2018/11/14  23:02

公道での路上会見を取材しようとした市民を「盗み聞きだ」と恫喝した弁護士から弁明書が到来  不良弁護士問題

■当会は、前橋市役所南橘公民館を舞台にしたセクハラ事件の加害者である管理職職員が別の女性職員と不倫にのめり込み、公民館で不貞行為をし、職場の規律を乱したにもかかわらず、公務だとして時間外手当を支給した上に、不倫相手の女性職員を正当な理由もなく4カ月物傷病休暇を与えた前橋市を相手取り、不倫行為を重ね職場規律を乱した当事者らから失われた公金を取り戻すことを義務付ける住民訴訟を提起しています。
 このため、同じく県内のみなかみ町市役所を舞台にしたセクハラ事件についても、その背景と経緯、実態について関心を持っています。


 たまたま先日、前述の住民訴訟に係る訴状の書き直しのための訴状訂正手続で、11月2日午前中、当会が前橋地裁を訪れた際、同日午後2時にみなかみ町の前町長が被害女性に対するセクハラ謝罪広告等請求事件の第1回口頭弁論が開催されることを掲示板で知り、傍聴しました。

 しかし、わずか2分で終わった裁判では、この事件について傍聴席からは全く計り知れませんでした。がっかりして裁判所を後にしようとした当会会員が、地裁の東側の公道で道路にはみ出した集団を見つけ、近寄ってみると被告訴訟代理人を中心にした人だかり=集会であることが分かりました。そこで、交通への危険を喚起しつつ、どのような話をしているのかヒヤリングすべく集会に加わろうとしたところ、突然、別の弁護士に「盗み聞きだ」と大声を出され恫喝・脅迫を受けたのでした。

 セクハラ問題に取り組んでいる当会会員が、たまたま出くわせた、被告側の被害女性(氏名不詳)の訴訟代理人である女性弁護士の説明を聞ける路上会見の機会をとらえて、取材をしようとしただけなのに、関弁護士から「盗み聞きだ」と強い口調で言葉を投げ替えられたことから、当会としては関弁護士の弁護士としての品位に疑問符をつけざるを得ないと考え、11月8日に次の懲戒請求書を群馬弁護士会に提出しました。すると同日付で、群馬弁護士会の会長名で、「調査開始通知書」が当会事務局に届きました。

 以上の経緯は次のブログを参照ください。
○2018年11月8日:公道での路上会見を取材しようとした市民を「盗み聞きだ」と恫喝した弁護士の品位を問うべく懲戒請求
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2805.html

■そして、それから5日後の11月13日に、群馬弁護士会を経由して、対象弁護士である関夕三朗氏の弁明書が当会事務局に届けられました。内容は次のとおりです。

*****群馬弁護士会からの送付書*****PDF ⇒ 20181113m.pdf
                       平成30年11月12日
懲戒請求者 市民オンブズマン群馬
   代表 小 川   賢 殿
                 群馬弁護士会綱紀委員会
                  委員長 山 田 謙 治

           送  付  書

 平成30年(綱)第14号事案に関し,対象弁護士から「弁明書」が提出されましたのでお送りします。
 「弁明書」ついて,反論ないし疎明資料がある場合には11月26日(月)までに提出してください。

*****関弁護士からの弁明書*****PDF ⇒ 20181113m.pdf
<P1>
平成30年(綱)第14号
請 求 者  市民オンブズマン群馬
被請求者  関   夕 三 郎

              弁  明  書

                       平成30年11月12日
群馬弁護士会  御中
                  〒371−0026
                   前橋市大手町3丁目4番16号
                   石原・関・猿谷法律事務所
                   電 話 027−235−2040
                   FAX 027−230−9622
                   被請求者  関   夕 三 郎
第1 懲戒請求の趣旨に対する答弁
   本件懲戒請求を棄却する。

第2 懲戒請求の理由に対する認否
 1 1項について
   「集会」を開いた旨の主張は否認し,その余は概ね認める。
   記者らの囲み取材を受けていたものである。
 2 2項について
   桜井基博氏(以下,「桜井氏」という。)が道路の路肩に乗用車を駐車したこと,その後,桜井氏が当職を含む弁護士の背後から囲み取材の輪に近寄り,その隅に入り込んだことは認め,その余は不知。
   桜井氏が自動車を駐車した場所は,前橋地方裁判所の敷地の東側の道路であり,駐車禁止の交通規制が行われている場所である。

<P3>
 3 3項について
   安カ川美貴弁護士(以下,「安カ川弁護士」という。)が被請求者と同じ法律事務所に所属していること,及び,上記囲み取材において安カ川弁護士が記者らに説明をしていたことは認め,その説明をしていた訴訟に関する情報は本懲戒請求と関連性がないので認否せず,その余は否認する。
 4 4項について
   桜井氏が囲み取材の輪の隅に入り込んでICレコーダーで安カ川弁護士と記者らの会話を録音していたことは認め,安カ川弁護士が記者らに説明していた訴訟に関する情報は本懲戒請求と関連性がないので認否せず,その余は不知ないし否認する。
 5 5項について
   囲み取材の途中から桜井氏が囲み取材の輸の隅に入り込んだこと,被請求者が桜井氏に声を掛けたことは認め,その余は不知ないし否認する。
   被請求者が桜井氏に声を掛けたのは,安カ川弁護士の記者らに対する説明が一通り終わり,質疑に入るタイミングころであった。
 6 6項について
   発言の文言の詳細は記憶していないが,概ね認める。
 7 7項について
   不知ないし否認する。
   被請求者もその場にいた外の弁護士も,請求者からも桜井氏からも取材の申込みを受けたことは一度もない。なお,少なくとも被請求者は,報道の自由を理解しない者から取材の申込みを受けても応ずることはない。
   桜井氏は,被請求者らが囲み取材を受けているところに被請求者らの背後から近寄り,その輪の隅に入り込んで,被請求者や安カ川弁護士らの承諾を得ることなく,安カ川弁護士に向けてICレコーダーを差し出し,安カ川弁護士と記者らの会話を無断録音していたものである。
 8 8項について
   被請求者が桜井氏に対して「盗み聞きである。」旨の苦言を強く申し向けたことは

<P3>
認め,その余は不知ないし否認する。
   場所が公道上であろうがなかろうが,他人の会話を会話者の承諾なく横から録音すれば,盗み聞きと非難されて当然である。
 9 9項について
   争う。
10 10項について
   争う。

第3 被請求者の主張
 1 本懲戒請求に係る事実の経緯
  (1) 被請求者,安カ川弁護士,その外2名の当事務所所属弁護士は,平成30年11月2日午後2時過ぎころ,前橋地方裁判所の東側の路上で,10名ほどの記者から囲み取材を受けた。
    当時の状況は,概ね,別紙図面記載のとおりである((関)は被請求者,(案)は安カ川弁護士,その背後にいるのはその外2名の弁護士,(桜)は桜井氏。)
  (2) 囲み取材が始まった時点では,桜井氏は囲み取材の輸の中にいなかった。
    まず,安カ川弁護士が記者に対して当方の主張の要旨を説明し,被請求者がその隣で、安カ川弁護士をフォローしていた。
    記者らは,安カ川弁護士や被請求者の顔を見たり,必死にメモを取ったりしながら,真剣に話しに聞き入っていた。
  (3) 被請求者は,安カ川弁護士からの説明が一通り終わり,記者らからの質疑に移ろうというくらいのタイミングで,被請求者の位置から見て,安カ川弁護士の向こう側に,添付図面に矢印で標記した方向に顔を向け,腰くらいの高さにICレコーダーを持ち,それを安カ川弁護士の前に差し出している人物がいることに気付いた。その体勢は,あたかも,国会議員の囲み取材をしているときにメモを取らずにICレコーダーを国会議員に向けてその発言を録音している記者のようであった。

<P3>
    被請求者は,他の記者らが安カ川弁護士や被請求者の方を向き,メモを取りながら話を聞いている中で,その人物だけが,余所の方向を向き,メモも取らず,ただICレコーダーを差し出していることから,強い違和感を覚えた。被請求者は,これまでにも記者の取材を受けた経験が相応にあったがこの人物が行っているような方法で事件取材を受けた経験は一度もなかった。
    被請求者は,この人物は事件報道に関わる記者ではなくゴシップ記事を書く雑誌の記者か,それとも,テレビやインターネットニュース等の記者かもしれないと思いながら,その人物の横顔をまじまじと見詰めた。このとき,被請求者の感覚では,記者であれば,取材対象から視線を向けられていることに気付けば,当然,こちらを向くだろうと思っていた。ところが,被請求者には,その人物が,被請求者から見詰められていることに気付いてやや顔を背けたように見えた。
    被請求者は,これは何か変だと思い,その人物の顔を正面から幾らかのぞき込むように見た。すると,横顔だけでは良く分からなかったが,正面から見ると,被請求者にとって既知の桜井氏に酷似していた。
  (4) 被請求者は,まさか,囲み取材の輸の中に記者ではない桜井氏が紛れ込んでいるとは夢にも思わなかったため,人違いだったら失礼だと思いながら,「桜井さんですよね?」と声を掛けた。
    すると,桜井氏は,「そうです。」と認めた。
    被請求者は,これには本当に驚いた。
    囲み取材を始める時点では,桜井氏が囲み取材の輸の中にいなかったことは確実だったので,被請求者は,瞬時に,桜井氏は囲み取材の途中で弁護士らの背後から近寄ってきて,囲み取材の輸の隅に入り込み,勝手に録音していたのだと確信した。
    被請求者は,発言者の背後から忍び寄って発言者の発言を無断で録音するという非常識極まりない行動に強い憤りを覚え,桜井氏に対して厳しい口調で「盗み聞きみたいなことは止めてもらいたい。」と詰め寄った。被請求者が詰め寄ると,桜井氏は反論しながら少しずつ囲み取材の輪から離れ,違法駐車していた自動車

<P5>
の方向に後ずさりするように進んで、行った。
    被請求者は,更に桜井氏に詰め寄りながら,その一方で,事件に関する取材はプライパシーに関わる発言が含まれることがあり,記者であればその取扱に関する節度を期待できる職業的担保があるが,桜井氏にはそれが全く期待できなかったので,桜井氏に対して録音した音声データの削除を要求する必要があるか考えた。そして,被請求者が安カ川弁護士の隣で聞いていた限り,安カ川弁護士の発言の中にはプライバシーに関わる発言は含まれていなかったと判断し,桜井氏に対して音声データの削除までは要求しなかった。
    被請求者は,更に桜井氏に詰め寄ると,桜井氏が少しずつ自動車の方に近付いていったので,これで桜井氏が囲み取材の輪に戻ることはないであろうと思い,今度は,このまま被請求者も自動車の方向に向かって詰め寄っていくと,口論が長引き,囲み取材の迷惑になると判断し,請求者自身は脇道の方に少しずつ進む方向を変えて,厳しい視線を向けながら桜井氏から距離を取った。
    間もなくして, 桜井氏は,違法駐車していた車に乗り込み,その場からいなくなった。
  (5) 被請求者は,桜井氏がいなくなった後,囲み取材をしていた方向に戻ったが,ちょうど囲み取材は終了したところであった。
2 被請求者が桜井氏を厳しく追及したのは当然であること
  桜井氏は,公道上であれば他人の会話を無断で録音しでも問題ないかのような発言をしていたが,会話というのは,本質的には対話者間のものであり,会話が行われる場所がどこかどいうのは付随的な事柄である。
  たとえ公道上で、行われている会話であっても, 会話者の承諾を得ずに第三者が録音する行為は,違法と評価され得る場合もあり得ることであり,少なく左も,常識に反する行為であることは多言を要さない。無断で他人の会話を録音している者が,それに気付いた会話者から厳しく叱責され,追及されるのは,当然のことである。
  しかも, 今般,桜井氏が無断で録音した会話は,事件に関する報道機関に対する囲み取材であり,上述のとおり,その内容は事件関係者のプライバシーにわたる場

<P6>
合もあり得るので、あって,報道機関ではない桜井氏が取材対象である安カ川弁護士や被請求者の承諾なくして立ち聞きし,これを録音するというのは,取材の自由を冒涜する行為であり,断じて許されるものではない。
3 結論
  以上のとおり,請求者の主張には理由がないので,本懲戒請求は速やかに棄却されたい。
                             以上

*****別紙*****PDF ⇒ 20181113m.pdf
(現場見取り図)
**********

■関弁護士は、当会会員が自動車を停めた場所は、駐車禁止エリアだと主張しています。たしかに、駐車禁止のマークが道路脇の電柱に掲げてあるので、そこでは駐車はできません。そのような状況下で、当会会員は、駐車禁止エリアに車を一時的に停めたのは事実です。

 しかしそれは、公道にはみ出て交通の安全上、リスクがあることを伝えようとしたのと、距離的にも車から僅か10mほどであり、それ以上遠方に離れることはありませんでした。

 この状況を厳密に言うと「運転者がすぐに運転できる状態での短時間の停止」の状態であり、当会会員は駐車ではなく「停車」していただけでした。しかもその当時、公道を通過した車は他になく、また停車させた場所も路肩上であり、公道側には自動車の通行のための幅が3.6m以上確保されている状況でした。したがって、関弁護士の主張する「違法駐車」は間違いです。

 また、関弁護士は、集会について、記者のみを相手として囲み取材だとしていますが、通常は、裁判所内の待合室やロビーなどで行うのが通例であるところ、まぎれもなく公道上で、しかも路肩ではなく、公道上の一部横断歩道のエリアで取材に応じていたことは間違いありません。

 となると、公道上で行われた集会に誰が参加しようと問題はないはずです。したがって、弁護士や記者の許可を得る必要はないはずであり、その意味でも「勝手に」参加したなどという指摘は当てはまらないのは当たり前です。

 さらに、関弁護士は、当会会員のことを「被請求者(=関弁護士)らが囲み取材を受けているところに被請求者らの背後から近寄り,その輪の隅に入り込んで,被請求者や安カ川弁護士らの承諾を得ることなく,安カ川弁護士に向けてICレコーダーを差し出し,安カ川弁護士と記者らの会話を無断録音していたものである」と批判し、「場所が公道上であろうがなかろうが,他人の会話を会話者の承諾なく横から録音すれば,盗み聞きと非難されて当然である」と断言しました。

 当会会員は、公道で行われていた囲み取材での会見をただ単に「立ち聞き」しただけなのに、関弁護士は、その行為をあたかも私的な会話を盗聴したかのように「盗み聞き」だったと決めつけていますが、これも言いがかりに過ぎません。国民の知る権利は、記者に限ったものではない筈です。

 それに、関弁護士の言う「囲み取材」とは、取材する者(この場合はマスコミ関係者?)に対して、予め日時と場所を通告し、参加予約をとったうえで実施されるものなのでしょうか。

■このように、関弁護士の弁明書における主張には、思い違いが多々あるため、こうしたことについて、反論や疎明資料を期限までに準備したいと思います。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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