2010/7/31  23:40

職場のパワーハラスメントに耐えかねてゲイバー通いで覚醒剤に手を染めた元行員の末路と群銀の体質  土地開発公社51億円横領事件

■平成22年5月27日に群馬銀行職員が、神奈川県警薬物銃器対策課に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された件については、当会でも報告しました。
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/469.html#readmore

 その後、警察の捜査でこの事件の関係者が次々に逮捕されるニュースが報じられました。


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薬剤師を覚醒剤所持容疑で逮捕 「好奇心から手を出した」
 神奈川県警薬物銃器対策課と鶴見署は6月8日、覚せい剤取締法違反(所持)の現行犯で、外資系医薬品メーカー社員で薬剤師、山口和宏容疑者(47)=東京都新宿区新宿=を逮捕し、注射器40本と吸引用のガラスパイプ1本を押収した。同課によると、「好奇心から手を出した」と容疑を認めている。
 同課の調べによると、山口容疑者は6月8日、自宅の居間に、覚醒剤約3.4グラム(末端価格約30万円)を所持していた。同課によると、「今年3月に都内で知り合いから買った。約5年前から常用している」と供述しているという。
 県警は先月、覚醒剤を所持していたとして、同法違反容疑で川崎信用金庫秘書室長らを逮捕、その後の関係者の供述から山口容疑者が浮上したという。

外資系投資顧問会社部長を覚醒剤所持容疑で逮捕
 神奈川県警薬物銃器対策課と鶴見署は6月24日、覚せい剤取締法違反(所持、譲り受け)の現行犯で、外資系投資顧問会社部長、鈴木豊容疑者(47)=東京都中央区東日本橋=を逮捕した。
 同課の調べによると、鈴木容疑者は同日、自宅でカプセル入り覚醒(かくせい)剤13個(約1グラム、末端価格約9万円)を所持していた。覚醒剤は同法違反(譲り受け)容疑で逮捕された知人の元会社員(44)=東京都港区、処分保留で釈放=から今年5月2日に自宅マンションで、10万円で譲り受け、冷蔵庫に所持していた、としている。
 同課によると、同容疑者は「自分で吸うために持っていた」と容疑を認めている。
 県警の調べでは、同容疑者に譲り渡した無職男は、密売人とみられる飲食店経営の丸山徹被告(52)=覚せい剤取締法違反罪で起訴=から覚せい剤を仕入れていた。この飲食店経営者の仲間の密売人からは、川崎信金や群馬銀行、コニカミノルタの幹部らが覚せい剤を購入していたことが、これまでの捜査で判明しており、川崎信用金庫秘書室長の男らが同法違反容疑で逮捕された事件の関係者の供述から、鈴木容疑者が浮上。同課によると、「覚醒剤は先月から興味本位で始めた」と供述している。

有名歌手の元バックダンサー、覚せい剤譲渡容疑
 神奈川県警薬物銃器対策課は、東京都目黒区青葉台、元ダンサー柴原邦彦容疑者(38)を覚せい剤取締法違反(所持、譲り渡し)容疑で、東京都新宿区西早稲田、IT企業社員志賀正典容疑者(44)を同法違反(所持、譲り渡し)と大麻取締法違反(所持、栽培)容疑でそれぞれ逮捕したと7月13日、発表した。同署によると、芝原容疑者は容疑を認めている。
 発表によると、柴原容疑者は5月上旬、自宅マンションで覚せい剤原料約2グラムを知人の元川崎信用金庫秘書室長、北山四郎被告(55)(覚せい剤取締法違反で起訴)に9万円で譲り渡し、6月30日に、自宅マンションで覚せい剤約0.2グラムが入ったポリ袋を所持した疑い。
 志賀容疑者は2月中旬、東京都内の薬剤師に覚せい剤約1グラムを6万4000円で譲り渡し、自宅に覚せい剤と乾燥大麻を所持していたほか、大麻を栽培していた疑い。
 県警が、北山被告ら企業関係者による同法違反事件を捜査する中で2人が浮上した。所属するグループのホームページによると、柴原容疑者はミュージシャンのGACKTのバックダンサーとしてルアーに同行したことがあるという。
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■そして、7月28日午後3時から5時にかけて、5月27日に関係者が一切逮捕された覚せい剤取締法違反事件(平成22年(わ)第1020号 )の判決公判が横浜地裁で行われ、群馬銀行職員らと密売人に実刑判決がでました。

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元川崎信金職員に有罪判決 覚せい剤取締法違反元群馬銀職員も
 覚せい剤取締法違反に問われた横浜市港北区、元川崎信用金庫秘書室長の北山四郎被告(55)(懲戒解雇)の判決が7月28日、横浜地裁であった。久我泰博裁判官は「『仕事のストレスで使用した』というのは理由にならず、刑事責任は軽くない」として懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。判決によると、北山被告は自宅で5月23日に覚せい剤を使用し、同27日には覚せい剤約0.66グラムを所持した。
 北山被告と同じルートで覚せい剤を入手したとされ、同法違反に問われた群馬県高崎市、元群馬銀行職員市川芳樹被告(45)(懲戒解雇)の初公判が7月28日、同地裁であり、被告は起訴事実を認めた。検察側は「覚せい剤への依存性、親和性がある」として懲役2年を求刑。弁護側は「職場でのパワーハラスメントに悩んで違法薬物に手を出したもので経緯に酌むべき点もある」として執行猶予付き判決を求めて即日結審した。小池勝雅裁判官は同日、懲役2年、執行猶予3年を言い渡した。判決によると、市川被告は自宅で5月18日頃、覚せい剤を使用し、同21日には覚せい剤約1.76グラムを所持した。
 また、この事件で密売人とされ同違反罪に問われた東京都港区、飲食店経営丸山徹被告(52)の初公判も同日横浜地裁で開かれ、検察側は懲役2年を求刑、弁護側は執行猶予を求め、即日結審した。横浜地方裁判所は被告に懲役2年執行猶予4年の判決を言い渡した。
 検察側は「自ら使用するだけではなく、インターネットの掲示板で仲間を募り、自ら経営するスナックで売るなど、覚せい剤への依存性が高い」などと指摘。弁護側は「仲間とはネット上のハンドルネームを呼びあうだけで本名も知らず、現在は連絡も絶っている」などと情状酌量を求めた。
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■ここまでは通常の薬物汚染事件ですが、ネット情報によると、密売人とされた丸山被告は、新橋でゲイバーの店長をしており、その関係で覚醒剤を所持し使用していたことから、同じ性行を持つ関係者間で覚醒剤の取引が行われていたため、芋づる式に摘発された経緯があります。

 この事件では、川崎信用金庫の秘書室長と群馬銀行の職員が逮捕され、ともに懲戒解雇されて、初犯が考慮されて判決では執行猶予付きとなっていますが、罰状からすると、川崎信用金庫の元秘書室長が懲役1年6カ月、執行猶予3年に比べると、群銀の元行員は懲役2年、執行猶予3年となっています。これは、現行犯逮捕時に所持していた覚醒剤が、秘書課長の場合0.66グラムだったのにくらべ、群銀元行員の場合、その3倍近い1.76グラムを所持していたことが理由かもしれません。

■また、密売人の元締めだったゲイバーの店長は、懲役2年執行猶予4年という判決ですが、所持量は77回分と大量でしたが、懲役年数は群銀元行員と同じになっています。

 報道記事で興味深いのは、群銀元行員の弁護側が「職場でのパワーハラスメントに悩んで違法薬物に手を出したもので経緯に酌むべき点もある」として執行猶予付き判決を求めたことです。覚醒剤に手を出したことは、もちろん本人に責任がありますが、それを誘発したとして職場の環境を理由に挙げ、裁判長もそれを斟酌して執行猶予付き判決を群銀元職員に出したことから、群馬銀行の人事管理に加えて、職場環境面でも問題があることが奇しくも明るみに出たことになります。

■タゴ51億円事件で、窓口の安中支店の融資担当職員はもちろんのこと、本店審査部の審査担当専門職員でさえ、タゴの幼稚な偽造書類を見抜けず、湯水のようにタゴに融資をして、事件発覚後には、偽造書類を見破れなかったとして、責任を安中市・公社に全てなすりつけようとした群馬銀行の体質は、パワーハラスメントに見られるような職場でのイジメや歪んだ上下関係が原因で、ひいてはイジメによって精神を病んだ職員が覚醒剤に手を染めて、社会問題を引き起こしたというのが今回の事件のパターンであり、群銀の企業風土に根差す問題が露呈した事件と言えるでしょう。

【ひらく会情報部】
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