昨日、ザーザズー代々木に御来場のお客様、共演バンド&関係者&スタッフの皆さま、Cuddly ToyZの再始動を祝福していただき、ありがとうございました!
おかげさまで、Cuddly ToyZはとても良いスタートを切ることができました。
昨日のセットリストはこちら。
SE) Intro Venus
1/ Front Page News
2/ Holding Back The Tears
3/Madman
4/ Pink Automatic
5/ Black Rain
6/My Country
7/Moving Target
8/ Time Warp
Encore)
1/ Normal
オープニングSEに、Cuddly Toysのアルバム『倒錯のギロチン・シアター』収録のホラーっぽい「Intro Venus」を流し、一転してノリの良い「Front Page News」(1979年)と「Holding Back The Tears」(2007年)の新旧2作品の連続でスタート。
「パディが帰って来たぜ!」というギターのVishaのMCで手を振るパディに、客席から「おかえり〜!」の声も飛んで来ました♪
この日、パディが一番こだわっていた曲が「Black Rain」(2008年)。ヴォーカルのThomaが「トニー(Cuddly Toysのベーシスト)とパディが映画『火垂るの墓』からインスピレーションを得て作った、原爆がテーマの曲です」と紹介したように、常に世界のどこかで起こっている戦争について目を向けた作品です。実際に『火垂るの墓』に出てくるのは神戸大空襲なんですが、トニーは「 日本は、原爆を落とされた唯一の国だから…」と言っていたそうです。
お客様は、途中で入る爆撃機や爆発の音、サイレンなどの効果音に驚かれたかもしれませんが、「No more black rain today, No more black rain again」と繰り返すコーラスが印象的なこの曲を、Thomaがしっかり歌い上げてくれました。
新旧の楽曲を織り混ぜながら、最後はRapedの代表曲「Moving Target」(1977年)とCuddly Toysの名曲「Time Warp」(1979年)で本編終了。
パディが「日本のトニー」と呼ぶRudyは、ベースを唸らせながらステージを動き回り、「そういうところも、トニーそっくり!」だそうです。
アンコールは、Rapedの必殺パンク・チューン「Normal」(1977年)でした!
★
ロック激動期の1970年代末〜1980年代初頭、ロンドンで3人の英国人と1人の日本人がバンドを組み、世に送り出した曲たちに、再び生命が吹き込まれていくようでした。
以前、多くのロックミュージシャンを撮影してきた写真家の鋤田正義氏が、「しまい込んだままの写真は、時間の死骸みたいなものなんだけど、引っぱり出して多くの人の目に触れさせてあげると、生き返ってくるんだよね」と話されていたのですが、楽曲も同じだなと、昨夜のCuddly ToyZのステージを見ていて感じました。
それは決して「懐メロ」ではなく、この時代を生きているミュージシャンたちによって長い眠りから覚醒し、この時代のオーディエンスに受け止められて、自立歩行を始めた瞬間でした。
目撃してくださった、すべての皆さまに感謝です☆
★
終演後、パブタイムのDJはYASU。Cuddly Toysの「The Fall and Decline of the Universe(幻想のシネマ)」やパナッシュまでかけてくれました♪
また、パディが仲良くしていただいている森重樹一さん(ZIGGY)や秋間経夫さん(ラーマアメーバ)も、ライブを見に駆けつけてくれました。森重さんのブログには、楽屋での写真がアップされています♪ ありがとうございます。
森重樹一オフィシャルブログ 11P.M.
http://ameblo.jp/morishigejuichi/entry-12171089389.html#cbox