2019/9/27  18:32

【出張!オンブズマン】長野高専石原前校長への名誉教授授与問題…同校と産総研から驚愕の相互矛盾FAX!  群馬高専アカハラ問題

【後段に9/30追記有】
■数々の問題行動で長野高専とその関係者らに著しい損害とモラル崩壊をもたらした、同校の文科省天下り前校長・石原祐志氏。ところが、たった3年間の天下り在職にそぐわぬその凄まじく不名誉な負の実績にも関わらず、彼の跡を継いだ土居新校長ら長野高専幹部は、有無を言わさず同氏への名誉教授称号授与決定を強行してしまいました。

 その後、石原氏が得意満面に同校の名誉教授を称し始めたことが確認されましたが、長野高専がどこにも授与事実を公表していないまま一方的に名乗り始めたのみならず、同校は7月5日時点で「授与内定段階」と明言していたにも関わらず、当の石原氏は同校名誉教授に内定すらしていないはずの6月10日時点からすでに名乗っていたという、あまりに奇妙奇天烈な時系列が浮き彫りになりました。

 そのため、当会では名誉教授の授与と掲載に関する事実関係を確認するため、長野高専および名誉教授称号を掲載している産総研(AIST)の二者に質問状・問い合わせ文書を送付していました。経緯は以下の記事をご覧ください。
○2019年9月19日:【出張!オンブズマン】謎に包まれた名誉教授称号授与事実に関し長野高専に公開質問!しかし意外な展開に…
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3033.html

■そして、本日27日金曜日、長野高専及び産総研の両者から回答FAXが届きました。しかしそれは、想像を遥かに超えて頭を抱えざるを得ないものでした。

 まずは、石原氏への名誉教授授与の事実関係を答えた長野高専からの回答FAXを見てみましょう。
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*****長野高専の回答*****ZIP ⇒ 20190927.zip
                             令和元年9月27日

市民オンブズマン群馬代表
小 川  賢  殿

                    独立行政法人国立高等専門学校機構
                           長野工業高等専門学校

   公開質問状(石原前校長への名誉教授称号授与について)に係る回答について

 令和元年9月19日付で依頼のありました,公開質問状(石原前校長への名誉教授称号授与について)について,別紙のとおり回答いたしますので,よろしくお願いいたします。

別紙 公開質問状(石原前校長への名誉教授称号授与について)に係る回答について

質問(1)
 石原氏に名誉教授称号を授与した日付および時間をお答えください。
回答(1)
 石原前校長は,称号授与式のご都合が合いませんでしたので,令和元年7月9日(火)に郵送でお送りし,授与といたしました。

質問(2)
 授与は、貴学内のどこで、どのような方式で行いましたか。
回答(2) 
 石原前校長への授与は,本校内では行っておりません。郵送で行いました。

質問(3)
 授与に際して,貴学関係者のうちどなたが立ち会いましたか。
回答(3)
 石原前校長への授与は,本校内では行っておりません。郵送で行いました。

質問(4)
 今回の石原祐志氏への名誉教授称号授与に関しては、国立の教育機関の名誉教授という極めて公的な称号を法律および規則に基づいて授与したものであり、事実、貴学は「規則に基づき承認を行った」と一切の負い目がないことを強調しており、さらに慣例として授与の公表は絶えずなされてきたにも関わらず、貴学が一切の公表を行っていない理由はなんでしょうか。
回答(4)
 名誉教授は,退職者の中で,一定の条件に該当した者に授与していますが,本学の職ではなく,あくまでも称号を授与しているだけであり,慣例として学外への公表はしておりません。

                             以上
**********

■というわけで、以前当会の要請に対する拒否回答を行った直後、直後長野高専が郵送でコソコソ授与を行っていた事実が明らかとなりました。名誉教授称号を雑誌の懸賞か何かのように取り扱う長野高専にもビックリですが、長野高専HPのトピックスで度々名誉教授称号授与を報告しているうえ、学校として「名誉」な人物に税金を使った名誉教授称号を授与した事実を「公表はしていない」と居直る長野高専の態度にもビックリです。

 とはいえ、「令和元年7月9日(火)に授与を行った」ということに関しては、これまでの同校内部者からの情報や同校からの回答内容と矛盾しないことから、さすがに事実であると考えられます。

■当会に寄せられていたのが長野高専からの上記回答FAXだけだったなら、特に当会が頭を悩ませる部分はなかったでしょう。

 しかし、同日に届いた産総研(AIST)からの回答FAXは、長野高専がコソコソ授与を行って公表もしていないという問題など軽く吹き飛んでしまうほどの壮絶な内容でした。

 内容を見てみましょう。

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*****産総研(AIST)の回答*****ZIP ⇒ 20190927y.zip
市民オンブズマン群馬
代表 小川 賢 様
         お問い合わせの件に対する調査結果のご報告

                          令 和 元 年 9 月 27 日
                          産 業 技 術 総 合 研 究 所
                           コンプライアンス推進本部

拝啓 日々益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 さて、貴団体より9月20日付のFAXにてお問合せがありました「貴法人役員のHP掲載経歴に関する問合せ」においてご指摘がありました点について、弊所として、石原祐志氏及び長野工業高等専門学校に対し、事実関係を調査したところ、同専門学校から平成31年4月1日付けで同氏に対し、名誉教授の称号が授与されていることが確認できましたのでご報告申上げます。
敬具
**********

■読者の皆様はどう感じられましたでしょうか。当会では両者の説明のあまりの支離滅裂さに頭が爆発して腰が砕けざるを得ませんでした。

 名誉教授称号を授与した当の長野高専は、「今年の7月9日に授与した」と正式回答しているのに、AISTは「今年の4月1日付で授与した」と正式回答し、両者の説明が真っ向から食い違っているのです。

 6月20日授与決定、7月5日時点で授与内定扱い、7月9日に授与という時系列の中のどこに「4月1日授与」を挟む余地があるのかということすら、産総研の担当者には理解ができないのでしょうか?

 それとも、頭脳明快な担当者の頭の中では、産総研の新技術によってタイムマシンが開発され、過去に戻って名誉教授称号を授与した設定にでもなっているのでしょうか? ノーベル賞モノの偉業を別省庁の一役人の不祥事隠しの為に惜しげもなく使うより前に、さっさと全世界の人類がその恩恵に与れるようにしてほしいものです。

■冗談はさておき、長野高専と産総研はいったい何を考えてここまで支離滅裂な回答を送り付けてきたのでしょう。まるっきりのデタラメで返そうが一般国民ごときには何もできやしない、とタカを括られているのでしょうか? 日本国民はずいぶんと舐められたものです。

 あるいは、唯一両者に整合性を持たせる可能性として、7月9日に送付・授与した名誉教授称号記に「4月1日付」と書いて、「7月9日授与」とも「4月1日授与」とも言い張れるようにしている、ということも考えられますが、それが通ってしまうなら、ありとあらゆる文書で、後付けで過去の日付を書くだけで、実際にその時から有効だった文書ということになってしまいます。どんな犯罪もやり放題です。そんな言い訳が通用するわけがありません。

■当会では、両者からの支離滅裂FAXを受けて、さらに追及を行っていくことにしました。特に、デタラメ回答を返した産総研(AIST)については追加質問状を送り、徹底的な対処を行っていく所存です。

 なお、本件推移について、また追記の形でご報告いたします。

【9/30追記】
■週明けとなった9月30日(月)の朝、当会では産総研(AIST)に対して以下の内容の抗議・再調査要請状をFAXで送信しました。

*****抗議及び再調査要請状*****ZIP ⇒ 20190930yrcyv.zip
                             令和元年9月30日
〒305-8560 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央第1
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
コンプライアンス推進本部 コンプライアンス推進室 御中
TEL: 029-862-6835/FAX: 029-862-6841

               〒371-0801 群馬県前橋市文京町1丁目15番10号
               市民オンブズマン群馬  代表  小川 賢
               TEL: 027-224-8567(事務局・鈴木)/
                  090-5302-8312(代表・小川直通)
               FAX: 027-224-6624

          抗議及び再調査要請状

拝啓 日々益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 弊会から9月20日付でお問い合わせを行いました件(「貴法人役員のHP掲載経歴に関する問合せ」)について、ご調査及び回答を行っていただきましたこと、感謝を申し上げます。

 さて、貴法人からの9月27日付ご回答(「お問い合わせの件に対する調査結果のご報告」)を拝読させていただきましたところ、「弊所として、石原祐志氏及び長野工業高等専門学校に対し、事実関係を調査したところ、同専門学校から平成31年4月1日付けで同氏に対し、名誉教授の称号が授与されていることが確認できました」との調査結果記載がありました。

 ところが、弊会が別途、直接同専門学校に問い合わせを行いましたところ、公式回答があり、それによれば、石原祐志氏への名誉教授称号授与は、令和元年7月9日(火)に行われたと明記されてございました(添付資料)。このことは、「平成31年4月1日付けで同氏に対し、名誉教授の称号が授与されている」などとする貴法人の上記説明と真っ向から矛盾するものです。

 万が一、仮に、7月9日に授与された名誉教授称号記に完全な後付けで「4月1日付」などと記していたとしても、当時授与すら行われていない称号を名乗り、掲載が行われていたという事実について、遡及して問題がなかったことになるわけではありません。それが通ってしまうなら、ありとあらゆる文書について、後付けで過去の日付を書くだけで、実際にその時から存在し、有効だった文書ということになってしまいます。

 また、弊会において同専門学校関係者に聴取を行いましたところ、同専門学校において石原氏を名誉教授内定としたのも6月20日であることが判明しました。貴法人が当該称号のサイト掲載を行った6月10日時点において(なお、当該ページのデータについては、大変失礼ながら、弊会の方で取得及び保存させていただいております)、内定状態ですらなかったのであり、当時掲載の根拠が一切存在しなかったことが明らかとなりました。当然、同名誉教授称号が4月1日付で有効であったいかなる根拠も存在しません。

 以上の明らかな矛盾や問題点から、貴法人9月27日付回答及びかかる調査について、極めて妥当性を欠いた極めて杜撰なものであると判断せざるを得ず、弊会として不本意ながら抗議を行わせていただきます。併せて、下記の点について再調査及び回答を求めます。

【1】添付の長野高専の公式回答と、貴法人9月27日付回答にかかる「調査結果」の間の矛盾についてご説明ください。

【2】文書日付上の話ではなく、現実の時系列上の話として、貴法人が当該称号の掲載を行った段階で、石原祐志氏が現実に名誉教授称号を授与されていたのかどうかについてご回答ください。

【3】掲載時点において、貴法人職員が実際に名誉教授称号記を確認するなどして、ファクトチェックを行ったのかどうかについてご回答ください。


 併せて、かかる調査の結果および貴法人としての本件に関するご見解を、書面にて弊会(上記連絡先)に通知いただきたく存じます。

 なお、依然として明らかに杜撰とみられる調査および支離滅裂とみられるご回答が続いてしまい、貴法人内部においての調査能力、モラルやコンプライアンスに重大な問題があると判断される場合、弊会として、所管官庁等への申立ても検討せざるを得ませんので、誠意ある調査と納得のいくご回答をどうかよろしくお願いいたします。

                           敬具
**********

■ところが、その受領をめぐってひと悶着が起きました。

 午後3時半に受領確認のため産総研コンプライアンス推進室に電話し、「今朝の当会のFAXは受信しましたか?」と確認を求めたところ、少し待たされた後、「確認できません」と予想もしない返事が返ってきました。

 そこで急遽、当会の事務局長にFAXの送信事実を確認したところ、「確かに今朝8時半に発信した。産総研の受信確認のシグナルも確認している」と返事があり、どう考えても受信していないはずがないと、午後4時過ぎに改めて、「当方の事務局から今朝8時半に発信していることは間違いないので、受信を確かめてもらいたい」と要求したところ、電話口の女性職員が「実はさきほど受信したのかどうか同僚がもどってきたので確認したところ、確かに受信していたことがわかりました」と受信を認めました。

 こうした事案に慣れていない総務課等に最初にFAXを送った時ならともかく、内部告発や情報提供等の専門受け口として飯を食っているコンプライアンス推進室なのにも関わらず、あまりにいい加減な業務ぶりです。

 そこで当会からは、「コンプライアンス推進室なのだから、きちんと対応してもらわないと、産総研ひいては省の信頼に関わる。ましてや、先週末の回答内容は言語道断。今回証拠も付けており、前回なぜデタラメな返事をよこしたのかは知らないが、真摯に対応するよう上に伝えてほしい。多数の関係者が本件に注目しており、いい加減な対応にはしかるべき対応措置をとるつもりだ」と厳重抗議を行いました。

■この箱庭業務ぶりでは、産総研の調査や対応にはあまり期待できませんので、別口での追及に移れるよう、当会でも余裕を見て準備と検討を行っておきたいと存じます。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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