2018/2/26  22:09

アカハラと寮生死亡事件に揺れる群馬高専…国立高専校長の選考・任命に関して国立高専機構から回答書  群馬高専アカハラ問題

■群馬高専にありとあらゆる災厄を撒き散らしたあげく、前年の2017年3月をもって出向元の文科省に逃げ帰っていった天下りキャリア官僚の西尾典眞前校長と、その後継者として長岡高専から「学校改革」の経験を買われて群馬高専に赴任し校長に就任したはずなのに、その後まったくアカハラ事件情報の開示に応じようとしない山崎誠現校長ですが、当会としては、やはり、西尾⇒山崎への校長交代劇が、誰のシナリオで、どのように校長位が引き継がれたのか、その背景事情を探らなければならないと強く感じています。その一環として、当会はまず国立国会図書館で、新旧校長のプロフィール調査を行いました。その内容は次のブログを参照ください。
○2018年2月20日:アカハラと寮生死亡事件に揺れる群馬高専…国立国会図書館での職員名鑑閲覧で見えてきた西尾前校長の作戦
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2566.html#readmore
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本日15:14に国立高等専門学校機構から送信されてきたFAX送り状。


 しかし、これだけでは、そもそも高専における校長の具体的な選考方法や過程が明らかになりません。そこで当会では、2月14日に、次の内容の質問書を機構あてに送り、高専校長の選考が具体的にどのように行われているのかを質問しました。

*****質問書*****PDF ⇒ zilr1.pdf
                            平成30年2月14日
〒193-0834 東京都八王子市東浅川町701-2
独立行政法人国立高等専門学校機構 御中
TEL:042-662-3120(代表)/FAX:042-662-3131
               〒371-0801 群馬県前橋市文京町1丁目15番10号
                 市民オンブズマン群馬  代表  小川 賢
           TEL: 027-224-8567(事務局)/090-5302-8312(代表小川)
                             FAX: 027-224-6624
     高等専門学校の学校長選任過程に関わる質問書
 拝啓 日々益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 弊団体は、行政及びその関連機関を外部から監視し、当該機関による税金の無駄遣いや行政及び関連する権限を不当に行使することによる住民・関係者の権利利益の侵害に対する調査及び救済の勧告を図る活動をしている民間団体です。
 さて、表題のとおり、全国に51校存在する各国立高等専門学校の学校長の選考・任命を貴法人がどのように行っているのかということについて、その実態や関連規則が広く知られているとは言い難い面があり、「どのような方法で行われているのか、公平性・客観性はきちんと担保されているのかを知りたい」という市民のご指摘が弊団体に寄せられたため、かかる事項に関して、弊団体として貴法人に僭越ながら別紙(1)〜(14)のとおりご質問をさせていただく次第です。
 なお、回答については、大変勝手ながら、書面で2月23日(金)までにFAXにて上記弊連絡先まで折り返し送達いただければ幸いです。なお、何らかの事情によりこの期限までの回答が不能である場合は、大変お手数ではありますが上記弊連絡先までお伝えいただきたく存じます。
                               敬具

質問(1)
 ある人物が高等専門学校学校長の候補者として立候補する場合、本人と立候補時点での所属機関その他関連機関のどちらが、どのような書類を、どのような書式で貴法人に提出するのでしょうか。

質問(2)
 貴法人の校長候補者の募集は、貴法人が直接公募するのでしょうか。それとも関連機関を通じて募集を出すのでしょうか。

質問(3)
 校長候補となるためには関連機関の推薦が必要という情報がありますが、この関連機関は候補者の所属機関のみに限られますか。また、貴法人が指定して推薦を受け入れている「関連機関」を全てお教えください。もし「関連機関」について指定がなければ、これまでに推薦を受け入れて選考したことのある機関を全て列挙して回答してください。また、一機関につき推薦できるのは何名まででしょうか。

質問(4)
 関連機関が候補者を推薦するにあたっては、候補志願者が自ら所属機関その他関連機関に申し出て候補し、推薦を貰うのでしょうか。それとも所属機関その他関連機関の方から、能動的に高専の運営に精通した人物に候補を打診しているのでしょうか。

質問(5)
 直近5年間について、校長候補者の書類審査と面接審査を担当している選考委員の氏名・肩書をすべてお教えください。

質問(6)
 直近5年間について、校長候補者の人数、書類審査での通過者(落選者)の人数、面接審査での通過者(落選者)の人数、最終的に高専校長として着任した者の人数をお教えください。

質問(7)
 文部科学省(および他省庁)から貴法人への出向者であって、校長に就任する者に関しては、それ以外の者と同様に選考委員会による選考の対象となりますか。あるいは、当初から学校長就任内定者として扱われますか。

質問(8)
 校長の募集・選考にあたっては、各高専それぞれに関して枠が設けられ募集がかけられるのでしょうか。それとも、貴法人全体として特に着任校を指定しないまま校長候補者を募集しているのでしょうか。後者の場合、貴法人が着任校について候補者に希望を聞くことはありますか。また、同じく後者の場合、着任校は最終的にどのようにして決定し、候補者に通知されますか。

質問(9)
 書類審査・面接審査それぞれにおいて、選考にあたり考慮される事項・要素・基準を挙げてください。また、面接審査やその後の最終決定にあたっては、各選考委員が合否を判定し多数決で通過・落選を決定するのでしょうか。それとも各選考委員が点数をつけ、合計点を比較して判定するのでしょうか(それ以外の方法である場合は、具体的に説明して回答してください)。

質問(10)
 面接審査の会場は、貴法人(高専機構)本部でしょうか。

質問(11)
 旧学校長の退任および新学校長の選考と就任に関して、1年間のうちで、以下の(A)〜(I)にかかるプロセスが、どの時期に行われているのか、年間のスケジュールをお教えください。もし旧学校長の退任決定や新学校長の募集が、1年のうち決まった時期になされていない、高専ごとの随時募集である場合は各プロセスとその間のタイムスパンをお教えください。

(A)旧学校長の退任が貴法人の内部で決定する。
(B)高専新校長についての募集が行われ、貴法人が推薦と書類を受け付ける。
(C)書類審査が行われる。
(D)書類審査の合否と、面接審査の日程が候補者に伝えられる。
(E)面接審査が行われる。
(F)面接審査の合否が候補者に伝えられる。
(G)選考通過者が貴法人と校長としての雇用契約を結ぶもしくは契約更新を行う。
(H)新校長の着任校が正式に内定し、通知される。
(I)旧校長による新校長への引継ぎ作業(あれば)

質問(12)
 校長の選考に関する貴法人の関連規則および内規について教えてください。

質問(13)
 校長選考・就任とそれに関連する業務に関しては、貴法人のうちどの部署が担当していますか。

質問(14)
 一度校長の選考に落選した人物が、翌年以降再度候補者となることはできますか。可能な場合、そのような実例はありますか。また、すでに定年退職等で所属機関を持たなくなっている人物が立候補することは可能ですか。

                              以上
*********

■この質問に対する回答は、少し遅れて、本日15時14分に当会事務局にFAXで送信されてきました。内容は次のとおりです。

*****機構からの回答書*****PDF ⇒ zc.pdf
<P1>
発信元:ドク)コクリツコウセンキコウジンジカ   電話番号:0426623168  2018.2.26 15:15 P.1
                       平成30年2月26日
市民オンブズマン群馬  御中

                  独立行政法人国立高等専門学校機構

平成30年2月14日付け質問書について、別添のとおり回答します。

                  担当 国立高等専門学校機構
                       事務局人事課(阿部)
                       Tel.042-662-6153

<P2>
○国立高等専門学校の校長の任命手続について
 国立高等専門学校の校長の任命については、独立行政法人通則法の規定により理事長が任命することとされており、また、その資格については、高等専門学校設置基準(昭和36年文部省令第23号)において、「人格が高潔で、学識が優れ、かつ、高等専門学校の運営に関し識見を有すると認められる者」と定められています。
 当機構においては、法令の定めを踏まえ、教育及び科学技術に関する高い識見や組織の長としての管理運営能力・統率力などの観点から、優れた人材を幅広く得るように努めています。
 このため、校長の選考プロセスについては、理事長から、高専、理工系又は商船系の分野を有する大学、文部科学省に候補者の推薦を依頼し、推薦のあった者について、選考委員会における書類審査・面接審査を経て、理事長が任命しています。
 選考委員会は、当機構の役職や外部の学識経験者で構成し、その学識経験者は、地方公共団体の教育委員会の経験、大学教員の経験、民間企業の技術職の経験等を有する者を委嘱しています。
 選考のスケジュールやプロセスとしては、当該年度末の退職予定者を勘案しつつ、概ね7月以降に推薦の手続を開始し、翌年2月までに選考委員会における書類審査及び面接審査を実施し、3月上旬までに選考結果の通知及び着任校の内示が行われ、4月1日付で任命するのが通例です。
 選考に際しては、推薦者からの推薦書や候補者の経歴、実績、校長に就任した際の考えに係る書類の提出を求め、選考委員会における書類審査・面接審査を通じ、教育、研究、社会貢献に係る実績・能力、組織の長としての実績・経験・能力、職務に対する意欲・熱意の観点から、委員の合議により候補者の校長としての適格性を総合的に判断しています。
 例年、推薦される候補者は概ね20人程度で、選考を経て、校長に登用されるものは概ね10人程度となっています。
 着任校の決定は、適材適所の観点から、理事長が判断しています。
 また、当年度に校長に適用されなかった者で、翌年度以降改めて推薦があり、校長に登用される場合もあります。
**********

■以上のように、当会の質問に対して、機構側はそれぞれの項目ごとには回答せず、全体を一括りにして手順を説明する形をとっていますが、質問(5)〜(8)のように、個別具体的な情報を回答するよう求める項目については、ほぼスキップされています。

 回答内容の分析はこれから行いますが、高専の校長候補者のバックグラウンドとしては理工系の知識や経験の持ち主がメインだと思われます。ところが、機構が文部科学省に候補者の推薦を依頼するものだから、西尾前校長のようなキャリア官僚が校長候補としてノミネートされてしまい、機構の理事長がそうした人物を優先的に選定している光景がイメージできます。

 いずれにしても、校長選考過程の概要は把握できたので、この情報をもとに、群馬高専における西尾から山崎への校長職のバトンタッチの経緯をさらに深堀りしてみる価値はありそうです。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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