2018/8/19  22:28

鉛・ヒ素入りスラグ不法投棄問題!…群馬県中にばら撒かれているかも?(その2)   スラグ不法投棄問題

■2018年7月27日に群馬県が「県道に使用された建設資材の基準値超過について(建設企画課)」と題して記者発表しましたが、その内容たるやビックリ仰天!「鉛やヒ素が基準値を爆発的に超えて含まれている」というものでした。そして新聞報道をよく読むともう一度ビックリ仰天!報道した全ての新聞社で「盛り土に鉛・ヒ素」と報道されていることです。株式会社佐藤建設工業の場合、路盤材の他にも、例えば「盛り土材」に違法に大同スラグを混ぜて群馬県中にばら撒いていたにもかかわらず、全く調査をしようとせずに現在に至っている事からも分かるとおり、責任部署であるはずの“悪名高き”群馬県県土整備部建設企画課がまたしても、「盛り土」という言葉を使って新聞社に説明していることが伺えます。「もしや、何かを企んでいる?」と勘繰るのは当会だけでしょうか?
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高崎渋川線バイパスから基準値を超えた鉛・ヒ素が発見されたことから、他の場所でも怪しい建設資材が使用されている可能性があると考えた当会は「リットン調査団」に非鉄スラグ調査を依頼している。その結果、残念なことに、非鉄スラグが発見されてしまったのが、ここ“みさと芝桜公園”。この写真は同公園モニュメントの様子。今回リットン調査団が有毒非鉄スラグを調査し発見した場所は、これより一段下にある駐車場周辺だ。


 前号記事である「みさと芝桜公園」における非鉄スラグレポート第1弾は、こちらの記事をご覧ください。↓↓
○2018年8月12日:鉛・ヒ素入りスラグ不法投棄問題!…群馬県中にばら撒かれているかも?
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2724.html

 新聞各社の「盛り土から鉛・ヒ素」報道については、こちらの記事をご覧ください。↓↓
○2018年7月28日:【速報】高崎渋川線バイパスにスラグ汚染報道・・鉄鋼スラグに続いて非鉄スラグの不法投棄か!
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2710.html

■「建設資材に鉛・ヒ素」と新聞記者に説明するところ「盛り土に鉛・ヒ素」と説明しています。群馬県の記者クラブに所属する全新聞社が「盛り土」と報道するからには、建設企画課が「盛り土」で何かを企んでいる?と考えるのは当会だけでしょうか?

 今回の調査場所はこちらをご覧ください。↓↓


 衛星写真はこちらです。みさと芝桜公園・駐車場の下には何やらプラントも見えます。↓↓


*****リットン調査団の非鉄スラグレポート(続き)*****
 スラグ不法投棄特別調査チーム「リットン調査団」レポート続けます(^^)/。

団長Aの訓示:今まで我々は(株)佐藤建設工業が群馬県中にばら撒いた大同有害スラグを調査してきましたが、これからは鉛・ヒ素入り非鉄スラグも調査するように依頼がありました。

団員B:前回たまたま通りかかった公園を調査したら、いとも簡単に非鉄スラグを見つけることができましたね。我々徘徊老人は何か持ってますね!神ってますよ!

団員C:ところで、今探している非鉄スラグ建設資材混入問題ですが、やはり大同スラグ事件で群馬県より行政処分を受けた(株)佐藤建設工業の仕業ですかね?スラグと名が付けば鉛やヒ素が基準値を超えて含まれていようがいまいが、(株)佐藤建設工業ならすぐに飛びつき天然石に混ぜ込むだろうね?現在、また(株)佐藤建設工業の“スラグ運搬車”が安中市〜渋川市にかけて活発に走り回っている?という目撃情報が入っているから油断できないね。

団員D:え〜〜!またあの白い“スラグ運搬車”ですか。なんで大同スラグ問題により群馬県から行政処分を受けた(株)佐藤建設工業の建設資材を使う工事関係者がいるのだろうね?普通じゃないね。やはりなんか秘密があるのだろうね?

団長A:非鉄スラグは赤茶色でグサグサした外観だと思っていたら、みさと芝桜公園には大同スラグのように固そうな黒光り角張石もあったから、もしかしたら、何社かの相乗りコラボレーション方式の新手の不法投棄?かもしれないね。ようし!もう少し“みさと芝桜公園”を詳しく徘徊調査じゃ!

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前回のみさと芝桜公園のモニュメントがあった一段下の“バス降車場”の看板の様子。看板の右上に、木の杭が二本立っているがその周辺が今回の調査場所だ!

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あれあれ〜木の杭が二本立っている場所は雑草が生い茂っているが、全く草が生えていない場所があるね。

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草が生えていない場所をよく見てみよう。お!赤茶色の表面がグサグサしたような建設資材を発見!非鉄スラグだ。よしっ、指差し記念撮影じゃ!

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お〜い、こっちは真っ赤っかだぞ!これが“非鉄スラグ”ってやつじゃないか〜。見るからに鉛やヒ素が含まれていて有毒そうだぞ〜。群馬県県土整備部は、何も知らない新聞記者に、これと同じものを「盛り土」と説明したらしいが、新聞記者も意外とおバカなんだね。現地を取材すれば俺たち半分ボケた徘徊老人にだって「盛り土」なんかには見えないよ。これはまぎれもない「建設資材」じゃ。

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今回調査したバス降車場から振り返って下段を見るとたくさんの駐車場が設置されているのが見えます。シーズンともなると大勢の人が芝桜を楽しみにくるのだろうね。その方々を鉛やヒ素がお出迎えとは、なんともやりきれないね。おや〜、駐車場の下は建設会社の資材置場か何かだろうか?

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安物デジカメを更にズームアップ!ベルトコンベアーのようなものが見えるね。ヤフー地図でなんだか確認してみよう。


ヤフー地図で確認すると、「岡田興業産業廃棄物中間処理施設」であるようだ。


衛星写真をみると、確かにベルトコンベアーの様なものと、砂利の様なものが見えるね。みさと芝桜公園のすぐ近くに建設資材メーカーがあるのだね。
*****リットン調査団レポート続く*****

■リットン調査団の非鉄スラグレポートをご覧いただきました。また今回の調査場所“みさと芝桜公園”のすぐ下に「岡田興業産業廃棄物中間処理施設」というリサイクル施設があることが分かりました。

 当会では東邦亜鉛という会社に非鉄スラグの排出状況を質問したことがありますが、2010年ごろ(当会の推測)から2016年初めまで、年間1万トンもの大量の非鉄スラグが県内に出回っていることが分かっています。

■東邦亜鉛では、安中製錬所から排出される大量のスラグを「K砕」と呼んでいます。これはクリンカーのローマ字の頭文字「K」から採ったもののようですが、鋼滓の「滓」ではなく、なぜか破砕とか砕石の「砕」の字を使っています。

 当会は2017年3月に、たまたま「K砕」というキーワードでネット検索していたところ、思わぬホームページをヒットしました。

 それは群馬県高崎市箕郷町矢原987にある「株式会社岡田工務店」という土木会社のHPでした。
http://okada.gunma.jp/

 なお、「株式会社岡田工務店」の関係会社で、「有限会社岡田興業」という建築資材販売業者が群馬県高崎市箕郷町松之沢32−1にありますが、リットン調査団の非鉄スラグレポートに登場した「岡田興業産業廃棄物中間処理施設」とはこの会社のリサイクル施設となるようです。

■ところで、この岡田工務店・岡田興業のHPで「K砕」というキーワードがヒットした理由は、当時の同社のHPを見るとわかります。

*****2017年4月13日以前の岡田工務店のHPより(一部)*****

再生粒度調整材詳細
 再生粒度調整材とは、K砕(スラグ)と再生サンドベース(化粧ブロックの破砕材)を混合したものです。これを敷均して締め固めることで、防草対策、地面のぬかるみ防止になります。施工も容易で防草シートやアスファルト舗装よりも低価格であるため、広大な敷地から小さな駐車場まで施工かのうです。

K砕(スラグ)の安全性
 弊社で取り扱っているK砕(スラグ)は、各種試験を行い、施工性・安全性について確認を行った上で使用しております。

製造工程
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材料・施工例
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■今は消されて見ることはできませんが、岡田工務店・岡田興業のHPで同社が「K砕」つまり「非鉄スラグ」を扱っていたことが、声高らかに謳われていました。“みさと芝桜公園”のすぐ近くのリサイクル施設が非鉄スラグを扱っていて、“みさと芝桜公園”が非鉄スラグだらけだったことを考え合わせると、岡田工務店・岡田興業のリサイクル砕石のなかに非鉄スラグが混合し投棄されていた、または非鉄スラグのみを“みさと芝桜公園”に投棄されていたと考えるのが、ジョーシキというものでしょう。

■おから裁判という最高裁判決により環境省が、「行政処分の指針」のなかで廃棄物の定義を示しています。
※参考URL「環境省HP」 PDF ⇒ https://www.env.go.jp/hourei/add/k040.pdf
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@廃棄物とは、占有者が自ら利用し、又は他人に有償で譲渡することができないために不要となったものをいい、これらに該当するか否かは、その物の性状、排出の状況、通常の取扱い形態、取引価値の有無及び占有者の意思等を総合的に勘案して判断すべきものであること
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 このように廃棄物の定義が書いてあります。では、これに照らして、非鉄スラグ(K砕)が廃棄物にあたるか考えてみましょう。

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ア 物の性状
 利用用途に要求される品質を満足し、かつ飛散、流出、悪臭の発生等の生活 環境の保全上の支障が発生するおそれのないものであること。実際の判断に当 たっては、生活環境の保全に係る関連基準(例えば土壌の汚染に係る環境基準 等)を満足すること、その性状についてJIS規格等の一般に認められている 客観的な基準が存在する場合は、これに適合していること、十分な品質管理が なされていること等の確認が必要であること。
⇒【当会の見解コメント】群馬県建設企画課により鉛・ヒ素が基準値を超えて含まれていることが公表されています。物の性状の観点からは廃棄物であることが濃厚です。

イ 排出の状況
 排出が需要に沿った計画的なものであり、排出前や排出時に適切な保管や品質管理がなされていること。
⇒【当会の見解コメント】東邦亜鉛という会社の非鉄スラグが需要、つまり建設資材として需要があり公共工事などに納入するため計画的に生産されている物かどうかが問題です。非鉄スラグは亜鉛を製造するにあたり副次的に発生してしまう廃棄物あることが濃厚です。

ウ 通常の取扱い形態
 製品としての市場が形成されており、廃棄物として処理されている事例が通常は認められないこと。
⇒【当会の見解コメント】大同スラグなどの鉄鋼スラグは、毒が無ければ道路用鉄鋼スラグとして、道路工事の計画段階から使用が計画されば使用できると群馬建設工事標準仕様書に記載がありますが、非鉄スラグの文字は標準仕様書には見当たりません。みさと芝桜公園や高崎渋川線バイパス工事など公共工事向けの市場などあるはずはありません。従って廃棄物であることが濃厚です。

エ 取引価値の有無
 占有者と取引の相手方の間で有償譲渡がなされており、なおかつ客観的に見て当該取引に経済的合理性があること。実際の判断に当たっては、名目を問わず処理料金に相当する金品の受領がないこと、当該譲渡価格が競合する製品や 運送費等の諸経費を勘案しても双方にとって営利活動として合理的な額であること、当該有償譲渡の相手方以外の者に対する有償譲渡の実績があること等の確認が必要であること。
⇒【当会の見解コメント】群馬建設工事標準仕様書などに記載がなく市場が無いことから非鉄スラグに取引価値があるとは到底思われません。また大同特殊鋼(株)と(株)佐藤建設工業との取引が逆有償取引であったように、処分料にあたる金品が支払わなければ、自らリサイクル砕石を製造できる岡田興行が、わざわざ運賃をかけた非鉄スラグを受け取らない可能性が大でしょう。従って廃棄物であることが濃厚です。

オ 占有者の意思
 客観的要素から社会通念上合理的に認定し得る占有者の意思として、適切に 利用し若しくは他人に有償譲渡する意思が認められること、又は放置若しくは 処分の意思が認められないこと。したがって、単に占有者において自ら利用し、又は他人に有償で譲渡することができるものであると認識しているか否かは廃棄物に該当するか否かを判断する際の決定的な要素となるものではなく、上記 アからエまでの各種判断要素の基準に照らし、適切な利用を行おうとする意思 があるとは判断されない場合、又は主として廃棄物の脱法的な処理を目的としたものと判断される場合には、占有者の主張する意思の内容によらず、廃棄物に該当するものと判断されること。
⇒【当会の見解コメント】東邦亜鉛の意思は、「有価物の販売だ」と、どこまでも主張することでしょう。
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■環境省の「行政処分の指針」で示されている廃棄物の定義を、非鉄スラグと比較して考えてみましたが、その結果、5つの要素のうち4つまでが廃棄物であると示していると考えることができました。

 唯一、「オ 占有者の意思」だけが行政ではない当会では、判断が難しいと言わざるを得ません。しかし廃棄物の定義は、行政処分によると5要素を総合的に勘案することになるので、いくら東邦亜鉛が「オ 占有者の意思」を主張しようが、廃棄物であることが濃厚です。

■みさと芝桜公園にばら撒かれた非鉄スラグ(K砕)は、廃棄物である可能性が大であると言わざるを得ません。現在、廃棄物処理法を読むと破砕の中間処理施設は、「木くず」と「がれき類」のみしか認められていませんので、非鉄スラグを破砕し、ばら撒いた行為は、廃棄物の不法投棄にあたると考えざるを得ません。

 当会は、高崎市の廃棄物の監督官庁である高崎市廃棄物課がこの問題にどのような判断を下すか?を注視し、追及していく所存です。

【市民オンブズマン群馬事務局・有毒スラグ不法投棄特別調査チーム「非鉄スラグ班」の報告】
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