2017/6/8  23:33

県立県民健康科学大学でまたもアカハラ事件?・・・学生2名減の事情等を確認すべく学校に情報公開請求  オンブズマン活動

■2年3カ月前、セクハラ事件が明るみにでた群馬県立健康科学大学の診療放射線学科ですが、このときは2015年3月27日付で原因者の准教授が停職3カ月の懲戒処分を受けました。当時、市民オンブズマン群馬では、内部関係者からの情報提供に基づき、事前に同校に対して公開質問状を提出し、このときは同校からアカハラ事件の存在を認める回答FAXが送られてきました。原因者の准教授が同校から懲戒処分を受けたのはその半月後のことでした。
〇2015年3月5日:セクハラ、パワハラ、モラハラ・・・アカデミックハラスメント疑惑の県立県民健康科学大に公開質問状を提出
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1548.html#readmore
〇2015年3月15日:セクハラ、パワハラ、モラハラ・・・アカデミックハラスメント疑惑の県立県民健康科学大が公開質問に回答
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1553.html#readmore
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 ところが、今年度に入り、再び当会に診療放射線学科に関する内部情報提供がありました。それによると、現在も教員によるパワハラがいろいろと続いており、しかも学生のみならず、教員に対してもハラスメント行為が行われており、平成28年度にも多数の教員が退職を余儀なくされているというのです。

 さらに深刻なのは、アカハラの原因者の教員が教える学生を含めて平成28年度で2名の若者がかけがえのない生命を絶った可能性がある、という情報です。

 当会はこの情報提供を受けて、さっそく行動を起こしました。次の2つのブログをご覧ください。
〇2017年4月13日:群馬県立県民健康科学大学でまたもやアカハラ事件か?・・・事実関係確認の公開質問状を提出
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2292.html#readmore
〇2017年4月20日:群馬県立県民健康科学大学のアカハラ発生情報についてのオンブズマンの公開質問状に対する回答書が到来
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2298.html#readmore

 学校側の回答によると、「アカハラと認められた事案は平成28年度に一件もない」ということですが、診療放射線学部では平成28年度当初と同年度末の時点で、学生数が2名減少しています。また、同校の監督官庁である群馬県健康福祉部健康福祉課からは、「群馬県立県民健康科学大学学長からの回答内容と同一」とい素気無い回答が当会に寄せられました。

■その後、1ヶ月半が経過してしまったので、直接関係者から本件についてインタビューを通じて事実関係の確認を試みることにしました。

 そこで、6月7日(水)午後2時30分ごろ、当会代表と事務強調は、群馬県庁15階の健康福祉課を訪問しました。応対に出たのは、健康福祉課の見城次長と総務係長の宮崎補佐でした。

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 20分ほど面談する中で、2年3カ月前の前回のアカハラ事件の経緯や、当時の学校と群馬県の対応について、説明し、今回も同様な対応を期待する旨、伝えました。そして、人の命の大切さを教えのが基本中の基本である県民健康科学大学で、アカハラ行為や自殺者が出ることは絶対にあってはならないので、ぜひ権限を行使して実態を明らかにしてほしいと申し入れました。

 結局、監督権限を持つ群馬県健康福祉課は、「このことについて、学校側に直接聞いてみてほしい。詳しいことは大学で直接お聞きになってほしい」という返事でした。当会はこの指示に基づいて、直ちに県立県民健康科学大学に向かいました。

■20分ほどして、午後3時半ごろ同校のキャンパスに着きました。面談に応じたのは管理部の大島部長と教育係の小池補佐の二人でした。約35分にわたる面談は、概ね次のような内容でした。

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玄関。
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玄関ロビー。入って左手の廊下に面して管理部がある。

 当会からは、「4月20日付で公開質問状への回答をいただいた。当会にハラスメントの情報提供がありその事実確認をしたいが、回答いただいたようにほんとうにアカハラ事案が無かったのか、直接面談して話をする機会を持たせてほしい」と申し入れました。

 これに対して「前回以降のアカハラ事案の有無ということなので、2年前からチェックしたが事案としてなかったのであのような回答をさせてもらった」と同校からの説明がありました。

 当会から「当方への内部提供情報では、かなり深刻なアカハラ事案の状況が綴られている。学生が2名年度当初と年度末で2名減っている。この背景には、ケガや病気、その他都合による自主退学や、死亡による除籍もあるのではないか。当方は個人情報にはまったく関心がないが、アカハラ事件との関連を検証したいので、学生数の減少の理由について知りたい」と申し入れました。

 学校側は「学生の個人情報にあたるため、理由は答えられない」という公開質問への回答内容と繰り返していましたが、当会が執拗に質問するうちに、管理部長から「これは昨年1年間、私がここに在籍して承知しているが、はっきり申し上げてこの事案はハラスメントの関係ではない」という言葉が発せられるようになりました。

 当会から「学業に行き詰ったのではないのか」と質問したところ、学校側は「その辺はわからない」というのみでした。当会から「2名の学生はお亡くなりになったのではないのか」と訊ねたところ、学校側は「そこまでは自分の判断を超えるので上と相談してみないと答えられないが、いずれにしてもハラスメント事案ではない」とコメントするだけでした。

 当会から「きちんと遺族にも確認したのか」と訊くと、管理部長は「私が1年間在籍して経験しているが、これはハラスメントではない。それは断言できる」と言い切りました。その根拠として「自分が知っている限り、交友関係も聴取し、関係者には面談もした。その結果、ハラスメントではないと確信している」というものです。

 また、同校の説明では、「学生からのアカハラ相談の窓口として、学生相談室があり、子プライアンス上、独立組織になっており、相談者のプライバシーは完全に守られている」とのことでした。当会からは「それが担保されていないから、今回も前回も、学校外部の当会の方に情報提供があったと考えている」とコメントしました。

 学校側では2年3カ月前に起きたアカハラ事件の際に、当会が申し入れにきた経緯について、当時の資料を見て把握しているとのことでした。

その上で、学校側では、「学生相談室にも(亡くなられたかもしれない学生からの)相談の事実は何もない。アカハラ被害の事前相談も一切なく、交友関係も関係者に面談して聴取した。逆に、なぜそのような情報提供がオンブズマンに伝えられたのか、私も知りたいくらいだ」と当会に質問してくるほどでした。

 次に、教員へのパワハラの実態について質問しました。

 当会から「どういう経緯で退職したのか」と質問したところ、学校側では「定年退職や自己都合でも退職届がでる。不意に出されることも有り、その場合には、ああそうですかと受理するということ。平成28年度に退職した4名の教員のうち、何人が定年呈色で、何人が自己都合退職だったのか、あとで調べて、その結果はFAXで答える」とのことでした。

 最後に当会から、「学生に事故があった際には、学校から群馬県や国の機関等に事故報告書を提出しているはずなので、それについては情報公開請求をしたい」と申し入れました。学校側は、「群馬県の関連組織なので、情報開示請求の様式や手順は群馬県に準じて行ってもられば、学校として粛々と判断して手続きを進める」と述べました。

■このため、当会では6月8日に、次の内容の公文書開示請求書を、県立県民健康科学大学学長あてにFAXで提出しました。

*****公文書開示請求書*****JPEG ⇒ 20170608nwwj.jpg
<開示を請求する公文書の内容又は件名>
 当団体に最近提供された情報によりますと、貴学の診療放射線学部内で現在もなおハラスメント行為が行われている可能性が指摘されます。事実関係を客観的に評価するため、以下の文書の存否情報と、全ての存在文書の開示(個人情報除く)を請求いたします。
(1)貴学において定めているハラスメントの防止のための指針。
(2)上記(1)の指針を学生、教職員に周知したことがわかる文書。
(3)ハラスメントによる問題が発生した場合の手続等について定めた規程。
(4)平成28年度における学生及び教職員からハラスメント対策室にハラスメントに関する申し入れがあった事案に関する学長あて報告書もしくはその類の文書等の情報。
(5)上記(4)にかかる学長からの対応指示に関する文書等の情報。
(6)平成28年度における診療放射線学部1〜4年生の各学年の年度当初と年度末における学生数の推移がわかる情報。
(7)平成28年度において作成し群馬県等に提出した学生の事故あるいは死亡に係る調査報告にかかる文書等の情報。
(8)平成28年度に行われた診療放射線学部教職員4名の退職に関して、各人の退職の時期(月日)と退職の理由がわかる情報。
(9)平成28年度に行われた診療放射線学部教職員5名の採用に関して、各人の採用の時期(月日)と採用の理由(上記(8)の退職者の補充との関連を含む)がわかる情報。
(10)現職を含め、過去7年間(平成22〜29年度)における歴代の診療放射線学部の学部長の氏名と在職期間
**********

 学校側の回答が待たれます。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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