2009/12/12  23:09

秘密のヴェールに包まれていた閉鎖都市ウラジオストク・・・現在の実態(その6)  国内外からのトピックス

■ウラジオストクは全長9288キロのシベリア鉄道の起点でもあります。1905年までに中国領満州のハルビンを経由して、モスクワとウラジオストクを繋ぐシベリア鉄道が建設されました。ウラジオストク中央駅の構内には、起点を示す標識が立っています。

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ウラジオストク中央駅構内にある全長9288kmのシベリア鉄道の始点を示すマイルポスト。国章である双頭の鷲は東ローマ帝国と同じもの。


 ウラジオストク中央駅はシベリア鉄道の東の始発駅です。最近イタリアの技師を呼んで、駅舎の内外装を化粧直ししたとのことで、ヨーロッパ風の雰囲気を漂わせています。

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ヨーロッパ的な佇まいを見せる中央駅のファサード(外装)。

 シベリア鉄道の長距離列車の行き先は中国のハルビンをはじめ、内陸のハバロフスクやイルクーツク、そして遥か9288キロ先の首都モスクワ、そしてウクライナまで続いています。

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長距離列車オケアン号。モスクワまで6泊7日、バイカル湖のあるイルクーツクまでは3泊4日、ハバロフスクまでなら1泊2日の旅となる。二人用と四人用のコンパートメント(客室)がある。電気機関車でけん引される客車の煙突から出ているのは暖房用の石炭ストーブの煙。

■市内公共交通としては、地下鉄こそありませんが、路面電車、トロリーバス、バス、タクシーが多数運行されています。金角湾を望む丘にはケーブルカーもあります。周辺の島戸の間にはフェリーが運航されています。シベリア鉄道もウラジオストク市内は区間ローカル列車が運転されて、通勤など市内交通の一部を担っていますが、日本と違い本数は限られます。

 市内の中心部の目抜き通りには、帝政時代の面影を色濃く残すエキゾチックな街並みがみられます。目抜き通りを散策している限り、ヨーロッパの風情です。欧米のブランドショップもあり、冬季のため、道行く人たちは厚手のオーバーコートを羽織っていますが、若い女性は最新ファッションに関心が高く洗練されています。

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沿海州を管轄する州庁舎のある高層ビル。

■ソ連時代に閉鎖都市となる前は、ウラジオストクは国際都市でした。100年前には約6,000人の日本人が移り住み、本人街もありました。ソ連崩壊直後の1991年には新潟、1992年には秋田・函館と姉妹都市となり、再び、日本となじみの深い都市となりつつあります。

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書店で見かけた来年のカレンダー。ロシアではクリスマスは1月初旬なので、1月半ばまで休みとなる。5月にも休みがあるが、これらの休日は直前に議会で決まるので、このカレンダーには休日として載っていない。これらを含めると、日本以上に休日が多いという。

【ひらく会海外取材班・この項つづく】
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