2007/9/17  21:16

安中市土地開発公社事件の深淵・・・捜査側の感想(7)  土地開発公社51億円横領事件

「難しいですね。そうすると今の住民訴訟も勝ち目がないということに多分なるんでしょうけども」
「おおもとの起源が嘘なんですよ。起源が嘘なんです・・」
「だけどね、その嘘が見破れなかった。それを見破れなかった、例えば、我々が今問題にしているのは、登記所から連絡があったのを無視して、そこに課税をしなかったということ。当然連絡があれば、もう税法上の決まりですから、課税通知が行くはずなんですよね」
「はいはい」
「で、嘱託登記というんで、それはかなりでっち上げ易い形の登記の仕方なんだと思いますけれど」
「はいはい」
「それにしても、その嘘の起源をどういうふうに裁判所がするのか判りませんが、多分刑事さんがおっしゃったような判断をするんでしょうね」
「ええまあ、私、はっきり言って、裁判所では証言はできないんで(笑)、市民の皆さんが一生懸命ですから、その中でお間違えになってるんでは困るでしょうから、個人的にお話するということです。全部が集約されちゃうんですよ、この事件に。ですから、枝がいっぱいあるんですよ、こういうふうに。枝がいっぱいあるんて、その枝について落っこった葉っぱまでは私ども警察ではいくら葉っぱまで落とす、ほんとは取るんですけども、おおもとの幹の51億円だけを立件しようということなんですよね。で、それに出てくるこう葉っぱがいっぱい落ちてあるわけですよ。多胡に関わるものが。あのう・・、皆さんらがご覧になればこれもそうじゃないか、アレもそうじゃないか、コレもおかしいんじゃないか、安中の市民の方がみれば、こういうこと、こういうことがあったんじゃないかというふうに思われるんです。というのは、私ども刑事事件にしてみれば、おおもとの大木のこんなでかい51億という大木から出たことだ、おおもとは。ですから、そこまでは申し訳ないですけども、ご理解をしていただいて、大木をおおもとの根元からぶったぎっちゃった。大本の根元からぶったぎったけれども、散らばっている葉っぱまではきれいに取らなかったんです。それはご理解いただきたいんです」
「それは、あれだけの複雑な事件ですから、全部葉っぱを拾っていたら、今でもまだ捜査しなければいけないことになったかもしれません」
「ええ。ところが、おおもとの嘘で作られた木からなった実から、実を取って食べてたのがいるんです」・・・・
当会は、この嘘で固められた木になった実を食べた連中に事件の真相を語ってもらうために活動を継続しております。

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2007/9/17  21:12

安中市土地開発公社事件の深淵・・・捜査側の感想(6)  土地開発公社51億円横領事件

「私はまだ誰も話していないんだけれども、今の住民訴訟を通じて、現らかに登記書に出した書類が市に回っているはずなのに、市の方でそれを無視していると。で、さらに言うと、登記嘱託で出した手続きのその書類自身が、普通の民間の人のやるアレと全く違うんですとね。確かに特典があります。本来行政は信頼の置ける機関だから登記所としても受付するときは、例えばこういう添付書類は省略できるというのがありますけどもね、多分多胡がやったかと思うんですけれども、ある人の話しによると、必ず多胡と一緒に高橋弘安が一緒に来たと言うんですよね。いつも」
「はいはい」
「そうすると、それが事実とすると、事実なんだけれども、そうしますと、みんな訳知りでやっているわけですよ。そういう操作をね。これはまだ誰にも話していないんだけれども、今の裁判で、実はこちらはもう訴状も準備書面もいろいろ出しているんですよ。ところが向こう側の市側の釈明が全然ないんですよ。裁判長もね、市側はもっと主張をしなさいと、こういう裁判指揮をとってもらっているんだけれども。これが出てきたらね、ある程度証拠が固まったらね。私は公正証書原本不実記載で、もう一回告発しますから」
「はあはあ」
「あの、多胡でなくてね、安中市の土地開発公社そのものを。その時、安中警察署の所長さんがなんていうか」
「あっはっは。ちょっと難しいですな(笑)」
「その後、検察に持って行きますけどね、検察でこれは市民の皆さんのは受け付けられませんと言われたら、私は審査会に持ち込んでやりますよ。これは今初めて刑事さんに、私のこれからの箭道を教えたんですけども」
「ただ、あれですよね。多胡が発しているものについては、全部が全部じゃあないですけれども、書面にしてもなんにしても、まあ、これを実際にこの51億を作ること自体がもう嘘のはじまりから始まっているわけですよ。それで51億。ですから、周りのものがみんな、皆さんが入手したとしても、必ずしもそれが正しいとは限んないです」
「たとえば、いわゆる役所で残っている、まあ、私も判りませんよ。こまで全部、あの、多胡に開するなり、関わるもので残っている記録が、正しいかというと、おおもとが嘘ですから、嘘の事実が、役所としては正しい書類なんですから」
「おっしゃる通りです。だから群銀との民事でいいポジションがとれないんです。つまり多胡が作った書類自身がでたらめだから」
「そうです」
「安中市はそのでたらめの帳簿をもとにこの裁判をしているわけでね」
「そうですね」
「何がほんとなのか判ってないんですね」
「ですから市役所なり、あっちの、なんというか・・公社の関係の土地ですか、それ以外に流れてくるのが、どんどんどんどん流れてくるところがありますよね。土地の登記もなんでもそうですよね、登記書類もそうですけれどもね」
「それが必ずしも正しいとは限らないという自でみていただかないと、もとが嘘なんてすから」
「うん、ただしですね、私が今問題にしているのは‥」
「ひとつの例でね、必ずしも一致しないんですけれども、例えば、土地。100坪の土地を100万円で買いますだとか、転売しましたよという。野郎が、多胡自身が作りますよね。書類を。そうするとそれが流れて行くわけです。ずーっと。これはひとつの例ですよ。事実はないんですけども。ですからもとが嘘なんてすから、登記も嘘なんですよ、はっきり言って。100坪ないんですよ、120坪かもしれないんですよ。その点をだから書証だけをこういうふうに見ていると間違いに陥ることがありますから、皆さんの方で。その点だけは、まあ私のここだけのご忠告でご理解していただきたいんです」
「ありがとうございます」
「それ、私は捜査してて判るんです。おおもとが嘘なんてすから、根源が嘘ですから。根源が嘘だから、じゃあ今土地があれば、登記所にある書類は嘘じゃないか、というんじゃないんですよ。正式なルートでこういうふうに流れてきて役所仕事で流れてきている以上は登記所はそれは正しいんですよ。登記所にしてみれば、例えば、の話しですが」
「うん、登記所の行為は正しいんですよ」
「正しいんですよね。登記所に残されている記録は、正しいんですよ。例えば、多胡自身がこういう住所に定めてますよか、そういうものが住民票なり税務署なりにそういう記録になっていますよね。だけど本来は、これも例えば、の例なんですよ、事実はないんですけども、野郎自身はここに住んでますよ、ってことを、嘘をついているわけですから。税務署も書面上は本来からすれば嘘なんです。だけど税務署の方は書面上は正しいんですよ、意味が判りますか?(笑)」
(続く)
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2007/9/17  21:10

安中市土地開発公社事件の深淵・・・捜査側の感想(5)  土地開発公社51億円横領事件

「で、市民の人をやりくりして、連日5人体勢で行ったんですよ。ところが書類は膨大で、縦に積むと2メートル以上にもありますからね」
「そうですね。ロッカー1箱くらい有ります」
「ところが、4分の1は見せてもらえなかった。あとで証拠等関係カードから照らし合わせるとね」
「はあはあ」
「それで、なぜ見せないんですか、と言ったんですよ。そしたらね、平穏な生活を乱される方々がいらっしゃるからだと言うんですね」
「そうです。ははははは(笑)」
「だからそこは判らないんです。だけど、どこを見せられなかったのかというのは判ります。最後の証拠等関係カードで全部照らし合わせたから。本当にね、刑事さんらのご苦労は大体判る。だけど、あと4分の1が判らない」
「私も確定したから、フロッピーに入っているやつを全部消そうと思って居るんですよ(笑)」
「ぜひ私に下さい(笑)」
「いやあ、もしそうしたら、これ(クビ)ですよ(笑)」
「それでね、お金の授受があったでしょう。古城団地の件で」
「ええ、はい」
「あの番地判りませんか?地番?」
「いやあ、そこはもう私は殆ど忘れちゃったけれども」
「我々もね、登記簿を金をかけて全部調べたんですよ」
「はあ」
「不正取得金の、多胡との不正取得金のやりとりの件」
「ああ」
「というのは今、争点は芝原団地のところしかない」
「はいはい」
「だけどそのあと、あれに昧をしめて、古城団地でも同じことをやったし、おそらくその後、さざんか団地でもやっている筈なんですよ。実は事件の発覚後、企業局に行きましてね。企業局にたまたま行ったんですよ。で、次長さんが居ましてね。例の51億円事件、あの時まだ51億円ではなかったが、その次長さんたまげまして、私かろくに質問もしないうちにべらべら喋ってくれたんですよね」
「はあーん」
「多胡と一緒に造成の計画段階からやったと。で、多胡の喫茶店で飯も食わせてもらったが、これは家庭料理で決してアレではありません、と間いてもいないことを一生懸命お喋りになりましたよ」
「はっはは(笑)」
「どうもいろいろなことがあったふうなお話しをされていましたのでね」
「ああ」
「あの地番判りませんかね。そうすると、公社のそういった土地の課税を怠る事実についての違法確認請求をしているんですけどね、その他にも有るということで出しているので」
「ははあ、細かいところまではこっちへ持ってきていない、全部安中に置いてきてありますから」
「そこのところは閲覧の時には見せてもらえなかったんですよ」
「はあ、多分‥問題の出てくる人があるからなんですよ」
「と患います」
「ええ。また、あのう・・何かいろいろあるでしょうけども、・・まあ、やっぱし、さっき言った通りに人為的に強制に至らない人ばっかしですから、それ以外の強制はやっているんですけどね。捜索とか、そうした行為は全部しているんですから‥。そうじゃないと、もってこられませんから」
「ええ」
「下手すりゃあ、嘘を言っている人ばっかしですから、みんなが、自分大事になっちゃいますから。その中でいろいろ調べたり間いたりしたんですよ。で、結果的には、その共犯等というか、共犯でない助けたということが出なかったんで、その人達はそういうのはうまく使途嫌疑だけでおわっちゃったんですよ」
「それはちょっとねえ」
「出てくると、やっぱし・・まあ警察サイドなり、検察サイドである程度出てくるようでないと、問題が出るという。まあ私流に言えば、言葉は悪いかも知れないけど、私は嫌いなんですけども、やっぱり役所仕事というところがあるんじゃないでしょうか」
「間違いなくそれはあると患うんですよ」
「ええ。ただ、私どもにいわせれば警察という、それによって不利益が生ずれば、その人達はもう・・どういうように」
「あくまでもね、我々自身の解明の努力ということでそのスタンスでやるんですよ。ね。今回も多分その人じゃないのかなということで、まあ、これはできれば教えてもらいたいのですが」
「ええ、ここでは、はっきり言って、何人もの方がいっぱいいましたけれど・・、まあ私も人間ですから感情的ですよね。刑事的に処分できないのであれば、社会的に制裁なり、金銭的に制裁を考えたんでしょう。ただ、警察には限界がありますからね」
「ええ、刑事という範囲内でね」
「ええ」
(続く)
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2007/9/17  21:08

安中市土地開発公社事件の深淵・・・捜査側の感想(4)  土地開発公社51億円横領事件

「建物はあのまんま・・そうですか」
「ひと気は有りませんが、荒れたふうも有りません」
「もう、あそこにあれが入っている間中、私は夜も眠れなかったですよ(笑)。早く何とかしたいと思って(笑)」
「そうでしょう。本当にご苦労をいただいているのと、そのうちまた告発をしたいと思うんですけれども、実は昨年5月に告発状を持って古巣の安中警察署と県警、それと前橋地検に持って行ったんですよ。それは被疑者は多胡なんですけどもね。そしたら、警察に行ったらね、市民の皆さん、もう多胡のことはいいよ」
「はっはっは」
「他の奴のことを調べて持ってきてくれ」
「はっはっは」
「今度は他の奴を調べて持って行こうと思っているんですけどね」
「いまあれでしょ、まだ安中には居た当時の人間とすれば、まだ私の部下が居ると思うんですが」
「刑事さんの部下のかたにはその後2、3度お目にかかりましたけどね」
「ああそうですか」
「刑事さんが居なくなったから、どうも肩身が狭いようですよ。ほんとうに」
「ははは、そうかなあ(大笑)」
「昔の元気はどこにいっちゃったんですかね」
「前代未聞の事件が、私かいるときに余りにも事件が有りすぎましたからね」
「刑事さんの待望説が渦巻いていますから、またひとつ安中に来てほしいなあ。ほんとに、嘆願書でも書きますよ」
「そうですねえ。結局あの、新聞を見させてもらいまして、市民の皆さんの活動がのっており、ああ、頑張っていらっしゃるのかなあと恵っていた」
「おかげさんでいろいろ励ましの声が絶えず来るので。とにかく今の状況だと、安中市の微税率が落ちて居るんですよ」
「ははーん」
「払わない人の所に督促に行くでしょ。そうするとね、一言でみんな市側は帰らざるを得ない。多胡から取れ、と。この一言なんですよ」
「ははぁ、そうですねぇ、ふーん」
「私はこの始末はね。群銀ともこれこの間会っていろいろ話してきましたけどね。おそらく群銀も、主張することは主張すると言っていますけれども、いつまでそういう訳には行かないので、和解勧告ができたら応じざるを得ないと。刑事さんがあのとき、くしくもおっしゃったが、今後の筋道が見えたということで、今そのようになっているかどうか判りませんが」
「ははは(笑)」
「そうするとやはり半々だか、7・3だか判りませんが、そういうふうに分担してくると、そうなると負担がゼロということには有り得ないので、まず私が考えているのは、多胡から流れたお金、あるいは多胡自身のまず税金ね。この税金の加算税で、全体の35%くらいは取りあえず取りたてる前だから、これは実は国税庁にも何回も行きましたんですけどね」
「はあはあ」
「国税庁に行って、とにかく立入検査、あるいはこの件で一生懸命やって下さいよ、と言ったらね。結構やってますよ、とそれしか教えてくれませんでしたけどね」
「はあはあ」
「最初に行ったときは、まだ捜査中だから、警察の捜査が終われば、その捜査資料を見て動くんだと、地元では関係者の所に国税が入ったようだというような話はちらほら聞いたことかあるが、それ以上のことは喋れないので勘弁してくれと言われた。そういったところの分を、こういう立場から、国税としても迂闊だったわけだから、そこは市の方に還付してくれと、そういうことにして、まず穴埋めするでしょう。あと残りの所で、関係者から、責任の所在を明らかにした上で、それなりに弁償してもらって、それで追いつかなかったら市民の負担だと」
「そうですよね」
「これをやらないとですとね、税金をまともに取れる態勢は今後できませんので」
「そうですよね。事件といいますか、私どもの刑事事件の処理よりも、まあ、一般的に事件があったときには、後始末の方が大変だなあと恵っているんですよ」
「そうですね。そういう方向で、まず住民訴訟で、税金を、なぜ固定資産税を取らなかったんだと。昭和56年の9月10月に、元職員が芝原団地の土地を1区画買った多胡夫妻の名義で、その隣も含めた2区画を多胡夫妻に内緒で勝手に登記した訳ですが、あの翌年に架空名義人となった多胡夫妻の所に税金の督促が行けば、あの多胡夫妻は、なんじゃこれは、ということで問題が明らかになった筈なんですよ」
「ええ、そうですね」
「そうすればこの事件は起きなかった」
「私どもを捜査していただいたものを見ていただければ判るわけなんだけれども‥(笑)それをあけてみんな判るわけですから。その関係も全部やってあるわけですから」
「実は見たんですよ。証拠等関係カードも見たんです。閲覧したんです、去年のお盆のときに。つまり判決が出た時に。判決が出たら刑事事件訴訟記録法によって誰でも見られるということを裁判所の刑事係に敢えてもらった。地方検察庁の記録係に行け、と。何回も行って何回も電話してこういう理由で見たいんだと、そしたらとうとう析れて夏休み、お盆休み、1週間だけ5日間」
「ああ、そうなんてすか」
(続く)
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2007/9/17  21:06

安中市土地開発公社事件の深淵・・・捜査側の感想(3)  土地開発公社51億円横領事件

「ようやくここまで漕ぎ付けましてね、一枚一枚我々市民の手でやって行きたいと思って居るんですが、それからもうひとつ重要なポイントは、多分ご存知と恵うが、公社の建物がありますよね、あの近辺に住んでいる人がね、5月のまだ発覚する前ですよ。夜中に音がすると言ってね、異様な音がするんで外に出てみて覗いたらしいんですよ。そしたら何とね。上から段ボールで書類をボンボン下に落として、下に待ち受けてたのが、トラックに積んで焼却場でどんどん燃やしていたと言うわけですよ」
「ははーん、なるほど」
「証拠隠滅をしていたと。職員がね」
「はっはっは」
「これは法廷でちゃんと証言したいと複数の方がおっしゃっていますけどね(笑)。いやあだいぶ判りましたよ」
「まあ、うちのほうも、多胡に関わるもので、いわゆる犯罪の新しいものということを考えて捜査したんですよ。でも現実的にはやはりそこまで行かれないから、いわゆる人的な強制と言うのはできなかったんですよ。いわゆる逮捕ということ・・」
「ほほう。逮捕に至らなかったんですか?」
「至らないというかね。要はその、例えば、私がああいうことをやっていたというのは、もう聞いてみて初めて判ったことですから、それに関わって、例えば、私と皆さんが、どういう付き合いがあったというのは、こんなふうに、例えばこういうもの、ああいうものとか、売買とかそういうものはあったとしても、いわゆる多胡自身の方が出していないわけですから、みなさんには認識がないわけですよ、例えば、私と関わっていたとしても。ですから認識がないわけですよ。刑事上はね」
「ただしね、いろいろ今やっているんですけれども、今、住民訴訟をね。例の芝原団地の一区画の件なんてすが、あれは当時問題になりましてね、架空名義、架空登記だということと、登記簿の謄本を取り寄せてみたら、ふたつになっていましたよね。で、なぜそういうことが可能なのかと、これは裁判のこれから争点になっており、今日も裁判長とその辺をきっちり決めてきた。こういう話もあるんですよ。多胡が昭和45年9月に入りまして、最初の5年間、昭和50年まで税務課にいた。その後農政課で共済関係をやって、その後、公社設立ということで、彼が設立の段階から担当していたと」
「そのようですね」
「どうも多胡は税務課の時にいろいろ知恵を仕込まれたのではないかと。で公社に入ったときには、農政課、これは農業委員会も関係していますが、その前の税金の関係、これで悪知恵を仕入れたのを華聞かせだのが公社だと。と言いますのは、先行投資で農地を買うでしょう。そうすると、情報をいち早く仕入れて、自分でかっちまうんですよね」
「ええ」
「まあ、名義はどういうふうに操作したのか判りませんが。そこで、土がいいもんだから、そこを例えば、土建屋さん、園芸屋さんに売り飛ばして穴ができる。その後に建設残上や廃材などを入れる。そして平らにさせてから公社に売り飛ばす。こういうテクニックをやっていたと言うんですね」
「はあはあ」
「それから彼が2番目の奥さんと結婚したときに、市営団地にいたんですよ。近所の人が投票所の入馬券を待って行ったところが、なんと多胡夫妻は別居扱いで、つまり母子家庭だったと。多胡自身は同居人だったということになっていたんで、驚いたというわけですよ」
「ほお」
「つまり母子家庭で有れば、アパートの入居費はただ。それから母子手当がでる。そういったことが市役所の職員でありながらできたということ自体、こりゃあおかしい、とみんな言っているんですよ。とんでもない話だ、とね。で、勿論、税務課の窓から多胡の家が見えるわけですから。それとね、有るスナックのおばさんの詣で、それは群バスのとなりのスナック純というママさんの話によると、市役所の職員がスナックでどんちゃん騒ぎをするでしょ。すると締めの5分前に多胡を呼んだそうですよ。多胡くん来てよ、お会計だと。会計マンとしてね」
「ヘーえ」
「その手の話はいっぱい集まっています。そういうのをいつか法廷でいろんな人が証言してくれると言うから、いつか全部ぶちまかようというふうに思っていますけどね」
「あ、そうですか。はっはっは(笑)」
「包み隠さず、その後のわれわれ市民の運動経過をいっぺんお話ししたくて今日来たんですが」
「あそこの建物はまだ残っていますか?」
「残ってますよ」
「ああそうですか」
「普通だった石をぶん投げて窓ガラスを割るところなんてすが、安中市民は大人しいのかなあ」
「じゃあ売却にも何にもならないんですかね」
「国税が差し押さえを2ヵ所してるんですけど、地ベタだったか、まだ奥さんの名義なんですよね。以前の新聞を見たら、奥さんが、全部身上売っ払って弁済したい、と言っているにもかかわらず、まだ残して居るんですよね」
「あそこの、奥さんの、本人が住んでいたところはあのままですか?」
「あのまんまです。下と上が分離しているもんだから買い手がつかないんですね」
「ああそうですか」
「あの喫茶店の方は、骨董倉庫はどうなっているか判りませんが、あのまんまですよ」
(続く)
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2007/9/17  20:50

安中市土地開発公社の深淵・・・捜査側の感想(2)  土地開発公社51億円横領事件

「では、小貫さん、実際に骨董品倉庫を警察と一緒に見たのなら何割くらい自分の売った商品があった?と聞いたら、はっきりは言わないが、4分の1くらいだという。そうすると、後の他はどうしたのかなと聞くと、どうも聞くところによると、いろいろな業者さんが入っていたという。では小貫さんはいったい金額的にはいくらくらい売ったんだい、いろいろ新聞を見ると10億、12億というから、今の話だとまあ3億円くらいは小貫さんの所から出たと違うの?と聞くと、いやあそのくらいかな、と否定はしなかったですね」
「みなさんもご存知の通り、刑事裁判の時に、冒頭陳述等々で検事のああいう関係有るものだから、その意味はその点はできる限りの範囲内のものとしてはこういうのである、というものを作ったんですよ。ですがその話でしたらね。あの方がどのくらい信用できるかということも判らないでしょう。小貫という人自体が。だから私どもとしては全然全く関係のない無縁の人ですから。そういう事件に関わっているということですから、だからそれ以前に皆さんがその小貫さんと話を聞いて話をしてみた感じが全部事実かどうかというのは判らない。はっきり言って」
「ただ、本人がいない時、奥さんが話した。もうかなり狼狽していたが、主人が帰ってこないと、帰ってこないといいながら、私も1時間くらい粘ってああだこうだ聞いた話と、主人の話と言うのは割合整合性があった。ただね、ちょっとおかしいなという所も勿論あった。しかし、第3者を介したと。では実は第3者を介したことについて、その人は事業家なのか?と聞くと、いやそうではない。では、今もその仕事をしているのか?、している。ではサラリーマンみたいな人か?、そうだ。というわけですね」
「当時新聞に出てたんですよ」
「出ました?」
「出た。新聞屋さんが判断していたが、それは絶対に言えませんと言ったんですよ」
「上毛新聞の話なんです。新聞に出ました?」
「その段階で、私どもはなんとも言えませんといった。あれぇ、皆さんのあれにも書いて無かったっけかな。あの公判の一部姶終の中に」
「あ、あの中にあります?」
「公判の中に出ているはずだと思ったけど・・・」
「ああ、じゃやっぱりあの人か・・大体想像がつくなあ。かんら信金の?」
「必ずしもその人ばっかりじゃあないんですけど」
「でも、かんら信金の方でしょう?」
「ええ。あの、後で、じゃあ、公判のアレを確認して下さい。私には過ぎてしまったことだから」
「いやわかります。多分そうじゃないかなと思ってね。私もかまをかけて一品堂に言ったんですよ、地元の金融機関の方でしょうか?ときいたら、急に答につまってね。否定も何もしなかったんでね。ハハーンと思ったんですけど・・」
「あれ、多胡は刑事事件は確定したんですよね。確かね」
「確定しました」
「確定しましたよね、控訴しなかったですよね」
「実はどこのムショに入っているのかもいろいろな情報を得て大体わかって居るんですよ」
「ははあ。奥さんはどうしたんだろう」
「大阪に行っています。逃げています」
「ああそうですか」
「それから、東京都内に1億5000万円でマンションを買って出所に備えていると言う情報も有るんですけど」
「ははん」
「それで、一品堂の小貫氏いわく、あの人いろんなことを言っていましたけれど、勿論彼自身もいろんな人から聞いた話という前段なんてすが」
「そうですよね」
「市役所の中で多胡が中心になって、ギャンブルのノミ行為をやっていたというんですよね」
「ふんふん」
「これはかなり有名な話らしいですけどね」
「ええ」
「それとね、骨董倉庫の中のやつを、テレビ鑑定団の中島さんらの手を経て、多胡の弁護士がそれをオークションにかけたんですね」
「はいはい」
「あれは確か2億円ちょっとくらいにしかならなかったんですけれど、小貫氏も立ち会ったと言うんですよね」
「はーん」
「彼も業界の関係で、ええとね、飯塚会とか何とか言う業者会が有るらしいんだが、その情報というか、自分の知り合いだから間違いないと、私どもも信じているが、自分か売った品物がまたオークションにかけられたときに、自分が売った値段よりも高い値段がついたのもある、という。ただ彼いわく、彼は陶器が専門だと言う、伊万里だとか鍋島というのがあったが、しかしそれ以外の横山大観とか、古美術の絵画とか装飾品については、私はいっさい扱っていない、と。それはいろいろな業者の人が入れたと思うが、その仲介も例の金融機関のIさんがやった、扱ってると思う、と。こう言っているんですね」
「はあ」
「全体的なことから言うと、おそらく10億、12億と言われているけれども、自分の所が全部扱ったというように巷間言われているが、実際には4分の1なんだ、と。恐らく訳の判らないやつも、10億の中に入って居るのではないか、とこう言われているんですよね」
「ははーん」
「今、住民訴訟で実は刑事裁判記録を取り寄せるようにして居るんですけれどもね」
「はいはい」
「そうするとね、皆さんのご努力のあとが見させていただけることになるんですけれど」
「ははは。あんまり見せたくないなあ(笑)」
(続く)
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2007/9/17  20:42

安中市土地開発公社事件の深淵・・・捜査側の感想(2)   土地開発公社51億円横領事件

「では、小貫さん、実際に骨董品倉庫を警察と一緒に見たのなら何割くらい自分の売った商品があった?と聞いたら、はっきりは言わないが、4分の1くらいだという。そうすると、後の他はどうしたのかなと聞くと、どうも聞くところによると、いろいろな業者さんが入っていたという。では小貫さんはいったい金額的にはいくらくらい売ったんだい、いろいろ新聞を見ると10億、12億というから、今の話だとまあ3億円くらいは小貫さんの所から出たと違うの?と聞くと、いやあそのくらいかな、と否定はしなかったですね」
「みなさんもご存知の通り、刑事裁判の時に、冒頭陳述等々で検事のああいう関係有るものだから、その意味はその点はできる限りの範囲内のものとしてはこういうのである、というものを作ったんですよ。ですがその話でしたらね。あの方がどのくらい信用できるかということも判らないでしょう。小貫という人自体が。だから私どもとしては全然全く関係のない無縁の人ですから。そういう事件に関わっているということですから、だからそれ以前に皆さんがその小貫さんと話を聞いて話をしてみた感じが全部事実かどうかというのは判らない。はっきり言って」
「ただ、本人がいない時、奥さんが話した。もうかなり狼狽していたが、主人が帰ってこないと、帰ってこないといいながら、私も1時間くらい粘ってああだこうだ聞いた話と、主人の話と言うのは割合整合性があった。ただね、ちょっとおかしいなという所も勿論あった。しかし、第3者を介したと。では実は第3者を介したことについて、その人は事業家なのか?と聞くと、いやそうではない。では、今もその仕事をしているのか?、している。ではサラリーマンみたいな人か?、そうだ。というわけですね」
「当時新聞に出てたんですよ」
「出ました?」
「出た。新聞屋さんが判断していたが、それは絶対に言えませんと言ったんですよ」
「上毛新聞の話なんです。新聞に出ました?」
「その段階で、私どもはなんとも言えませんといった。あれぇ、皆さんのあれにも書いて無かったっけかな。あの公判の一部姶終の中に」
「あ、あの中にあります?」
「公判の中に出ているはずだと思ったけど・・・」
「ああ、じゃやっぱりあの人か・・大体想像がつくなあ。かんら信金の?」
「必ずしもその人ばっかりじゃあないんですけど」
「でも、かんら信金の方でしょう?」
「ええ。あの、後で、じゃあ、公判のアレを確認して下さい。私には過ぎてしまったことだから」
「いやわかります。多分そうじゃないかなと思ってね。私もかまをかけて一品堂に言ったんですよ、地元の金融機関の方でしょうか?ときいたら、急に答につまってね。否定も何もしなかったんでね。ハハーンと思ったんですけど・・」
「あれ、多胡は刑事事件は確定したんですよね。確かね」
「確定しました」
「確定しましたよね、控訴しなかったですよね」
「実はどこのムショに入っているのかもいろいろな情報を得て大体わかって居るんですよ」
「ははあ。奥さんはどうしたんだろう」
「大阪に行っています。逃げています」
「ああそうですか」
「それから、東京都内に1億5000万円でマンションを買って出所に備えていると言う情報も有るんですけど」
「ははん」
「それで、一品堂の小貫氏いわく、あの人いろんなことを言っていましたけれど、勿論彼自身もいろんな人から聞いた話という前段なんてすが」
「そうですよね」
「市役所の中で多胡が中心になって、ギャンブルのノミ行為をやっていたというんですよね」
「ふんふん」
「これはかなり有名な話らしいですけどね」
「ええ」
「それとね、骨董倉庫の中のやつを、テレビ鑑定団の中島さんらの手を経て、多胡の弁護士がそれをオークションにかけたんですね」
「はいはい」
「あれは確か2億円ちょっとくらいにしかならなかったんですけれど、小貫氏も立ち会ったと言うんですよね」
「はーん」
(続く)
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2007/9/17  20:37

安中市土地開発公社事件の深淵・・・捜査側の感想(1)  土地開発公社51億円横領事件

事件発覚からちょうど2年後、元職員の刑事判決からおよそ1年後の平成9年5月28日、当会はこの事件を担当した県警刑事のところを訪ねて挨拶に行きました。この事件では、警察からも当会に対して情報提供の協力の申し入れがあり、市民から寄せられた情報で、有益と思われるものは、警察にも通報した経緯があります。捜査への協力は市民の義務と考えておりました。しかし、警察では、市民からの情報提供は喜んで受け入れる姿勢を見せましたが、刑事事件の捜査が終わると、捜査結果については、守秘義務を盾にまったく教えようとしません。当会では、元職員の刑事判決直後の1996年7月にわずか5日間だけ、部分的に刑事記録を閲覧できましたが、その限られた閲覧で得られた情報には、市民から寄せられた情報に基づく捜査をした形跡が見られませんでした。
そこで、直接捜査を担当した顔見知りの刑事に挨拶に伺ったのでした。以下はそのときのやり取りを再現したものです。
「どうもどうもお邪魔します。元気そうですね、いやあお会いしたかった」
「元気でやってますか?」
「何とか」
「きょうはまたどうして?」
「今日は前橋で住民訴訟の3回目の公判があって、前橋まで出たついでに、その足で来たんですけども。ほんとにご無沙汰しています」
「はっはっは」
「その後もいろいろ新聞では見聞きしているんで、これはまあ、名刺代わりにまとめたものを持ってきたんですけども。あのね、今、住民訴訟に踏み切って、今日も3回目をやったんですけども、いろいろなことがだんだん判りつつありましてね」
「ええ」
「実は先だって、私どもが主催している会で、足利へ行ったんですよ」
「足利?隣のですか?」
「ええ。あそこの足利学校とか名所旧跡。その後、栗田美術館を行った後、最後に一品堂へ寄ろうじゃないかと」
「はいはい」
「一品堂に実は足を運んだんですよね。まあ、いつか行こうとは思っていたんです。ちょうど旦那さんがおられずに、奥さんがおられたんです。たいそう驚きになられましてね」
「はい」
「で、一応こういう趣旨で来ましたと名刺を置いてきたんですよ。で、その晩、ご主人から電話がかかってきましてね。いろいろと状況を聞いたんですけども、初めて聞いたことがだいぶありましてね」
「はい」
「ほんとに率直に言いますとね、一品堂の小貫さんが言うには、例の多胡邦夫には直接相対でひとつも販売していないと言うんですね。仲介者を介したと。ほう、仲介者を介した、初耳ですね、どなたを介したのですか?ってお聞きしたんですよ。そしたら言えませんというんですよ。言えないことはないでしょうといったらですね。当時の事件発覚後、あの人は実際に多胡の骨董倉庫で骨董品のチェックをしたんですよね。その関連もあって、売った人について警察から聞かれたらしいんですよね。自分は喋らなかったんだけども、警察の方でこの人ですか、と見せられたら、ああ、そこまでお調べですか、とこう言ったらしいんですよね。そこまで判っているんなら小貫さん、教えて下さいよ、と言ったら、そしたらね。警察から話すなと固く言われている、聞きたければ警察に行って聞け、とこういうふうに言われていると。誰だか教えてもらいたいね、と言ったんですが、教えてくれないんですよね(笑)。お願いしますよ」
「それでね。可能な範囲内では、力の範囲内では全部関係者を調べた。だから、よく警察はこれやってくれないじゃないかといわれるが、後、当時いろいろ話もでましたよね。また、噂も何も事実かどうかということも全部調べた。当時私も安中にいて、いろいろな方がおみえになって、お話をして、具体的なものはまだちょっとお話できないが、そういうことで、やれることはやったんですよ」
「小貫さんが言うには、名前は特定して教えてくれなかったが、これほんとかどうか判らないが、彼が言うには仲介者からいつも電話があって、安中と足利の途中の喫茶店でいつも落ち合って、そこで落ち合うときは予め電話があるので、商品を持っていってその人に託して、その人が多胡のところに持ち込んで二人で品定めをして、買う買わないを決めたという。それを聞いてびっくりしたんだけれども、小貫さんが言うには、美術館を作りたいからいいものを調達してくれと。小貫さんが言うには、私も信用第一の商売だから、さほどぶっかけずにきちんとしたものをお出ししたと。だけど小貫さん、安中では9割がた、あるいは殆ど100%、飛び込み以外はみんな小貫さんのところから売ってもらったという話ですよ、というと、そんなはずはないというんですね」
「はっはっは」
(続く)
1

2007/9/2  22:41

史上最大の横領金の使途(その7)  安中市土地開発公社事件クロニクル

23.自宅に有る現金等
(1)使途に関する被疑者の自供概要:
○現金   1300万円位
○記念硬貨  100万円位
○旧紙幣   200万円位
◎合計   1600万円位
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:−(記載ないが、多胡邦夫及び親族)
購入等受付者(被供述者):−(記載ないが、多胡邦夫及び親族)
購入等(支払い)年月日:平成7年6月23日差押え
購入品・契約内容等:
○現金      1320万0438円
○旧紙幣・硬貨   214万9750円
○記念硬貨     252万7400円
◎合計      1787万7588円

24.店舗キッチン関係の工事費
(1)使途に関する被疑者の自供概要:−(記載なし)
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:碓氷安中ガス事業協同組合 久保庭和雄 専務理事
購入等受付者(被供述者):碓氷安中ガス事業協同組合 久保庭和雄 専務理事(58)
購入等(支払い)年月日:昭和59年12月24日
購入品・契約内容等:○工事代金135万5570円

25.自宅・店舗厨房器具費
(1)使途に関する被疑者の自供概要:−(記載なし)
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:関東マルイ活タ中営業所長 青木敏洽
購入等受付者(被供述者):関東マルイ活タ中営業所長 青木敏洽(48)
購入等(支払い)年月日:昭和63年9月1日
購入品・契約内容等:○支払金額410万円

26.店舗駐車場の舗装工事費
(1)使途に関する被疑者の自供概要:−(記載なし)
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:挙c中商事代表 田中重男
購入等受付者(被供述者):挙c中商事代表 田中重男(55)
購入等(支払い)年月日:昭和63年〜昭和63年10月11日
購入品・契約内容等:○支払合計金額310万円
【内訳】
昭和63年 2月頃   100万円
昭和63年10月11日 210万円

27.店舗看板の設置・撤去等工事費
(1)使途に関する被疑者の自供概要:−(記載なし)
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:挙c中塗装工業
購入等受付者(被供述者):挙c中塗装工業求@田中塗装工業役員 田中明美(56)
購入等(支払い)年月日:昭和59年頃〜昭和63年頃
購入品・契約内容等:○支払合計金額190万円位
【内訳】
昭和59年頃 160万円位
昭和63年頃  30万円位

28.中古自動車の購入
(1)使途に関する被疑者の自供概要:−(記載なし)
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:安中三菱自動車販売株式会社
購入等受付者(被供述者):安中三菱自動車販売渇ロ長 内田貢禄(37)
購入等(支払い)年月日:平成元年7年12日
購入品・契約内容等:○代金 69万1000円(中古自動車〜三菱ランサーバン)

29.家電製品の購入
(1)使途に関する被疑者の自供概要:−(記載なし)
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:泣Rバヤシテレピ
購入等受付者(被供述者):家電製品販売業 小林静江(57)
購入等(支払い)年月日:平成元年頃平成7年3月5日
購入品・契約内容等:○合計78万9984円
【内訳】
平成元年頃      冷蔵庫  20万円位
平成5年11月 1日 コタツ   7万6220円
平成6年 5月11日 炊飯器   4万9955円
平成6年 7月30日 冷蔵庫  24万5140円
平成6年 8月31日 洗濯機等  9万1979円
平成7年 5月 5日 ステレオ 12万6690円

30.呉服の購入
(1)使途に関する被疑者の自供概要:−(記載なし)
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:御呉服 逸見
購入等受付者(被供述者):呉服店経営 逸見司朗(41)
購入等(支払い)年月日:平成4年10月
購入品・契約内容等:○合計80万0000円(訪問着1着、袋帯1本)

31.ギャンブル
(1)使途に関する被疑者の自供概要:
○合計 1億500万円位
○競馬 1億円位
○麻雀 500万円位
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:松岡隆夫ほか2名
購入等受付者(被供述者):松岡隆夫(43)ほか2名
購入等(支払い)年月日:(記載なし)
購入品・契約内容等:○被疑者が、競馬・麻雀をしていた事実は確認されたが、ギャンブルに使途した金額は不明であった。

32.ゴルフ道具・プレー費
(1)使途に関する被疑者の自供概要:
○合計   500万円位
○ゴルフ道具 30万円位
○プレー費 年15〜20回
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:−(記載なし)
購入等受付者(被供述者):−(記載なし)
購入等(支払い)年月日:−(記載なし)
購入品・契約内容等:−(記載なし)

被疑者の自供概要に基づく購入品等の合計額: 18億4496万5030円
警察の捜査結果に基づく購入品等の合計額:  13億0311万4946円

右は抄本である。
平成16年1月13日
前橋地方検察庁検察事務官
0

2007/9/2  22:38

史上最大の横領金の使途(その6)  安中市土地開発公社事件クロニクル

17.リゾートマンションの購入・海外旅行の経費等
(1)使途に関する被疑者の自供概要:
○サイパン 1500万円位(3回渡航)
○ハワイ   500万円位
◎合計   2000万円位
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:株式会社にじゅういち
購入等受付者(被供述者):斎藤寿康
購入等(支払い)年月日:平成2年11月20日〜平成3年11月12日
購入品・契約内容等:○総額1543万1200円
【内訳】
平成2年11月20日 サイパンリゾートマンション 1080万0000円
平成3年 3月20日 ハワイリゾートマンション   402万0000円
平成3年 7月22日 サイパン旅行費         28万3200円
平成3年11月12日 サイパン旅行費         32万8000円

18.海外旅行費用
(1)使途に関する被疑者の自供概要:○サイパン旅行3回を含む7〜8回渡航561万1000円位
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:株式会社 ジェットツーリスト
購入等受付者(被供述者):株式会社 ジェットツーリスト
購入等(支払い)年月日:昭和61年12月22日〜平成4年8月13日
購入品・契約内容等:○総額503万7540円
【内訳】
昭和61年12月22日  94万8080円
昭和62年10月20日  35万0000円
昭和62年12月18日 230万0000円
平成 元年12月25日  88万6660円
平成 4年 8月13日  55万2000円

19.JCBクレジットカードの使用
(1)使途に関する被疑者の自供概要:−(記載なし)
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:株式会社ジェーシービー(捜査関係事項照会結果)
購入等受付者(被供述者):株式会社ジェーシービー(捜査関係事項照会結果)
購入等(支払い)年月日:昭和62年4月〜平成7年4月
購入品・契約内容等:○総額214万7585円

20.婦人服の購入
(1)使途に関する被疑者の自供概要:○妻の衣類 金額不明
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:ブティツクエーゲ
購入等受付者(被供述者):ブッテイック経営 中島正貴(45)
購入等(支払い)年月日:昭和60年頃〜平成6年頃
購入品・契約内容等:○総額440万円位
【内訳】
昭和60年から平成4年の間は年間で50万円位、8年間で計400万円位。
平成5年から平成6年の間は年間で20万円位、2年間で計40万円位。

21.妻に渡した現金
(1)使途に関する被疑者の自供概要:○合計1億円位
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:喫茶店経営 多胡春美
購入等受付者(被供述者):喫茶店経営 多胡春美(41)
購入等(支払い)年月日:昭和57年〜平成7年
購入品・契約内容等:○合計1億5000万円位

22.実母へ渡した現金
(1)使途に関する被疑者の自供概要:○合計(平成元年から平成5年頃までの間)300万円位
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:会社役員(多胡運輸) 多胡ヨヲ子
購入等受付者(被供述者):会社役員(多胡運輸) 多胡ヨヲ子(67)
購入等(支払い)年月日:昭和58年頃〜平成7年
購入品・契約内容等:○合計140万円位
(続く)
0

2007/9/2  22:37

史上最大の横領金の使途(その5)  安中市土地開発公社事件クロニクル

12.古城団地分譲に伴う恐喝出資金
(1)使途に関する被疑者の自供概要:○総額8995万9800円
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:田口咲子
購入等受付者(被供述者):田口咲子(69)
購入等(支払い)年月日:昭和63年平成7年3月26日
購入品・契約内容等:○総額8995万9800円
【内訳】
昭和63年  150万0000円(古城団地上乗分)
平成元年 1500万0000円(安中郵便局から振込)
平成2年9月6日 1645万9800円(国税納付分)
平成2年10月11日 2200万0000円(田口保洋口座振込)
平成3年 1000万0000円(特別会計口座から)
平成4年  500万0000円(特別会計口座から)
平成6年5月頃 1000万0000円(特別会計口座から)
平成7年3月28日 1000万0000円(安中支店駐車場で交付)

13.情婦への貢金
(1)使途に関する被疑者の自供概要:
○平成4年2月20日頃 現金20万円
○平成4年3月17日 350万円小切手
○合計 370万円
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:金田知美
購入等受付者(被供述者):金田知美(27)
購入等(支払い)年月日:平成4年2月下旬と3月中旬
購入品・契約内容等:○合計390万円位
【内訳】
平成4年2月下旬〜現金20万円
平成4年3月中旬〜現金20万円位、額面350万円の小切手、ダイヤモンドの裸石1個(小林紀一から購入したもの)

14.自宅等の新改築
(1)使途に関する被疑者の自供概要:
○自宅関連 1億1000万円
○店舗関連   4000万円
○倉庫関連   3000万円
◎合計   1億8000万円
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:株式会社篠崎工務店
購入等受付者(被供述者):篠崎富喜二(58)
購入等(支払い)年月日:昭和59年6月〜平成6年11月
購入品・契約内容等:○総工事費 1億9812万7000円

15.預貯金
(1)使途に関する被疑者の自供概要:
○群馬銀行  6000万円位
○かんら信金  600万円位
○安中郵便局 2500万円位
○共済預金   200万円位
◎合計    9300万円位
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:−(記載なしだが、多胡邦夫及び親族)
購入等受付者(被供述者):−(記載なしだが、多胡邦夫及び親族)
購入等(支払い)年月日:−(記載なしだが、永年にわたり蓄財していた)
購入品・契約内容等:○預貯金合計 1億1224万4961円
【内訳】
群馬銀行  6884万4873円
東和銀行    66万2319円
かんら信金 1226万4506円
共済組合   485万3474円
郵便局   2561万9789円

16.各種保険の支払い
(1)使途に関する被疑者の自供概要:−(記載なし)
(2−1)警察の捜査結果
購入・契約先等:朝日生命保険相互会社前橋支店
購入等受付者(被供述者):朝日生命保険相互会社前橋支店
購入等(支払い)年月日:昭和59年〜昭和61年
購入品・契約内容等:○合計支払い保険料849万9850円 各種生命保険4本
(2−2)警察の捜査結果
購入・契約先等:今井総合保険サービス 代表 今井洋一(大東京火災海上保険代理店)
購入等受付者(被供述者):今井総合保険サービス 代表 今井洋一(大東京火災海上保険代理店)
購入等(支払い)年月日:昭和59年〜平成7年
購入品・契約内容等:○合計支払い保険料759万5920円
(続く)
0

2007/9/2  22:35

史上最大の横領金の使途(その4)  安中市土地開発公社事件クロニクル

5.歯の治療費
(1)使途に関する被疑者の自供概要:○歯の治療費800万円
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:石倉歯科医院
購入等受付者(被供述者):井汲憲治(35)
購入等(支払い)年月日:平成5年9月20日〜平成7年5月3日
購入品・契約内容等:○治療費総額722万8330円
【内訳】
○平成5年9月20日〜平成7年5月3日の50回の保健治療費1万8330円
○保健外の治療費
平成6年 1月21日 169万9500円
平成6年 3月11日 169万0000円
平成6年10月 3日 170万9000円
平成6年12月17日 169万9500円
平成7年 1月14日  41万2000円

6.デパートでの購入
(1)使途に関する被疑者の自供概要:○合計500万円位【内訳:子供等の衣類100万円、壺400万円位】
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:スズラン百貨店高崎店
購入等受付者(被供述者):田島 求
購入等(支払い)年月日:昭和63年9月10日〜平成7年4月2日
購入品・契約内容等:○口座取引総額1576万3032円

7.貴金属類の購入
(1)使途に関する被疑者の自供概要:○ネックレス・指輪1000万円位
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:シティーメガネ
購入等受付者(被供述者):城田 真(34)
購入等(支払い)年月日:平成2年〜平成6年
購入品・契約内容等:○購入総額373万7000円位
【内訳】
平成3年頃 ベッコウのクシ20万円位
平成3年〜平成4年 時計バンド10本位 10万円位
平成4年頃 タイヤネックレス 60万円位、観鏡6式位 30万円位
平成5年春頃 パールネックレス 200万円位
平成6年頃 観鏡1式 50万円位
時期不明 子供用観鏡1式 2万5000円位、腕時計1個 1万2000円位

8.外車の購入
(1)使途に関する被疑者の自供概要:
○外車8台 3550万円位(アルファガレージ)
○アウディ新車 300万円位(株式会社ヤナセ群馬)
(2−1)警察の捜査結果
購入・契約先等:アルファガレージ
購入等受付者(被供述者):反町 仁(47)
購入等(支払い)年月日:昭和58年5月〜平成6年3月
購入品・契約内容等:○購入総額 4116万5000円(外車10台)
(2−2)警察の捜査結果
購入・契約先等:株式会社ヤナセ群馬
購入等受付者(被供述者):徳井俊夫(51)
購入等(支払い)年月日:平成元年2月5日
購入品・契約内容等:○購入価格438万9450円 外車(アウディ80)1台

9.紳士服・小物等の購入
(1)使途に関する被疑者の自供概要:○洋服1000万円位
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:スケルトン
購入等受付者(被供述者):佐藤敬一(47)
購入等(支払い)年月日:昭和60年〜平成7年5月
購入品・契約内容等:○購入総額1000万円位
【内訳】
昭和60年から平成元年の5年間で計250万円位
平成2年から平成7年の間は年間で150万円位、6年間で計750万円位

10.株券の購入
(1)使途に関する被疑者の自供概要:○山種証券1000万円位
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:山稜証券株式会社高崎支店
購入等受付者(被供述者):松井紘二
購入等(支払い)年月日:昭和60年12月6日(振込口座振替)〜平成2年7月18日
購入品・契約内容等:○取引口座入金総額3280万4969円

11.芝原団地分譲に伴う不正出資金
(1)使途に関する被疑者の自供概要:○土地代金619万4230円
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:上原正彦
購入等受付者(被供述者):上原正彦(42)
購入等(支払い)年月日:平成4年5月14日(特別会計口座から出金)
購入品・契約内容等:○土地代金名目619万4230円
(続く)
0

2007/9/2  22:32

史上最大の横領金の使途(その3)  安中市土地開発公社事件クロニクル

不正取得金の使途先一覧表
(注:氏名の敬称略。なお年齢数字は平成7年11月現在。約10年前の時点となる)

1.骨董品・古美術の購入
(1)使途に関する被疑者の自供概要:
○一品堂 10億円以上から12億円位 400点位
○兵藤  1600万円位
○小林  1300万円位
○氏名不詳飛込み業者 3000万円位
合計 10億5900万円
(2)警察の捜査結果
(2−1)購入・契約先等:一品堂
購入等受付者(被供述者):小貫達(52)
購入等(支払い)年月日:平成3年〜平成7年5月10日
購入品・契約内容等:販売総額4億5000万円位。
【内訳】〜平成3年 5000万円位、平成4年 1億円位、平成5年 9557万円、平成6年 9800万円、平成7年 4931万円。
(2−2)購入・契約先等:佐藤洋一
購入等受付者(被供述者):佐藤洋一(52)
購入等(支払い)年月日:平成元年〜平成2年
購入品・契約内容等:810万円位、刀剣・絵画等12点位
(2−3)購入・契約先等:小林紀一
購入等受付者(被供述者):小林紀一(52)
購入等(支払い)年月日:平成2年頃
購入品・契約内容等:1000万円位、鍋島の皿1皿、ダイヤモンドの裸石3個、掛軸1幅、七寸皿1皿

2.珈琲ぶれいくの土地の購入
(注:珈琲ぶれいくとは元職員が市役所に勤務しながら配偶者と経営していた喫茶店。現在でも国道18号線沿いに空き家として存在し続けている)
(1)使途に関する被疑者の自供概要:○土地代金 4000万円
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:香坂真一(63)
購入等受付者(被供述者):同上
購入等(支払い)年月日:昭和62年10月14日及び12月23日
購入品・契約内容等:土地購入代金 3220万4500円。
【支払い内訳】
昭和62年10月14日  649万8200円
昭和62年12月23日 2570万6300円

3.自宅・店舗の家具購入
(1)使途に関する被疑者の自供概要:○自宅・店舗関連400万円位
(2)警察の捜査結果
購入・契約先等:トータル・インテリア・ファクチャーTIF・KIRN
購入等受付者(被供述者):福島英男(39)
購入等(支払い)年月日:平成3年4月〜平成5年12月
購入品・契約内容等:家具購入代金 2061万1000円。
【支払い内訳】
平成3年 4月23日  85万0000円
平成3年 6月15日 234万0000円
平成3年12月26日  62万0000円
平成4年 5月18日 350万5000円
平成4年 6月 6日 120万0000円
平成4年 6月 6日 238万2000円
平成4年 8月12日  77万0000円
平成5年10月17日 655万0000円
平成5年 1月20日  48万4000円
平成5年12月30日  19万0000円
平成5年12月31日 172万0000円

4.ゴルフ会員権の購入
(1)使途に関する被疑者の自供概要:
○ベルエア1300万円(みやまエージェンシー)
○上越 500万円(有賀園ゴルフ)
○白水(有賀園ゴルフ)1500万円
○−(自供なし)(アズサ)
(2−1)警察の捜査結果
購入・契約先等:みやまエージェンシー株式会社
購入等受付者(被供述者):福島芳男(61)
購入等(支払い)年月日:平成3年6月13日(口座振込)
購入品・契約内容等:○ベルエアカントリークラブ会員権1306万6437円
(2−2)警察の捜査結果
購入・契約先等:株式会社有賀園ゴルフ
購入等受付者(被供述者):松永辰衛(41)
購入等(支払い)年月日:平成2年1月12日(上越)
            平成4年8月(白水)
購入品・契約内容等:○上越国際カントリークラブ十日町コース会員権553万3000円、○白水ゴルフクラブ会員権1306万0000円
(2−3)警察の捜査結果
購入・契約先等:ゴルフショップ アズサ
購入等受付者(被供述者):佐藤省吾(50)
購入等(支払い)年月日:平成2年1月12日
購入品・契約内容等:○上越国際カントリークラブ十日町コース会員権購入に関しての有賀園ゴルフヘの仲介
(続く)
0

2007/9/2  22:27

史上最大の横領金の使途(その2)  安中市土地開発公社事件クロニクル

二 使途先に関する被疑者の自供
 被疑者は、自己消費した使途先について「骨董品・古美術品の購入、喫茶店・自宅の新改築、ゴルフ会員権・株券・外車・海外リゾートマンションの購入、競馬や麻雀のギャンブル等に、約20億円使った。使途先及び金額については正確なものは覚えていない。自己消費した金額はもっとあるが、全て自分が費消した。」旨を自供した。

三 使途先に関する捜査結果
 不正取得金の使途先について、@被疑者の自供、A被疑者の自宅及び妻の経営する喫茶店からの押収物から捜査したところ、別紙「不正取得の使途先一覧表」のとおり約13億0311万4946円 の金額が確認された。
 被疑者の自供に基づく捜査結果では、金額の面で1000万円単位の差額があるところがあったが、概ね自供と合致した。しかし、美術店「一品堂」に関しては、「被疑者は約400点の品物を10億から12億円の骨董品・古美術品を購入している。納品書、領収書等はなく、一切現金払いである。」旨を自供し、被疑者の自宅等の捜索の結果は503点におよぶ骨董品・古美術品等の押収はあったが、同骨董品等に関する領収書等の書類関係はなかった。
 「一品堂」の店主である小貫達53歳を取調べところ、「被疑者との取引は、平成3年から平成7年の間に約4億5000万円である。」旨を供述したが、その供述を明確に裏付ける納品書・領収書等の書類等は一切提出されなかった。
 骨董品・古美術品の購入金額について、被疑者と右小貫との供述に、約5億円ないし7億円もの大きな差額があることから、捜索差押え令状の発付を得て、11月11日、右小貫の自宅及び一品堂店舗を捜索したが、被疑者との取引を解明する資料は得られなかった。

四 不正取得金の出金及び使途先の契約一購入状況
 被疑者が勝手に開設した特別会計口座からの出金状況を確認すべく、群馬銀行安中支店から押収した「平成2年から平成7年までの間の日記帳(伝票綴)に綴られている普通預金払戻請求書」を精査したところ、全て被疑者の筆跡によるものであることを確認した。使途先の契約一購入状況については、被疑者自身が直接面談したりして行なっており、親族・知人等による直接的な契約・購入はなかった。
 以上のことから、不正取得意の出金とその使途に関しては、被疑者以外の直接的かつ共犯的な介在は認められなかった。

不正取得金一覧表
第1期
期間:昭和57年頃から昭和60年3月30日
不正取得金:業務上横領金約6100万0000円
支払利息・返済金:(なし)
自己消費金:約6100万0000円
特別会計口座残高:(なし)
自己持出金:(なし)

第2期
期間:昭和60年3月30日
不正取得金:詐欺取得金11億3000万0000円、業務上横領金8756万8901円、合計12億1756万8901円
支払利息・返済金:7億8435万0479円
自己消費金:4億3321万8422円
特別会計口座残高:(なし)
自己持出金:(なし)

第3期
期間:平成2年4月16日〜平成7年3月31日
不正取得金:詐欺取得金 36億3000万0000円、業務上横領金1億9633万2498円、受取利息759万8217円、合計38億3392万0715円
支払利息・返済金:13億8435万0479円
自己消費金:22億4334万9891円
特別会計口座残高:2億7588万5426円
自己持出金:3万0000円

合計
不正取得金:詐欺取得金47億6000万0000円、業務上横領金約3億4490万1399円、受取利息759万8217円、合計51億1249万9616円
支払利息・返済金:20億9901万5877円
自己消費金:約27億3756万8313円
特別会計口座残高:2億7588万5426円
自己持出金:3万0000円
(続く)
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2007/9/2  21:48

史上最大の横領金の使途(その1)  安中市土地開発公社事件クロニクル

安中市土地開発公社事件で、巨額横領金のうち、もっとも使途金額の大きなものは、骨董品ですが、元職員は、親友で古物商の免許を持つ仲介者を通じて骨董品を購入していたことは、先日説明しました。
警察では、平成7年6月3日に当時の小川勝寿安中市長(先月初めに物故)が、元職員を告訴して以来、捜査を続けていましたが、同年10月に小川市長が辞任して、出直し選挙が行われている真っ最中に、捜査結果をまとめています。
事件後、安中市民は7年間にわたり、この前代未聞の事件の全容解明と、再発防止のための責任の明確化、市民への被害回避を目的に、4件の行政訴訟を提起しました。
その結果、全ての裁判で敗訴しましたが、最後の裁判で、東京高裁に控訴した際に、敗訴する間際の平成16年1月13日にようやく裁判所から文書開示された使途一覧表を入手しました。
ここには、関係者の氏名が載っていますが、いずれも刑事事件の責任は問われていない方々ばかりです。しかし、元職員とのいろいろな係わり合いを通じて、事件の背景を語る資格のある方々ばかりです。
不思議なのは、警察の捜査結果には、骨董品の購入先として、元職員の無二の親友の名前がありません。いずれも多胡邦夫が直接骨董業者から買付けたことになっています。
先日報告した骨董業者の説明と大きく食い違っています。
警察が、捜査の結果をそのまま捜査記録に記載するとは限らないことが、これをみても明らかです。
それでは、裁判所で公開された横領金の使途一覧表をじっくりご覧ください。不思議な点についてお気づきの方は、どしどし感想をお寄せください。
【ひらく会情報部】
平成7年11月15日
群馬県安中警察署
司法警察員警部
右  同警部補

群馬県安中警察署長
司法警察員警視 大 熊 信 行 殿

有印公文書偽造・同行使・有印公文書変造・同行使・詐欺被疑事件に関する不正取得金の使途先の捜査結果について

被疑者
本籍(削除)
住所(削除)
多胡邦夫
昭和27年3月30日生(43歳)

 右者にかかわる、みだし事件に関し、被疑者が昭和57年頃から平成7年3月までの間、不正に取得した「約51億1249万9616円」のうち、自己消費した「約27億3756万8313円」の使途先について捜査した結果約13億0311万4946円の費消が次のとおり判明したので報告します。

一 不正取得金に関する被疑者の自供
 被疑者が、安中市役所及び安中市土地開発公社職員として在職中、不正に取得した金額・消黄金等を解明するため、被疑者に押収した 安中市土地開発公社及び群馬銀行の借入れ・融資等の書類を資料として確認させ算出させたところ、別紙「不正取得金一覧表」のとおり、昭和57年頃から平成7年3月までの間、同公社の補助金及び借入れ金の業務上横領、公社が群馬銀行安中支店から借入れするに際して、金銭消賃貸借契約証書等を偽造又は変造し、金額を上乗せした詐欺等により約51億1249万9616円を不正取得し、その金額から
 @ 支払い利息・返済金  20億9901万5877円
 A 特別会計口座残高    2億7588万5426円
 B 特別会計口座開設時の自己持出し金 3万0000円
を差し引いた約27億3756万8313円が自己消費金であることを自供した。
(続く)
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