフィルトレーションが問題視されており、それを低減化するため透析液が流れることにより発生する圧力変動を少なくするため透析液は脈動のない連続流である必要がある。
(3)シングルニードル装置内臓/シングルニードル治療を望まれる患者、及び途中でシャント状態が悪くなった患者や緊急透析などに備えシングルニードル装置を内蔵し、簡単に切り替え運転が可能でなければならない。
(4)EMC規格適合(IEC60601-1-1-2適合)/携帯電話など電磁波による装置の誤動作問題に対し、安全性を求める規格である「EMC規格」に対応していなければならない。
(5)設置スペースの縮小化/限られた透析室のスペースで、治療環境、作業性、安全性を確保するためには、第一に装置は小型でなければならず、特に装置幅はベッド間隔を極力広くとることと、増床を考慮し小さいものでなければならない。
(6)作業の効率化と標準化/プライミングや返血等の作業は安全かつ確実に行わなければ医療事故に繋がる恐れがあるためスタッフには高い技術力が求められるが、経験年数に比例する技術力によらず誰でも安全且つ確実に行えなければならない。
<選定品の性能及び実質的な利点(操作、安全性、その他)>
(1)本装置はバイカーボネート透析液はもちろんハイパーフォーマンスダイアライザ対応として、特に開発したVCS(ビスカスコントロールシステム)を採用しており、透析液を直接計量する除水ポンプが不要となりビスカス(医療用シリコン液)を介して計量可能となっているため、飛躍的に耐久性が向上しており、他に類を見ない高精度を得ている。
(2)本装置の除水機構ビスカスコントロールは透析液の流れが連続流で超高除水能ダイアライザ使用時においてもバックフィルトレーションを抑える意味で最も優れた条件となっている。
(3)本装置はシングルニードル用の自動クランプを内蔵しており(通常は気泡クランプとして使用)、スイッチ操作で表示画面がシングルニードル設定画面に切り替わり簡単な操作でシシングルニードル治療が行えるようになっている。
(4)本装置が他の装置に電磁妨害を与えない、また他の装置からの電磁妨害波に影響を受けない能力を検査する「EMC規格」に適合しており安全性が高められている。
(5)本装置の寸法は250W、430D、1410Hと小型であるため、効率よく装置を配置でき、透析室にゆとりを持たせるとともに操作の面においても安全性向上に貢献する。、
(6)本装置は自動プライミング・自動返血機能を標準装備しているため作業の効率化が可能であり、更にスタッフの技術力によらず常にー定の作業が行えるため安全かつ確実な作業が可能であり安全性向上に貢献する。
<前ページに続く〈その他〉>
○自動プライミング・自動返血機能は装置と一体型となっており操作性に優れている。
○操作スイッチ、表示項目は必要最小限に抑え、視認性の高いTFTカラー液晶タッチ・パネル画面に一括表示することにより、安全性と同時に操作性が向上されている。
○液晶画面では、メンテナンスモードで操作/警報履歴画面や使用頻度表示画面や治療中のデータを表示させることが可能でメンテナンス性・安全性を向上させている。
○固定式の気泡センサを各3個(静脈側・動脈側・生理食塩水ライン側)備えており、連続微少気泡を検知すマイクロバブル気泡センサを採用している。気泡センサが3個装備されていることにより安全性が向上している。
○プライミングスイッチをONにすると設定された生理食塩液使用量(任意に設定が可能)に連すると自動的に血液ポンプが停止し、同時に血液回路がクランプされるので、透析前の準備作業に要する時間を短縮し省力化が図れる。
○エンドトキシン補足フィルターが標準装備されており、透析液の清浄化に貢献出来る。
○内蔵型自動血圧計が標準装備されており、治療中の血圧変動も画面で確認できる。
○目標除水量・除水速度・除水時間が同時に表示できるため電卓等で時間当たりの除水速度を計算する必要がなくなり、ケアレスミスを防止できる。
○スタートアップテスト機能を内蔵しており、もしもの異常時には事前に警告し、透折中のトラブルを最小限に防止することができる。
○停電時に備え、血液ポンプ、気泡センサ用、画面のバックアップ用電池が標準装備されている。
○クリア型LED4連代表等を標準装備し、メンテナンス性の向上と、外光に影響されにくい構造により安全性が向上されている。
○バックフィルトレーションを考慮し、透析液圧損の少ない液流となっている。
○シリンジポンプには押し子外れが監視できるようになっており、安全性が向上している。
○カプラ部の熱消毒機能が、装備されている為、カプラ部(単体)の消毒処理が、容易に出来る。熱消毒時は、安全性も考慮し、カプラ部への保護カバーが、装備されている。
○画面軸に3軸アームを採用している為、治療画面を患者様に向けられる構造となっている。モニター画面を使用しての治療説明が容易である。
<類似品の有無及びその性能>
 現在、除水制御機構については数種類の方式が発表されているが、密閉型で、且つ除水ポンプ及びその性 等の稼動部が透析液に接液せず、高耐久性の条件を満たすのは本装置のビスカスコントロール方式のみである。(特許:国内、海外含む)
 また、タッチパネルの操作部に関しても、広視野角で反応速度がはやい画面が採用されている。
 自動プライミング・返血機能については装備されている機種もあるが操作が煩雑である。又、装置寸法に関しても大きくなっている。
 このように上記全ての必要条件を満足しているのは、ニプロ透析用監視装置NCV−2iのみであり、今後の透析医療に充分対応可能な性能を有する装置である。

《見積書》
お見積書
No.                     平成22年6月11日
公立碓氷病院 御中
下記の通り御見積申し上げますので御精査の上何卒御注文賜り度お願い致します。
                    株式会社ジーエムエス
                    群馬県前橋市駒形町945−1
                    代表取締役 鈴木 武吉
                    TEL 027-267-1585
                    FAX 027-267-1586
合計金額¥6,520,500
納 期
受渡場所
支払条件  御打合せにて
有効期限  3ヶ月
備 考
 品名/規格/数量/単位/単価/金額
ニプロ
透析用監視装置NCV-2i/3/台/7,600,000/22,800,000
(血圧計・CFユニット・自動プライミング・自動返血機構)
V-1用
ナスコールスイッチ/3/台/2,650/7,950
ダイアライザーホルダー NDH2/3/式/12,600/37,800
ドリップキャッチャー DC-80/3/式/18,000/54,000
カプラー熱水仕様/3/式/200,000/600,000
コンソール設置作業費/3/式/24,000/72,000
配管材料費/3/式/10,000/30,000
運送費/3/式/10,000/30,000
コンソール廃棄費/3/式/30,000/90,000
小  計     23,721,750 z
出精値引     17,511,750
合  計      6,210,000
消 費 税       310,500
総 合 計      6,520,500

《NCV-2のカタログ》略

【平成22年度指名競争入札に係る入札調書】
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          入札調書
市長・− 部長・嶋田 課長・田村 係長・白石 係・堀 供覧・田中
 入札結果は次のとおりです。
指名競争入札
平成22年10月7日 13時00分 開札
案件名称  透析用監視装置購入(公立碓氷病院)
履行場所  公立碓氷病院透析室
                        単位:円
  入札者/第1回/第2回/落札通知確認印
●(株)川崎医療器       6,200,000
●(株)栗原医療器械店     6,100,000
●サンメディックス(株)    6,900,000
●(株)ジーエムエス      5,910,000   落札   確認印
●(株)メディコ        6,400,000
**********
→前述のように、平成22年度の透析室関連の入札は透析用監視装置3台のみでしたが、機種選定理由書をみると、明らかに業者に代筆させたことを伺わせる内容です。
 確かにニプロの透析用監視装置NCV-2はグッドデザイン賞を受賞した機種で、長所が評価されていますが、その長所を手放しで褒め称える文章が羅列されているのを見るにつけ、ジーエムエスとの関係の深さがうかがえます。
 この装置の入札に先立ち、碓氷病院はジーエムエスの平成22年6月11日付御見積書しか、見積価格情報を入手していません。本来であれば、型式が決まっていても、別々のディーラーから見積書を入手して、価格比較をしなければなりません。いかに碓氷病院が、臨床工学科長の言うことを鵜呑みにしていたかが想像できます。
 予め、最低3社から見積書をとれば、ジーエムエス以外の会社の“やる気”もある程度把握できます。にもかかわらず、毎回ジーエムエスにしか見積の引き合いをしていなかったとすれば、他の会社は当然、碓氷病院とジーエムエスとの関係をいぶかるはずです。
 にもかかわらず、他のメーカーが高値で応札していることは業界で談合している可能性が高いと思われます。なぜ、同じ機種を導入している他の公営や民営の病院と情報交換をして価格調査をしなかったのか不可思議です。
 また、ジーエムエスの見積書を見ると、NCV-2iの税抜き単価は760万円ですが、出精値引の結果、税抜き単価はなんと207万円になっています。ネットで調べてもNCV-2の価格は580万円〜880万円とあり、医療機器の価格の正当性については、全く疑問だらけです。


●平成25年度指名競争入札に係る入札調書【碓氷病院:不存在】(説明:平成25年度は、当該職員が関係する医療機器は購入していませんので存在しません)
→まだ今年25年度になってから透析室関係の医療機器の調達はやっていないということのようです。

●平成23、24年度指名競争入札に係る契約書【碓氷病院:不存在】(説明:現在、群馬県警察による事件の捜査のために行政文書を押収されており、現時点においては行政文書が存在しません)
→警察は23、24年度分の透析室の調達機器を巡る入札手続の過程に関心があるようです。この両年度分の契約書は押収されているようですが、様式は決まっているようなので、今回開示された透析用監視装置の契約書から凡そ、その内容は予想がつきます。

○平成22年度指名競争入札に係る契約書3枚【碓氷病院:開示】
**********開示資料
【平成22年度指名競争入札に係る契約書】
     物品購入契約書
 物品の購入について、発注者 安中市(以下「甲」という。)は、受注者 株式
会社ジーエムエス (以下「乙」という。)と次の条項による契約を締結する。
 (契約の対象となる物品名等)
第1条 契約する物品名、仕様、数量、契約金額、納入期日、納入場所等は、次のとおりとする。
(1)物 品 名  透析用監視装置購入(公立碓氷病院)
(2)仕   様  仕様書のとおり
(3)数   量  仕様書のとおり
(4)契約金額   金6、205、500円
     (うち取引に係る消費税及び地方消費税の額 金295、500円 )
(5)納入期日  平成22年百月30日
(6)納入場所  公立碓氷病院 透析室
(7)契約保証金  免除
 (権利義務の譲渡等)
第2条 乙は、本契約によって生じる権利スは義務を甲の承諾を得た場合を除き第三者に譲渡し、又は継承させてはならない。ただし、信用保証協会及び中小企業信用保険法施行令(昭和25年政令第350号)第1条の2に規定する金融機関に対して売掛債権を譲渡するときは、この限りでない。
  (納入通知)
第3条 乙は、物品の納入をしようとするときは、その旨を甲に通知しなければならない。
  (検査期日等)
第4条 甲は、物品の納入を受けたときは、その日から5日以内に検査を行わなければならない。
2 甲は、検査の結果、納入物品の全部又は一部が契約内容に違反し、スは不当であることを発見したときは、乙に対して修繕又は交換を求めることができる。この場合において、前項の時期は、甲が乙から修繕又は交換を終了した旨の通知を受けた日から5日以内とする。
 (代金の支払い)
第5条 甲は、前条の検査を完了し、乙から適法な支払請求書を受理したときは、その日から起算して30日以内に契約代金を支払わなければならない。
 (納入延期の特約)
第6条 乙は、天災その他その責に帰することができない理由により、期間内に物
 品を納入することができない場合は、遅滞なく甲に対し、理由を付してその延期
 を求めることができる。
  (契約変更)
第7条 甲は、必要があると認めるときは、契約の内容を変更し、又は一時中止し、若しくはこれを打ち切ることができる。
 (納入遅延に対する遅延利息)
第8条 乙の責に帰する理由により第1条の納入期日までに物品を納入しない場合は、乙は甲に対して遅延利息を支払うものとする。
2 前項の遅延利息の額は、納入期日到来の目の翌日から納入する日までの日数に応じ、未納部分の契約金相当額に対し、年3.3%の割合で計算した額とする。
 (支払遅延に対する遅延利息)
第9条 甲の責に帰する理由により第5条の支払期日までに契約代金を支払わない場合は、甲は乙に対して遅延利息を支払うものとする。
2 前項の遅延利息の額は、前条第2項を準用する。この場合において、「納入」とあるのは「支払い」と読み替えるものとする。
 (検査及ぴ支払いの特例)
第10条 甲は、物品の一部既納部分に対して完納前に契約代金の一部を支払うことができる。この場合において、乙は第4条の規定により甲の検査を受けなければならない。
2 前項の規定により支払いする金額は、既納部分に対する代価の10分の8の額とする。
 (契約の解除)
第11条 甲は、乙が故意又は過失により納入期間内又は納入期日到来後相当の期間内に、契約履行の見込みがないと認めたときは、契約を解除することができる。
2 前項の規定により契約を解除したときは、乙は契約金額の10分の1に相当する額を違約金として甲に支払わなければならない。
 (契約外の事項)
第12条 この契約書に定めのない事項又はこの契約の条項に疑義が生じた場合は、必要に応じて甲乙協議してこれを定めるものとする。
 この契約の証として本書2通を作成し、当事者記名押印のうえ各自1通を保有する。
  平成22年10月8日
    発注者 住所  群馬県安中市安中一丁目23番13号
        氏名  安中市
             代表者 市長 岡田義弘
    受注者 住所  群馬県前橋市駒形町945−4
        氏名  株式会社ジーエムエス
            代表取締役 鈴木武吉

《透析用監視装置購入仕様書》
1.仕様
  製品名/規格/数量
  透析用監視装置/NCV-2i/3台
  ナースコールスイッチ/−/3台
  ダイアライザーホルダー/NDH2/3式
  ドリップキャッチャー/DC-80/3式
  カプラー熱水仕様/−/3式
2.製造元     渋谷工業株式会社
3.販売元     ニプロ株式会社
4.納入場所    安中市公立碓氷病院透析室
5.納入期限    平成22年11月30日
6.主な使用目的  (1)透析患者への透析治療を安全に行うために必要な装置
7.機器の必要性  (1)買替購入
8.その他     (1)運送・設置作業費(材料費含む。)、既存品撤去・廃棄費を含む。
**********
→開示された契約書の内容を見ると、「業者は、完納前に既納分の10分の8を市の検査を受ければ市に支払ってもらえる」とか「業者の故意又は過失で契約履行できず契約解除した場合に、契約金10分の1に相当する違約金を業者は市に支払う」とありますが、土木等の請負工事で業者に課している保証金は、機材調達の場合、課していないことがわかります。契約内容が、全体的に緊張感の薄い条項になっている気がします。

●平成25年度指名競争入札に係る契約書【碓氷病院:不存在】(説明:平成25年度は、当該職員が関係する医療機器は購入していませんので存在しません)
→これまでも機器調達の時期としては秋口以降だったことから、今年度はまだ、透析室における入札案件がないということのようです。

●平成23、24年度指名競争入札に係る支払い関係書類【碓氷病院:不存在】(説明:現在、群馬県警察による事件の捜査のために行政文書を押収されており、現時点においては行政文書が存在しません)
→警察は23、24年度分の透析室の調達機器を巡る入札手続の過程に関心があるようです。

△平成22年度指名競争入札に係る支払関係書類4枚【碓氷病院:部分開示】(不開示部分:業者の銀行口座)(理由:法人に関する情報であり、安中市情報公開条例第7条第3号の規定により不開示とします)
**********開示資料
【平成22年度指名競争入札に係る支払関係書類】
                   平成22年度
     支出負担行為兼支出命令書
主管課決裁(  病院長   )        合議(       )
― 市長・− 病院長・野際 事務部長・上原 課長・中山 係長・倉繁 起案者・倉繁
   決裁年月日 平成22年12月8日
 平成22年度   特別会計
所   属  公立碓氷病院総務課
起 案 者  倉繁亨
事   業  病院事業
区   分  予算       支払
  款    固定資産     流動資産
  項    有形固定資産   未払金
  目    器械備品     医業未払金
  節             
起票年月日  平成23年1月19日
予算規模   93,000,000
配当規模   93,000,000
金額     6,250,500
負担累計   29,410,248
予算残額   63,589,752
配当残額   53,589,752
執行区分
契約区分
支出区分
支払方法   口座振替
控除区分
負担行為日  平成22年10月8日
発注日    平成22年10月8日
検収日    平成22年11月30日 印
請求日    平成22年12月24日
説明     器械備品
控除情報
  別紙のとおり
摘要     透析監視装置/透析室
債権者    住  所 群馬県前橋市駒形町945−4
       会  社 株式会社 ジーエムエス
       代 表 者 代表取締役 鈴木 武吉
       振 込 先 ■■■■■■■■■
       口座種別 ■■    口座番号 ■■■■■
       名 義 人 ■■■■■■
支払予定年月日  平成23年1月31日
支払年月日    平成23年1月31日
   支払決定(  企業出納員  )
― 企業出納員・上原 課長・中山 係長・倉繁 係・小林
  決算年月日 平成23年1月19日

《物品代金請求書》
                    平成22年12月24日
安中市長  岡 田 義 弘 様
                住所 群馬県前橋市駒形町945−4,
            納入者 氏名 株式会社 ジーエムエス
                   代表取締役 鈴木 武吉
 次のとおり物品の代金を支払ってください。
請求金額    金6,205,500円
物品名・規格  安中市公立碓氷病院透析用監視装置
納入場所    群馬県安中市原市1丁目9番10号
        安中市公立碓氷病院
請負代金額A  金6,205,500円
前回までの受領済金額
 前払金額              円
 第 回部分払金額          円
 第 回部分払金額          円
 第 回部分払金額          円
 第 回部分払金額          円
 第 回部分払金額          円
 その他の控除金額
   計B              円
精算請求金額A−B 6,205,500円
注 1 その他の控除金額は、請負代金額から控除するものがある場合に記入すること。
  2 前回までの受領金額は、該当がない部分については当該部分の作成を省略することができる。

《検査調書》
物品名      透析用監視装置
品質・規格・寸法 潟jプロ/NCV−2i他
数量       3式
契約年月日    平成22年10月8日
契約金額     金6,205,500円也
納入者名     株式会社ジーエムエス 代表取締役41§ 鈴 木 武 吉
納入期日     平成22年11月30日
納入場所     安中市公立碓氷病院 透析室
検査場所     安中市公立碓氷病院
検査年月日    平成22年11月30日
立会者職氏名   透析室師長    田村 秀樹   印
 上記のとおり検査しました。
      平成22年11月30日
               検査職員 職 氏名 総務課長 中山 博一 印

《納品書》
                    平成22年11月30日
安中市長 岡田義弘 様
                住所 群馬県前橋市駒形945−4
            納入者 氏名 株式会社 ジーエムエス
                   代表取締役 鈴木武吉
 平成22年10月8日契約の物品を次のとおり納入しますので、検収をお願いします.
 物品名/品質・形状寸法・規格/単位/数量/単価/金額/摘要
透析用監視装置/NCV-2/台/3/1,673,000/5,019,000
ナースコールスイッチ/台/3/2,600/7,800
ダイアライザーホルダー/NDH2/式/3/12,400/37,200
ドリップキャッチャー/DC-80/式/3/18,000/54,000
カプラー熱水仕様/式/3/190,000/570,000
コンソール設置作業費/式/3/24,000/72,000
配管材料費/式/3/10,000/30,000
運送費/式/3/10,000/30,000
既存コンソール廃棄費/式/3/30,000/90,000
  小  計       5,910,000
  消費税額        295,500
  合  計       6,205,500
納入期限 平成22年11月30日
納入場所 安中市公立碓氷病院(透析室)
検収   透析室師長 田村 秀樹 印
検査員  中山 博一 印
(注)この様式は、必要に応じて記載事項等を修正できる。
**********
→平成22年度の透析室関連の入札で落札したジーエムエスへの税込み金額6,205,500円に係る支出負担行為兼支出命令書、物品代金請求書、検査調書、納品書が開示されました。このうち検査調書には、総務課長が検査職員として検査を実施し、今回起訴された透析室師長が検査立会いをしたとあります。しかし、検査の要領やチェックリスト等は見当たらず、単に検査調書だけを作成したに過ぎない可能性があります。

●平成25年度指名競争入札に係る支払関係書類【碓氷病院:不存在】(説明:平成25年度は、当該職員が関係する医療機器は購入していませんので存在しません)
→これまでも機器調達の時期としては秋口以降だったことから、今年度はまだ、透析室における入札案件がないということのようです。

(2)当該職員がグアム旅行やハワイ旅行をしたとされる時期を含む過去7年間の休暇取得の状況が分かる勤怠簿

×勤怠簿【碓氷病院:不開示】(開示しない理由:休暇については、公務ではなく個人のプライバシーに関する情報であり、安中市情報公開条例第7条第2号の規定により不開示とさせていただきます)
→これまた警察に押収されて不存在かと思いきや、どうやら総務課に情報が存在しているようです。個人情報ということですが、公務員の休暇取得については、その私的理由は開示対象から除外されても、いつ休暇をとったのかどうかについては、開示しても差し支えないはずです。
 なお、この件で、当会は碓氷病院側に「24時間稼動の透析室の責任者という立場から、通常は、責任者が休みを取る場合、特に国外への旅行等の場合は、予め行き先を確認し、緊急時の連絡方法を事前に報告させておく必要があるのではないか」というコメントを出しました。


【ひらく会情報部・この項続く】
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