長野高専水泳プール解体強行問題…理由と経緯を質す当会質問状に同校から返された支離滅裂回答  【出張!オンブズマン】長野高専の闇

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長野高専水泳プール解体強行問題に関する当会の公開質問状に対し、同校から3月30日の午前10時過ぎにFAX送信されてきた支離滅裂回答の送り状

■長野高専史に残る最低天下り校長・石原祐志の乱心によって、荒唐無稽な取り潰しの号令が掛けられた同校水泳プール。この妄言計画はいったん事実上頓挫したものの、その後遺症としてプールは使用不能状態に陥ってしまい、土居校長が石原の跡を継いだ後も学生の健康で文化的な営みは阻害され続けました。それでも土居校長は高専教員プロパーであり、その矜持をもって再びプールを復活させ、学生の生活と文化の活性化に動くことが期待されていました。

 ところが今年(2021年)3月に入って凶報がもたらされました。同校内部関係者らにもロクに知らされないまま年初から水泳プールの解体工事が始められており、すでに跡形もない更地にされてしまったというのです。寝耳に水、青天の霹靂、驚天動地の事態に呆然とする関係者らが見守る中、当会がさっそく事実関係調査を始めると、時間稼ぎして更に手遅れの状態にしてしまいたいのか、長野高専はあからさまに不審な挙動ぶりを見せ始めました。当会では、水泳プール解体が強行された理由と経緯を明らかにするため、内部文書の開示請求と並行して、同校宛てに3月16日付け公開質問状を提出していました。

○2021年3月18日:【長野高専】石原の悲願ついに成就…土居体制が水面下で強行の水泳プール解体に同校関係者一同呆然!!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3284.html

 その後、当会が指定した回答期限である3月30日になって、公開質問状に対するFAX回答が同校から当会事務局に送られてきました。


■3月30日の午前10時14分に長野高専からFAX送信されてきた回答の内容は以下のとおりです。

*****3/30付長野高専回答(プール解体)*****ZIP ⇒ 20210330fax.zip
                             令和3年3月30日

 市民オンブズマン群馬代表
       小 川  賢  殿

                       独立行政法人国立高等専門学校機構
                              長野工業高等専門学校

           公開質問状に係る回答について

 令和3年3月16日付で依頼のありました,公開質問状について,別紙のとおり回答いたしますので,よろしくお願いいたします。


                    --------------------------------
                    担当:長野工業高等専門学校
                    総務課課長補佐(総務担当) 北原 斉
                    〒381-8550 長野市徳間716
                    電話 026-295-7132
                    --------------------------------

*****回答別紙*****
                                 別紙

        貴学水泳プール解体工事にかかる公開質問状の回答について

質問(1)
【質問1】当該解体工事の目的について、以下のうち該当する選択肢を指定ください。また、その選択肢に附随する理由説明の記述をお願いします。
 ☐1.水泳プールの存続を前提としており、プール設備を新築の予定
 (説明要請事項:既存設備の修繕でなく、解体からの新築を選んだ理由)
 ☐2.水泳プールの廃止を前提としており、土地を別の目的に利用する予定
 (説明要請事項:プールを解体・廃止しなければならない理由及び具体的な利用目的)
 ☐3.水泳プールの廃止を前提としているが、次の利用目的は未定
 (説明要請事項:利用目的未定の状況でプールを解体・廃止しなければならない理由)
 ☐4.その他
 (説明要請事項:1〜3に当てはまらないと考える具体的な理由)

回答(1)
 4.その他:今後の土地の利用を検討していくためにも解体が必要不可欠であった。

質問(2)
当該解体工事を行うにあたり、事前に学生・後援会(保護者)・教職員等関係者への通知や説明はなされましたか。
 なされている場合は、続けてその具体的な状況(対象、日時、場所、手段、伝達内容など)について詳細なご説明をお願いいたします。
 特になされていない場合は、関係者各位への説明をしないまま解体工事を行っている理由について詳細なご説明をお願いいたします。

回答(2)
 教職員へは,教員会議(令和2年11月5日(木)16:15から100番教室)で報告した。
 施設整備に関して,学生・後援会に対しこれまでも事前に通知や説明をしたことはない。


質問(3)
 当該解体工事の実施を貴学内部にて審議・決定した時系列をご教示ください。

回答(3)
 ・令和2年11月4日(水)執行会議で報告
 ・令和2年11月5日(木)教員会議で報告
 ・令和2年12月7日(月)執行会議で決定


**********


■このように長野高専は、あまりにも支離滅裂な「回答」を寄こしてきました。ひとつずつ見ていきましょう。

【回答(1)について】
■なんと長野高専は、プールを存続させるつもりなのか廃止するつもりなのか、という極めて単純な二択すら言明を避けてきました。その上で、「今後の土地利用の検討のため解体が必要不可欠」などというあまりに意味不明な言い分です。

 これでは、「解体ありき」で話が進められたことを認めるのと同義です。普通は、「次にどうするか」という計画や青写真がある程度固まってから、はじめて、既存施設設備の解体・更地化という大ごとに手を付けるものではないでしょうか。プールの修繕という立派な選択肢を最初から潰して後戻りできなくする意味は一体何なのでしょうか。加えて、「土地利用の検討」などはプールを潰しても潰さなくてもできることが明らかで、そのために解体を「必要不可欠」と断ずる理由が皆目わかりません。

 土居校長下における長野高専の意思決定システムでは、「どうするか何も決まっていないけれど、むしろどうするか決めるために、とりあえず潰そう」という、常人には極めて理解しがたい狂気的な論理が横行しているようです。他の施設設備もこのようにして「とりあえず」潰すのでしょうか。

 また、国立長野高専の水泳プールは一応にも国民の財産であり、土居校長らごく一部幹部によるこのような杜撰極まりない密室意思決定と理由付けで、ホイホイ気軽にとりあえず潰されていいものではありません。この馬鹿げた「解体工事」に、何千万円という血税と授業料が溶かされたのですから、なおさらたまったものではありません。

 稀代のバカ殿校長であった石原祐志ですら、良くも悪くも、「国際化のための施設を建てる」という最終目的を提示したうえで、プール潰しを推進していました。ところが一方、土居信数ひきいる現体制は、何の計画があるわけでもなくプール潰し「ありき」で動き、超多額の血税と学費をドブに捨てて、取り返しの付かない状態にしてしまいました。その意味で、石原よりも遥かに下を行く短慮と悪徳の塊が、今の土居体制と言わざるをえません。

■上述のとおり、今回の回答において、土居体制は「存続か、廃止か」という二択への明言を避けてきました。プール解体後の扱いについて、本当に想定がないのか、すでに事実上固まっているにも関わらず未定と言い張っているのかは、断定できません。とはいえ、現時点において紙の上で明瞭な計画が無いにせよ、すでに幹部陣の頭の中では「やりたいこと」の方向性が一定度持たれているものと考えられます。そして、もしもプール存続の選択肢が視野にあるならば、既存設備の修繕という手もあるのですから、早急に解体を強行する必要はありません。

 すなわち学校側の意図としては、「廃止」を明言して言質を取られることにより、学生や後援会といった内部関係者を遂に激発させてしまうことをおそれて、このように言葉を濁しているものと考えられます。しかし、プールを勝手に更地にしたという断然たる現実がすでにあるのですから、学校幹部は説明に腹を括るしかありません。にも関わらず、この期に及んで批判を恐れてか、下らない官僚答弁の真似事を試みているわけですから、土居信数が如何に姑息な男であるかというわけです。

 しかし、存続か廃止かの明言を避けたいがあまり、「検討のため解体が必要不可欠」という意味不明な回答に収めたことで、逆に、上で散々指摘したようなツッコミ所満載の代物と化してしまっています。まったく墓穴を掘っているようにしか思えません。

【回答(2)について】
■一方、プール解体にあたり学校内部関係者への説明をしたかどうかについて、教職員に対しては、「昨年11月5日の教員会議にて報告した」という回答が返ってきました。しかしそれでは、当会に続々と通報してくれたり、あるいは学生らが独自にヒアリングした同校教職員の方々が口を揃えて、プール解体工事の実施事実を「知らなかった」と証言していることと整合が付きません。この件については、内部関係者の証言のほか、近日中に開示される予定の議事概要等内部資料とあわせ、更なる検証が必要なことと思われます。

 ところでもちろん、仮に担当の主事が一方的にまくし立てる中のごく一部に紛れ込ませて「報告」していた事実があったとしても、それが「合意形成」に程遠いのはいうまでもありません。

 呆れたのは学生・後援会に対しての挑発的な態度です。今回の件に関する事前の通知・説明事実の有無をまず書いた後に理由を詳述すべきところ、いきなり「施設整備に関して,学生・後援会に対しこれまでも事前に通知や説明をしたことはない。」と一刀両断、言うまでもないアタリマエのことですとばかりに突き放した傲慢回答ぶりです。

 学校側の言い分の真偽はともかくとしても、水泳プールは現に使用していた当事者学生やその親といった関係者がいるわけなのですから、前例がないことは説明をしていない理由になりません。水泳部員の方々などは、理不尽な経緯で自校のプールが使えなくなったあげく、遠方の外部プールに半分自腹で通う事態に陥っているといいます。プール再開に一縷の望みをかけ、「一時の我慢」と耐えてきた方々も多数いるであろう中で、説明もなしに突如プールを更地にしてしまうことがどれほど残酷な行為か、自覚しているのでしょうか。

 そもそも、プールを解体したこと自体は、ただ施設を不可逆に壊して更地にしただけであり、「整備」でも何でもありません。そして、後に来る肝心の「施設整備」のプランについて何も策定していないことを、すぐ上の回答で事実上認めたばかりにも関わらず、「施設整備に関して」などと言い出す長野高専幹部のアタマはどうなっているのでしょう。

【回答(3)について】
■当会の質問では、「審議・決定した時系列」を訊いていたのですが、「11月4日執行会議報告」「11月5日教員会議報告」「12月7日執行会議決定」のたった三つの会議しか回答に挙げられていません。では、11月4日の執行会議やその翌日の教員会議で「報告」するための事項はいったいどこから湧いて出たというのでしょうか。その前の発端が必ずあり、どこかで準備が進められていたはずです。なぜ、そこに触れられていないのでしょう。

 ところで、プール解体工事の入札公示は11月25日でした(前回記事参照)。すると、12月7日の執行会議決定とは、みすず建設(株)が落札したため、最終ゴーサインのハンコを押しただけに過ぎないと考えられます。すると、解体の実施自体はその前から既定路線として決まっていたということになりますが、その前には一方的な「報告」しかありません。

 要するに、プール解体実施は、ごく一部の幹部により勝手かつ事前に密室で決められてしまっており、マトモに議論されることもないまま、一方的な「報告」事実だけが仕立て上げられて決行されたようすがうかがえます。そして、この密室における事前過程について、長野高専は明かそうとしていません。それにしても、半世紀以上にわたり受け継がれてきた巨大施設を潰すに際して、ここまで内部での議論が皆無という事実にも戦慄せざるをえません。


■以上のとおり、学校側は学生・後援会までもをあからさまに挑発しながら、プール解体強行問題についても滅茶苦茶な回答を寄こしてきています。学生生活や国民の財産、そしてドブに捨てられた公金をなんだと思っているのでしょうか。

 本件については、並行して内部文書の開示請求も行っていることから、経緯に関する開示資料を近日中に入手できる見込みです。当会では引き続き、土居体制により行われた暴挙について検証し、関係者の方々の無念と憤りに報いることができるよう活動してまいります。


【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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