2015/9/19  10:32

安保法案採決のドサクサと連休突入のタイミングを計り不起訴相当議決を先にマスコミに流した東京検審の深謀遠慮  政治とカネ

■ゴールデンウィーク突入直後の4月30日に突然、東京地検から、小渕優子・前経産相の告発について不起訴処分(嫌疑不十分)の4月28日付通知書が送られてきましたが、今度はシルバーウィーク突入初日に、新聞記者からの電話で、小渕優子・前経産相の不起訴処分にかかる当会の審査申立に対する「不起訴相当」の議決処分があったということを知りました。電話をしてきた記者の話では、他紙も同様に今朝の朝刊の社会面で報じているとのことです。そこで、さっそくネットで調べたところ、やはり記者からの情報は事実でした。

**********毎日新聞 2015年09月19日 東京朝刊
小渕衆院議員:検察審査会「不起訴相当」
 小渕優子衆院議員(41)の関連政治団体を巡る政治資金規正法違反事件で、東京第6検察審査会は17日付で、小渕氏本人を容疑不十分で不起訴とした東京地検の処分について「不起訴相当」と議決した。小渕氏を告発した「市民オンブズマン群馬」が審査を申し立てていた。事件を巡っては小渕氏の元秘書2人が同法違反で起訴され、公判中。

**********産経新聞2015年9月18日 22:20
小渕優子氏不起訴は「相当」 検察審査会が議決
 小渕優子前経済産業相の関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京第6検察審査会は、小渕氏本人を嫌疑不十分で不起訴とした東京地検の処分について「相当」と議決した。議決は17日付。
 第6検審は議決理由について「慎重に審査したが不起訴処分を覆すに足りる理由がない」としている。「市民オンブズマン群馬」が6月、検察審査会に審査を申し立てていた。

**********読売新聞2015年09月18日 22時44分
政治資金事件で検審、小渕氏を「不起訴相当」
 小渕優子・前経済産業相(41)の関連政治団体を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が不起訴(嫌疑不十分)とした小渕氏について、東京第6検察審査会は、「不起訴相当」と議決した。
 議決は17日付。議決では、「不起訴を覆すだけの理由がない」としている。

**********時事通信2015年09月18日-20:30
小渕前経産相を不起訴相当=政治資金問題で−検察審
 小渕優子前経済産業相(41)の政治資金問題で、公選法違反と政治資金規正法違反容疑で告発され、不起訴処分となった小渕氏について、東京第6検察審査会は18日までに、不起訴相当と議決した。議決は17日付。
 検察審は議決で、「不起訴処分を覆すだけの理由がない」とした。
 小渕氏をめぐっては、後援会主催の観劇会に関する収支が、政治資金収支報告書に記載されたものとずれがあることなどが発覚し、市民団体が同氏らを刑事告発した。
**********

■このことについて、当会の見解は次の通りです。

(1)6月23日に当会が東京第6検察審査会に対して審査申立書を提出後、これまで検審から当会に対して、陳述や意見聴取など、まったく連絡がなかったこと。これは、検審がこの件をまともに議論しようとしないまま、当会に引導を渡そうとした表われといえます。

(2)新聞報道によれは、既に6月17日付で「不起訴相当」の議決の内容を含めて、審査申立人の当会よりも早く、マスコミにこの情報を検審が流したこと。これは自民党代議士重視、国民軽視の表われといえます。

(3)今回、検審による小渕優子の不起訴相当議決について、公職選挙法と政治資金規正法の両面での違反で告発したにもかかわらず、不起訴相当として、東京地検の判断を追認したようだが、これで有権者にワインも、観劇会も、下仁田ネギも何でも配ってもよい、と。検察や検審がお墨付きを出したことになること。全国の議員にとっては、これからは堂々と大手を振って有権者に対しる便宜供与ができることになります。

(4)安保法案が強行採決されることが確実視されるタイミングを狙って、シルバーウィーク直前にマスコミにリークしたことで、安保法案の報道の陰に霞ませることができること。これは検審、つまり裁判所が、東京地検と同様、安倍政権の意向をくみ取り、デキレースをしていると言えます。

(5)安保法案の採択で、異例の延長国会となったわけですが、連休明けに国会も空けることから、安倍政権としては、小渕優子・代議士の国会期間中の不逮捕特権が切れても、小渕代議士に安心して枕を高くして過ごせるように粋な計らいをしたものと言えます。

■それにしても、検審の議決書の写しは、現時点で当会宛に届いていません。おそらく今日配達される可能性が考えられますが、奇しくも今回も東京地検からの不起訴処分通知と同様に、連休の初日という絶妙なタイミングなので、これは間違いなく裁判所も検察庁も同じ穴のムジナという表現があてはまるでしょう。なお、議決書が検審から送られて来たら直ちにこのブログで公表します。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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タグ: 政治 カネ 世襲



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