2014/2/1  22:01

第112回群馬県立高崎高等学校同窓会総会が開催される  国内外からのトピックス

■平成26年1月25日(土)午後3時から高崎市内のホテルで毎年恒例の高崎高校同窓会総会が開催されました。


 いつものように総会前のミニコンサートが同校吹奏楽部の現役生及びOBの皆さんにより行われました。57期の本田明氏の指揮により、演奏曲目はヨハンシュトラウス2世作曲の「エジプト行進曲」と「カイザーイェーガー(皇帝狩猟隊)行進曲」、そして3曲目は恒例のヨハンシュトラウス作曲「ラデツキー行進曲で、会場から手拍子が沸き起こりました。

 まもなく午後3時の開始時間になろうとするとき、視界の83期伊丹昌幸氏から、式次第の変更についてアナウンスがありました。「71期の下村博文文部科学大臣にご挨拶をいただく予定でしたが、急きょ本日ご欠席されることになったのでプログラムを変更させて進めさせていただきます」 そして、総会が始まりました。

■冒頭に、長年にわたり50期以前に卒業した大先輩で、長年同窓会維持会費を納めた方々の招待がありました。

 続いて開会の言葉が大木紀元副会長から発せられました。そのあと、校歌斉唱となりました。

 最初に旧校歌が吹奏楽部により演奏されました。これは昭和5年(1930年)に初めて歌われたもので、陸軍軍楽隊作曲、村上成之作曲です。なお、吹奏楽部の指揮は、本来は吹奏楽部顧問の82期西村純也先生が執る予定でしたが、本日、高崎高校吹奏楽部打楽器三重奏が群馬県アンサンブルコンテストにおいて金賞を格闘し、山梨県で行われる西関東アンサンブルコンテストに出場するために引率しており、急きょ57期OBの本田氏が指揮を執りました。

 次に、現在の校歌(草野新平作詞、芥川也寸志作曲)が吹奏楽部の演奏に合わせて、全員起立した参加者らにより高らかに歌われました。テンポも例年よりゆっくりで、歌いやすいと評判でした。
http://www.youtube.com/watch?v=jFU8ip8XN2g 

■校歌斉唱の後、昨年の総会以降から本日まで1年間に物故された同窓会員を偲んで黙とうが捧げられました。

 それから57期の佐藤和徳同窓会長から挨拶がありました。

 「2014年の新春総会は83期が取り仕切ります。よろしくお願いいたします。今年の干支は馬でございます。群馬の年でございます。男女の駅伝を見ましても群馬は結束してよく走っております。隣にいらっしゃいます羽鳥校長の発案で、群馬県の有数進学校が、情報交換をして、共同戦線を張って、ということになりました。多分、群馬県のレベルアップと、それから他県の有力校を見据えての、ことだと思います。埼玉県立浦和高校、ラグビー部が去年花園出場を果たしました。高高はあと一歩、ほんとに僅かのところで花園を逃してしまいしたけれども、去年1回ぐらい親善試合をしたそうですけども、親善試合を定例化して、県外の学校、偏差値が72のラグビー部だそうですけども、こういう形になればいいのではないかと。今、結構思いつきで話しているんですけども、そういうことがあったらいいなと思っているんです。高崎ラグビー部の父というのは、高草木眼科の高草木タカシ先生。もう、名前からしてタカタカでございます(場内笑)。県内101連勝を遂げましたラグビー部のOB の方々。きっと、そういう親善試合があれば喜んでいただけるのではないかと、こう思います。今日は、そういった方々は、この新年会以外、他の新年会にもきっと参加されて、たぶん景気のいい話をたくさん聞かされたと思います。金融緩和と財政出動により、まあ政治主導だった好景気だったと思いますが、成長戦略、第4の矢ともいうべき東京オリンピック、まだまだ、課題が山積しているのかもしれません。これから、矢継ぎ早に繰り出される経済政策。この矢がグローバリズム、市場原理主義だけ一色にされるというのはいかがなものかと思います。本校の下村大臣、72期でございますけども、彼の教育論にも、地域格差のない人材育成ということが唱えられております。キャロライン・ケネディさんも、日本には、教育を最優先して、しかもお年寄りを大切にして、財政再建を果たしたかたが、何人かいらっしゃいます。ジョン・F・ケネディも、民の力を結集するのに、それを非常に参考にしていたという発言があります。今、空気のように当たり前になっている、医療における国民皆保険制度でございますけども、これもひょっとしたら日本人でなければ、成し得なかったのではないかと思います。下村大臣が東京オリンピックを成功させ、あまり票にならない文教政策。これを地道に熟していただいていずれの日には国家のトップリーダーになって、日本人の英知を結集する日がくればいいなと念願しております。日本の体制が、またまた、タカタカが発信源になったらいいなという心境でございます。本日の総会は、叙勲・褒章の贈呈、それから予算決算の議事が用意してあります。よろしくご真偽真偽のほどお願い申し上げます。」

■続いて、高崎高等学校の羽鳥進一・校長先生からの挨拶です。

「本日は、この112回という多くの回数を重ねましたけれども、群馬県立高崎中学校、そして群馬県立高崎高等学校の同窓会総会に、このように多くの同窓生の皆様のもとに、開催されますこと、大変おめでとうございます。そしてありがとうございます。同窓会の皆様からは、本当に物心両面にわたり、多くのご助力、ご支援をたまわっております。いま目の前に、今年の功労章を受けました、舛岡先生がいらっしゃいます。昨年度は舛岡先生に創立記念のご講演をいただきました。そして、今年度は下村文部科学大臣に直接、生徒が直接話を聞くという、大変光栄な、そして生徒たちにとっては、おそらく非常に強い刺激、影響、そして生涯忘れることのない、そんな思い出になっただろうというふうに思います。また、今年はバレーボール、そして陸上がインターハイに出場し、先ほど会長からもお話がありましたけども、ラグビーがもう一歩のところ、決勝まで進出いたしました。こういった運動部の活動等に際しましても、大変な大きなご指導を賜っております。改めてこの場をお借りして、感謝申し上げます。どうもありがとうございます。ところで、同窓会誌の方に、私、書かしていただきましたが、在職3年、この間、3年生全員とカレーライスを食べました。そして、今年度はマラソン大会にも参加させていただきました。そんな気持ちになるのはやはり生徒とともにいたい、生徒とともに活動したい。そして、それだけではなくて、今、生徒たちは、昔と変わらず、厳しい、寒い冬にも、そして炎暑の夏にも、ボールを追い続け、あるいは黙々と走り続け、さらには、遠い将来を見定めて、鉛筆を走らせて、文武両道に頑張っています。その、先輩方から受け継いだ、この伝統が高高にいる者たちに、活力をそして英気を与えてくれています。高高の空気は、そこにいる者に、やる気と元気を、与えてくれています。そんな思いに触発されて、よし!いっちょやってやるかと、そんな思いになった次第でありますけれども、これからも、高崎高校がこのような熱い想いで青春の一時期を過ごせるような、そんな学校であるよと。諸先輩方の変わらぬご支援をお願いしたいというふうに思います。終わりになりますけれども、本日は、この幹事を務めてくださっております方々のご労苦に感謝し、そして、この同窓会がますます発展していくことを、ご祈念申し上げまして、私からの挨拶とさせていただきます。本日はどうもおめでとうございます。」(拍手)

■そのあと、今年度、叙勲、褒章、国務大臣表彰を受けられた方々に対して、同窓会より、記念品が贈呈されました。同窓会会員で、平成25年に叙勲・褒章等を受章された方々は次の通りです。敬称略。○印は出席者。

  瑞宝小綬章    中里見正夫(52期) 山口県・宇部工業高専名誉教授
  旭日双光賞   ○牧元 弘之(54期) 元高崎市医師会長
  旭日小綬章   ○原 浩一郎(56期) 現高崎商工会議所会頭
  瑞宝双光章    上原 隆充(57期) 元群馬県教委学校教育部長
  瑞宝双光章    高橋 重治(57期) 安中市:元公立小学校長
  瑞宝双光章    金田 紺太(59期) 高崎市・元航空自衛隊航空教育隊第2教育群第1教育大隊長
  瑞宝小綬章    秋谷  孟(60期) 藤岡市・元航空自衛隊第3補給処長
  瑞宝中綬章   ○筒井 博司(60期) .横浜市・元船員中央労働委員会事務局長
  旭日小綬章   ○富岡 桂三(60期) 高崎市・元日本弁護士連合会常
  旭日小綬章   ○友松 敬三(61期) 元高崎市議会議員
  文化功労章   ○舛岡富士雄(61期) 東北大学名誉教授(フラッシュメモリの発明者)
  瑞宝双光章   ○堀口 克巳(68期) 元高崎・地域医療センター検査課長
  文部科学大臣表彰○永井 和巳(71期) 群馬大学医学部附属病院薬剤主任
  厚生労働大臣表彰 山崎 恒彦(71期) 藤岡市・山崎外科医院院長
  文部科学大臣表彰○羽鳥 進一(校長) 現高崎高等学校校長

 受章者を代表して、54期の牧元弘之氏から次の挨拶がありました。

 「受賞者を代表してご挨拶申し上げます。どうして私が受賞されたかというと、大したことをやった訳ではありません。実は、私は平成6年から17年まで高崎の医師会長をやっておりました。いろいろ医師会の先生方が、病気になられて、当時の国高というんですか、高崎病院に入院されて、とにかく行ってみると、すごいボロの病院で、こんなにボロの病院はめったにない、というくらいのほどでした。僕が病院から帰ってくるとき、タクシーの運転手に聞きますと、地震があるというと、患者さんが着のみ着のままで、寒さをしてタクシーに乗り込んで、こんなに壊れそうな、揺れのひどい病院は見たことがない。もう二度と戻ってこないというような話をかなりしたそうです。で、僕も実際に地震がしたときに、この病院、よく潰れなかったなと思うぐらいすごい病院だったわけです。高崎の人たちは、高崎に昔からある、いわゆる陸軍病院としての国立病院だったわけですけど、出来たときは、すごくいい病院だったと思うんですね。軍隊の勢力をバックに作った病院なので。そのままで、ずっとあと建て替えもしたんですけども、あまりいい建物じゃなかったみたいで、もう建てて30年くらいたって、すごくボロな病院で、前橋は、郡代とか日赤とか済生会とか、熱中とか大きな病院がいっぱいあるんですけども、高崎は、個々の病院と言うのは、素晴らしい病院があるんですけども、残念ながら総合病院と言うのは高崎の国立一つしかないんです。その病院があまりにもひどいので、高崎の市民のかたが、救急なんかになった場合は、いろいろ周りの病院に、いつも行ったわけですね。で、僕は、話で聞いたんですけども、高崎の患者さんが、高崎でないところの病院に行ったら、どうして高崎の市民を僕たちが面倒みなくちゃいけないんだと、そういうビシッと医者に言われたそうです。その頃は小児科もなく、いろいろ小児科も、桐生に勤めていた医者から・・高高の同窓生から、おまえ高崎の患者が桐生までくるんだぜ、高崎は何をやっているんだっていって、と僕はうんと怒られちゃって、ああそうか、申し訳ないと思った。それで高崎の国立のこの病院を、建て替えなくてはと、まだメドが立っていないというので、しょうがないので首相官邸に直訴に行ったんです。そしたら、ちょうど運が良かったというか、こちらもそれで行ったんですけど、官房長官が福田康夫さんで、副官房長官が高高の上野公成君だったんですね。それで、どうにかしてくれと言ったんですけども、あまり公的な場では、はっきり言えなかったんですけど、ちょっと上野君の部屋に来いといって、上野君より僕にほうがちょっと上なんで、先輩風を吹かせまして、おまえ、どうにかしろと。お前の親父は医者だったんだということで、上野君も優秀な頭を持っていますから、じゃあ頑張ってみます、ということで、一生懸命頑張ってあの病院を作ってくれたんです。本当は、この賞をもらえるのは、僕はなにもしていないんです。このようないい結果になったのだ、よかったなあ上野君。ということで、病院に行ってみましたけども非常によくなって医者も増えていますし、で、そういうあれで高崎のだめだということで、いまは安心しております。まあ、高崎の税務署もうちの後輩ですのでなにかまずい点がありましたらどんどん言ってくださいと言ってありますのでどんどん言ってください。本日はどうもありがとうございました。」(拍手)

■続いて、翠巒育英会に今年度芳志を次のかたがたに対して、育英会の54期田端会長から感謝状が次の方に贈呈されました。敬称略。○印のかたが出席。

  柴山勝太郎(51期)、○牧元弘之(54期)、○原浩一郎(56期)
○友松敬三(61期)、○羽鳥進一(校長)

 そのあと、決算、予算等について議事・報告等が行われ、いずれも満場一致で可決・承認されました。

 そして、母校の現状報告が母校の市川敏美副校長から説明がありました。

 最後に、閉会の言葉が同窓会の高木賢副会長から発せられて、約1時間にわたる同窓会総会が終わりました。

 総会の後、全員が3階に上がり同窓会の懇親会が約1時間にわたって、盛大に執り行われました。差後に、来年の幹事役の84期代表の粕川泰彦氏に、今年の幹事を終えた83期代表の小此木正信氏から、シンボルのキーが渡されました。
 
■こうして、恒例の同窓会新年総会を終えた数百人の同窓生は、それぞれの同期会が開かれる柳川町及びその界隈の会場に散っていき、その夜遅くまで、賑やかに過ごしたのでした。

【ひらく会事務部】

※参考情報
*********朝日新聞デジタル2013年12月10日17時38分
群馬県代表に9団体 県アンサンブルコンテスト
 第37回群馬県アンサンブルコンテスト(県吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)は8日、みどり市の笠懸野文化ホール・パルで小学校、高校、大学、職場・一般の各部があった。代表に選ばれた9団体は、来年1月26日に甲府市のコラニー文化ホールで開かれる第19回西関東アンサンブルコンテストに出場する。結果は次の通り。◎は県代表、○は次点、数字は編成人数。
 ■小学校【金賞】古巻(管楽5)、金島(管楽7)【銀賞】渋川西(管楽5)、同(管楽6)、榛東北(金管打楽器7)【銅賞】渋川西(管楽6)、榛東北(管楽7)、古巻(木管打楽器6)、榛東北(管楽5)
 ■高校【金賞】◎太田市商(フルート4)、◎東農大二(打楽器6)、◎前橋商(フルート3)、◎高崎(打楽器3)、◎市伊勢崎・四ツ葉学園(サクソフォン4)、○市立前橋(サクソフォン6)【銀賞】太田市商(クラリネット4)、前橋(サクソフォン3)、高崎女子(打楽器7)、前橋女子(サクソフォン3)、前橋東(金管5)、市立前橋(打楽器5)、高崎女子(フルート4)、桐生市商(サクソフォン4)、太田女子(同)、高崎女子(サクソフォン5)【銅賞】太田(打楽器3)、太田市商(金管8)、市立前橋(同)、藤岡中央(木管8)、高崎北(フルート3)、市伊勢崎・四ツ葉学園(クラリネット6)、前橋南(金管8)、桐生(フルート4)
 ■大学【金賞】◎上武(管楽5)
 ■職場・一般【金賞】◎Ensemble Clover(フルート3)、◎おおたウインドオーケストラ(フルート4)、◎からす川音楽集団(バリ・テューバ5)【銀賞】○前橋市民吹奏楽団(サクソフォン4)、アンサンブルシエール吹奏楽団(クラリネット4)、おおたウインドオーケストラ(バリ・テューバ4)【銅賞】モルトウインドアンサンブル(クラリネット3)、梁嘉(金管5)、ばんの吹奏楽団(木管3)

**********2013年1月26日 読売新聞
東大合格へ進学校変貌 高崎高塾通じ生徒集め 「名門」危機感
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自習室で追い込みの勉強をする3年生たち(高崎高校で)
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合格祈願のため、だるまに目を書き入れる受験生たち(16日午後、高崎市栄町の小野池学院で)

 大学入試センター試験が19、20日の2日間にわたって行われ、受験シーズンが本格的に幕を開けた。学区制廃止や新設校の登場など高校を取り巻く環境が変わるなか、各校の進路指導に変化が起きている。
 昨年10月25日、高崎市の県立高崎高校の同窓会館で学校説明会が行われた。集まったのは、塾講師約70人。
 「今春の東大現役合格者は1人だけ。危機感を持って新たな取り組みをしていきたい」
 説明会の冒頭、羽鳥進一校長(59)は訴えた。説明会は、同校が「東大ショック」と呼ぶ昨年の進路実績を受けて開かれたものだ。学習塾対象の説明会は同校初の試み。高校進学に影響力を持つ塾を通じて、同校の対策を地域の中学生に理解してもらうのが狙いだった。
 県を代表する進学校の同校は、これまで浪人を合わせて毎年10人前後の東大合格者を出してきた。2009年には17人が東大に合格している。
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 しかし、昨年は浪人を含めても3人。ライバルの県立前橋高校の17人に大きく水をあけられた。羽鳥校長は「地元が本校に期待するのは進学実績。責任を感じる。卒業生から心配の声が手紙やメールで寄せられている」と打ち明ける。
 高崎高の東大合格者が伸び悩む背景には、07年の学区制廃止と04年の県立中央中等教育学校の開校がある。
 学区が廃止され、生徒が自由に高校を選べるようになり、東毛地域などから交通の便の良い前橋高に入学者が流れているという。
 また、同じ高崎市にある中央中等が10年から卒業生を輩出、東大合格者を出すなどの進学実績が出たことで、「学力のある子どもが分散するようになった」(羽鳥校長)。
 前橋高が「地元前橋市の群馬大付属中から多くの受験生が集まる」(荒木隆・前橋高進路指導主事)ことに比べて出身中学にばらつきのある高崎高は、危機感を募らせている。
 同校は塾対象の説明会のほか、昨年9月に地元の中学55校に羽鳥校長らが訪問し、同校の魅力を説明。多くの中学生が同校を志望することを呼びかけた。
 また、1年間かけて論文を書かせたり、新書の読書感想文を書かせたりして読解力や思考力、表現力を養うよう学力向上策を強化した。名門大の生活を身近にイメージしてもらうため、昨年9月には東大と東工大のキャンパスに1年生全員を訪問させている。
 「即効的な受験対策も行うが、本校の本旨ではない。学問の本質を追究することが、進学実績にもつながる」。羽鳥校長は強調した。
■不景気影響
 長引く不景気は、地元志向、国公立志向に拍車をかけている。少子化の影響を大きく受けている学習塾は、そうした傾向に敏感に反応している。
 高崎市の一橋総合予備校は、群馬大など地元の国立大学に特化したコースを設置。20人以下の少人数制クラスや個別指導で都心の大手予備校との差異化を図る。同校は「生徒一人ひとりを大切にする姿勢をアピールしたい」と訴える。
 地元学習塾「小野池学院」(高崎市)は、資格を取れる医療・看護系や教員養成系学部への対策を強化する。また、小中学生向けコースを設置、子どもの頃から同塾になじんでもらうことも期待する。同塾の前田徳治・教務本部長(52)は「現在は、生徒も親も将来の就職にものすごく不安を抱いている。新たな需要に迅速に対応するのが塾の役目だ」と話した。
 大学受験にどう取り組むのか。高校や塾の取り組みは、教育に何を求めるかという世相を反映している。
■中高一貫校
 一方の中央中等。他の進学校からライバル視される反面、進路指導は公立の中高一貫校ならではの難しさもあるようだ。
 同校の入試は、学校教育法施行規則で「学力検査を行わない」とされている。代わりに入学希望者に文章や資料を読んで思考、記述させる「適性検査」を行うが、入学者の学力差は小さくない。
 生形優校長(59)は「学力差に加えて高校受験がないので、生徒の中だるみも心配だ」と指導上の難しさを説明する。
 学力強化のため、同校は今年度から土曜日や長期休暇の補習時間を増やした。また、卒業生の校内成績や進学先を分析した「進路の手引き」を今年度初めて作成し、進路指導の充実を図っている。
 ただ、大学受験を念頭に置いた学力強化策に対し、一部の保護者からは、「地球市民としての日本人」を目標に掲げる同校の理念に合致しないとの声も出る。様々な目的で入学する生徒たちをどのように指導するか、同校は微妙な判断を迫られている。
 生形校長は「本校の理念を大切にしながらも、志望校に入りたいという生徒の夢をかなえる責任は果たしたい」と話した。
公立の中高一貫校 
 6年間一体の教育をする中等教育学校、付属中学校からの生徒を高校が無試験で受け入れる併設型、既存の高校と中学が教員の交流などを図る連携型の3タイプがある。旧文部省が1999年度に制度化した。受験の低年齢化につながらないよう、併設型中学校や中等教育学校では、入学者選抜に学力試験を課さないことになっている。
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