市有地を勝手に埋立てて太陽光発電施設を設置した古塩建設に原状復旧を要求予定のみどり市に当会が申入書  オンブズマン活動

■9月6日に地元紙2紙に、みどり市で、民間の太陽光発電施設の敷地内に、市有地が無断で使われているという、ふがいない行政で知られる群馬県内の自治体のなかでも極めつけの事件が報じられました。その後、今度は9月9日に、みどり市が業者に原状回復を求める予定であることが同市議会の経済建設常任委員会協議会に報告したと報じられました。さっそく記事を確認してみましょう。なお、9月6日の報道内容と、この事件のこれまでの経緯は次のブログ記事をご覧ください。
○2021年9月7日:市有地を勝手に埋立てて太陽光発電施設を設置した古塩建設の無法ぶりに手をこまねくみどり市の体たらく
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3359.html

**********上毛新聞2021年9月9日11:00
市有地内の太陽光施設 業者に原状回復要求 みどり
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 群馬県みどり市大間々町桐原の太陽光発電施設用地に市有地が含まれている問題で、市は8日の市議会経済建設常任委員会協議会で、公共物使用に関する条例に基づき、業者側に原状回復を求める方針を明らかにした。また、県太田土木事務所と連携し、盛り土を囲む擁壁や排水施設の安全性に関する報告を業者側に求め、必要に応じて保全措置などについて指導する考え。
 市は、(1)建築確認の届け出が必要な2メートル超の玉石積み擁壁が用地南側と西側に築かれている(2)昨年施行した再生可能エネルギー発電設備設置規制条例の適用に該当する―といった課題と現状について報告した。(和田吉浩)
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■このように、9月9日に地元紙で、市有地の無断使用についてみどり市が業者に原状復旧を申し入れる予定であることが報じられました。しかし、みどり市が、市有地を勝手に借りた古塩建設に対して、これまで賃料を徴収してきてこなかったことを問題視しないのはおかしい、と、当会会員が、みどり市長宛の上申書を準備し、9月10日に同市笠懸庁舎を訪れて、秘書課に提出しました。その際、秘書課に、タダで市有地を悪徳業者に貸していた不手際を強く指摘し、損害を回収するように申し入れたほか、この申入書の内容について、文書での回答をお願いしました。

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                                 令和3年9月10日
みどり市長 須藤昭男 殿

           申入者:市民オンブズマン群馬桐生支部
               長澤 健二    印
               住所:〒376-0052 桐生市天神町3丁目14−36
               TEL :090-7197-6449
               FAX:027-224-6624(市民オンブズマン群馬事務局)

                申 入 書
   民間太陽光発電施設敷地内の市有地について(お願い)

 標記の件については、9月6日付上毛新聞と桐生タイムスに記載の記事に基づき、いくつかの不明点があります。
 つきましては、下記の項目に関して、貴殿の見解をお聞かせいただきたく、回答をお願い申し上げます。
                   記
【1】みどり市はみどり市大間々町桐原の市有地(地番1570−379)に残土が廃棄され、太陽光発電設備の施設の一部になっていることをいつごろ、どのようにして確認していますか。
【2】同上市有地について「市は2013年に残土を入れたいとの業者の申し入れを了承した記録はある」そうですが、業者からの申し入れに対していつ返事をして、業者はいつ着工し、何時完成しましたか。
【3】報道記事によれば「市は近隣所有者の了解を得ることを条件に了承」とありますが、近隣所有者の了解を取った証拠となる文書等の確認を業者にしましたか。
【4】地番1570−379の近くの市有地(1750−468他)に土塁が作られていますが、何時作られたのですか。
【5】同上土塁が作られたことにより近隣住民の苦情はなかったのですか。ちなみに、申入者が地番1750−232他の所有者であれば、自分の土地へ行くことができないので苦情を言います。
【6】同上土塁は何のために作成したのですか。市がかってに私有地に立ち入らせないための措置であるなら、地方自治法に定める「地方公共団体は住民の福祉の増進を目的とすること」に違反していると思われます。この観点からもお答え願います。
【7】報道記事によれば、地番1570−379に「残土を入れたい」と業者より申し入れがあった際に、「市は利用契約書などの書面を交わさなかった」そうですが、利用契約書等の書類を作成しなかった理由はなんですか。通常、役所は市有地を貸す場合は賃貸契約書を結んでいるのではないですか。
【8】同上契約書を作成しなかった当時の担当課はどこですか。
【9】利用契約書等の書面を作成しないのであれば、賃料を業者より徴収していないことになります。間違いありませんか。
【10】契約書もなく、残土の投棄を黙認したのであれば、みどり市は特定の業者に利益供与していたことになります。このことを認めますか。
【11】以前みどり市は「測量によって市有地が確定していないから業者に原状復帰を申し出ることはできない」との回答でしたが、その後、測量は済んだのですか。
【12】申入者は測量が終了していると聞いていますが、そうすると、業者に原状復帰命令を発しましたか。まだ、発していない場合、その理由と、いつ発するつもりか教えてください。
【13】地番1570−379の桐生市側(地番1570−378の市道と反対側)の市有地に玉石積みの擁壁が作られていますが、みどり市は許可を出していますか。許可を出しているのなら許可証を発行した書類を開示願えますか。他方、許可を出していないのであれば、原状復帰命令を何故出さないのですか。
【14】同上玉石積みの擁壁のため、桐生市側の私有地に、大雨の時に大量の雨水が流れ込んで桐生市民が迷惑に思っています。建築基準法では自然に雨水が流れ出るときには問題はないが、擁壁等を設置する場合は規制があると思われます。熱海市の土石流で死者、行方不明者が出ており、盛り土の問題は全国規模の問題となっています。みどり市は市有地を管理する責任があると思うが、どのように考えていますか。
【15】地方公務員法には、公務員は不正があったときは告発の義務があることを明記しています。ところがみどり市は、契約書も作成せず、市有地占有する業者に賃料すら請求せず、みどり市民の財産である市有地に無断で違法建築物を構築されても黙認し放置したままです。このことをまさに不正行為と言わないのですか。
【16】みどり市は昨年2月に、「再生可能エネルギー発電設備規制条例を施行した」とありますが、桐生市側に作成された玉石積みの擁壁にひび割れ箇所が見られております。いつ崩壊するかわからない現状であるのに、みどり市は事業者に防止措置を講ずるようになぜ求めないのですか。理由を説明願います。
【17】みどり市は現在、「業者と払下げの交渉をしている」と聞いております。このまま、業者に払い下げてこの問題に蓋をするつもりですか。財務会計上の観点から、賃料、擁壁の問題を解決してからでないと、払下げの交渉などするべきではないと考えますがいかがでしょうか。
【18】業者との払下げの交渉は、いつから、どちらから話が持ち出されてきたのですか。時系列がわかるように、これまでの関係資料や議事録等の公開をお願いします。

 上記【1】〜【18】までの項目について、大変勝手ながら、9月22日(水)までに、文書にて郵送あるいはFAXにて上記弊連絡先まで折り返し送達いただければ幸いです。
 なお、何らかの事情によりこの期限までの回答が不能である場合は、大変お手数ではありますが上記弊連絡先まで回答日あるいは回答できない理由をお伝えいただきたく存じます。
                                     以上
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■この問題は今後とも事件の進展具合を逐次ご報告してまいります。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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