2018/11/8  23:29

公道での路上会見を取材しようとした市民を「盗み聞きだ」と恫喝した弁護士の品位を問うべく懲戒請求  不良弁護士問題

■当会は、前橋市役所南橘公民館を舞台にしたセクハラ事件の加害者である管理職職員が別の女性職員と不倫にのめり込み、公民館で不貞行為をし、職場の規律を乱したにもかかわらず、公務だとして時間外手当を支給した上に、不倫相手の女性職員を正当な理由もなく4カ月物傷病休暇を与えた前橋市を相手取り、不倫行為を重ね職場規律を乱した当事者らから失われた公金を取り戻すことを義務付ける住民訴訟を提起しています。この訴訟で、前橋地裁から訴状の書き直しのための訴状訂正申立ての通知を受けた為、当会は2018年11月2日(金)10:30頃前橋地裁に訴状訂正申立書を提出したところ、同日の14:00からみなかみ町元町長のセクハラ事件に関連する謝罪広告等請求事件の第1回口頭弁論が開催されることを掲示板で知りました。そこで、同日14:00から開かれた同事件の弁論を傍聴したのでしたが、その直後、前橋地裁の東側で、向かい側が前橋地検の通用門のすぐ反対側で、当会会員が大変な目に遭うとは、誰が想像できたでしょうか。
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※YouTube 動画URL:【限定公開】2018年11月2日弁護士恫喝事件の現場 ドライブレコーダーの映像
https://youtu.be/815-yhaTfTo


 トンデモナイ出来事に遭遇した当会会員によれば、それは、11月2日午後2時から僅か2分余りにかけて、前橋地裁で行われたみなかみ町元町長が提訴した謝罪広告等請求事件の傍聴が終わり、裁判所前に止めておいた車に乗り、裁判所の南側の正門から前の道路に出て、左折後、すぐに検察庁の西側交差点を再び左折したことが発端でした。

 すると前方に、裁判所と検察庁の通用口付近の道路の上で14〜15人くらいの人が固まっているのが見えました。当会会員は元町長が提訴した裁判をつい先ほどまで傍聴していたので、その集団が「当該裁判の関係者の囲み取材かもしれない」と直感しました。

 そのため当会会員は、その集団の脇を注意して通り過ぎ、安全を確保できそうな場所に車を停めてから、集団に加わりました。しかし、既にあらかたインタビューは済んでいたため、取材は1分半程しかできませんでした。

■先ほどの地裁21号法廷での第1回弁論で被告訴訟代理人として開廷表にも名前が掲載されていた安力川弁護士の路上会見が一旦終わると、一人の男性が当会会員に声を掛けてきました。振り返ると、さきほどの弁論で、安カ川弁護士に代わって、被告訴訟代理人として終始、被告側の弁論を取り仕切っていた関夕三郎・弁護士がそこにいました。
囲み会見会場はあくまでも路上です。

 以下は、録音した音声を元に動画仕立てにしてみたものです。

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※ YouTube動画URL:【限定公開】路上で関夕三郎弁護士に恫喝を受けました。
https://www.youtube.com/watch?v=wiMApT7Kkx0

 この状況をお聴き取りになった読者の皆さんは、どのようなご感想をお持ちになったでしょうか。

 当会会員は、もっと話をしたかったのですが、なぜか関弁護士はあたかも逃げるように去っていってしまいました。

■会話をお聞きになってお分かりのとおり、関弁護士は会話の当初からケンカ調で、声を荒げています。「盗み聞き」を強調して、当会会員の名誉を棄損しかねない姿勢を示しています。しかも、関弁護士は当初から、当会会員の名前(姓)を口にして本人であることを確かめてから「口」撃に入っています。別人であれば「口」撃をしなかったかも知れません。

 今回のみなかみ町元町長が提起した民事裁判「謝罪広告等請求事件」では、前述のとおり、裁判所の掲示板に張り出されている開廷表には、被告の訴訟代理人として女性弁護士である安カ川美貴氏の名前が掲載されていました。しかし、実際には、法廷内では関夕三郎弁護士が一番先頭に陣取って、裁判長の質問には関弁護士だけが応答していました。この光景は、当会のみならず傍聴していた12名のマスコミ関係者も確認していました。

 ところが、路上での集団取材では、安カ川美貴弁護士だけが記者らの質問に対してコメントを交えて答えていました。そのコメントを当会会員が聞いていただけなのに、なぜ関弁護士はこのように声を荒げたのでしょうか。

 記者を前にした会見を、当会会員に聞かれて「盗み聞きだ」などと決めつけたところ見ると、よほどマスコミ関係者以外の者に聞かれると「マズい」ということなのかもしれません。となると、被告側は余程何か宜しくない企みがあるのではないか・・・と思わざるを得ません。

■当会では、原告住民として、被告群馬県との住民訴訟を何件も手掛けていますが、石原・関・猿谷法律事務所が被告訴訟代理人となっている事案がほとんどを占めます。したがって、関弁護士とは法廷で何度もあっており、言葉も交わしています。それまでは、いつも温厚で穏やかな、しかし毅然とした風情には、弁護士としての気品が感じられていました。

 ところが、今回の一件では、関弁護士は別人のように、威圧した大きな声で周囲の記者たちに当会会員を「盗み聞き犯」として印象付けようとしています。この威嚇・恫喝とも言える言動は、関弁護士の中にある、一種の「凶暴性」さえ感じさせます。こうしたやり方を本質として持ち合わせているとなると、論理や理屈ではなくて、別な力を利用して、裁判を進めていくタイプの弁護士かもしれません。

■路上会見の途中で、原告側の訴訟代理人である田中善信弁護士も若手弁護士を連れて、路上近くの構内に止めてあった車にやって来たので、何名かの記者たちは田中弁護士にも取材を試みていました。しかし田中弁護士は、手を左右に振って記者を遮り取材を断っていました。

 当会会員によれば、車に戻ってバックミラーで路上会見場を確認すると、2名ほどの記者が当会会員の車のナンバーを控えている様子が見て取れたといいます。もしかしたら記者ではなくて、検察関係者かも知れない、とのことです。当会会員は、今回の一件で関弁護士から投げかけられた「盗み聞きだ」という言葉が今でも頭から離れず、あとで報復を受けるのではないか、と毎日不安を覚えている、と心境を吐露しています。

■翌11月3日の新聞各社の紙面では、各紙とも殆ど同じ論調で他に目立ったニュースが無かったためか、各社比較的大きな記事になっていました。本項記事の末尾を参照ください。

 この中で、安カ川弁護士が述べていた、原告のみなかみ元町長が今回の訴訟を提起したことについて「町議選を有利に運ぶ意図」という説明が、当会にはいまだに良く理解できていません。この訴訟提起が、町議選を控えた時期であったとしても、町議選の有利・不利を左右するほど有権者の投票動向に影響を及ぼしたのかどうか、疑問だからです。また、町議選において、元町長派の町議が大勢に影響を及ぼすほど存在していたとも、思えません。

■このように、セクハラ問題に取り組んでいる当会の会員が、たまたま出くわせた、被告側の被害女性(氏名不詳)の訴訟代理人である女性弁護士の説明を聞ける路上会見の機会をとらえて、取材をしようとしただけなのに、関弁護士から「盗み聞きだ」と強い口調で言葉を投げ替えられたことから、当会としては関弁護士の弁護士としての品位に疑問符をつけざるを得ないと考え、本日11月8日に次の懲戒請求書を群馬弁護士会に提出しました。

*****懲戒請求書*****PDF ⇒ 20181108r2coyma.pdf
          懲 戒 請 求 書
                              平成30年11月8日
〒371−0026群馬県前橋市大手町3丁目6−6
 群馬弁護士会館県民法律センター
群馬弁護士会
会長 佐々木弘道 殿
          懲 戒 請 求 者
           住所 〒371−0801群馬県前橋市文京町一丁目15−10
           氏名 市民オンブズマン群馬
              代表 小川 賢     印
           生年月日 1952(昭和27)年3月5日
           TEL:090−5302−8312(携帯小川)
              027−224−8567(事務局鈴木)
           FAX:027−224−6624

          対 象 弁 護 士(被調査人)
           住所 〒371−0026群馬県前橋市大手町三丁目4−16
           氏名 関 夕三郎
           登録番号 31261
           法律事務所 石原・関・猿谷法律事務所
           TEL:027−235−2040
           FAX:027−230−9622

            【懲戒請求の趣旨】
1 対象弁護士(被調査人)の懲戒の処分を請求します。

            【懲戒請求の理由】
1 対象弁護士は、平成30年11月2日(金)14時06分ごろ、前橋市大手町三丁目1−34にある前橋地方裁判所の東側の市道(向かい側が前橋市大手町三丁目2−1にある前橋地方検察庁の通用口)脇の公道上において、所属する法律事務所の同僚弁護士らとともに、10数名の人物らを集めて「集会」を開きました。
2 その際、たまたま公道を普通乗用車で通行していた当会会員である桜井基博氏がその様子を目撃し、路上にはみ出していた「集会」を避けた後、安全な路肩に乗用車を駐車し、その集会に参加しました。
3 すると、その「集会」では、対象弁護士が所属する法律事務所の新人の安カ川美貴・弁護士が、マスコミ関係者と思しき人物らを前に、直前の14時から前橋地裁2階21号法廷で行われた謝罪広告等請求事件(事件番号:平成30年(ワ)第361号)の第1回口頭弁論にかかる被告訴訟代理人としての見解を説明中であることがわかりました。
4 当会会員は、オンブズマンとしてセクハラ関連の当該事件に関心を持ち、第1回口頭弁論の傍聴をしていましたが、弁論そのものは2分余りで閉廷したことから、この事件に関する情報が得られるかもしれないと思い、急遽取材を行なうべく公道上での「集会」に加わり、被告訴訟代理人の説明を聴取しました。その際、正確に聴取するため、メモを取る代わりにICレコーダーで録音をしました。
5 当会会員は途中から「集会」に加わったため、取材は1分30秒程度しかできませんでしたが、被告訴訟代理人である安カ川弁護士を囲む「集会」が一旦終わると、対象弁護士が当会会員に声を掛けてきました。
6 その際の会話のやりとりの模様は、次のとおりです。
  対象弁護士:桜井さんですよね。
  当会会員 :そうです。こんにちは。
  対象弁護士:今録音してたの?
  当会会員 :ええ。
  対象弁護士:何で?
  当会会員 :ダメなんですか?
  対象弁護士:報道でも何でもないでしょ。
  当会会員 :ダメなんですか?ここは公道ですよ。
  対象弁護士:報道でも何でもないでしょ。
  当会会員 :公道でしょ。
  対象弁護士:報道に対して今説明してたんだから。
  当会会員 :公道ですよね?
  対象弁護士:報道に対して説明してたんです。
  対象弁護士:盗み聞きみたいなこと止めてもらえますか?
  当会会員 :公道でしょう。
  対象弁護士:盗み聞きみたいな、盗み聞きみたいなこと止めてもらえますか、そういうこと。
  当会会員 :権利は?関さん、そういうこと言う事を言う権限がないですよ。公道ですよ。これ。
  対象弁護士:汚ねーことするねー、あなたー。
  当会会員 :公道ですよ。
  対象弁護士:そーんなキタないことするとは思わなかった。
  当会会員 :公道ですよ。ここは。
  当会会員 :何?どこがキタないですか?
  対象弁護士:なに、横にスーとついて何マイク出してんの?
  当会会員 :公道ですよ、ダメなんですか?
  対象弁護士:ダメでしょ。
  当会会員 :どーダメなんですか?
  対象弁護士:盗み聞きでしょ。人が話してるとこ、脇で。
  当会会員 :公道ですよ。公道で話してるんじゃないですか?
  対象弁護士:スゴいねー。
  当会会員 :公道ですよ。公道で話してるんじゃないですか。
  対象弁護士:ひどい。
  当会会員 :あなたの方がよっぽどひどいですよ。
7 当会会員は、対象弁護士に声をかけられたことから、その時点でさらに会話を継続し、いくつか質問もしたいと考えていました。ところが対象弁護士は、オンブズマンとして正当な取材を行おうとしていた当会会員に対して、一方的に声を荒げて「盗み聞き」だとまくしたてておきながら、当会会員の質問に答えることもなく、再び一方的に立ち去ってしまいました。
8 当会会員は、公道上で行われていた「集会」を取材しようとしたわけですが、対象弁護士はその行為を「盗み聞き」として強調するだけで、具体的にどのような根拠に基づいて、その行為を「盗み聞き」と判断したのか、また、それの行為の違法・不当性を説明しないまま、その場を逃げるように(当会会員の印象・感想です)去っていってしまいました。そのため、「盗み聞き」呼ばわりされたままの当会会員は、対象弁護士から威嚇・恫喝を受けたことで人権が損なわれたと感じております。しかも社会的にも信用のある弁護士から投げかけられた言葉であるため、「(報復として)何か法的対応をされるのではないだろうか」との不安にさいなまれており、心情的に不安定な状況を払しょくできないまま、平穏な日常生活に支障をきたしております。
9 対象弁護士の上記の行動は、弁護士法および弁護士職務基本規程に照らして、次の条項に抵触すると考えます。
 (1)弁護士法
    ●(懲戒事由及び懲戒権者)
     第五十六条 弁護士及び弁護士法人は、この法律又は所属弁護士会若しくは日本弁護士連合会の会則に違反し、所属弁護士会の秩序又は信用を害し、その他職務の内外を問わずその品位を失うべき非行があつたときは、懲戒を受ける。
 (2)弁護士職務基本規程
    ●(前文)
     弁護士は、基本的人権の擁護と社会正義の実現を使命とする。
     その使命達成のために、弁護士には職務の自由と独立が要請され、高度の自治が保障されている。
     弁護士は、その使命を自覚し、自らの行動を規律する社会的責任を負う
     よって、ここに弁護士の職務に関する倫理と行為規範を明らかにするため、弁護士職務基本規程を制定する
    ●第一章 基本倫理
     (使命の自覚)
     第一条 弁護士は、その使命が基本的人権の擁護と社会正義の実現にあることを自覚し、その使命の達成に努める。
     (信義誠実)
     第五条 弁護士は、真実を尊重し、信義に従い、誠実かつ公正に職務を行うものとする。
     (名誉と信用)
     第六条 弁護士は、名誉を重んじ信用を維持するとともに、廉潔を保持し、常に品位を高めるように努める
    ●第二章 一般規律
     (違法行為の助長)
     第十四条 弁護士は、詐欺的取引、暴力その他違法若しくは不正な行為を助長し、又はこれらの行為を利用してはならない。
10 よって、本件は弁護士法および日本弁護士連合会の定める弁護士職務基本規程に違反し、所属弁護士会の秩序又は信用を害し、弁護士としての品位を失うべき非行に該当するので、ここに懲戒を申し立て、貴弁護士会において調査し処分されることを求めます。

            【証   拠】
1 対象弁護士が当会会員の行為に対して「盗み聞き」と一方的に決めつけたことを示す会話の内容がわかる録音動画のURL:https://www.youtube.com/watch?v=wiMApT7Kkx0

2 対象弁護士が関係する「集会」が公道上で行われていたことを示すドライブレコーダーの録画動画のURL:https://youtu.be/815-yhaTfTo

                              以上
**********

■1部を提出しようとしたら群馬弁護士会の窓口で、「提出は2部です」と言われましたが、「こちらでもう1部写しをとっておきますので、問題ありません」と言っていただき受理してもらえました。

 しかし、添付する証拠がネットのURL記号だったため、「できれば(書面で)提出してください」と指摘がありました。

 そこで、急遽、次の補足証拠文書を追加で提出することにしました。

*****追加証拠文書*****PDF ⇒ 20181108qnmrgfoym.pdf
 平成30年11月8日に本件懲戒請求書を群馬弁護士会に提出の際、窓口で証拠の提出に関して「添付する証拠はないのですか?」と言われました。請求者は「パソコンで見てください」と申し上げましたところ、窓口の担当者のかたから「できたら提出してください」との指示を賜りました。そこで、追加の証拠としてこの文書を茲許提出いたします。
          【証   拠】
1 対象弁護士が当会会員の行為に対して「盗み聞き」と一方的に決めつけたことを示す会話の内容がわかる録音動画のURL:https://www.youtube.com/watch?v=wiMApT7Kkx0
   ※会話の内容を反訳したものは本文中に記載したとおりです。
2 対象弁護士が関係する「集会」が公道上で行われていたことを示すドライブレコーダー(機種:AZDOME AG63H)の録画動画のURL:https://youtu.be/815-yhaTfTo

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@交差点を曲がるとすぐに集会が行われているのが分かった。
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A集会の全体像 遠隔
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B集会の全体像 近接1 (集会の中心に関弁護士が見える)
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C集会の全体像 近接2
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D集会を通り過ぎる瞬間(安カ川弁護士が路上で会見している)
**********

■群馬弁護士会が、今回の関弁護士の言動について「弁護士としてのあるべき品位」の観点からどのような処分をくだすのかどうか、皆さんとともに注目していきたいと存じます。

【11月11日追記】
 さっそく群馬弁護士会から10月8日付で調査開始通知書が同10日に配達証明付き郵便で届きました。
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*****調査開始通知書*****PDF ⇒ 20181109qnmjim.pdf
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                         平成30年11月8日
懲戒請求者 市民オンブズマン群馬
   代表 小 川   賢 殿
                   群馬弁護士会
                    会長 佐々木 弘 道

         調 査 開 始 通 知 書
 貴殿からの平成30年11月8日付け懲戒の請求について,弁護士法第58条第2項の規定により,本会は綱紀委員会に事案の調査を求めたので通知します。
               記
     1 事案の表示  平成30年(綱)第14号
     2 対象弁護士  関   タ三郎
     3 調査開始日  平成30年11月8日
**********

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

※参考情報
みなかみ町のセクハラ事件を巡る民事裁判に関するマスコミ報道記事
**********毎日新聞群馬版2018年11月3日
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みなかみ前町長 名誉毀損訴訟 女性側「セクハラ真実」 初弁論 /群馬
 みなかみ町の前田善成・前町長(51)を巡るセクハラ問題で、前田氏が、被害届を出した女性を相手取り「虚偽の被害届で名誉を毀損(きそん)された」などとして慰謝料など1100万円の支払いと新聞への謝罪広告の掲載を求めた訴訟の第1回口頭弁論が2日、前橋地裁(菅家忠行裁判長)であった。女性側は「社会的権力を持つ町長(当時)が女性に圧力をかけ、保身を図ろうとした明らかなスラップ(威圧)訴訟だ」として全面的に争う姿勢を見せ、請求棄却を求めた。
 訴状などによると、前田氏は「キスは双方同意の上で、強制わいせつは事実無根」と主張。女性が虚偽の被害届を出し、報道機関に虚偽の情報を提供したことで調整停滞や各種行事への貯長出席拒否があった、と訴えている。
 これに対し、女性側は、答弁書で「事件に関する申告は事実。むしろ町長という情報発信力の高い立場を用いてマスコミを利用したのは前田氏だ」などと反論した。
 また、前田氏が「上司・部下の関係はなく、対等な立場。心理的圧迫を加えるなどの『強制』はない」とセクハラを否定していることに対しては「町長と一町民が対等な立場とは到底言えず、自覚の欠如も甚だしい」と非難した。次回は12月21日。
 この問題を巡っては、今年4月18日夜に町内で開かれた町内の団体の懇親会で団体職員の女性に抱きつきキスをしたとして、県警が10月24日に前田氏を強制わいせつ容疑で書類送検した。   【鈴木敦子】

**********上毛新聞2018年11月03日
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女性側が棄却求める みなかみ前町長の訴訟 前橋地裁で口頭弁論
 セクハラ疑惑を巡って不信任決議を受けて失職した群馬県みなかみ町の前田善成前町長(51)が、被害を訴えた女性に名誉を傷つけられたとして1100万円の支払いと新聞各紙への謝罪広告掲載を求めた民事訴訟の第1回口頭弁論が2日、前橋地裁(菅家忠行裁判長)であった。女性側は「高額な慰謝料を提示し、女性の被害届取り下げなどを狙った極めて不当な訴訟」として、請求棄却を求めた。
 答弁書では、女性が県警に提出した被害届について原告側が「虚偽」と主張していることに関し、「事件に関する被害申告は真実」と反論した
 女性の代理人弁護士は閉廷後、報道陣の取材に応じ、高額な慰謝料を求めていることや提訴が町議選を控えた時期だったことを挙げて、「町議選に有利に使う目的としか思えない」と指摘した。前田氏が女性への強制わいせつ容疑で書類送検されていることもあり、捜査の進展に応じて提訴することも検討するという。

**********読売新聞2018年11月3日
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前みなかみ町長と争う姿勢 慰謝料訴訟 女性側請求棄却求める
 知人女性へのセクハラ問題を指摘され、失職したみなかみ町の前田善成前町長(51)が、虚偽の主張で名誉を傷つけられたとして、女性に慰謝料1000万円と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の第1回口頭弁論が2日、前橋地裁(菅家忠行裁判長)で開かれた。女性側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
 訴状によると、前田前町長は4月、みなかみ町内で開かれた団体の送別会で女性にキスをしたが、女性から指を絡め、顔を近づけてきたなどとして「同意があった」と主張。「2次会い平然と参加していた」とし、女性が訴えている被害は虚偽だとしている。
 女性側の代理人弁護士は答弁書で、女性は宴席の途中に店の外で前田前町長に腰や背中をなで回され、口にキスをされ、ショックで身動きを取れなかったと強調。被害は真実で、前田町長よる訴訟の目的は女性に被害届を取り下げさせることだとした。
 県警は、前田前町長が女性を引き寄せ、無理やりキスをしたとして、強制わいせつ容疑で書類送検している。

**********産経新聞2018年11月2日15:56
セクハラ疑惑のみなかみ前町長が1100万円の支払い求め訴訟 第1回口頭弁論で女性側は争う姿勢
 団体職員の女性へのセクハラ疑惑をめぐり、群馬県みなかみ町議会から2度の不信任決議を受け、失職した前田善成前町長(51)が、虚偽の主張で名誉を傷つけられたとして女性に1100万円の支払いなどを求めた訴訟の第1回口頭弁論が2日、前橋地裁(菅家忠行裁判長)で開かれた。女性側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
 訴状によると、前町長は4月18日夜、みなかみ町内で開かれた懇親会の会場通路で女性にキスをした。同意の上だったが、その後、女性がセクハラを受けたとして強制わいせつの被害届を県警に提出するなどし、自身の名誉を著しく失墜させたと主張している。
 女性の弁護士は答弁書で、同意はなく、「過大な金額を請求する本件訴訟は圧力をかけ、あわよくば被害届を取り下げさせようとしており極めて不当」として、今後反訴する意向を示した。前町長の弁護士は閉廷後、産経新聞の取材に「正しい判断を裁判所にしてもらうだけだ」と話した。
 セクハラ疑惑をめぐっては、女性からの被害届を受理した県警が10月、みなかみ町の宿泊施設で女性の体を引き寄せキスをしたとして、強制わいせつの疑いで、前町長を書類送検した。

**********朝日新聞デジタル2018年11月3日03時00分
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群馬)女性側は争う姿勢 みなかみ前町長のセクハラ訴訟
 セクハラ問題に端を発して失職した群馬県みなかみ町の前田善成・前町長(51)が虚偽の強制わいせつ容疑の訴えで名誉を傷つけられたとして、町内の団体職員の女性に対し、1100万円の損害賠償や新聞各紙への謝罪広告の掲載を求めた訴訟の第1回口頭弁論が2日、前橋地裁(菅家忠行裁判長)であった。セクハラの被害者とされる女性側は、請求棄却を求める答弁書を提出。争う姿勢を示した。
 前田氏は8月に提訴する直前、自らへの不信任を決議した町議会を解散。9月に改選された町議会から2度目の不信任決議を受け、失職している。
 訴状によると、前田氏は4月18日夜、女性が抵抗せずにキスを受け入れ、拒否の言動もなく「双方同意のキスだった」と主張。「強制わいせつの被害にあったという主張は信頼性にかける」としている。
 一方、女性側は、提訴時に町長だった前田氏に比べ、弱い立場にある女性へ圧力をかける「スラップ訴訟」だと主張。5月に県警に出した被害届の取り下げや、9月の町議選を有利に運ぶ意図があったと指摘した。前田氏側が主張する4月18日の行為の多くで争う姿勢を見せ、「前田氏の主張は到底認められない」とした
 女性側の代理人弁護士は、前田氏から精神的苦痛を受けたとして損害賠償を求める訴えを起こす考えも明らかにした。(泉野尚彦)

**********東京新聞2018年11月3日
前みなかみ町長が提訴 女性側棄却求める 地裁で第1回口頭弁論
 セクハラ疑惑をめぐり二度の不信任決議を受け失職したみなかみ町の前田善成前町長(五一)が、セクハラ被害を訴えた女性に名誉を傷つけられたとして慰謝料千百万円の支払いなどを求めた訴訟の第一回口頭弁論が二日、前橋地裁(菅家忠行裁判長)であり、女性側は請求棄却を求めた。
 訴状によると、女性が被害を訴えている四月十八日夜の事実を積み重ねれば、主張は虚偽であることが判明するとしている。
 女性側は答弁書で、「高額な慰謝料を求める訴訟を提起して被害届を取り下げさせようとするなど保身を図ろうとしている。主張は認められない」として今後反訴の意向を示した。
 県警は十月、前田前町長を強制わいせつの疑いで書類送検した。
(市川勘太郎)
**********
3



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