2009/4/29  10:58

陥没事故の責任を認めたがらないガスパッチョ東京ガスの生返事  東京ガス高圧パイプライン問題

■4月16日の陥没事故について、4月18日付で、公開質問状を東京ガスの社長や広報部、そしてCSR・コンプライアンス室あてに郵送し、写しを東京ガス群馬支社の建設事務所長あてにFAXと郵送で提出していたところ、4月28日の午前9時49分に、東京ガス群馬幹線建設PTからFAXで次の内容の回答がありました。

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平成21年4月28日
小川賢様
  東京ガス株式会社 群馬幹線建設事務所
平成21年4月18日付貴公開質問状に対する弊社回答
 拝復 陽春の候、貴殿ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 さて、平成21年4月18日付貴公開質問状について、下記のとおり回答申し上げます。  敬具
     記
1. 貴公開質問状1)について
 明確な因果関係は判明していないものの、周辺の埋設物の状況、陥没の位置や形状などの状況から、弊社のシールド工事がこのたびの陥没の原因のひとつとして影響している可能性は否定し得ないと考えております。
2. 同2)について
 推進工法とシールド工法では覆工(トンネル部の躯体)の構築方法が異なりますが、基本的な地中での掘削方法は同様の工法と位置付けられます。
3. 同3)について
 弊社では施工要領や図面等の資料等を外部に開示しない扱いとなっておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
4. 同4)について
 渋滞の影響を受けた車両数及び1台あたりの平均渋滞時間に関するデータは所有しておりません。
5. 同5)について
 陥没事故発生まで、弊社にて実施したパトロールや測量による路面状況調査において異常は確認されておりません。検査要領等につきましては、上記3)と同様の扱いとなっておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
6. 同6)について
 過去に弊社が発注したシールド工事において、道路が陥没したとの報告はございません。
7. 同7)について
 シールド工事の元請会社は、住友金属パイブエンジ株式会社であり、事故発生時の通報体制は施工要領にて取り決めがなされております。なお、各種責任者の個人名については回答を控えさせていただきます。
8. 同8)について
 弊社の工事がこのたびの陥没の要因のひとつとして影響しているものであれは、今後このような事故が発生することのないよう、一層の注意、努力をして参りたいと考えております。
9. 同9)および10)について
 これまで貴殿より賜りましたご要望及びご要諸に対しまして、弊社より再三にわたり、書面、ご面談及び工事説明会等にてご説明申し上げて参りましたとおりでございます。  以上、
     連絡先 渉外課 課長 ・・・・電話 027-327-5488
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↑シールド工事の発進抗が設置されていると思われる国道18号線脇の旧パチンコ宝塚跡地にある住友金属パイプエンジの資材置場兼高圧ガス導管加工場。この土地を借りられたことから、東京ガスは国道沿いの開削工法から国道直下1.4kmのシールド工法に変更したとみられる。当初は、途中、板鼻堰用水路、八幡大門交差点の雨水幹線、豊岡交差点だけをそれぞれ推進工法とする予定だった。一気にトンネルを掘ったため、シールドマシンも途中で先端の掘削用ビット(刃)を交換したという。しかし空洞検査は全線に掛けて実施しておらず、他にも空洞があるのではないかと懸念される。↑

■それでは、当会が提出した公開質問状と、東京ガスの回答内容を、それぞれの項目ごとに見てみましょう。

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2009/4/28  15:10

ノロウイルス院内感染の対応で、情報秘匿体質を露呈した岡田市政と群馬県  困ったちゃん岡田前市政

■平成21年4月28日(火)の朝刊をみた安中市民は仰天しました。次のような朝刊各紙の記事を目にしたからです。

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安中の「公立碓氷病院」 胃腸炎集団感染 発症26日後に公表
 安中市は、4月27日、同市立の「公立碓氷病院」(野際英司院長)で、4月1日から11日に、入院患者10人がノロウイルスが原因と見られる感染性胃腸炎に集団感染し、男性(71)が14日に死亡したと発表した。他の9人は既に回復している。結果的に、患者が最初に発症してから26日後、死亡者が出てから13日後の公表となった。
 今年2月に国立病院機構高崎病院(高崎市)で発生したノロウイルスによる患者や職員約40人の集団院内感染でも、公表や対応の遅れが問題化したばかり。「お腹の風邪」などと軽視されがちな感染性胃腸炎だが、重篤な患者が感染した場合には死につながりうることを再認識させるとともに、患者らからは公表の遅れに批判の声も上がった。4月27日に会見した公立碓氷病院の野際英司院長と、病院を設置する安中市の岡田義弘市長はともに謝罪した。
 安中市と同病院が同日午後に記者会見を開いて発表した概要によると、感染は一つの病棟内で起きた。病院が感染を最初に把握したのは、下痢を訴えた2人がノロウイルスの迅速検査で陽性と判明された4月1日。国立高崎病院の院内感染を受けて「迅速検査キット」を導入していたことが、早速役立った形だった。病院は、同日、群馬県高崎保健福祉事務所に連絡し、発症者が出た病棟フロアを消毒。
 死亡した男性は、「感染性胃腸炎とは別の重症の疾患」(野際院長)で入院しており、4月11日ごろ、下痢の症状が出て、同病院の検査でノロウイルスの陽性反応が出た。下痢に伴う脱水症状や衰弱が見られ、点滴などの治療を施したが、死亡した。「院内感染による胃腸炎が、死に影響を与えたと考えられる」(野際院長)という。
 感染発生当初の4月1日に高崎保健所に通報後、野際院長は公表せず、岡田市長への報告も死亡者が出た14日になってからだった。野際院長は公表を控えた理由について「院内感染が収束してからと考えた」と説明。岡田市長も結果的に院長の判断を追認する形となった。

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2009/4/26  23:02

今しばらく時間を・・・国道陥没の原因調査に手こずるガスパッチョ東京ガス  東京ガス高圧パイプライン問題

■平成21年4月16日(木)未明に発生した国道18号線の陥没事故について、当会は4月18日付で、東京ガス本社代表取締役の鳥原光憲社長宛に、同社広報部気付、CSR・コンプライアンス室御中で公開質問状を送ったことは既に当会のブログで報告済です。併せて、写しを、高崎市東町の東京ガス群馬ビルにある東京ガス群馬幹線建設事務所の鹿沼所長あてにFAXしました。

 すると、当会が設定した期限日の4月24日(金)午後6時15分に、東京ガスの群馬幹線建設事務所から、次の内容のFAXが届きました。

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平成21年4月24日
小川賢様
     東京ガス株式会社 群馬幹線建設事務所
平成21年4月18日付貴公開質問状に対する回答時期について
 拝復 陽春の候、貴殿ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、4月18日付貴公開質問状につきまして、回答期限として4月24日(金)とのご要望を承りましたが、今しばらくのお時間を戴きたく、よろしくお願い申し上げます。
                      敬具
連絡先 渉外課 課長・・・・ 電話027-324-5438
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↑東京ガスは、4月16日に発生した国道18号線の陥没箇所の穴を仮に埋め戻していたが、4月25日(土)の深夜に、当該箇所の走行車線1レーン分にわたり、再度仮復旧工事を施した。なお、現場にいた東京ガスと住金パイプエンジの担当者らによると、陥没事故を受けて、全長1.4kmにわたる国道下のシールド掘削工事後のレベル測量は全面的に行なったが、地中レーダ探査による空洞調査は応用地質鰍ノ頼んで実施したが、可能性のある箇所を部分的に実施しただけであり、しかもシールド掘削工事前の地中レーダ探査は行なわなかったという。現在、調査を実施した範囲でのデータ分析を行なっており、今週中には国交省に報告し、本格復旧について指示を仰ぐという。またまた渋滞を引き起こしそうだ。なお、シールド工事は淺沼組が施工したとのこと。↑

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2009/4/26  12:39

首都高5号線炎上事故・・・多胡運輸等への損害賠償請求に万全を期す首都高  首都高炎上とタゴ運輸

■平成20年8月3日(日)早朝に発生した東京都板橋区熊野町の首都高5号線下り線と中央環状線外回りの合流地点で、5号線を走っていたガソリンと軽油を満載したタンクローリーがカーブを曲がりきれずに横転し、側壁に衝突して炎上した事故で、約3時間半後に火は消し止められましたが、路面や側壁などが長さ数百メートルにわたって燃え、下り線の上に上り線が走る2階建て構造のため、熱で上り線の鋼鉄製の桁が変形し、路面が約40mにわたって、最大で約70cmほどV字型に沈下し、隣接するマンションの外壁も焼けるなどする大事故でした。

 このため、全面通行止めとなり、その後8月9日から一車線開放による部分通行止めとして、復旧工事が続けられ、同年10月14日、復旧工事が終わり、約2カ月ぶりに全面開通しました。首都高速道路会社は同日、この事故による被害額は約45億円に上る見通しであると発表し、事故を起こした多胡運輸(本社・高崎市)に、相応の損害賠償を請求する方針を表明しました。

■首都高によると、復旧工事では一部を通行止めにしながら、熱で歪んだ橋桁を40mにわたり架け替えたため、この復旧工事費に約20億円を計上し、通行止めがあった8、9月の料金収入は393億8000万円で、前年の約419億2000万円から25億4000万円減収したとして、復旧工事費と合わせ、首都高はこの事故による被害額は合わせて最大45億4000万円に上る見通しであることを公表しました。

 ただし、料金収入の減少は、景気低迷やガソリン高でマイカー利用が減ったなどの要因もあるとみられ、首都高は事故の影響で収入がどれだけ減ったかを精査し、平成20年度内に賠償請求額を確定し、事故を起こした群馬県高崎市の多胡運輸に求める方針を打ち出しました。

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↑ふりしきる雨のなかでも、いつもと同様に営業を続ける多胡運輸。同社を囲む得体の知れないバリアを果たして首都高は突き崩せるだろうか?(4月25日撮影)↑
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2009/4/24  9:30

酒気帯び事故の日弁連元副会長、業務停止4ヶ月の非ジョーシキ  不良弁護士問題

■4月23日の朝刊各紙に、日本弁護士連合会(日弁連)元副会長の内田武弁護士について、所属する群馬弁護士会が、業務停止4ヶ月の懲戒処分にしたと発表したことが報じられました。

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日弁連元副会長 業務停止4ヶ月 酒気帯びで弁護士会
 群馬弁護士会は、08年10月に酒気帯び運転で対向車に衝突する交通事故を起こした日本弁護士連合会元副会長の内田武弁護士(65)について、21日付で業務停止4ヶ月の懲戒処分にしたと22日発表した。
 発表によると、処分理由について「弁護士としての品位を失う非行。飲酒運転に対する社会的非難は高まっており、結果は重大」などとしている。
 内田弁護士は、08年10月5日午後、安中市野殿の県道前橋安中富岡線で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転中、乗用車と衝突し、運転の高崎市内の女性に軽症を負わせたとして、自動車運転過失傷害などの疑いで現行犯逮捕された。前橋簡裁から同年12月、罰金70万円の略式命令を受け、即日納付した。
 内田弁護士は同日午前から午後にかけて、ゴルフのプレー中や昼食の際にビール、焼酎を飲んでいたといい、帰宅途中に交通事故を起こしたとされる。
 同弁護士会や県民からの懲戒請求を受け、外部有識者らを含む同弁護士会の懲戒委員会が処分を決定し、今月21日に内容を本人に伝えた。処分は同日付。
 処分内容に不満がある場合、60日以内であれば不服の申し立てができるが、22日現在では申し立てはない。内田弁護士が引き受けていた事件は他の弁護士が引き継ぐことになる。
 内田弁護士は1973年に群馬弁護士会に弁護士登録し、同会会長、03年度に日本弁護士連合会副会長などを務めた。
 処分について、同会の鈴木克昌会長は「県民の信頼を損なう事件が起き大変残念。再発防止のため、綱紀を引き締めて、会員の規律維持に努めたい」と語った。
 同弁護士会での懲戒処分は、2002年1月に、仕事の処理が遅れたとして所属弁護士に業務停止2ヶ月が下されている。
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■この新聞報道記事の中にある、「県民からの懲戒請求」というのが当会メンバーが行った懲戒請求のことです。

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2009/4/24  3:50

【速報】住民監査請求を却下し、タゴを擁護したがる安中市監査委員  土地開発公社51億円横領事件

■タゴに対する損害賠償請求権の維持を公社に確認するように、岡田市長に求めた4月1日付の住民監査請求について、なかなか回答がないため、4月20日に安中市監査委員事務局に電話を入れたところ、やはり請求内容について、取り扱いに慎重になっている様子でした。担当者の話では、まもなく回答が出ると思うということでしたが、その説明のとおり、4月22日付で安中市監査委員から次の内容の通知が、4月23日に届きました。

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安監発第 2334号
平成21年4月22日
請求人 小川 賢 様
   安中市監査委員 猿谷 祐康 (公印)
   安中市監査委員 田中 伸一 (公印)
安中市職員措置請求書について(通知)
 平成21年4月1日付けで提出されました地方自治法第242条第1項の規定に基づく標記請求書につきまして次のとおり通知します。
    記
住民監査請求の却下
 本請求を審査した結果、地方自治法弟242条に規定された事項に該当する請求と認められないので、却下する。
理由
 本請求にかかる損害賠償請求の提訴は、安中市とは別法人である安中市土地開発公社が行っているものである。
 よって、地方自治法第242条の規定の住民監査請求の対象外と判断し受理することはできない。
**********

■つまり、早い話が、安中市土地開発公社は、安中市とは別法人の特別法人だから、住民の監査請求権は及ばないという判断です。これは、市・公社が群銀と民事訴訟をして和解と言う形で事実上敗訴したあと、当会が住民監査請求したときと全く同じ理由で却下されたことになります。

 このことで、5月31日までに、安中市土地開発公社が、タゴを再提訴せずに、損害賠償請求権を棄損するような事態になれば、住民訴訟に持ち込む準備と資格要件が整ったことになります。そして、当会が勝訴しても敗訴しても、公社自身でタゴの尻拭いをしなければならないことになります。なお、前回は、タゴをはじめ、公社の歴代理事監事やタゴの上司らを相手取り訴訟を起こし、3年余りの訴訟の末、一旦和解をしましたが、岡田市長だけが和解に応じなかったため、岡田市長に圧力をかけられた裁判所が一方的に当会に対して敗訴判決を出しました。

 当時は公社として、民事裁判により、タゴに対する損害賠償請求権を保持していたことから、理論上、公社は損害をタゴに転嫁できた形になっていましたが、今回は、タゴへの請求権を援用できないため、安中市に損害が及ぶことになることから、当時と条件が違ってくるので、これまで住民側に敗訴判決ばかり下していた裁判所でしたが、状況次第では住民側として勝訴の可能性も見えてくることが期待できます。

【ひらく会事務局】
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2009/4/21  2:36

テロリストもビックリ、ガスパッチョ東京ガスによる国道陥没事故の原因と責任  東京ガス高圧パイプライン問題

■東京ガスは、平成21年4月16日(木)に発生した国道18号線の陥没による物損事故について、4月17日付で、ホームページ上で次の記事をプレスリリースとして発表しました。

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4月16日に発生した高崎市藤塚町国道18号の路面陥没について
   東京ガス株式会社 平成21年4月17日
 東京ガス株式会社は、平成21年4月16日4時50分頃に高崎市藤塚町の国道18号線上で発生しました路面陥没につきまして、陥没発生箇所近傍でガス管埋設のためのシールド工事(掘削してトンネルを地下につくる工事)を行っていることから、陥没への影響につきまして調査を進めております。
 現時点におきましては、明確な因果関係は判明していないものの、周辺の埋設物の状況、陥没の位置や形状などの状況から、弊社のシールド工事がこのたびの陥没の要因のひとつとして影響している可能性があるものと考えております。
 現在、シールド工事を一時中断しており、本日から、陥没への影響につきまして下記のとおり詳細な調査を進めてまいります。なお、調査結果につきましては、まとまり次第、すみやかに国土交通省関東地方整備局に報告いたします。
 また、調査終了後、国土交通省関東地方整備局のご指示に基づき、本復旧工事を行ってまいります。
 弊社といたしましては、皆さまにご迷惑ならびに、ご心配をお掛けしますことをお詫び申しあげます。何卒、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申しあげます。
   記
1.調査内容とスケジュール
(1)シールド施工部における空洞調査
1.内容
 安中市板鼻から高崎市藤塚町までの国道18号線の地下における延長1.4kmのシールド施工部について、非開削のレーダー探査による空洞調査を実施し、データの解析を行います。
2.スケジュール
 平成21年4月17日(金)〜19日(日)の夜間に現地調査を実施いたします(雨天延期)。また、その後のデータ解析に3日間程度を予定しております。
(2)陥没箇所におけるシールド施工内容の調査
1.内容
 陥没箇所近傍のシールド施工部について、土質、地形、施工管理方法等につきまして調査を行います。
2.スケジュール
 本日から1週間程度を予定しております。

<国道18号線下におけるシールド工事の概要>
安中市板鼻から高崎市藤塚町までの国道18号線の地下において延長1.4kmのシールド工事を行っております。工期は平成20年11月から平成21年4月末までとなっており、シールド工事によりトンネルが完成した後、そのトンネル内に輸送用のガス管を配管する予定となっております。シールドエ法とはシールドマシーン(掘削機)でトンネルを掘っていき、掘り進むごとに鋼製のセグメントを取り付けてトンネルを作っていく工法です。  以上
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↑4月16日(木)午前中に行われた国道18号線陥没現場での復旧作業の模様。既に陥没穴の底には土が入れられ転圧済みで、穴の中に東京ガスやパイプ会社及びその下請けらしい作業員が5人ほど入って、路盤や舗装部分の断面を観察しているらしい様子がうかがえる。右側は舗装の下がかなり空洞になって入り込んでいるらしく、陥没穴が相当大きかったことが分かる。後方には一車線の交通規制で数珠繋ぎになっている通行車両が見える。地上で見守る作業員らには笑顔が浮かんでおり、大渋滞を引き起こしているという緊張感は殆ど感じられない。【写真:読売新聞社提供】↑
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2009/4/19  23:55

アニータ事件とタゴ事件、比べてみるとわかる共通性と特異性  他の自治体等の横領事件とタゴ51億円事件

■犯罪総額こそ、安中市土地開発公社のタゴ51億円事件の約3.5分の1と小さいものの、マスコミ受けは抜群によかった青森県住宅供給公社を舞台にした巨額横領事件の波紋は、タゴ事件を遥かに陵駕していました。この理由としては、いかに安中のタゴ事件が特別な政治的背景を有していたかの証左が背景として上げられます。

 青森県住宅供給公社の巨額横領事件はアニータ事件として有名ですが、安中市土地開発公社の巨額詐欺横領事件は、旧安中市民の間ではタゴ51億円事件として語られていますが、なぜかマスコミには、あまり取り上げてもらえませんでした。

 わが国の「痴呆」自治体振りを象徴するこの二つの事件を比べた記事を、当会がタゴ51億円事件が公表された後、約11年間にわたり発行してきた安中市民通信「まど」第71号2001年11月20日の5ページから10ページにかけて特集したことがあります。

 青森県のアニータ事件の現場写真を見ながら、二つの事件の共通性と相違性をじっくり見極めていただきたいと存じます。

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【較べてみれば】
青森県住宅供給公社アニータ事件VS安中市土地開発公社タゴ事件

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↑200店以上もの飲食店がひしめき合う青森市の歓楽街、本町。かつては問屋町だったが、郊外に問屋団地ができて移転したため、そのあとに飲食店が増え始めた。県庁のすぐ近くで、元職員にとっては人の目が気になるところだが、なぜか誰にも気付かれなかった。↑

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↑青森市街図。元職員の自宅は右上。青森駅が右下にあり、ほぼ中央にあるのが県庁。すぐ左に公園があり、公園のすぐ下にある2つのビルの左側が県合同ビル。この8階に住宅供給公社がある。そこから左に2分も歩けば本町の歓楽街。青森駅前から本町にかけては、戦時中空襲で焼失したため、都市計画が行き届いている。↑

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2009/4/19  4:27

国道を陥没させたガスパッチョ東京ガスに公開質問状  東京ガス高圧パイプライン問題

■高崎市飯塚町の国道18号線上り線の路面が陥没した問題で、原因の究明が道路管理者である国土交通省高崎国道事務所によって発表されました。

 4月18日付けの朝刊によりますと、国道を管理する国土交通省高崎河川国道事務所は、4月17日に、「陥没の要因は東京ガスと考えられる」と発表しました。

 4月18日付け朝刊はまた、「陥没現場一帯の地下を工事している東京ガスは4月17日、同日から3日間、夜間に国道に沿った約1.4キロの工事区間をレーダーで空洞調査すると発表した」と報じました。しかし、肝心の東京ガスは、相変わらず謝罪の記者会見すらする気配はありません。ホームページでは、18日になってあわててこの陥没事故のことを17日付けで掲載をはじめました。

 4月18日付け朝刊では、東京ガスのコメントとして「陥没した穴の約5m下でガス管の埋設のため直径2mのトンネルを掘っており、路面陥没が発見された16日の3〜5日前に現場を貢通したばかりだった。陥没した穴にはまって軽乗用車を破損した女性に、修理代などの負担を申し出た。」とも報じられていますが、これも正式な記者会見発表ではなさそうですし、同社のホームページでも「現時点におきましては、明確な因果関係は判明していないものの、周辺の埋設物の状況、陥没の位置や形状などの状況から、弊社のシールド工事がこのたびの陥没の要因のひとつとして影響している可能性があるものと考えております。」などとして、今後1週間かけてレーダー探査やデータ分析をしてから可能性の特定を行うとしているだけで、謝罪会見をした風情はありません。

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↑国道18号線の上り線走行車線から見た路面陥没付近。前方に、ちょうど、案内板の影のように色が変わって見える箇所が陥没箇所。写真はいずれも4月18日午後1時20分ごろ撮影。↑

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↑陥没箇所を西向き(安中方向)に撮影。補修した部分は、路肩ブロック10個分に相当し、長さは5m以上に達し、幅も1m以上ある。日中、陥没が起きたらと思うとぞっとさせられる。↑

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↑陥没箇所を東向き(高崎方向)に撮影。ちょうど国道18号の起点から7kmという標識が陥没現場のすぐ近くに立っている。↑

■そこで、当会は、4月18日付けで次の内容の公開質問状を東京ガスに対して提出しました。

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2009/4/18  9:41

安全無視の突貫工事で国道に落とし穴を作った?ガスパッチョ東京ガス  東京ガス高圧パイプライン問題

■安中市民にとって、高崎方面に通勤、通学あるいはショッピングに利用する大切な生活道路であり、首都圏の交通や産業にとっても重要な動脈である国道18号線。私たちの国有財産であるその国道を、沿線住民に説明もなく勝手に掘削していた東京ガスがあろうことか、大型トラックや乗用車がひっきりなしに走る道路の下に、大きな落とし穴までこさえていたとなると、大変なことです。

 当会会員の皆さんも、陥没現場の走行車線を毎日、車で通行しておりますが、あやうく北海道のゴルフ場で4月2日(木)に起きた陥没事故で、家族の目前で女性が転落死した事故の二の舞になるところでした。

 4月16日に発生した今回の国道陥没事故では、未明だったこともあり交通量も少なく、幸いけが人も出ず、物損事故だけで済みましたが、事故にあった人は度肝を抜かれ、肝を潰したことと思います。

■東京ガスが作ったかもしれない落とし穴に軽自動車が車輪を取られた場所は、安中と高崎を結ぶ国道18号の群馬県高崎市藤塚町47番地先の上り2車線の歩道側の走行車線です。道路情報によれば、4月6日の午後9時から4月24日午前6時まで、東京ガスが高圧ガス導管敷設工事を行っていました。しかし、どうして、落とし穴ができたのでしょうか。4月17日の朝刊各紙の記事の内容をみてみましょう。

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2009/4/16  1:28

アニータ事件とタゴ事件、こんなに違う責任追及のやり方  他の自治体等の横領事件とタゴ51億円事件

■通称「アニータ事件」と呼ばれるのは、青森県住宅供給公社を舞台にした巨額横領事件ですが、同事件では、同公社の元経理担当主幹千田郁司が1993年2月から2001年まで計約14億5900万円を横領しました。事件の規模は、安中市土地開発公社を舞台にしたタゴ51億円事件に比べると、犯行規模は約3.5分の1に過ぎませんが、マスコミでの報じられ方は、何十倍にもなりました。

 この事件は、2001年9月11日の米国での同時多発テロをきっかけに、日本政府が我が国から海外に出て行ったカネの流れを調べたところ、青森県から南米チリに対して高額な送金がたびたびあるのがわかり、その連絡を受けた仙台国税局が、青森県住宅供給公社の税務調査をしたところ横領が発覚したものです。横領は1993年2月から始まりましたが、公訴時効のため1994年10月以降の計約14億4600万円が起訴されました。千田郁司は青森市の飲食店で知り合ったチリ人女性アニータ・アルバラードと結婚した1997年から横領額が急増し、約11億円がチリ人妻に渡ったとされています。

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↑3月31日に解散し、今後3年間清算業務を続けることになった青森県住宅供給公社↑

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↑県合同ビル内の各階案内板。最上階の8階に公社がある。↑
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2009/4/12  15:52

定額給付金・・・安中市の場合  困ったちゃん岡田前市政


安中市から安中住民に対して定額給付金の申請書が今月初めから発送されました。
担当部署は、安中市企画課定額給付金対策係027-381-1111内線1635、1636、1637とあります。

しかし、なぜ役所の申請書というのはこうも分かりにくいのでしょう。同封する書類として、@振込先口座の預金通帳の写し(コピー)と、A受給者(世帯主)の本人確認資料の写し(コピー)として、運転免許証かパスポートか住基カードか外国人登録証か健保の保険者証書か年金手帳が必要とあります。その一方で、留意事項として、「公的身分証明書等の写しについては、日本人世帯に限り、次の場合は添付は不要です。(日本人世帯に限ります)」と書いてあります。

とにかく、@預金通帳の写しは、同封しなければならないようですが、預金通帳の表紙だけなのか、中身全部なのか、何も書いてありません。申請書提出から給付金振込みまで40日から50日くらいかかるとされているので、おそらく、こうした不明瞭な説明による記載ミスを考慮に入れて決めてあるのかもしれません。

また、市役所本庁ではコピーをとってくれないらしく、コピーをとるのは、松井田支所、文化センター、松井田文化会館、公民館、学習センターなどで可能ですが、1枚あたり10円徴収されるようです。

どうせ国はあとで税金で取り戻すわけですから、最初から面倒な事をせずに、税金に充当すれば、よけいな人件費や経費が係らずに済むわけで、今回の定額給付金でよろこぶのは、役人と、委託業者、それに金融機関だけだと思われます。しかも、新たに預金通帳等の個人情報が市役所に握られてしまい、市民にとっては何のメリットもありません。

ところで、この定額給付金は、タゴ一族にも支給されることになりそうです。既にタゴ一族は安中市に住民票を残していないものと思われますが、いずれにしても、公金でタゴの尻拭いをさせられている安中市民としては、税金をこうしてタゴ一族にもバラまかれるのは面白くありません。

そこで、提案ですが、タゴ事件の関係者や、タゴに世話になったかたがたには、自主的に「辞退」マークにチェックマークを付けていただき、安中市土地開発公社に寄付するように、岡田市長から庁内及び議会に通達を出してもらいたいと思います。そうすれば、数十万円程度、公金によるタゴの尻拭いが抑止できます。なお、タゴに世話になった岡田市長は、当然「辞退」にチェックマークを付けるはずです。

なお、受付期間は4月3日から10月5日までとされているので、忘れずに手続きしましょう。

【ひらく会情報部】
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2009/4/11  7:58

51億円事件の真相をタゴにきくため千葉刑務所を訪れた当時の模様  安中市土地開発公社事件クロニクル

■当会では、地方自治体としては、国内で最大級の巨額詐欺横領事件であるタゴ51億円事件の真相解明のため、合計4件の住民訴訟を提起してきました。このうち、タゴ51億円事件の温床となった安中市土地開発公社のずさんな土地保有と固定資産税の不課税について、タゴが原市の芝原団地の一区画を隣接土地所有者の市民の名義で勝手に登記して、土地ころがしをしていた事実の真相を明らかにするための裁判を通じて、タゴと面会しようとしたことがあります。

 この平成9年(行ウ)第1号違法確認請求事件として審理されたこの住民訴訟では、事件発覚から3年後の平成10年(1998年)5月8日(金)午後4時から、前橋地裁3階の3号和解室において第9回公判が開かれました。この口頭弁論の最後のほうで、被告中島市長(当時)の訴訟代理人の渡辺明男弁護士は、唐突に、「本件は、公拡法第5条が一番問題になっている。そこで実は、刑務所に服役中の多胡邦夫に面会してみようかと思っている」と裁判長に提案しました。

■このとき、田村洋三裁判長は、渡辺弁護士に「当人がどこの刑務所に居るのか分かっているのか?」と問うと、渡辺弁護士は自信たっぷりに「千葉刑務所と聞いている。これまでに既に市税務課の職員が二、三度、千葉刑務所に行って、タゴに面会しようとしたが会えなかったというので、今度は自分が行って面会し、証言を取りたい」と言いました。「多分、断られるだろうが、ぜひやってみたい」と渡辺弁護士は、力を込めて言いました。

 田村裁判長は「どれくらい(時間があれば)行って来られるか?それによって次回の公判の日取りを決めたい」と渡辺弁護士に尋ねました。同弁護士は「6月の頭に(千葉刑務所に)行きたい」と予定を述べました。

 これに対し、原告側として当会も、多胡受刑者への面会の必要性を痛感し、同受刑者の服役の様子などもさぐるため、急きょ翌5月9日(土)、千葉刑務所を訪れました。このときの模様は、当会が月間で発行していた安中市民通信「まど」1998年5月20日第29号の6ページと7ページに掲載したので、次に引用します。

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↑千葉刑務所正門。これは記事掲載当時ではなく、後日撮影されたもの。↑
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2009/4/6  1:55

【世界は今】北朝鮮のロケットと千葉のハゲコウ+千葉刑務所の大サギの話  国内外からのトピックス

日本中が北朝鮮のロケット打ち上げで騒いでいた頃、千葉市若葉区では、大トリ物のまっ最中でした。北朝鮮のロケットは11時50分ごろ太平洋に自分で落ちましたが、千葉では、午後2時半ごろ、ようやく獲物が落ちました。

 この獲物の名前は、ハゲコウ。アフリカに広く分布するのでアフリカハゲコウと呼ばれます。体を表すその名前には、個人的にもたいへん親近感?をもっているのですが、4月2日の午後、関東で吹き荒れた強風により浮力を得た雌のハゲコウが、飼育されていた千葉市動物園から飛び立ちました。とはいっても、その後3日間は、動物園から半径1キロ以内を転々としていたようですが。

 せっかく塀の外に出たのに、わずか3日で御用となったハゲコウ。アフリカでは、広々とした空や森を自由に飛び回っています。

 写真は、ケニアのナイロビ市内の緑地で、営巣しているハゲコウ軍団。大きな木の上に、たくさん巣をつくり、日が暮れ出すと、木の上の巣にもどってきます。昼間は、近くのサッカー場を歩き回って、えさ探し。体長が人間の背丈もあるため、近くで見ると迫力があります。
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↑人家のすぐ脇の木の上で群れをなすハゲコウ(ナイロビ、08年7月撮影)↑

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↑樹上で営巣するハゲコウの群れ↑

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↑近くのサッカー場や公園で、ミミズをついばむハゲコウの群れ↑

 千葉で脱走したハゲコウは、体長120センチ、体重6キロと小柄だったようです。

 ところで、千葉市動物園は、千葉市若葉区にあります。若葉区と言えば、我らが安中市役所が生んだ史上最大の巨大サギが1996年4月からお世話になっている千葉刑務所があります。脱走したハゲコウが、もうあと1キロ半、南に飛べば、また塀の中だったのに。やはり、自ら塀の中には落ちたくなかったのでしょうね。

 安中出身の大型サギが仮出所さえしてなければ、ハゲコウとの大トリ同士の出会いがあって、大トリ物に花を添えたかもしれませんね。

<ハゲコウ>
分類:脊索動物門 鳥綱 コウノトリ目 コウノトリ科
学名:Leptoptilos crumeniferus
英名:Marabou stork
特徴:アフリカ全域に分布し、草原や湿地などに群れで暮らしています。ハゲコウの仲間は数種が知られますが、いずれも首と頭部の皮膚が裸出しており、これはハゲワシなどと同様、腐肉を食べるときの衛生上の問題に対処しているものです。カエルやヘビなどを自力で捕らえて食べることもあるようです。寒さには弱いようで、千葉市動物公園では冬季の間室内に収容しています。ハゲコウも春を待ちかねていたんですね。

【日本産ハゲジイ】
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2009/4/5  23:55

エイプリル・フールに岡田理事長=市長から公開質問状の回答届く  土地開発公社51億円横領事件

■平成21年2月17日に岩野谷公民館で開催された地区別懇談会で、最後に時間切れ寸前に、当会は岡田義弘市長兼安中市土地開発公社理事長に6項目の公開質問状を提出しておりました。その後、2月20日付で書面による回答延期通知が来ました。その後、一ヶ月以上経過しましたが、何の音沙汰もありませんでした。ところが、年度が変わった途端、突然、安中市と土地開発公社から2つに分けて回答書が送られてきました。回答書の日付けが3月31日になっていることから、エイヤーっとばかりに、放り出した格好です。4月1日に届いたことから、エイプリル・フールかと一瞬思ってしまいました。

 まずは、当会の質問に対する安中市・公社の回答内容を見てみましょう。

*********
【安中市土地開発公社に係る公開質問状の回答について】

質問1.公社が被った損失の責任は、歴代の公社役員や職員にあると考えられます。なぜ、そうした人たちへの責任の所在追求を行わないのですか。

公社回答)公社が被った損失の責任は、ひとえに有印公文書偽造、同行使、有印公文書変造、同行使、詐欺を行った元職員であると考えます。刑事及び民事ともに司法の判断を仰ぎ、判決(和解)も出ており、関係職員の処分も行われていることから、既に決着していると認識しています。

質問2.群馬銀行との和解条項を、さらに10年間継続するということですが、市民には事件の経緯が分かりません。公社にも落ち度があり、その責任は上記1項で追及されるべきと考えますが、群銀の責任についてももっと、市民に明らかにして、あらためて、群銀との裁判を視野に入れた行動をとるつもりはおありですか。

公社回答)和解を受け入れておりますので、現時点においては(株)群馬銀行に対して裁判を視野に入れた行動をとるつもりはございません。

質問3.元職員は、すでに仮出所したとの情報もあるようですが、公式には、いつ刑期を終えるのでしょうか。

公社回答)個人情報に該当することから回答できません。

質問4.元職員の出所を機会に、元職員およびその関係者らへの損害賠償請求をどのように行う予定ですか。

公社回答)本人の所在を確認して損害賠償を請求する方針です。元職員に対し、現在は22億821万1500円の損害賠償請求権が残っています。

5.公社の損失は、市とは別法人である公社に解決の責任があると思いますが、元職員が正規な手続きを踏まずに購入したりした土地を、なぜ買い取ろうとしているのですか。

安中市回答)市が土地開発公社から収得する土地は、先行収得依頼した土地です。

6.元職員から絵画や骨董品をもらった安中市の関係者はたくさんいたようですが、彼らに返還を求めましたか。

公社回答)ご指摘の点につきましては、把握しておりません。
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■それでは、それぞれの質疑応答について分析してみましょう。

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