パディの旧友、オートモッドのジュネさんが中心となって、2003年から深夜の東京で繰り広げられたゴシック・イベント「東京ダークキャッスル」。約1年半のお休みを経て、5月4日深夜、新宿歌舞伎町のclub SCIENCEで復活しました!
……というわけで、パディも久しぶりに遊びに行ってきました😊
オートモッドのライブは今年2月にも拝見したのですが、この日はノイズ担当の方もいて、総勢9人の「暗黒楽団」が繰り広げる妖しいステージに酔いしれました。
重くハードなリズム、ホーンの響き、突き刺さるノイズ、ユキノさんの流麗なギターのビート、セリアさんの神聖なハイトーン・ヴォイス、ジュネさんの悪魔的な台詞と歌、闇を煽り立てるようなTAIZOさんの暗黒舞踏。すべてが重層的に絡み合ってオートモッドの世界を形作っていて、壮大な映画を鑑賞した気分でした。パディも、どんどん前に行っちゃうし(笑)
DJのSiSeNくんが「見に行きましょ〜♪」と誘ってくれたバンド VERJは、エレクトロ・サウンドに乗せて、英語と日本語のメッセージを呪文のように操るフェティッシュなビジュアルの二人組。パディは「ロンドンでよく行ってたTorture Gardenってイベントを思い出すわぁ」と大喜び。あとでメンバーのデレクと話して、スコットランド出身だと聞いて盛り上がっていましたよ。
楽屋にもお邪魔して、オートモッドの皆さんや山岡先生(ジュネさんの弟さん)、DJのDoraさんたちとおしゃべり。
ジュネさんは「Cuddly Toysを最初に見たのは、当時、住んでいた所の近所にあったグレイハウンドという店だった」と話してくれました。その時のCuddly Toysは、まだ「Madman」を演奏していなかったそうです。
パディは「おそらく、Cuddly ToysがRapedから改名したばかりの1979年初めじゃないかな? グレイハウンドはチェルシーからハマースミスに抜ける途中、フルハムあたりにあったライブができるパブだった」と。
パディが日本に戻った時にジュネさんに連絡して、渋谷の東急デパートの屋上で待ち合わせて会った、という80年代のエピソードも飛び出しました。
この昔話が呼び水になったようで、2日後、急にパディの記憶が甦り、「そういえば、ジュネを紹介してくれたのはラピスだったわ〜!」と。ラピスさんがフリクションを脱退した1978年の秋頃、ロンドンに来てパディと知り合い、その少しあとにジュネさんがロンドンへ来たのだそうです。
「ラピスは痩せてて、いかにもパンクって感じで、カッコよかったんだよ。ラピスがもうすぐ日本に帰るっていう時、入れ替わるみたいにジュネが来たの。だから、ラピスの紹介だったの」ということです。
以前、パディが佐藤ジンさんの写真展に行った時、昔のジュネさんやラピスさんの写真を見て懐かしがっていたけど、3人同時にロンドンで会っていた時期があったんですね。歴史を垣間見た〜!
おかげさまで、パディの記憶も楽しく復活した「復活・東京ダークキャッスル」でした。次回は10月5日、club SCIENCEでDJ中心の「DJキャッスル」だそうです。
そして、ジュネさんとユキノさんは6月16日、Cuddly ToyZのレコ発にゲストとして参加してくれます!
あんな曲やこんな曲を一緒にやりますので、どうぞお楽しみに♪