2019/9/19  20:54

【出張!オンブズマン】謎に包まれた名誉教授称号授与事実に関し長野高専に公開質問!しかし意外な展開に…  群馬高専アカハラ問題

==【当会注:記事後半からどんでん返しあり・9/21&24追記あり】==

■2016年4月〜2019年3月の3年間にわたり、文科省からの天下りで長野高専校長として君臨し、あまりに不適格な素行と言動で同校を混乱の渦に叩き落した石原祐志氏。今年春になって突如退陣が実現したことから、ようやく同校に安寧が訪れると思ったのもつかの間、彼の遺物である腰巾着幹部らが「石原様」に長野高専名誉教授の称号を授与しようとしている事実が明らかになりました。


 当会がこの件をブログにて報告したところ、彼の在任中にメチャクチャに振り回され続けた教職員やOB、学生らから怒りの声が殺到したため、名誉教授称号授与の撤回または再考を求める緊急要請状を土居新校長宛てに送付していましたが、「規則に則ったから」という意味不明な理屈で拒否されてしまいました。

 その後、長野高専や石原氏の動向をチェックしていたところ、長野高専側が一切どこにも授与事実を公表していないままに、石原氏が長野高専名誉教授を誇らしげに称し始めたことが確認されました。

 これまでの経緯は以下の記事をご覧ください。

〇2019年6月19日:【出張!オンブズマン】天下り校長退陣が実現した長野高専に残された課題…そして照らされる石原氏の昔と今
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2963.html
○2019年7月6日:【速報】長野高専が不名誉な石原前校長に「名誉教授」称号授与の方針を確定 ・・・同校からのFAX回答で判明
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2974.html
○2019年7月11日:【出張!オンブズマン】長野高専前校長・石原氏への名誉教授称号授与撤回を求め同校に抗議文書提出!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2983.html
○2019年7月26日:【緊急速報/出張!オンブズマン】長野高専前校長・石原氏への名誉教授授与撤回要請に同校から拒否回答!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2992.html
○2019年9月13日:【出張!オンブズマン】すでに名誉教授称号授与されていた長野高専前校長の石原祐志・理研科技ハブ推進部長
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3019.html

■名誉教授授与については、少なくとも今年7月5日には、「授与方針確定」の段階にあり、正式に授与されたわけではありませんでした(上記記事)。となるとその後授与されたことになりますが、長野高専HPや公表刊行物を見ても9月19日現在に至るまでの間に授与事実の報告はありません。これまでの名誉教授称号授与がすべて即座に公表され、おおむね幹部が列席する華々しい式典もセットであったことを考えると、おかしな話です。

 さらに奇妙なのが、長野高専の内部関係者らですら授与された事実を一切関知していなかったことです。とすると、もし授与が行われたとすれば、極めてごく一部の幹部のみが、内部者にすら漏らさず極秘裏に授与を遂行していたことになりますが、「規則に従った」などと負い目のないことを強調していた割には、秘密結社もかくやという厳戒態勢でコソコソ名誉教授をプレゼントしていたことになります。

 こうしたことを受けて、当会では9月19日、授与事実を確認するため長野高専宛てに次の公開質問状を提出しました。

*****公開質問状*****ZIP ⇒ 20190919_j.zip
                         令和元年9月19日
〒381-8550 長野県長野市徳間716
独立行政法人国立高等専門学校機構
長野工業高等専門学校 御中
TEL:026-295-7003/FAX:026-295-4356

             〒371-0801 群馬県前橋市文京町1丁目15番10号
             市民オンブズマン群馬  代表  小川 賢
             TEL: 027-224-8567(事務局・鈴木)/090-5302-8312(代表・小川)
             FAX: 027-224-6624
  
     公開質問状(石原前校長への名誉教授称号授与について)

 拝啓 日々益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 弊団体は、行政およびその関連機関を外部から監視し、当該機関による権限の不当な行使ないしは不行使による一般国民への権利利益侵害、並びに税金を原資とした公的資金の濫費について、調査および救済の勧告を図る活動をしている民間団体です。なお、弊団体は群馬県を主な活動地域としていますが、事案によっては、適宜近隣の県への出張活動も行っておりますことは既にご案内の通りです。

 先日、弊会から貴学に対し、石原祐志前校長への名誉教授称号授与の撤回あるいは再考、授与するに値する具体的貢献内容の提示を要請したところ、7月26日、いずれも「規則に基づいたため」などという意味不明な理由で拒否されたことは、極めて遺憾であります。

 その後、貴学および石原氏の動向について注視しておりましたところ、9月に入り、石原氏が突如として貴学名誉教授を公に称し始めたことが確認されました。しかし、弊会が貴学の刊行物およびHPをチェックしても名誉教授称号の授与については一切公表されておらず、貴学関係者複数に確認しても「授与されたことは一切関知していない」という回答が寄せられました。貴学における名誉教授称号授与は、これまで慣行としても公表されてきたことを考えると、極めて不自然な話です。

 したがって、同氏への名誉教授称号授与に関して、貴学には以下の質問への回答を求めます。

                  記

【1】石原氏に名誉教授称号を授与した日付および時間をお答えください。

【2】授与は、貴学内のどこで、どのような方式で行いましたか。

【3】授与に際しては、貴学関係者のうちどなたが立ち会いましたか。

【4】今回の石原祐志氏への名誉教授称号授与に関しては、国立の教育機関の名誉教授という極めて公的な称号を法律および規則に基づいて授与したものであり、事実、貴学は「規則に基づき承認を行った」と一切の負い目がないことを強調しており、さらに慣例として授与の公表は絶えずなされてきたにも関わらず、貴学が一切の公表を行っていない理由はなんでしょうか。


                                 以上

 以上質問についての回答を、大変勝手ながら、書面で9月27日(金)までにFAXにて上記弊連絡先まで折り返し送達いただければ幸いです。なお、何らかの事情によりこの期限までの回答が不能である場合は、大変お手数ではありますが上記弊連絡先までお伝えいただきたく存じます。

                                 敬具
**********

■ところが、公開質問状を送った後、念のために別方向から調査をしてみると、まったく予想もしていなかった展開が起きました。

 時系列を整理してみると、石原氏を名誉教授にという話自体は、今年4月あたりから元金魚のフン幹部らの間で持ち上がってはいたようですが、名誉教授への正式な内定は、6月20日の運営会議で決定されたようです。さらに言えば、上述の通り、7月5日の段階でも「授与方針確定」に過ぎなかったはずです。つまり、少なくともこの時点では石原氏は長野高専名誉教授でも何でもなかったはずです。

 しかし、前回の記事でも紹介したように、石原祐志氏が誇らしげに長野高専名誉教授の称号を掲げる産業技術総合研究所(AIST)のヘルスケア・サービス効果計測コンソーシアムの役員紹介ページ(https://unit.aist.go.jp/waterfront/ebhw/officer.html)の最終更新日時を調べると、6月10日の昼であることがわかりました。当然、このページはそれ以降更新されてはいません。

クリックすると元のサイズで表示します
ツールを使い最終更新日時をチェックした様子。あれあれれ!?時系列がおかしいぞ!?

■そうなると、まったく別の解釈が見えてきます。石原氏が、まだ自分が長野高専名誉教授に内定もしないうちから、「俺は長野高専名誉教授だ」とAIST側に伝え、華々しく掲載してもらったということです。

 いくら慣例で元校長は名誉教授になれる可能性が極めて高いからといって、名誉教授称号が授与されないどころか当該校内部で確定もしていないうちにその称号を堂々と名乗ってしまうのは、

 はっきり言ってしまえば、詐称です!

 そして、自学の名誉教授という称号を堂々と詐称されたことに関して、長野高専は重く受け止めるべきであり、彼を任用する理研、そして何よりもファクトチェックもせず自称の経歴を信用して掲載してしまったAISTの責任は極めて重いと言わざるを得ません。

 また、名誉教授称号は法令に規定のあるれっきとした公的称号で、これを詐称することは、明白に犯罪です。

***************
※参考:軽犯罪法1条15号
官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれらに似せて作つた物を用いた者

***************

 当会でも、よもや石原の方が詐称していたとはさすがに思ってもおらず、長野高専の内部事情にばかり目が行っていましたが、「長野高専が極秘裏に名誉教授を授与していた」以上の大問題の可能性が噴出してきました。

 したがって、当会では緊急でAISTに経緯及び事実関係を照会し、見解を問い合わせる予定です。

 調査の進捗は、公開質問状に対する長野高専の対応と合わせ、本記事に追記の形で報告いたします。また、新たな展開になり次第、新たに記事の形で読者の皆様にご報告する予定です。

【9月21日追記】
■当会では、石原氏の名誉教授詐称疑惑に関する事実関係確認の為、9月20日(金)夜、産業技術総合研究所(AIST)のコンプライアンス推進本部・コンプライアンス推進室に対し、以下の問い合わせ状をFAXで送信しました。

*****産技研への問合せ状*****
                           令和元年9月20日
〒305-8560 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央第1
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
コンプライアンス推進本部 コンプライアンス推進室 御中
TEL: 029-862-6835/FAX: 029-862-6841(代表)

〒371-0801 群馬県前橋市文京町1丁目15番10号
      市民オンブズマン群馬  代表  小川 賢
      TEL: 027-224-8567(事務局・鈴木)/
                   090-5302-8312(代表・小川直通)
                FAX: 027-224-6624

     貴法人役員のHP掲載経歴に関する問合せ

拝啓 日々益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 弊団体は、行政およびその関連機関を外部から監視し、当該機関による権限の不当な行使ないしは不行使による一般国民への権利利益侵害、並びに税金を原資とした公的資金の濫費について、調査および救済の勧告を図る活動をしている民間団体です。なお、弊団体は群馬県を主な活動地域としていますが、事案に応じて、適宜近隣の県への出張活動も行っております。

 さて、貴法人の「ヘルスケア・サービス効果計測コンソーシアム」の役員である石原祐志氏について、同コンソーシアムHPの役員紹介ページ(2019年6月10日最終更新、https://unit.aist.go.jp/waterfront/ebhw/officer.html)によれば、肩書に「長野工業高等専門学校名誉教授」と記載がありますが、弊会において同校および同校関係者らに確認したところ、少なくとも、当該紹介ページの現行版が公開された6月10日時点において、同氏に長野高専から名誉教授称号が授与された事実はありません。それどころか、同時点までに、同校内部で名誉教授称号の授与が決定された事実すらもありません。加えて言えば、9月20日現在、同校が同氏へ名誉教授称号授与を行った事実についても確認されていません。

 したがって、貴法人の行っている、同氏に関する当該称号の掲載について、残念ながら詐称が行われている、あるいは少なくとも行われた可能性が極めて高いものと弊会では判断せざるを得ません。

 長野高等専門学校名誉教授の称号は、学校教育法(昭和22年法律第26号)第123条で準用する同法第106条の規定に基づき授与されるものであり、軽犯罪法第1条15号で詐称の禁止される「官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号」に該当することは明らかです。したがって、実際に授与されてもいないのにそれを称することは、明白に犯罪であり、貴法人の「リスク管理及び危機対策に関する規程」第2条1号に定めのあるリスクのうち、「イ 法令等遵守に関するもの」に該当すると考えられます。

 以上のことから、貴法人に対し、上記の貴法人役員による公的称号詐称の懸念について、徹底的な事実関係の調査と原因究明、および各種法令やコンプライアンスとの整合にかかる検討を求めます。
 併せて、かかる調査の結果および貴法人としての本件に関するご見解を、書面にて弊会(上記連絡先)に通知いただきたく存じます。
 さらに、明らかに問題があったと認められる場合には、その公表および当該人物への厳重な措置、経歴にかかるファクトチェックの徹底化を求めます。

                                 敬具
**********

 当会担当者らの多忙な事情により、送信が週末の終業後になってしまったため、同部署の職員らが本問い合わせ状を確認するのは週明け火曜日の出勤後になる見込みです。したがって、週明けに改めて、オンブズマンからの問合せ状を受領したかどうか電話して確認し、あわせて真摯かつ迅速な調査及び回答を要請する予定です。

【9/24追記】
■三連休明けとなった本日、各所への電話連絡を行いました。

 まず、産業技術総合研究所(AIST)のコンプライアンス推進本部・コンプライアンス推進室に電話をかけ確認したところ、「問い合わせ状については確かに届いております。しかるべく対応させていただきます」と返事がありました。

 続けて長野高専総務課に電話をかけ、公開質問状を受領したか確認したところ、同課の北原氏から「確かに受領しております。さっそく回答準備を始めていますが、少し遅れるかもしれません」と返事をいただきました。

 あわせて、石原前校長に名誉教授称号を授与した事実が実際あるのかどうか、北原氏に確認したところ、「授与は(学校として)決定事項です。(石原前校長が)直接手渡しの授与を辞退したので、郵送で行っています(当会注:これが過去形なのか現在形なのかは不詳)。委細はFAXにて回答します」とのことでした。

■もし「郵送で行っています」が過去形の意味合いであれば、名誉教授状(?)は7月6日以降に石原氏にコッソリ郵送されていたことになります。しかも、6月10日時点で石原氏が同称号を先行詐称していた疑惑はどの道揺るぎませんので、ダブルで大問題というわけです。

 電話口で北原氏は非常に緊張している様子がうかがえました。石原氏への名誉教授授与をめぐっての風雲急を告げる情勢に、長野高専側の担当者らも蜂の巣を突いたような状態になっているように察し、電話を切りました。

 あくまで筆者の勘としては、石原氏が、ここまでまったく空気を読まずに火に油を注ぐ形で早々に「曰くつき」の名誉教授称号を使ってくるなどということは、名誉教授授与決定をなんとか強行した当の長野高専としても、やはり相当な不測の事態であったことがうかがわれます。土居校長と、石原前校長のかつての腰巾着副校長たちは、教職員や学生を裏切ってまで忠義を尽くしたはずの石原氏に利用するだけされて、最後は利用価値がなくなったので盛大にハシゴを外されたことになります。

■上記のように、名誉教授称号授与やその掲載に関する情報が錯綜しているため、当会では経緯の全体像をいまだ把握できていませんが、長野高専および産業技術総合研究所(AIST)の両関係先が当会からの文書を受領したことは確認できたので、本記事への追記は以上とし、いずれかからの回答があり次第新たに記事として読者の皆様にご報告する予定です。

 今後の方針としては、とりあえず長野高専からの回答およびAISTの調査の結果待ちとなりましたので、誠意ある対応がなされるか(度々突っつきながら)見極めつつ、当会として次のアクションを決定していく所存です。


【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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