【安中市庁舎建替え問題】考えるきっかけになればと意見広告2万1千部を本日朝刊折込で市内全域に配布!  安中市庁舎建替えに伴う予算過大問題

■安中市は、全国自治体の追従を許さない、51億円という途方もない巨額詐欺事件を25年前に起こした自治体です。安中市役所の現在の敷地の目の前の駐車場の脇に、51億円横領犯とされた元・安中市土地開発公社職員の配偶者側の実家が所有する土地があります。市役所から今場所から移転することは、あと82年間、毎年クリスマスに2000万円ずつ群馬銀行にタゴ事件の尻拭いの和解金として支払い継続を余儀なくされる子々孫々の世代に対して、事件の現場から立ち去ることを意味します。事件から25年、これ以上の風化を防ぐためにも、市役所の庁舎を建て替える場合は現在の場所でなければなりません。

 また、財政面で苦しい状態にあるはずの安中市では、まだまだ使える庁舎迄取り壊して、別の場所に移転して50億円もの血税を投入することなど、許されるわけはありません。そうした思いを有する皆様の声をひろく市民のかたがたにひろめるべく、1か月ほど前から、市庁舎建替えに伴う諸課題について分かり易く解説した意見広告の発行を計画してきました。その成果の結実として、本日11月1日の朝刊に意見広告を折込み、安中市全域の新聞購読世帯に配布をしました。
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新聞に折込まれたB4サイズ意見広告A面(ページ左半分)の状況。


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同じく意見広告B面(ページ右半分)の様子。
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本日朝刊に折込全市に配布した意見広告。
ZIP ⇒ ras.zip

 ちなみに、安中市内の全世帯数は約2万4000軒といわれています。そのうち、関東新聞販売扱いの新聞を定期購読している世帯は1万8200軒、東京新聞販売店扱いが1万2800軒、合計2万1000軒となります。25年ほど前は旧安中市内だけで、2万7000軒くらいあったように記憶していますが、ここにも少子高齢化にともなう人口減少の影が反映されています。

■たまたま、先週10月26日(月)18時半から第5回目の市庁舎建替えに関する市民懇談会が開かれました。最終回となった市民懇談会に筆者は初めて傍聴しましたが、会長であり懇談会座長の群馬大学社会情報学部の小竹裕人・准教授も最後に総括挨拶で「時期的にもっと早期に行うべきであった」と思わず感想を漏らしたほど、この懇談会の意義が曖昧であったことを、印象付けました。

 なぜなら、もともと10年以上前に岡田前市長が、「市民ギャラリー」「美術館」「図書館」「文書館」「情報交流館」などのハコモノ建設構想を立てて、群馬県に買取り要請をしましたが、その後、興味を無くして放置していたため、このような事態を招いたからです。当時の模様は次のブログ記事を参照ください。
○2009年11月29日:岡田市長の選挙戦略・・・旧安中高校跡地にハコモノで土建業界へアメ玉作戦
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/376.html
○2009年12月27日:岡田市長の選挙戦略・・・旧安中高校跡地に40億円ものハコモノを建設する基本計画策定
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/392.html

 その後、安高跡地に関心を無くした安中市に対して、今度は群馬県側から買取り約束を遵守するように圧力がかかりました。苦肉の案として、市庁舎建替え先の最有力候補地として市の幹部らが市民に内緒で計画をデッチアゲ、もともと安中市民(有田屋一族)が保有していた土地を大正時代に教育振興や相続税対策等で群馬県に寄付して安中高校となったところを、県から高く買いとることで、またまた市民の善意が仇となり、市民の血税が群馬県に流出してしまいました。

■前述のとおり、安中市と土地開発公社は連帯して、元職員が起こした役所では史上最大級の51億円巨額横領事件の尻拭いとして、103年間、群馬銀行に対して毎年2000万円ずつ返済しなければなりません。これまで21年間支払い続けてきましたが、あと82年間、西暦2103年になるまで、支払いが続くことも考えられます。

 他方、元職員は1996年4月8日に懲役14年(未決勾留200日を含む)の実刑判決を言い渡され、千葉刑務所で服役していましたが、計算上では、既に2009年(平成21年)9月頃、任期満了で出所(一説にはもっと早い時点で仮出所したという情報もあります)しました。安中市と土地開発公社は元職員に対して総額22億2309万2000円+遅延損害金の債権を有しており、これまでの25年間で元職員からは1532万500円が弁済されましたが、未だに22億777万1500円+遅延損害金の債権が残っています。

 そのため、当会では情報開示請求として、元職員から今年に入り、これまで安中市土地開発公社に対して、一体いくら債務が支払われたのか、確認しました。その結果、2020年9月17日に部分開示通知が出されました。
※2020年9月17日:安中市行政文書部分開示決定通知書
ZIP ⇒ 20200917sjmissj.zip

 そして、2020年10月9日(金)午前9時に安中市役所で関連情報が開示されました。

■開示された情報によれば、前橋地方裁判所平成11年(ワ)第165号損害賠償請求事件で平成11年5月31日付判決により、その14日後に確定した損害賠償債務額22億2309万2000円(プラス遅延損害金)のうち、これまで返済されたのは次の金額であることが分かります。

*****●債権金額の現在までの経緯●*****
平成11年05月31日 損害賠償請求訴訟判決   2,223,092,000円
平成11年11月26日 債権差押命令申立(市税還付金)△■■■■■■■■■■円
平成18年12月06日 不動産強制競売配当       △3,808,300円
平成29年01月16日 一部納付               △30,000円
平成29年12月25日 絵画一点売却            △100,000円
平成29年12月25日 一部納付               △50,000円
平成30年03月05日 一部納付               △50,000円
平成30年12月17日 一部納付               △50,000円
令和01年12月13日 一部納付               △50,000円
令和02年01月27日 一部納付               △10,000円
※ZIP ⇒ 202009171jis1j.zip
令和02年02月27日 一部納付               △10,000円
※ZIP ⇒ 202009172jis2j.zip
令和02年03月30日 一部納付               △10,000円
※ZIP ⇒ 202009173jis3j.zip
令和02年04月27日 一部納付               △10,000円
※ZIP ⇒ 202009174jis4j.zip
令和02年05月27日 一部納付               △10,000円
※ZIP ⇒ 202009175jis5j.zip
令和02年06月26日 一部納付               △40,000円
※ZIP ⇒ 202009176jis6j.zip
令和02年07月27日 一部納付               △10,000円
※ZIP ⇒ 202009177jis7j.zip
令和02年08月26日 一部納付               △10,000円
※ZIP ⇒ 202009178jis8j.zip
債権元金残額                   2,207,771,500円
**********

■このように、今年に入り、元職員から「毎月1万円」ずつ返済が行われ始めたことが分かります。今年4月20日に閣議決定された新型コロナウイルス感染症緊急経済対策関連特別定額給付金のためか、高崎市T町に在住するとみられる元職員は、高崎市が5月21日、市内の全世帯に申請書を発送したことを受けて、6月中に10万円を受領できたためか、そのうち4万円を安中市土地開発公社の返済に充てたようです。

 今年に入ってから、元職員から基本的に毎月1万円ずつ返済することになったのは、市総務部企画課の田中課長によると、今年の3月末まで、土地開発公社の常務理事を兼務していた白石久男・建設部長が昨年12月13日ごろ高崎市T町の元職員の居宅を訪れて、5万円の支払を受けた際に、口頭で元職員と合意を交わしたとのことです。

 安中市と土地開発公社に対して22億777万1500円+遅延損害金の債務を有する元職員と、なんと口約束で毎月月末に1万円ずつ公社の指定口座に送金することで、合意したというのです。ヒジョーシキとしか言いようがありません。

 そのため、今回の市庁舎建替えを機会に、現在の市役所の駐車場わきにある元職員の配偶者の親族が所有する土地を、元職員の債務の返済の一部として譲渡するよう、安中市と土地開発公社にとって、元職員とその親族との間で交渉をするように申し入れることが重要になっています。

■先日の市議会議員を対象としたアンケート結果を見ても、元職員とその親族が有する財産をしっかりと市・公社として回収すべきであるとする回答が目につきました。当然のことと思います。既に元職員の配偶者は忘れているかもしれませんが、事件直後の夫の刑事裁判で、裁判官の前で「一生かけて償います」と宣言しており、債権者の市・公社が強く元職員と親族らに要請すれば、きっと応じる姿勢を見せるはずです。

 このように当時、元職員にたかっていた幹部や同僚職員は、ほとんど退職し、退職手当や共済年金をまるまるもらって悠々自適の余生を送っていますので、現在の安中市・公社の職員の殆どは、元職員とのしがらみがないはずです。したがって、元職員に対する債権行使を遠慮なくやれる立場にあるはずです。

■ところが、筆者が安中市の今の幹部らに、いくら元職員と債権回収のための交渉をガンガンするように促しても、全くやる気を示そうとしません。おそらく群銀への和解金は、公金というあぶく銭の為、身銭という気持ちが無いのだと思います。だからこそ、元職員が15年に渡し横領を重ねて、市役所の七不思議といわれた豪勢な出で立ちや、私生活を、市役所の目の前の駐車場わきの自宅で披露したり、職場に70万円もする背広を着てきたりしても、「タゴさん、なぜそんなに金持ちなの?」と真っ向から疑問をぶつける上司や同僚は誰もいませんでした。

 そうした風土が今また復活しているような気がするのは筆者だけではないはずです。今回の市庁舎建替えに際しては、元職員からの債権回収とセットでなければ、今後82年間にわたり、群銀に和解金2000万円払うことになっている安中市に真面目に税金を支払う気持ちが失せてしまうことでしょう。

 当会は、タゴ事件の風化を少しでも緩和し、後世にこの破廉恥な事件を語り継ぐために、証を残したいと常に考えて行動してまいります。

■なお、この問題についての意見広告ですが、今後も第2弾、第3弾の発行を計画してまいります。


【11月13日追記】
 本日の東京新聞朝刊に次の記事が掲載されました。
**********東京新聞2020年11月13日
市庁舎建設樹住民シンポ 安中
 安中市役所の老朽化問題で、建築士や測量士などの意見を踏まえた住民連続シンポジウムが、市勤労者会館松井田館で開かれた。
 この問題を巡る市民団体には、市庁舎建設を考える市民の会と、安中市まちづくり研究会がある。両会のメンバーも参加して問題について考える市民グループ「安中市まちづくりワンワンチーム」が発足し、シンポを5回開催してきた。
 今回は市内の板垣與一(よいち)記念館の宇佐美義尚さんが、「文教都市安中の再生と想像を願う市庁舎建設への一提案」と題して講演。空き家を利用して専門家の蔵書を受け入れる町中図書室など、町づくりのコンセプトを示し、現在の場所に再構築するのがベストとする案を支持した。
(樋口聡)
**********
この記事で取り上げている市勤労者会館松井田館で開催されたとされる住民連続シンポジウムの開催日が、文中に明示されていませんが、調べてみると、次のURLによれば、10月18日に開催されたことがわかります。
※参考URL ⇒
https://annakawanwan.hatenablog.com/entry/2020/10/31/064312?fbclid=IwAR2j3hIusYOv_ag9Tbqw1Yi3jA7NKiiqH5TEyEN17xQmkYTb_TMKG3qw4_0
第6回 住民連続シンポジュウム 【文教都市安中の再生と創造を願う市庁舎建設への一提案】
・主催 安中市まちづくりワンワンチーム 
・日時 2020.10.18 ・場所 安中市勤労者会館松井田館
・【文教都市安中の再生と創造を願う市庁舎建設への一提案】
・提案者 宇佐見 義尚 氏 (板垣與一記念館 館長)
目次(動画の時刻)
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0:00 テーマ【文教都市安中の再生と創造を願う市庁舎建設への一提案】
4:44 はじめに 文教都市宣言の市庁舎建設
9:12 安中市文教環境の現状
12:23 安中・松井田地域における 教育・文化芸術・建物の歴史的遺産
16:00 まちづくりとしての市庁舎建設の方向性ー豊かさとは何か
19:32 文教都市の再生から創造への市庁舎建設(まちづくり)
19:50 賑わいで減税のまち安中と市庁舎建設
23:10 芸術・文化のまち安中と市庁舎建設
25:10 生涯読書のまち安中と市庁舎建設
28:00 子育てのまち安中と市庁舎建設
29:23 バリアフリー・ノーマライゼーションのまち安中と市庁舎建設
31:38 山・川・田園のまち安中と市庁舎建設
35:41 安校跡地利用と新市庁舎建設地への提案
38:36 水上報告に注目!目からうろこの諸提案
41:37 安中本庁と松井田支所の二極行政=楕円形構想
44:30 3人のキーパーソンズへの講演依頼
47:45 安中市ワンワンチームの提言
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【ひらく会事務局】
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