しばらくオダギリ作品の感想から遠ざかっていたので
今日は
「懲戒免職」を見てみました。
女子高生萌ちゃんの目を通して語られる小田切先生。
「小田切先生は、まったく不真面目な先生だった。
毎日遅刻してたし、美術の授業もいいかげんだった」
「あまりにひどい勤務態度を教頭や学年主任から
しょっちゅう怒られていて、だけど反省の色はなく
いつも気だるげにピーサンを引きずって校内を歩いていた」
このドラマの小田切先生は萌ちゃんの回想の中でしか
出てこないし、登場時間も短いんだけど
萌ちゃんの語りだけで、想像が広がっていきました。
「小田切先生は元々東京でグラフィックデザイナーをしていたけれど最近倒れた母親の看病のために辞めて故郷に戻ってきたらしい・・・。」
小田切先生の過去は、これだけしか語られてなくても
東京で、どんな生活をして、どんな恋愛をしてきたか
想像させてくれる。
「峰不二子」を落書きしている男子生徒たち。
それを見ている咥え煙草の小田切先生。
眼差しや鎖骨はもちろんのこと
目の下のクマさえ色っぽい・・・。
クマがこんなに似合う役者はオダギリジョー以外には
いてないだろうと思う!(断言)
「オマエら、全然違ぇよ」という曇った声
不二子を描く小田切先生の指先、背中のライン。
ベンチで寝ている時の足の裏。
それらが小田切先生の怪しげな魅力を引き立てていて
色気という言葉では表現しきれないオトコの匂いがしてきます。
寝返りをする・・・
ただそれだけなのに、いやそれだけだからこそ
私の想像力をかき立ててくれる。
初めて、このドラマを見た時よりも
見れば見るほど、深く小田切先生に惹かれていってるようです。
「先生は昼寝中のライオンみたいな感じがした。
今ではないいつか、ここではないどこかで
突然牙を剥き獲物を捕らえる。猛スピードで確実に・・・」
ライオンのように牙を剥く。
そんな猛々しい雄の本能が赴くままの小田切先生も
きっと、あの気だるげでアンニュイな中にあるんでしょうね。
ちょっと見てみたい・・・獲物になって・・・(笑)
どうぞ、お食べください!
わずか15分程のドラマで、オダギリくんのシーンは
ほんの少しだけど、確固とした存在感があり
彼の持つ空気感だけで、充分観せて(魅せて)くれた作品だと思います。
そして中学、高校時代と先生に恋してた私は
この萌ちゃんの気持ちが、よくわかる・・・
私の16歳も萌ちゃんのようだったのよ。
よく食べて、可愛くって・・・(言ったもん勝ち!!!)
だから、私の待ち受けの一つは小田切先生です。
これからも、ずっと永遠に・・・


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