2009/3/31  2:09

被告安中市から見たフリーマーケット中止を巡る未来塾とのバトル  安中フリマ中止騒動

■原告未来塾代表と被告安中市長の損害賠償等請求事件は、平成20年11月13日に第1回口頭弁論が行なわれ、現在までに計4回の口頭弁論が開かれています。

 当会では、市長による特定の市民団体への異常な権力行使の実態と、この事件の法廷での推移に注目しています。なぜなら当会も、タゴ51億円事件で真相究明と責任の所在の明確化を求めて法廷で行政を相手にしたことがあるからです。

 さて、平成21年2月10日に当会が安中市に開示請求し、同月23日に開示された本件の情報によると、平成20年11月13日に第1回口頭弁論が行なわれたその日に、安中市は損害賠償等請求事件に関する指定代理人の指定を行ないました。そして、同日付で、前橋地裁高崎支部に、指定代理人選任届けを提出したのです。

**********
【平成20年11月13日付け総務部の回議用紙】
件名 損害賠償等請求事件に関する指定代理人の指定について
 平成20年(ワ)損害賠償等請求事件における安中市の訴訟行為を行なう指定代理人として、下記の者を指定したいがよろしいか伺います。なお、ご決裁の上は、別紙「指定代理人選任届」を前橋地方裁判所高崎支部宛提出してよろしいか併せて伺います。
      記
1.事件番号  平成20年(ワ)第492号
2.管轄裁判所 前橋地方裁判所高崎支部
3.当事者   (原告)松本立家、地域づくり団体未来塾
        (被告)岡田義弘、安中市
4.指定代理人 総務部秘書行政課 課長 鳥越一成
          同  広報広聴係長 島崎佳宏
          同  文書法規係長 吉田 隆
5.選任届   別紙のとおり

【指定代理人選任届】
前橋地方裁判所高崎支部合議2係 御中
平成20年11月15日
      被告 群馬県安中市安中一丁目23番13号
         安中市 代表者 安中市長 岡田義弘
 平成20年(ワ)第492号損害賠償等請求事件について、地方自治法第153条第1項に基づき、下記の吏員3名を本件に関する一切の訴訟行為を行う指定代理人として選任いたしましたので、お届けします。
      記
総務部秘書行政課課長     鳥越一成
総務部秘書行政課広報広聴係長 島崎佳宏
総務郎秘書行政課文書法規係長 吉田 隆
**********

■安中市は平成20年11月5日に答弁書を地裁に提出しましたが、その際、被告として岡田市長の名前しか書きませんでした。そして、同月13日の第1回口頭弁論では、被告席に岡田市長自らただ一人出席し、裁判官の許可も得ずに勝手に陳述をしました。そのとき、安中市の職員は傍聴席にいました。その職員は次のように復命(報告)していました。また、復命書には、未来塾代表の意見陳述内容も含まれていました。

 13日の朝、第1回口頭弁論を傍聴した職員の報告を聞いて、安中市は慌てて指定代理人3名を、市の職員から選任したものとみられます。実質的に答弁書は市職員らにより作成及び校正されていたので、裁判のルールについてチンプンカンプンだった岡田市長もとりあえず指定代理人を任命することをは了承したようです。しかし、公社役員の責任を問われた住民訴訟で、被告として弁護士を付けずに勝訴したトラウマのせいか、訴訟代理人として弁護士を付けることには強い抵抗がある様子です。

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2009/3/30  2:06

【トピックス】北野殿に新ランドマーク?実は東京ガスの放散塔  東京ガス高圧パイプライン問題

■東京ガスは、沿線住民の同意を得ずに、現在、安中市の信越半導体横野平工場から、高崎市の下小塙町まで高圧ガスパイプラインの敷設工事を強行していることは、当会のブログで詳しく報告中ですが、先週までにいつの間にか、高さ30mの放散塔が、安中市の北野殿地区に立ちました。さすがに唯我独尊体質の東京ガスです。
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■この放散塔について、当会では、昨年11月に群馬県に建築基準法に基づく関連情報の開示を請求しておりましたが、3月10日にごく一部を除き、非開示処分となりました。そこで、群馬県の担当者に、非開示処分の撤回を求めていましたが、連絡のないまま、ついに高さ30mの放散塔とよばれる一種の煙突が立てられてしまいました。

■白く塗られたこの塔は、安中市街や、遠く、磯部、原市側からもよく見えます。当会が予想していたような形状で、一番上に避雷針が取り付けられ、塔の頂上にアクセスするための螺旋階段がついているだけです。どこに秘密のノウハウがあるのか判りません。なのに群馬県は独自に、技術ノウハウの流出と、テロ等破壊活動防止の観点から、塔については情報非開示としました。

■地元住民にとっては、有事の際に、「耐震性はどのレベルなのか」「緊急遮断弁は誰がどうやって作動させるのか」「落雷時の可燃性ガスへの引火など二次災害の防止策はなにか」「停電の場合の保安用の電力の供給はどうするのか」「防火・消火設備はどうなっているのか」「完全無人化らしいが、有事のときはどう対処するのか」「地元住民への通報や避難勧告などはどうやって周知させるのか」「非常時の動員体制はどうするのか」「復旧対策はどうやって進めるのか」「7MPaもの高圧ガスの放散措置はどういう手順でやるのか」「周辺への影響はどうなのか」「火災発生時の対応はどうなっているのか」「地元の消防や警察への連絡体制はどうか」などなど、心配だらけですが、東京ガスも群馬県も地元民より、東京ガスの利益のほうが重要のようです。

■遠くからでもよく見えることから、この塔を北野殿のランドマークとしてPRし、誰でも塔の頂上から周囲を展望できるようにすれば、一種の観光名所となるのではないかと思います。東京ガスは、地元住民に対して、この施設の説明をしていませんが、おそらく、この施設の安全性には絶大な自信があるはずです。従って、「安中VSタワー」とでも命名して、展望施設兼用で一般に開放すれば、地元貢献にも役立つと期待されます。当会では、東京ガスに塔の活用法の一案として、真剣に検討するよう提案します。

【ひらく会情報部・東京ガス高圧導管敷設問題研究班】
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2009/3/29  12:59

タゴ事件のツケを何としてでも安中市民に押し付けたい岡田市長(その5)  土地開発公社51億円横領事件

<群馬銀行とタゴの植民組織に成り下がった市民不在の安中市制>

■そして、最後の仕上げは、安中市土地開発公社の岡田理事長として、群馬銀行に今後10年間のタゴの尻拭いの和解金支払いを誓うために「証」を提出することです。それには、連帯保証人である安中市の岡田市長からの連帯保証を取得する必要があります。でも、同じ人物が同じ人物に依頼するのですから、自作自演のやり取りで済みます。

 まず、12月26日に、公社の岡田理事長から、安中市の岡田市長あてに、連帯保証承諾依頼状が提出されました。

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【公社の回議用紙】
決裁印  20.12.26
決裁区分 理事長
発議年月日 平成20年12月26日
起案者 安中市土地開発公社 主査 横田秀之
理事長・岡田 副理事長・秋山 常務理事・長澤 事務局長・高橋 事務局次長・大塚 係員・金田・渡辺・坂田
和解10年後における「証」の差し入れについて
 このことについて、(株)群馬銀行との民事訴訟に係る今後の10年間における「証」の内容について、平成20年12月8日開催の理事会にて承認されましたので、別紙(案)のとおり、安中市の連帯保証をいただけるよう依頼してよろしいか伺います。

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↑タゴが延べ48億円近く荒稼ぎした群銀安中支店。事件発覚当時の支店長は現在、群馬県信用組合(本社・安中市原市)の理事長。↑
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2009/3/29  5:27

タゴ事件のツケを何としてでも安中市民に押し付けたい岡田市長(その4)  土地開発公社51億円横領事件

<市民の安心安全はどこへやら、イエスマンで固めた岡田市制>

■こうして岡田市制としては、なんとしても、全て群銀優先で、手続きを済ませなければならなかったわけです。そして、手続きの最後に、この10年間タゴ事件の尻拭いをさせてきて、今後さらに10年間、いや93年間、尻拭いをしてもらう安中市民に「事後報告」をすれば、岡田市長にとって一件落着です。

 まず手始めに、12月8日に安中市土地開発公社の第4回公社理事会が開催されました。ごらんのように、岡田理事長の一人舞台です。イエスマンたちは、イエスさえ言えず、ただ黙っているだけです。

**********
【第4回公社理事会会議録】
平成20年度第4回公社理事会
安中市土地開発公社理事会会議録
平成20年12月8日
安中市土地開発公社

安中市土地開発公社理事会日程
 日 時:平成20年12月8日(月)13:30〜
 場 所:安中市役所第202会議室
1.開  会
2.あいさつ
3.議事録署名人の選出
4.議  題
(1)議案第11号 土地の処分について(新安中駅多目的広場用地)
(2)議案第12号 和解10年後における証について
5.そ   の   他
6.閉       会
-------------------------------
(出席理事)岡田義弘、秋山 潔、長澤和雄、田島文雄、原田 勇、小板橋俊一、松本次男
(出席監事)安藤忠善、猿谷祐康

(開会)13時27分
【事務局長】お忙しいところお集まりいただき、ありがとうございます。只今から安中市土地開発公社理事会を開催させていただきます。まず、定款第15条に規定されております理事定足数に達しておりますことをご報告申し上げます。はじめに、理事長よりご挨拶をお願いいたします。
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↑タゴが自称12億円の骨董品を、かんら信金(現・しののめ信金)安中支店勤務だったジャン友経由で買い付けて保管するために横領金で建てた内部が総桐の2階建て骨董倉庫。最近までローカルリーグの群馬ペガサスの安中支部として使われていたが、今は空き家?↑

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2009/3/28  21:51

タゴ事件のツケを何としてでも安中市民に押し付けたい岡田市長(その3)  土地開発公社51億円横領事件

<公社理事会と同メンバーで同日開催した政策調整「茶番」会議>

■同じく10月17日の午後2時半から、安中市の政策調整会議が開催されました。会議の出席者の大半が公社幹部を兼務しています。岡田市長ら幹部の発言を読むと、午前中の公社理事会の会議の繰り返しに過ぎません。だから、公社理事会の結論が覆るわけがありません。群銀の軍門に完全に下った公社理事会の決定を追認しただけで、単なる茶番劇に終わり、時間の浪費だったことがわかります。なぜ、市民の声を聞かないまま、勝手に群銀とのガチンコ勝負をあきらめてしまったのでしょうか。とうてい、市民の安全安心を考慮しているとは思えません。

**********
【平成20年度 第6回政策調整会議の概要について】
1 日 時 平成20年10月17日(金)午後2時30分〜午後3時
2 場 所 第203会議室
  出席者 市長、教育長、総務部長、財務部長、市民部長、建設部長、上下水道部長、松井田支所長、公立碓氷病院事務部長、議会事務局長、教育部長事務局(松田参事、田中課長補佐、小黒主査)
3 協議事項(進行:総務部長)
○土地開発公社と群馬銀行との和解経過について
 別紙資料に基づき、建設部長(土地開発公社常務理事)から和解の経過及び今後の予定について説明
建設部長◆別紙資料【群馬銀行との民事訴訟に関わる和解以降の経緯】について説明。今後の予定は12月議会市議会全員協議会に報告後、証について議決する予定。群馬銀行に協議の依頼をする別紙(案)についてご協議願いたい。
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↑タゴが51億円を荒稼ぎした第一の職場の安中市土地開発公社は、安中市役所西庁舎の2階の都市計画課が兼務していた。事件発覚直後、夜間、右に見える窓から、職員らが内部資料を下に置いた軽トラの公用車の荷台に投げ落とす様子を近隣に住む住民らが目撃している。↑

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2009/3/27  23:45

タゴ事件のツケを何としてでも安中市民に押し付けたい岡田市長(その2)  土地開発公社51億円横領事件

<はじめから群銀に白旗を立てていた第3回公社理事会の結論>

■それでは、今回開示された10月17日以降の資料から、公社理事長を兼務する岡田市長や、公社理事を兼務する安中市幹部らの会議のようすを時系列で見てみましょう。

まず、10月17日午前10時から開催された公社理事会の様子から見てみましょう。会議での岡田理事長ら幹部の発言を読むと、この時点で既に群銀の軍門に完全に下っていたことがわかります。

**********
【公社理事会会議録】
平成20年度第3回公社理事会
安中市土地開発公社理事会会議録
平成20年10月17日
安中市土地開発公社

<安中市土地開発公社理事会日程>
 日時:平成20年10月17日(金)10:30〜
 場所:安中市役所第202会議室
1.開  会
2.あいさつ
3.議事録署名人の選出
4.議  題
(1)株式会社群馬銀行との民事訴訟に関わる和解について
5.その他
6.閉  会
------------------------------
(出席理事) 岡田義弘、秋山 潔、長澤和雄、田島文雄、原田 勇、小板橋俊一、松本次男
(出席監事) 安藤志善、猿谷祐康

(開会)10時26分
【事務局長】それでは、お忙しいところお集まりいただきありがとうございます。只今から安中市土地開発公社理事会を開催させていただきます。まず、定款第15条に規定されております理事定足数に達しておりますことをご報告申し上げます。はじめに、理事長よりご挨拶をお願いいたします。
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↑タゴの自宅。名義が配偶者のままで、資産の処分に応じないとして、未だに換価できずにいるという。タゴ一族がここを手放さない理由は、使途不明金をここに埋蔵してあるためかも?↑

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2009/3/27  2:46

タゴ事件のツケを何としてでも安中市民に押し付けたい岡田市長(その1)  土地開発公社51億円横領事件

<なぜか非開示とされた平成20年10月17日以前の交渉情報>

■広報あんなか09年2月号に掲載されたタゴ事件による群銀への今後10年間の和解金支払い交渉の経緯は、次の通りでした。

平成19年11月27日 群馬銀行訪問(本店応接室)
平成20年1月7日 群馬銀行訪問(本店応接室)
平成20年3月28日 群馬銀行訪問(本店応接室)
平成20年4月9日 安中市土地開発公社、群馬銀行話し合い(市役所市長室)
平成20年4月23日 今後の取り組みについて、顧問弁護士に相談
平成20年4月30日 安中市土地開発公社、群馬銀行話し合い(群銀本店応接室)
平成20年5月1日 「市の考え方について」市幹部会議を開催
平成20年6月3日 「公社保有財産等について」市幹部会議を開催
平成20年6月5日 「群馬銀行との交渉について」市幹部会議を開催
平成20年6月23日 安中市土地開発公社、群馬銀行話し合い(群銀本店応接室)
平成20年8月11日 安中市土地開発公社、群馬銀行話し合い(市役所応接室)
平成20年8月12日 公社監事に群馬銀行の考え方を説明し、見解を伺う
平成20年9月2日 安中市土地開発公社、群馬銀行話し合い(群銀本店応接室).
平成20年9月3日 安中市土地開発公社、群馬銀行話し合い(市役所旧助役室)
平成20年10月7日 安中市土地開発公社、群馬銀行話し合い(群銀本店応接室)
平成20年10月8日 「10月7日の話し合いの結果について」市幹部会議を開催
平成20年10月17日 安中市土地開発公社理事会、政策調整会議を開催
平成20年10月20日 安中市土地開発公社理事長名で株式会社群馬銀行取締役頭取宛「和解に関する協定書」を提出
平成20年11月4日 経過等を市議会全員協議会に報告
平成20年11月27日 群馬銀行から「和解に関する協議書」に対する回答
平成20年12月8日 安中市土地開発公社理事会を開催
平成20年12月17日 「和解10年後の対応について」市民報告会を開催(安中市文化センター)
平成20年12月19日 「和解10年後の対応について」市民報告会を開催(松井田文化会館)
平成20年12月25日 和解後10年間とした最後の債務金2千万円支払い
平成20年12月26日 合意書に関わる「証」を群馬銀行に提出

 しかし、先日、ようやく安中市から情報開示された資料は、昨年10月15日付に庁内で出された政策調整会議の10月17日開催通知から以降のものでした。なぜ、それ以前の資料を出さないのか、不存在なのか、忘れてしまったのか、岡田市長に確認しておく必要があります。
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↑安中市役所の目の前にあるタゴの自宅。左端は市役所で、正面の家がタゴ宅。土地開発公社のある西庁舎2階までの通勤距離は、わずか50mたらず。↑
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2009/3/24  22:36

安中市土地開発公社がタゴを提訴して勝訴した10年前の状況  安中市土地開発公社事件クロニクル

■今から10年前の平成11年(1999年)4月初め、安中市土地開発公社は、タゴを相手取り、多額の裁判費用をかけて損害賠償請求の民事訴訟を前橋地裁に提訴しました。その結果、全面勝訴をしましたが、これまでに回収できたのは、訴額22億2300万円に対して、わずか1488万500円のみ。

 この裁判の弁護士費用は、群馬銀行との民事裁判や、市民からの真相追及を回避するための回避ノウハウ料と抱き合わせでしたが、公社は東京の弁護士2名に合計なんと1億円を支払いました。にもかかわらず、安中市土地開発公社も、連帯保証人の安中市も、タゴやその親族、そして事件で焼け太った関係者らから損害を回収しようとせず、裁判所に出した訴状に貼る手数料の印紙代さえも、結局公金から支出した形になっています。結局、何の、誰のための裁判だったのかと疑問に思う今日この頃ですが、公社や市の怠慢がもたらした現在の債権未回収の状態は放置できません。勝訴から10年目を迎える今年5月31日までに、タゴを相手取り、再提訴をするかどうかの判断が、タゴをよく知る公社理事長でもある岡田市長に、今まさに問われているのです。

■では、10年前に安中市土地開発公社が、タゴを相手取り、損害賠償請求訴訟をしたときの状況を思い出してみましょう。まずは、当会が、事件後、毎月発行していた安中市民通信「まど」第40号(1999年4月20日発行)から引用してみましょう。


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2009/3/23  22:46

群銀の和解金は熱心に支払ってもタゴへの賠償請求には無関心?な岡田市長  土地開発公社51億円横領事件

■安中市土地開発公社を舞台に14年前に発覚した前代未聞、空前絶後のタゴ51億円事件はいまだに安中市政に大きな影を落としています。このタゴの豪遊資金の供給元の群馬銀行に対して、公金でせっせと毎年12月25日に2000万円ずつ尻拭いをして、いわば千葉刑務所に服役中(当会の調査では既に数年前に仮出所)と言われるタゴに、間接的にクリスマスプレゼントしてきた安中市が、和解後10年目を迎えて、群馬銀行に対してどういう対応をとるか注目されてきましたが、結局、最初から群馬銀行のペースで交渉が進められ、岡田市制の無策ぶりが露呈しました。

 当会では、平成20年11月5日付け上毛新聞朝刊の記事で、岡田市長が「再び今後10年間毎年最低2千万円を支払う」という提案をしている事を知り、情報開示請求をしました。

 ところが、11月25日付けで「本件については現在群馬銀行と協議の最中であり、開示については協議が整った段階で検討いたします」という条件付で非開示処分となりました。その後、岡田市長は、市議会と市民に方針と経過報告をし、特に市民からはタゴの尻拭いを更に90年以上も続けることに反対の意見が続出しました。このあたりの経緯は当会のブログでも詳しく掲載してあります。

■今年に入り、平成21年1月14日付け安企発20978号で、「平成20年11月25日付安企発第17569号で通知した不開示決定通知書中の『群馬銀行との協議』が整ったので、あらためて開示請求願います」という通知があり、当会は、さっそく1月22日付けで行政文書開示請求書を提出しました。

 ところが、平成21年2月3日付第22512号で、行政文書開示決定等期間延長通知書が届き、本来であれば2月5日までに開示決定が行なわれるところを、3月19日まで先送りするという連絡がありました。延長理由は「本件請求に係る情報については、第三者情報の記載があり、安中市情報公開条例第15条の規定に基き、意見照会を行なっているため」でした。

 例によって、また時間稼ぎか、と呆れていた所、3月3日付第24004号で、部分開示決定通知書とともに、次の書類が届きました。
@土地開発公社不祥事件の和解に係る報告会の実施について(21.1.6安中市回議)
A土地開発公社不祥事件の和解10年後における「証」に係る連帯保証について(20.12.26安中市起案)
B11月4日開催の市議会全員協議会において説明を求められた事項に関する資料の提出について(20.1.19安中市起案)
C土地開発公社不祥事件の和解に係る報告会の開催ならびに広報掲載について(20.11.12安中市起案)
D株式会社群馬銀行との民事訴訟に関わる和解について、市議会全員協議会に報告することについて(20.10.30安中市起案)
E前橋地方裁判所平成7年(ワ)第599号貸金・保証債務履行請求事件にかかる平成10年12月9日成立の和解に係る協議結果の通知について(20.10.20安中市起案)
F平成20年度第6回政策調整会議の概要について(20.10.20安中市回議)
G政策調整会議(平成20年第6回)の開催について(20.10.15安中市起案)
H和解10年後における「証」の差し入れについて(20.12.25公社回議)
I和解10年後における「証」の連帯保証について(20.12.26公社回議)
J安中市土地開発公社理事会会議録について(20.12.10公社回議)
K議会資料の提出について(20.11.19公社回議)
L和解協議に関する文書の送達について(20.10.20公社回議)
M安中市土地開発公社理事会会議録について(20.10.22公社回議)
N群馬銀行との民事訴訟に係る今後の10年間に関する協議について(20.10.17公社回議)
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2009/3/13  0:07

【世界は今】凶悪なテロ事件さえも飲み込む巨大パワー都市ムンバイ  国内外からのトピックス

▼検挙率は落ちたといえ、世界でもまだ治安が良好だといわれる我が国ですが、情報開示をした県民をテロリストと同一視する群馬県の実態はご報告のとおりです。

▼さて、世界を見渡せば、テロによる大量殺人が多発しています。記憶に新しいのは、昨年11月26日にインド西部の商都ムンバイで一斉に爆発や無差別発砲が発生し、日本人一人を含む183名が死亡した事件があります。http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2543455/3564061?ref=ytopics

▼ムンバイでは2006年7月11日午後6時すぎから約30分の間に、鉄道駅付近を走行していた列車7本の客車内で爆弾による連続テロがあり、137人が死亡する大規模なテロも起きていました。筆者は、2年半前の連続列車テロが起きた日、たまたまムンバイにいました。爆弾が炸裂したころ、ちょうど午後6時半のフライトで、空港からコルカタに向けて離陸する直前だったので、コルカタに到着してホテルで臨時ニュースを見て、仰天したことをよく覚えています。

▼先日、ムンバイを再び訪れる機会がありました。昨年11月にテロの標的のひとつになったタージ・マハール・ホテルは、現在もなお、1階全部がバリケードでふさがれていて、依然として営業停止の状態でしたが、ホテル前にある有名なインド門の広場は観光客や観光客目当ての物売りでごった返していました。インド門の脇の波止場から、沖合いのエレファント島への観光船がひっきりなしに出ていて、岸壁はごらんのように黒山の人だかりです。
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【写真上】左側がインド門、右奥がタージ・ホテル

▼広場を自由に散策しても、警察の検問も受けることはなく、4ヶ月前の凄惨な現場とはとても思えませんでした。その後、海上での不審船のチェックは厳しくなったようですが、有名な観光地だけに、ムンバイの観光名所に観光客はかなり戻っている感じがしました。

▼タージホテルの裏側はダウンタウンですが、映画館では、先日の第81回アカデミー賞で作品賞を受賞したインドのムンバイのスラム街を舞台にした「スラムドッグ・ミリオネア」を上映していました。話題作を見ようと、映画館の前に大勢集まっていました。
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▼筆者もさっそく鑑賞してみました。実際のスラム街でロケを敢行しており迫力満点。スリリングなクイズ番組と、主人公の過去の体験と回想がフラッシュバックされ、一度見ただけでは分かりにくいところがありますが、アカデミー作品賞ということで、本場インドでも話題沸騰で、子役を演じた実際のスラムに住む子供たちも授賞式に参加後、凱旋帰国した光景が盛んにテレビや新聞で報じられていました。

▼ここムンバイはインド映画のメッカで、ムンバイの旧名ボンベイとハリウッドをもじって「ボリウッド」と呼ばれています。日本映画界も評価が高く「おくりびと」がアカデミー賞の外国語映画賞を受賞しましたが、人の生と死について考えるのには、ここインドのムンバイは格好の場所といえます。

▼人口1600万人とも1900万人とも言われ、インド最大のスラム街と高層ビル群が共存するムンバイでは、貧富の差を越えた人間のパワーに接することが出来ます。平均年齢が日本の半分で、人口が日本の9倍のインド社会の活力の前には、大量殺戮テロもタジタジといったところでしょうか。ぜひ一度、このパワーを現地で味わってみてはいかがでしょう。

【ひらく会海外取材班】
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2009/3/12  23:11

東京ガスの利益を最優先し、県民をタリバンと同一視する群馬県行政  東京ガス高圧パイプライン問題

■東京ガスは、CSR報告書2008のなかで、「需要やエリア拡大に応じた導管網整備」と題して、「需要見通しに的確に対応した製造・供給インフラを整備・増強していくため。今後5ヵ年内に中央幹線(T期・U期)、群馬幹線(T期)を完成させ、2030年代を見据えた将来の需要増にも対応できる安定供給体制を実現していきます」とぶち上げていますが、実際には、地域住民の生命、生活、財産の保護には目もくれず、地域社会との信頼関係そのものを自ら破棄して、企業の営利追及のみを経営の根幹に位置付けています。

 東京ガスは、そうした見方を、口先では否定しています。本当はどうなのか?を確認する意味もあり、同社が現在、安中市から高崎市にかけて建設中の群馬幹線T期工事における中核施設の一つである安中市北野殿地区で築造中の(仮称)安中バルブステーション(VS)施設に関する情報について、当会は、建築基準法に基づき建築確認許可を出した群馬県知事(実施機関:群馬県整備県民局高崎土木事務所)に、平成21年1月21日付けで公文書開示請求をしておりました。

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【写真上】北野殿地区のバルブステーション構内にある基礎工事が完了した放散塔の土台部分。この直上に10階建てのビルに匹敵する高さ30.2mの鉄構造物が組み立てられる模様。その安全性を知ろうとする地元住民に対して不法侵入による破壊活動の恐れを理由に、群馬県が情報非開示とした。

 群馬県知事は、開示・非開示の判断が難しいとして、開示期間延長を行ない、結局2月27日付け部分開示決定通知を送ってきましたが、これをみると、肝心の情報は、設計ノウハウ等の流出や、不法侵入・テロ破壊活動を誘発するという理由で全面非開示同然の処分が下されたのです。

 そこで、3月10日に、高崎土木事務所を訪れて、本件処分を下した群馬県建築主事佐藤雅彦氏に面談し、直接判断理由を聴取しました。
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2009/3/11  4:43

酔っ払い運転で人身事故の内田弁護士に、懲戒委員会で厳正処分を要請  不良弁護士問題

■平成20年10月5日午後3時52分頃、群馬県安中市野殿の県道前橋安中富岡線の野殿駐在所付近で、酒を飲んだ状態で乗用車を運転していた群馬弁護士会所属の内田武弁護士が、対向車線を走っていた同県高崎市の女性の乗用車と衝突し、運転していた女性の胸や頭などにけがを負わせるという事件が起きました。内田武弁護士は、群馬県の顧問弁護士であり、サイボウ環境が安中市大谷地区に設置した最終処分場設置許可をめぐる関連手続きにおける違法不当性を理由に、当会が群馬県を相手取り、廃掃法、河川法、道路法、農地法等にかかる許可処分の取り消しを求めた数件の住民訴訟で、いずれも群馬県側の代理人として立ちはだかった人物です。

 当会では、平成20年12月8日付けで、群馬弁護士会あてに、同会所属の内田武弁護士に関する懲戒請求書を提出しました。

 その後、平成20年12月25日に、群馬弁護士会の神谷保夫会長名で、当会の懲戒請求に関して懲戒請求事案通知という書類が送られてきました。これによると、群馬弁護士会の綱紀委員会(戸枝太輔委員長)の議決に基づき、当会の懲戒請求について、「群馬弁護士会 平成20年(綱)第19号事案」として、懲戒委員会に事案審査を求める決定を、平成20年12月15日付けで行なったというものです。

 今年に入り、群馬弁護士会から、1月21日付けで「審査期日通知書」と「本事案合併についての伺い」という書類が送られてきました。
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2009/3/10  2:25

住民の生命・財産より企業利益を優先するガスパッチョ東京ガスと群馬県  東京ガス高圧パイプライン問題

■低炭素社会への貢献を口実に、安中市の信越半導体横野平工場から、東邦亜鉛安中精錬所、P&G、NSKなどを擁する八幡工業団地のような大口の法人需要家だけを経由して、高崎市下小塙町の既設ガスラインを結ぶ70気圧の超高圧ガス導管埋設工事に邁進するエネルギーフロンティア、東京ガスの本質については、既にこのブログでも報告済みですが、またもや、とんでもないことをやらかしてくれました。

 既にこのブログでも報告したように、現在、東京ガスは、北野殿地区に「バルブステーション」と呼ばれる施設を建設中ですが、この施設には高さ30メートルの巨大な煙突が設置されるという噂が流れています。この煙突は、70気圧の超高圧ガスを、非常時に大気中に放散することが目的のようです。そのため、可燃性の高い超高圧ガスが放散された場合、どのような事態が発生するのか、住民の間には不安の声が高まっています。しかし、東京ガスは、いつになっても、この施設について地元の住民に説明をする気配がありません。

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【写真上】放散塔と呼ばれる煙突状の構造物。安中市北野殿地区で東京ガスが築造中の高さ30mといわれるものもおそらくこれと似た外形になる模様。

■そこで、当会では、役所に、この施設に関する情報公開請求を平成21年1月21日付で行いました。開示を請求した公文書の内容は次のとおりです。

「平成20年11月6日付で群馬県建築主事佐藤雅彦名にて、東京瓦斯株式会社群馬幹線建設事務所に出した『H20確認―工群馬県000092』の建築基準法の手続きに係る一切の情報」

 ところが、群馬県西部県民局高崎土木事務所総務係(電話027−322−4186)は、平成21年2月2日付け高土第76−21号で、「開示請求に係る公文書の開示・非開示の審査が難しく、決定に時間を要するため」を理由に、本来平成21年2月5日までに開示決定期間のところ、平成21年3月19日までとした、決定期間延長通知書を送ってきました。

 このため、高崎土木事務所は、事業者の東京ガスと開示・非開示について何らかのやりとりをする必要があると判断したものと思われ、当会では、東京ガスの企業体質から、情報開示の邪魔をするのではないかと懸念しておりました。

■その懸念がまさに的中したのです。平成21年2月27日付け高土第76−24号で、高崎土木事務所は、わずか9ページしか開示しないとする公文書部分開示決定通知書を送りつけてきたからです。
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2009/3/9  2:18

お茶濁し報告でタゴ事件を先送る岡田市長に怒り心頭の松井田住民  土地開発公社51億円横領事件

■昨年12月17日(水)と19日(金)の両日にわたって、午後7時から、安中市文化センターと松井田文化会館で、「安中市土地開発公社不祥事件の和解にかかる報告会」と題して、それぞれ説明会が開かれました。

 安中市民にとっては、決して忘れられない忌まわしい事件ですが、この事件のことについて全く知らされないまま安中市と合併させられた旧松井田町の住民にとっては、初めてタゴ事件について報告を聞ける機会でした。しかし、岡田市長ら市側幹部の説明は、中身の薄い説明に終始し、とりわけ岡田市長は「お気持ちはよーくわかります」で締めくくり、タゴ事件の真相は封印したままでした。

 当会では昨年11月に、安中市長に対して、群馬銀行との和解金交渉の経緯について情報公開を求めてきましたが、安中市長に拒否されました。その後、12月17日と19日の住民説明会開催を根拠に、今後さらに10年間、タゴの尻拭いとなる群銀への和解金を毎年クリスマスの日に2000万円ずつ支払うことを決定し、昨年12月25日に、10年目の支払いを終えて、来年から、いままでと同じように、タゴの豪遊のツケとして公金から2000万円を支払うことを群銀に誓ったのでした。

■12月17日(水)の旧安中市民への説明会については、当会のブログで既に詳細に報告済みですが、群銀に今後10年間分の「証」と称する証文を提出した後になって、改めて情報公開をするように、安中市側から連絡がありました。そのため、当会では1月22日付けで、改めて情報開示請求を行ったところ、3月3日になって、ようやく開示されました。その中に、昨年12月19日に松井田文化会館で開催された報告会の質疑応答の要旨がありましたので、ご紹介します。

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【質疑応答要旨(旧松井田地区)】
         日 時:平成20年12月19日(金)午後7時〜8時15分
         場 所:松井田文化会館
         入場者:32名

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2009/3/8  19:11

多胡運輸を囲むバリヤー/炎上現場隣接マンション外壁の修理費は?  首都高炎上とタゴ運輸

■7ヶ月前の2008年8月3日(日)午前5時52分、首都高5号池袋線下りを走行中のタンクローリーが、熊野町ジャンクション内の急な右カーブを曲がり切れずに横転し左側側壁に衝突しました。タンクローリーは多胡運輸(群馬県高崎市)の所有で、東京都江東区の油槽所から埼玉県さいたま市のガソリンスタンドに向けてガソリン16キロリットル、軽油4キロリットルを輸送していました。この事故で運転手は腰を強く打ち重傷、積み荷は5時間半あまりにわたって炎上し、11時34分に鎮火しました。火災の熱により上下2階建て構造で上層を走る上り線の路面がゆがみ、鉄製の橋桁が長さ40mに渡って変形、最大60cm沈み込むという深刻な損害を首都の大動脈に与えました。

 その後、5号池袋線は北池袋〜板橋JCT間の上下線、中央環状線は外回りが西新宿JCT - 板橋JCT間、内回りは板橋JCT〜西池袋間で通行止めになりました。一旦一般道へ降り、通行止区間を迂回した後再度首都高速を利用する場合は、再度利用する入口料金所で通行料金を徴収しない乗継割引措置がとられました。8月9日に5号池袋線は上下線とも片側1車線通行で仮復旧。橋脚の補強と2スパン40メートルに渡る橋桁の架け替えが行われ、9月16日に中央環状新宿線外回りから5号線下りへのランプが復旧、5号線上りから中央環状新宿線内回りへのランプも9月18日に復旧し、暫定2車線で通行可能となり、10月14日正午頃に全面復旧しました。なお、被害総額は復旧工事費20億円、通行止めに伴う通行料金の逸失利益25億円の計45億円で、首都高速道路株式会社は、平成20年度中に運送会社に請求する予定だとしています。

 以上が、単独車両による事故としては国内史上最大規模の損害事故の、これまでの経緯と概要です。

■10月14日に首都高が発表した「復旧工事の内容について」によると、「これまで、上層の橋桁2スパンの架け替え、それに隣接する橋脚の補修、鉄筋コンクリート橋脚の補修を実施。今後、裏面吸音板の設置、下層の橋桁の補修等を実施予定。復旧工事費や本事故の通行料金の減収額については、今後精査の上、原因者に請求していく予定」となっています。しかし、まだ、首都高では多胡運輸に損害賠償請求をしたという発表はしていません。

 そのような状況下、当会では、3月7日に現場の状況を視察したところ、上層の裏面吸音板と、下層の裏面吸音板のうち、損傷を受けた橋脚と横桁付近の損傷を受けた部分は全て取り替え工事が完了していました。また、下層の橋桁の補修工事も完了していました。

 裏面吸音板というのは、高架道路の橋桁裏面で反射する街路の自動車交通騒音を少なくするための板で、首都高の下面に設置し、街路から発生する騒音の反射を少なくし、橋桁裏面をすっきり見せる効果もあり、首都高では、幹線街路と首都高が併設されている区間で、騒音がひどい住居地域から優先的に設置しており、熊野町の炎上現場でも、上層下層ともにこの裏面吸音板が設置されていました。

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【写真上】高熱で損傷した外壁を修理中のマンション(左側)。

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【写真上】下層の橋桁と橋脚の補修工事も完了。真新しい裏面吸音板も取り付け完了。

■ところが、熊野町の首都高5号線の炎上現場を視察した際に、事故現場に隣接する9階建てのマンションの、首都高側の外壁が全面的に補修工事中でした。このマンションの壁は、多胡運輸のタンクローリーの横転炎上事故により、数時間も燃え盛った強烈な炎による輻射熱で、外壁のタイルに損傷を受けていたことで知られています。このほか、現場付近に配線されていたケーブルテレビ用の電線も被害を受けたようですが、現場を見る限り、全て復旧している様子です。

 タイルに損傷を受けたマンションの外壁には、足場が組まれ、保護ネットが全面を覆っており、作業者らが慌しく足場を上り下りしていました。歩道脇に設置されていた道路占用・使用許可証によると、川崎にある塗装会社が施工しており、道路占用許可は東京都第四建設事務所長名で、平成20年10月31日付第3100号で許可が出されており、一方、道路使用許可は、板橋警察署長名で平成20年10月24日付第5245号で許可が出ています。許可範囲は、出巾0.7/1.5mで延長10.0/10.0mとあり、許可期間は平成20年11月6日〜平成21年6月5日となっています。このうち、平成21年6月5日の「6」の下に「3」の文字が薄く見えるので、本来は先週木曜に完工する予定だったようです。何らかの理由で3ヶ月ほど完工が遅延しているものと見られます。

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【写真上】マンション外壁工事の道路占用・使用許可証。

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【写真上】先月(2月)14日に、上り線でカーブを曲がり切れず横転した海上コンテナ搭載トレーラーが、危うく下に落ちかかった場所。修理のための作業足場が、上層部分に設置してある。

■この様子を見て、不思議に思ったのは、このマンションの外壁修理工事を施工している業者は、いったい誰から発注を受けたのか、ということです。現場の道路使用許可を見る限り、発注者はどこにも記されていません。このマンションの管理組合なのでしょうか。しかし、本来、この工事は、首都高で多胡運輸所有のタンクローリーが横転炎上した事故で、とばっちりを受けて損傷した外壁タイル等構造物の修理のためのものですから、管理組合は、当然、首都高に修理を要請したと考えられます。すると首都高は、事故の原因者である多胡運輸に補償を求めるわけですが、おそらく、何らかの事情で多胡運輸からの補償弁済の確認を取らないまま、独自で、マンションの外壁補修を決断したものと思われます。首都高は、多胡運輸に対して、マンションの外壁補修費用についても通告しているはずですが、多胡運輸の了解を取り付けるには、いつまで時間がかかるのか分からないと判断したのかもしれません。

 道路使用許可期間が、平成20年10月24日から平成21年6月5日となっていることから、首都高では、一部の残工事はともかく、全面復旧した平成20年10月14日には、既にマンションの外壁修理工事のための予算や業者選定を行なっていたものと見られます。

 上記はあくまで当会の推測です。けれども気になるのは、もし首都高が本当に隣接マンションの外壁修理工事を多胡運輸に成り代わって行ったのであれば、当然なんらかの発表があってしかるべきです。それを公にせず、川崎の塗装業者に施工を指示したのかどうか。また、この修理費用は、きちんと多胡運輸に請求するのかどうか、確認する必要があります。さもないと、原因者への責任転嫁がきちんと行なわれない場合、結局、首都高利用者の通行料や公金の投入という由々しき事態を招きかねないためです。

【ひらく会情報部】
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