あけましておめでとうございます。
2016年は、NEW TOYZに加えてCuddly ToyZもスタートさせて、2つのバンドで活動を始めたパディ。
体調も良く、日本に拠点を移して以来、最多本数のライブをおこなうことができました。
NEW TOYZは、初めて東京以外に遠征し(京都・夜想、名古屋・RIPPLE)、地元の皆さんに大変良くしていただきました。
Cuddly ToyZでは、パディの念願だった、故ショーン・パーセル(Raped/Cuddly Toysのヴォーカル)没後20年追悼ライブという大仕事を成し遂げることができました。
★★★
2016年のライブ納めは12月30日。NEW TOYZで、シスターポール企画『Tokyo Gay Rockers』の年末スペシャルに参加しました。
この日は1部・2部制で14時30分から22時過ぎまで、全11バンドの競演。シスターポールの人徳(バンド徳?)と求心力で、当日リハなしの長丁場でも和気あいあいと、ほぼオンタイムで進行。
第2部の幕開けを飾った人妻ヴァンパイアは、以前、対バンした時より、さらにロックっぽく進化していて、カヴァー曲のセレクトやアレンジもかっこよかったです。
ゲスト・ヴォーカルでCuddly ToyZのVishaが登場し、The Stooges「I feel Alright」を熱唱!
NEW TOYZは、最近、演奏する機会が多くなった「Fear」が、暗い海を漂っているようなダークなうねりを放っていて、なかなか良い感じでした♪
2016.12.30 Setlist
Skaab
Attack
Own
Fear
Apart
大トリのシスターポール。
ススムさんのいつものベースはメンテナンス中ということで、ちょっと珍しい姿。
シスターポールの音を浴びて過ごせる幸福な年の終わり。
今年もお世話になりました☆
★★★
翌日は大晦日。
新年まで、あと数時間という時、思わぬ訃報が……。
パディがビザの問題でCuddly Toysを脱退したあと、ロンドンで結成したニューロマンティック系バンドのパナッシュを売り出してくれた、当時の東芝EMIのディレクター、石坂敬一さんが亡くなられました。
パナッシュに関わってくれた音楽評論家の八木誠さんと所属事務所(ヤングスタッフ)社長の岡田三郎さんは、ともに60代で亡くなられ、担当ディレクターだった石坂さんまで他界されたということで、パディもショックを受けていました。
当時は、クイーンやジャパン、チープトリックのように、「本国より先に、日本で人気に火がついてビッグになる」というケースがあり、パナッシュもその路線を狙って、アルバム『倫敦美学』で華々しく日本先行デビューとなったのでした。
「だから、新人バンドとしては破格の待遇だったの。石坂さんが予算をいっぱい取ってくれたんだよね」とパディは言います。
それなのに、コルムとの確執が元で、来日直前にリーダーのパディが抜け、代替メンバーを入れて何とか日本公演をこなしたものの、すぐに空中分解してしまったパナッシュ。「もう、本当に、石坂さんには悪いことしちゃって……」
2011年に八木誠さんが亡くなり、そのお別れ会の席で石坂さんはかなり酔っぱらっていらして、パディがご挨拶にいくと「おお、おお」という感じで、なぜだかパディの顔をじっと見て、「うん、いい目をしてるな!」と、ひと言おっしゃいました。それが、パディと石坂さんの最後の会話でした。
心よりご冥福をお祈りいたします。
★★★
明けて、2017年。
パディの1本目のライブは、
2月5日(日)新宿MARZです。
DEAD BOYS来日公演に、ゲストバンドとしてCuddly ToyZが参加。1970年代のUSパンクとUKパンクが、21世紀の新宿で熱くフラッシュ・バックします!
「2月5日はRAPEDの曲でバンバン攻めていくからねー! 生きてる間は、前だけ見てがんばる!」と決意も新たなパディ。
2017年も、この勢いで邁進いたしますので、応援よろしくお願いいたします!