2007/10/7  19:52

公職者が金品を配っても起訴されない世にも不思議(5)  安中市長選挙

また、5万円を各地区の後援会支部長に配ったなら、終始報告書に5万円以上の支出について書かなくてはならない。事実5万円というのがあるのだから、そういうものがどういうふうに出てくるかが問題だ。これをもらった関係者のうち、野殿が2件、東岩井が2人。大谷が1人。一応支部長とか、婦人部長。5万円については、すべての選挙のときに5万円。またある人いわく、「うん、俺んちのほうももらっているから、それはみんなで処理していいんだよ」言っている人もいる。ポスター貼り作業も3千円、当日60人くらい事務所に招集して、それで各自に3000円だ。
これについて警察の説明は、「支払うということに対しては、少しも違法ではない。ただし選挙ポスターを貼った業務が終了した時に、他の運動をした時には、要するにそれは違反になる。ポスターを貼るだけならいいが、3千円いただいて、自分の地区を貼って、そのあとに何々を頼むよと運動したら違反になる」という。
選挙戦の最終日に原市の阿久津地区で葬儀があった。なんと岡田義弘氏がそこに行っている。新生活で1万円。新生活は金額がいくらでもかまわないかもしれないが、選挙後3、4日たった時、阿久津の葬式で、隣組でお手伝いをした人が「岡田さんが選挙期間中に来たが、その家は普段のつながりがないというのに、新生活で1万円だった」と言った。
花見の件は、関係者が全部一人一人警察に呼ばれた。しかし、警察は「これは後援会活動だ」と言っている。金券は本人が持っていって、平成17年12月だったので「今度来春の市長選に出ます。よろしくお願いします」と言って配している。だからそれを受け取った人の中には、これは選挙違反ではないか、というのでその日にすぐ安中署へ告発した。さっそく県警に呼ばれた。ところが、本来なら関係者ひとりずつ事情聴取するが、もうひとりの人が来たものだから、中にはふたり入れさせて、もう一人はどういう資格か分からないまま、調書をとったが、守秘義務がおろそかになっている。
青年部というか、もう年をとったので壮年部といったほうがいいかもしれないが、村の青年部の代表をしていたSのところにも金が配られたが「それはみんなの方で処理していいんだよ」といってSから関係者に渡すとき、「すぐ使わないでくれ」と言って全部渡したらしい。「すぐ使わないでくれ」ということは、すぐ使うとよくない」から、後で後援会の活動でもらったということで警察の追及をかわそうという作戦。
安中市土地開発公社の巨額詐欺事件の多胡に近い人たちが岡田氏の支持だった。市役所のなかでもそういう傾向があった。・・・・

選挙は地域の利権の行方を左右する闘いですが、そのためにはカネをふんだんに使うという手段を選ばない候補が平成18年の安中市の合併市長選で当選しました。これだけ具体的な証拠がそろっているにもかかわらず、検察はことごとく握りつぶしています。なぜ、岡田義弘氏がこれだけやり放題やっても、パクられないのか、51億円事件で、14億円以上もの使途不明金を残したまま、元職員のタゴ邦夫ただ一人の単独犯行とした前橋地検の判断の背景にある、得体の知れない力を感じさせられます。引き続き、岡田義弘氏とその金脈について、当会は追及を続ける所存です。

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2007/10/7  11:45

公職者が金品を配っても起訴されない世にも不思議(4)  安中市長選挙

平成18年4月に実施された安中市と松井田町の合併に伴う市長選挙で当選した岡田市長が、選挙の前後に金品をバラまいたとする情報は、市内各地で取り沙汰されていましたが、結局、安中警察署は不問に付しました。

実際に警察に通報したり、事情聴取に呼ばれた関係者からの情報を当時入手しましたのでご紹介します。これでも、公職選挙法でつかまらないのですから、公選法の寄附の禁止は完全に形骸化していると断言できます。したがって、今後、選挙民に金品を配って、もし警察に呼ばれたら、安中市の例を説明すれば、無罪放免になることは間違いありません。

・・・今度の新市長の岡田義弘氏が、中島、早川、小川を交えて選挙戦を戦ったのは平成18年4月だった。その戦いの中であまりにも金品が聞こえてきたのは事実だ。首長を決める中で、議員もそうだが、ただ法に触れなければ何をしてもいいんだ、というものの考え方で、岡田義弘氏はすべての選挙を戦ってきたのが現状だと思う。
特に今回、私も金品配布の現物を見たが、岡田氏は公職選挙法というものを結果的に相当マスターしているということができる。なぜなら、彼がやることは結果的にすべて公職選挙法に触れないというのが現状だからだ。
前の県連の事務局長が警察に行って、「今回は私の顔に免じてどうにか」というようなことも言って、「はあ、それで終わりなんだ」というような話が出た。
時期的には少し前後するが、まず最初の件というのは、選挙期間中に商品券が出ている。
岡田義弘氏本人が、今度市長選に出るからということで野殿の中の方に対して出している。その情報は警察に行っている。それとあとは、選挙後に岩井、岩野谷というのか、岩野谷地区の何名かの支部長と称する立場の人に5万円と酒四升が出ている。これは全部警察は知っている。
金品と同じものというから商品券、金券というか、それも警察に言っている。金券は平成17年の12月の話。5万円と酒というのは選挙が終わった時期だ。
実際この狭い地区の中で5人、6人が出たものならよいが、1点だけが出ている。商品券も知られている範囲では1点だけ。また、5万円の口のほうは、受け取った人が実際に私の所に報告に来た。全部で5人ほどいる。
警察に通報したところ、警察はこの件についてはすぐに飛びついて、受け取った人を安中署に留置した。ところが数日たったら「これは法令に違反していないんだよ」と言われたという。ただし、金券についてはまだそのままになっている。
それから、地元にコスモスの会というのがある。コスモス見学をするところで平成18年4月9日だったか、日曜日だったかに、書道の会があって、その書道の会の所に花見をした。岩井のK製作所の社長が先生をしているらしくて、その社長の教え子たちが、何人かで花見をした。その時に、3万円ばかり持ってきたという。そしたらKさんが、この金が困ったというようなことを言った。そういう情報が出たから、警察に通報した。そしたら「これも違反しない」と安中警察が言った。
原市の民生委員が岡田氏と知り合った後、それからずっと年に1、2回は品物を届けて、挨拶に来るので、なぜだろうといぶかったが、そのうち「選挙のためにやっているんだな」と分かったと話していた。
書道会の花見の件は、既に警察は連絡を受けていたが、その後の捜査状況を警察に聞いても「捜査上の問題があるので全部は言えない」と言われる。
警察関係者は「第一線で捜査をしている自分たちも悔しい」と言っている人も入るから、おそらく県警の上の方から指示があるらしい。警察の言うことには「5万円、酒4升の件は、後援会の役員が後援会のメンバーに配るから問題ない。ただし、集まってそれを処分するような行為をした場合には、後援会以外の人が入っていればそれはだめだ」という説明だ。
だから、岡田氏の金品配布が選挙違反でないということになるので、「では、何も気を使わなくてもいいではないか。いつでも事が終わったら、後援会の役員さん、お疲れさんでしたと、金をうんと使えるひとはうんと使ってやればいい」ということになる。しかし、このことを警察に言うと、「実際、これは違反ではない」と警察から言われる。それなら「ストレートに岡田氏本人が持っていったものが、なぜ大丈夫なんだい」と質問したところ、さすがに警察は「もうクロに近い。但し、これといったものを出せない自分たちの苦しさがあるんだ」と言うが、「それより話は変わるけれども、岡田氏が議員をしているときからの業者の関係で、贈収賄の噂でも何でも情報をくれないか」と話題を変えて警察が言う。
しかし公選法と贈収賄はまったく別の問題だ。そうした理由をつけて、告発を受理したくないというのが今の警察の問題だ。
私は警察に「こういうものが本当にまかりとおるのか」と言った。金券配布については、平成17年12月30日か31日。大晦日だった。この件で、安中警察が関係者から事情聴取をした。本来なら金券を受け取ったひとだけだが、取調室には、もう一人を入れている。金券はどうやら関西方面から購入したものだという。子供が向こうにいるので、会いに行って、向こうのデパートで買ったらしいというのがもっぱらの情報だ。
(続く)




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2007/10/7  11:42

公職者が金品を配っても起訴されない世にも不思議(3)  安中市長選挙

この事件で、有権者が証拠物として司直に提出した資料の写真です。
これを出しても、検察は、嫌疑不十分を理由に不起訴としました。

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2007/10/7  11:28

公職者が金品を配っても起訴されない世にも不思議(2)  安中市長選挙

(3) 安中署では、直ぐに事情聴取を行いたいとして、平成19年1月19日に電話で要請があったので、告発人であり審査申立人である小川賢は同日午後3時過ぎに、証拠物の原本と、告発状の一部訂正(寄附の附の字の訂正)のための印鑑を持参して、安中署を訪れ事情聴取に応じ、証拠物の原本を提出した。
(4) 証拠物は、毎年春と秋の2回、地元で行われる伝統行事の当番により、当番者氏名、開催日時、参加者数、前回繰越金を含む収入額と内訳、現物寄贈(或いは芳志品)、支出額と内訳、差額、次回への繰越金、次回当番者氏名が記載されており、毎年当番の中の会計担当者が作成して次回会計担当者に引き渡して現在に至っている。秋葉講は春契約とともに、村に長年伝わる伝統行事であるため、記載内容は正確で、収支は1円単位で記録されている。
(5) 総務省と(財)明るい選挙推進協会が各自治体の選挙管理委員会に配布しているパンフレットによれば、“みんなで徹底しよう「三ない運動」”として、その筆頭に「政治家は有権者に寄付を贈らない」と明記してあり、「政治家(候補者、候補者になろうとする者、現に公職にある者)は、寄附をすると処罰されます」とあり、「これによって処罰されると、公民権停止の対象となります」として、明るい選挙の実現のために、寄附禁止のルールの遵守を厳しく求めている。
(6) このように、正しく記帳された当番帳により違反行為の事実を示して、平成19年1月9日付で司直に捜査申立てと告発状を提出して厳正な処罰を要請したにもかかわらず、岡田義弘が嫌疑不十分で不起訴処分にされたことは、厳しく適用されるべき公職選挙法の運用が実質的に骨抜きにされたのも同然である。
(7) 今後、同様な違反行為が発覚した場合、今回の被疑事件が前例とされることも懸念され、将来に禍根を残しかねない。また、村人による順番制の当番により、長年に亘り正確に記帳されてきた記録が証拠として示されているにもかかわらず、検察官はこれを証拠として不十分と見なしたのであれば、事実誤認も甚だしい。よって、本法違反被疑事件を不起訴処分にしたのは不当である。

9 結論
 よって、申立の趣旨記載のとおり申立する次第である。
 なお、本件については公訴時効の到来日は平成19年12月5日であるので、十分に留意の上、結論を出されたい。

以上

ところが、このような客観的な証拠があっても、検察審査会は平成19年9月13日付前橋検審第109号で「議決の要旨について」と題して次の内容の書類を送ってきましたた。しかも、それまでの議決の要旨の場合とは異なり、初めて「お手数ですが、別添の受領書にご署名・押印の上、お送りくださいますようお願いします。前橋検察審査会事務局 沼田 内線470」と手書きされた付箋が貼られていました。これまで同様に岡田市長の告発で、警察から検察に2件の公選法違反容疑の事案が書類送検されていますが、2件とも検察が不起訴にしました。今回のこのような態々の指示は、あきらかに「これ以上告発しても、検察は受け付けないからやめておけ」という意思表示と受け止めることができます。

(続く)




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2007/10/7  11:22

公職者が金品を配っても起訴されない世にも不思議(1)  安中市長選挙

公職者(になろうと立候補を予定している候補者も含む)が自分の選挙区の有権者に金品を寄附することができないことは常識ですが、群馬県安中市の場合は違います。しかも、寄附の証拠を添えて、実態を警察に通報しても、検察が動きません。警察は一応関係者から事情聴取して、証拠が得られると、前橋地方検察庁に送検はしますが、なぜか検察庁は、安中市の選挙違反は全くといってよいほど、起訴しません。2度ならず3度も実際に確認しましたが、いずれも結果は同じでした。安中市では公選法第199条の2は適用されません。やり放題です。全国の公職者の皆さん! もし公選法違反で警察に呼ばれたら、安中市の事例を説明して、不起訴にしてもらいましょう。

岡田義弘・安中市長は、群馬県議会議員であった当時、平成16年12月5日(日)午後5時から、自分の選挙区内にある群馬県安中市北野殿地区の北野殿公会堂(当時)で開催された恒例の秋葉講において、自分の選挙区内にある住民に対して日本酒2升を寄附しました。これは公職選挙第199条の2の寄附の禁止に違反したものであると考えて、3年の時効前に、平成19年1月9日に地元有権者が警察に告発しました。ところが、前橋地方検察庁の渋谷卓司検察官は、岡田義弘に対する上記6(1)の事実を嫌疑不十分として、平成19年4月20日付で、不起訴としました。そのため、不起訴の不当性を確認すべく平成19年7月16日に検察審査会に申立をしました。

審 査 申 立 書

2007年(平成19年)7月16日

〒371-8531前橋市大手町三丁目1番34号
前橋検察審査会 御中

第1 申立の趣旨
 被疑者岡田義弘につき、公職選挙法違反で「起訴相当」の議決を求める。

第2 申立の理由
1 審査申立人
 群馬県安中市野殿980   小川 賢   ㊞

2 罪   名
 公職選挙法違反

3 被 疑 者
 群馬県安中市野殿969 岡田義弘

4 被起訴処分年月日
 平成19年4月20日

5 不起訴処分をした検察官
 前橋地方検察庁 検事 渋谷卓司

6 被疑事実の要旨
(1) 被告発人岡田義弘は、群馬県議会議員(いわゆる公職選挙法(以下単に「法」という)に定める政治家)であった者で、現在は安中市長という公職にある者だが、平成16年12月5日(日)午後5時から、自分の選挙区内にある群馬県安中市北野殿地区の北野殿公会堂(当時)で開催された恒例の秋葉講において、自分の選挙区内にある住民に対して日本酒2升を寄附した。もって、本法第199条の2に違反したものである。
(2) 罪名及び罰条
  公職選挙法第199条の2違反。

7 検察官の処分
(1) 前橋地方検察庁は、岡田義弘に対する上記6(1)の事実を嫌疑不十分として、平成19年4月20日付で、不起訴とした。

8 不起訴の処分の不当性
(1) 現職の公職者らが、自らの選挙区内で行ったこのような寄附行為は、親族等に対してする場合を除き、いかなる名義でする場合も、公職選挙法で禁止されている行為である。
(2) 告発人であり審査申立人である小川賢は、平成18年12月3日に行われた平成18年秋契約のあと、平成19年2月第1日曜日に開催予定の平成19年春契約の当番として会計を前任者から引き継いだ際に、峯組春秋契約当番帳(以下「証拠物」という)を受領した。これには、昭和57年12月以降、地元峰組(安中市岩野谷地区の旧5区、現4区(峯組))において、毎年2月第1日曜日に開催されている春契約と、毎年12月第1日曜日に開催されている秋葉講の会計情報が記載されている。告発人であり審査申立人である小川賢は、この証拠物には、毎回の当番の村人が、きちんと事実を記載していると判断したうえで、この証拠物の中に、まだ公訴時効の到来に至っていない上記6(1)の事実の記載を見つけたため、平成19年1月9日付で安中警察署に告発状を提出した。
(続く)
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