2014/3/21  9:28

知事公舎への愛人お泊りは同居ではないから目的外使用ではなく規則訂正も不要と明言した群馬県のモラル  オンブズマン活動

■我らが群馬県の大澤正明知事は、知事に当選後、本来の知事公舎は解体撤去することにしたのに、愛人との週末の逢瀬を楽しむために副知事公舎に目をつけ、本来は、茂原副知事が入るはずだった大手町1号館の公舎を、公費約2000万円以上をかけて妾宅化のための改装を施し、県民に対しては、有事の際の緊急対応の為、とウソをついていました。この件で市民オンブズマン群馬は、知事大澤のモラルハザードと、それを指摘するどころか、率先して妾宅化に加担した群馬県総務部管財課や秘書課による税金の無駄遣いについて、損害賠償のための住民監査請求を行い、さらに住民訴訟を提起して法廷で争いましたが、前橋地裁も東京高裁も、そして最高裁も、公社に愛人を頻繁に連れ込んでも、同居に当たらないとして、平成25年12月19日に公舎の妾宅化に理解を示す判断を下しました。それから3か月が経過したため、平成26年3月18日に、群馬県庁の管財課を訪れて、その後のフォローアップを行いました。


 群馬県管財課の担当者には次の2つの質問をしました。

 Q1 知事大澤が公社に単身で入居していた際に、配偶者以外の女性と宿泊を伴う公舎での滞在を頻繁にしていたことについて、裁判所では合法だとする判決が下されたが、判決に基づいて、公舎使用規則及び使用手引きなどで、きちんと「公舎に、配偶者以外の異性を連れ込んでお泊りしても、問題ない」というふうに、規則の改正や、手引きの変更を行ったのか?
 Q2 平成23年7月13日の週刊新潮での報道を契機に、知事大澤による恒常的な愛人連れ込みに係る公舎妾宅化が県民に知られることになったが、オンブズマンがこの件で住民訴訟を提起してから、証拠隠滅の為、群馬県では、妾宅化されたこの公舎を解体撤去して土地を更地化して、前橋市に売り渡す方針を打ち出している。そのことについて、現在の前橋市との協議の進捗状況はどうなっているのか?

■これに対して、管財課の担当者次のように回答しました。
 A1 東京高裁の判断を最高裁が支持したわけだから、知事大澤が配偶者以外の異性と公社に宿泊しても、公舎使用規則に定める同居には当たらない。したがって公社の目的外使用ではないと判断しており、公舎使用規則等の改正や修正、あるいは追加説明など一切していない。
 A2 前橋市への妾宅化公舎の土地売却交渉は、前橋市が来年度から方針を策定する予定の同市庁舎周辺の一体整備との絡みで、現在、ストップの状態であり、前回、オンブズマンにこの件で情報開示した当時と、状況はほぼ同じ。なお、前橋市庁舎周辺の一体整備計画については、上毛新聞の1月10日頃に掲載されているので、それを参照すれば概要が分かる・

■せっかく、市民オンブズマン群馬が、費用と時間をかけて、公舎に単身で入居してラブホテル代わりに使用しても、同居ではないので目的外使用ではない、ということを確認してあげたのに、それを明文化しようとしない管財課も管財課です。これでは、さらなるモラルハザードに対する歯止めが全く効きません。

■そうしたなかで、今年2月14日の予期せぬ大雪の為、県内各地で広範囲に被害が出ましたが、この自然災害の対策に際し、知事大澤が、雪の為、自宅から身動きが出来ず。危機管理への対処がおろそかだったという事態が発生しました。

**********東京新聞2014年2月25日
知事、大雪の15日は登庁できず 太田の自宅から 対策などを指示
 大雪となった十五日に大沢正明知事が積雪のために太田市の自宅から登庁できなかったことが分かった。県庁近くに大沢知事がかつて入居していた公舎があるが、現在は車で約一時間かけて自宅から通勤。危機管理上の課題になりそうだ。 (菅原洋)
 前橋市は十五日午前八時、観測史上最大の積雪七三センチを記録した。県内の道路や鉄道は寸断された。
 大沢知事はこの日、登庁できず、自宅で担当部長から電話などで報告を受け、災害警戒本部の発足などの対策を指示したという。
 十六日は午前九時ごろに登庁。当日の公務を全て取りやめ、大雪の情報連絡会議に出席後、前橋市などの被害状況を視察した。同日は市内に宿泊した。
 一方、前橋市の山本龍市長は十五日午前七時ごろ、市役所近くの自宅から登庁し大雪の対応に当たった。
 県内では十五日、沼田や渋川など八市町村で首長らが本部長を務める災害対策本部が発足したが、県が災害対策本部を設置したのは十七日午後四時だった。
 大雪では、除雪などの遅れが指摘され、孤立集落や農業被害などへの迅速な対応が求められた。
 大沢知事は本紙の取材に、「自宅で、携帯電話などにより必要な連絡は取っていた」とコメントを出し、公務に支障がなかったとの認識を示した。
 大沢知事は初当選の後、「台風被害への対応など危機管理上必要」として、一時は県庁近くの公舎に入居。ところが二〇一一年七月、公舎に女性を泊めた問題が発覚し、その後は太田市の自宅から通っている。
 同年十月に、知事公舎の存廃を検討する有識者らによる検討委員会が、危機管理などの面で「既存の公舎は廃止した上で必要最小限の物が前橋市内に必要」と大沢知事に答申している。
**********

■知事大澤は東京新聞の取材に対して、自宅から掲載電話等で、必要な連絡は取ったということなので、知事公舎の単身入居の真の目的が、「有事の際の迅速対応」だったというのは真っ赤な嘘であり、公務や政務よりも、もっぱら「性務」だったことが、浮き彫りになりました。

 今後も、こうしたモラルハザードの連鎖が起きないように、オンブズマンとしての監視を緩めないように留意してまいります。

【市民オンブズマン群馬からの報告】


※参考情報【3月31日追記】
当会が県庁管財課を訪れた直後の3月26日に、知事大澤が定例の記者会見を開いた際、新聞記者から、2月14−15日の大雪時に知事大澤が太田の自宅に籠っていたことに関連して、有事の際の知事公舎使用について質問をしました。
その際のやりとりが、群馬県のHPに載っています。
http://www.pref.gunma.jp/chiji/z9000102.html 


第21回定例記者会見要旨(3月26日)
■日時  平成26年3月26日(水)午前11時00分〜11時22分
■会場  記者会見室
■出席者  県 :知事、副知事、総務部長ほか
         記者:記者クラブ所属記者等 17人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
○災害時の危機管理について
(記者)
 ちょっと前の話なんですが、先月の大雪のときに、2月14日に知事が太田にご在住ということなんですが、ご出勤できなかったということについてですね、私も知った以上、ジャーナリストとして、心苦しかったんですが、書かざるを得なかったわけなんですけど、それというのも各都道府県知事はほとんど公舎とかですねお住まいになっていて、市町村長などももちろんそういうわけなんですけども。それについて、あれだけの大雪被害が出て、恐縮ですが除雪とかの対応の遅れなども出た中で、過去、有識者もコンパクトな公舎が必要だというのを提言を出したりしているのですが、知事自体は公舎のあり方とかについてはいかがでしょうか
(知事)
 いまのところ考えておりません。 ←当会注:公舎についての質問というだけで、拒否反応を起こしていることがありありとわかる。
(記者)
 それでは、いらない、必要ないということでしょうか
(知事)
 いまのところ。 ←当会注:公舎というだけで、自分が毎週末、公社に愛人を連れ込んだ記憶がよみがえり、言葉に詰まる様子がよくわかる。
(記者)
 大雪の時に当日出勤できなかったことについては、あらためていかがでしょうか。
(知事)
 大雪の中でも、危機管理監としっかりと連携をとって、災害警戒本部を立ち上げて、危機管理監が指揮官としてしっかりと除雪対応とか、いろいろな対応をして綿密な連携をやってきていました。
(記者)
 こういう庁内の部屋にも知事がいればランプがついたりすることがあるわけでして、いわゆる職員の士気とかそういうのはリーダーがその場にいてこそ奮い立つようなこともあると思うのですが。
(知事)
 警戒対策本部を立てて、翌日には来て、情報連絡会議も立ち上げて取り組んでおります。
(記者)
 当日こそが重要だったんじゃないかというのは、やはり県民とかは…。
(知事)
 確かに、あのときに私も不注意だったのですが、天気予報で翌日が雨という予報もあったので、それほどではないだろうということで帰ってしまったというのもありまして、これは深く反省しております。
(記者)
 そもそも、知事が公舎に入られたときというのは、台風のね、数年前大きな台風被害があったじゃないですか。南牧とかあっちの。あれがあって、公舎とかも一旦入られたわけですから、私が申し上げたいのは…
(知事)
 あれは対応が長く続いたから
(記者)
 例えば、こちらのほうに前日泊とかするような対応は随時できるのでは。
(知事)
 当日(16日)は泊まってますよ。
(記者)
 公舎は確かに多額なお金がかかるので、台風とか雪はある程度予測がつく場合もあるわけですから、前日泊を増やしていくとかそういうご対応はできないのですか。こちらのホテルに泊まると、前の日に危ないときには。
(知事)
 今回も16日には泊まってます。
(記者)
 それでは今後は台風とか雪の場合にはそういう対応でやっていくと。
(知事)
 していきます。この(庁舎の)中でも寝るだけなら寝られますからね。 ←当会注:公舎で“寝る”という表現を避けるように意識している様子がありありとうかがえる。
(記者)
 ここで寝るのですか。 ←当会注:このように“寝る”と言う言葉を畳み掛けて質問した記者はえらい。
(知事)
 寝るだけならね。 ←当会注:「だけ」を強調した背景には、「ひとりだけで」ということを強調したい思惑がありあり。

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