2017/3/24  23:46

東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…前橋バイオマス燃料鰍フ発電用木材集荷整備中止と思いきや貯木場建設!!  東北関東大震災・東電福島原発事故

■赤城山の自然と環境を守る会が2017年2月20日付で、「平成28年度主要事業で予算立てした前橋バイオマス燃料の低質材集荷システム構築(新規)の執行状況及び届出書類一式」という内容で群馬県に情報開示請求をしたところ、公文書不存在決定通知が2017年3月6日付で発出され、不存在の理由が「前橋バイオマス燃料鰍ノよる低質材集荷施設整備については、事業中止となり、当該請求に係る公文書は取得していないため」ということは、すでにブログで報告済みです。
〇2017年3月10日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…トーセンの前橋バイオマス燃料鰍ェ発電用木材集荷整備をなぜか中止!?
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2256.html
 一体どうなっているのか、と思いきや、2月から突然、赤城ビュータウン北側の広大な敷地に貯木場が建設され始めていたのです。
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貯木場建設状況。


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赤城神社参道(市道)道路使用許可掲示板。これによると「工事等の名称:赤城バイオマス発電所建設工のうち貯木場整備工事」「許可の期間及び時間帯:平成29年2月21日〜平成29年5月20日 8時00分〜17時」「申請者:東京都北区岸町1−8−17 恒栄伝設株式会社」「許可年月日番号・警察署:平成29年2月20日第1-2250号 前橋東警察署」とあります。

 関電工は、電中研の敷地内にあるバイオマス発電所建設地のほかに、赤城神社参道を挟んだ西側の広大な土地を取得しています。2015年10月の住民説明会でも、住民の皆さんは関電工から「西側の土地は貯木場にしない」と説明されていました。ところが現在、この西側の広大な土地でとんでもないことが起きています。

■前掲の写真をごらんください。既に貯木場の建設工事が始まっています。3月15日に赤城山の自然と環境を守る会の会員が、関電工の担当責任者である福本氏に電話確認したところ、同氏さえも承諾していないという貯木場建設工事であることが判明しました。

 さらに翌3月16日、同会員が、前橋バイオマス発電所建設地に在勤中の関電工の副部長と電話で確認したところ、副部長は「関電工としてはバイオマス発電所で発生する土砂を西側の空き地に搬入している届出を前橋市に提出。現時点では貯木場建設でありません」と答えました。

 併せて、赤城神社参道市道の使用許可掲示板に記載されている「前橋バイオマス発電所建設工事のうち貯木場整備工事」となっている理由を問い質したところ、同副部長は「原因がわからない」との返事でした。誰が考えても、関電工はトーセンに貯木場を作られせていることは明らかなのに、平然とシラを切るのは関電工の本質を表していると言えるでしょう。

 関電工といい、トーセンといい、住民への事前説明を軽視している事業者ですから、突然何をしでかすか、わかりません。

■前述のとおり、平成28年度主要事業で予算立てした前橋バイオマス燃料の低質材集荷システム構築(新規)のための補助金事業は、みなかみ町で用地確保が出来なくて中止となっています。赤城ビュータウンの北側に突然建設が始まった貯木場造成工事は、あきらかにこの代替えとみられます。

 貯木場造成地の現場には次の標識が掲げられています。これには「貯木場整備事業」とは記されておらず、「建設残土の処分」として埋立て工事であることしか書かれていません。

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 看板に記されている内容は次のとおりです。

*****特定事業に関する標識*****
許可年月日:平成29年1月31日
許可番号:前橋市許可 第28号
埋立て等の目的:建設残土の処分
特定事業を行う場所の所在地:前橋市鼻毛石町1952番、1953番、1848番2
特定事業を行うものの住所、氏名及び電話番号:
     住所:前橋市苗ケ島町2550番地2
     氏名:前橋バイオマス燃料株式会社 代表取締役 東泉清壽
     電話番号:0287-47-5331
特定事業の期間:平成29年1月31日〜平成29年6月30日
特定事業区域の面積:39,648.3m2
土砂等の排出場所及び搬入予定数量:
     排出場所:前橋市苗ケ島町2550番2
     搬入予定数量:7,123.0m3
施工管理者の氏名:山口 昌彦

**********

■確かに前橋市が許可を出している「特定事業」であることがわかります。バイオマス発電所入口の道路使用許可と連携しているのは間違いありません。

 となると、この貯木場建設は、中止になった補助金事業のかわりに、トーセンや関電工が出資する前橋バイオマス燃料鰍ェ、同じく関電工やトーセンが出資する前橋バイオマス発電蒲pに、貯木場を発電所のすぐ近くに確保しようとしていることになります。

 なぜこのような突然の計画変更を、関電工とトーセンは平然と行えるのでしょうか?

 もしかしたら、放射能汚染された生木をチップ化して、それを高圧プレスで圧縮して水分を搾り取ってから、すぐに発電ボイラーに投入しようとしていた計画を変更して、約4ヘクタールの広大な貯木場を確保し、そこに放射能汚染木材を集積して、自然乾燥させてからチップ化して燃焼させる計画に切り替えたのかもしれません。

■この背景には、高圧プレス機によって生チップから搾り取られた大量の水分にセシウムが含まれており、それを地下浸透させるという暴挙に対して、守る会をはじめ周辺住民や自治会の皆さんが強い反対の意思を示したことから、通常、トーセンが行っている貯木場で一定期間ストックしておく自然乾燥方式に計画を変更した可能性があります。

 もしそうだとすれば、燃料チップ工場建設のために支出されている補助金はいったいどう考えればよいのでしょうか。トーセン自慢の自社開発と称する油圧プレス機には、高額の補助金が支出されるはずでした。そのプレス機による燃料用木材の強制的な水分調整方式をやめて、自然乾燥方式にすべく、補助金を今度は貯木場建設費として充当するつもりかもしれません。

 だからトーセンは、冒頭に示した群馬県の理由説明のとおり、「平成28年度主要事業で予算立てした前橋バイオマス燃料鰍ノよる低質材集荷施設整備については、事業中止となった」のではないでしょうか。なぜなら、補助金を二重に受け取らなくても、油圧プレス機の使用を前提としていた潤沢な補助金交付を前提に、「貯木場」という施設の建設名義で、補助金を有効に使い切ろうとする魂胆が見え隠れします。

■こうしてみると、関電工とトーセンが、前橋市や群馬県の手厚い行政の支援を受けて、住民の反対を無視して、やりたいように亡国事業に邁進できることがわかります。

 こうした官業癒着の実態が堂々と繰り広げられる様を、見せつけられる周辺住民や県民はたまったものではありません。現在、係争中の住民訴訟を通じて、このあらたな貯木場建設の経緯についても追及していきたいと考えます。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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