渋谷の青い部屋を出て、新宿LOFTへ向かう。今度はオールナイトのイベント、GALAXY NIGHT。ネオンまたたく歌舞伎町を歩くパディさん。このシーンにBGMを流すなら、ヤングパリジャンの「グラムール・トーキョー」がお似合いだ。
★ GALAXY NIGHT@新宿LOFT bar space
主催は、今回パディさんが帰国してすぐ仲良くなったREOさんのバンド、ネオン・グループ。共演するのは環七スピードキャッツとヤングパリジャン。みんなパディさんのお友達で大好きなバンドばかりなので、ライブのハシゴもなんのその!
先陣を切るのは炎のR&Rレディース、環七スピードキャッツ。女だてら、男まさり、そんな類いの“ジェンダーほめ言葉”を軽く一蹴するアグレッシヴな爆裂サウンド、新宿炎上! パディさんは「すっごーーいっ!かっこいいーーっ!これ、ガールズ・バンドの音じゃないよ!」と大興奮。

CATS ON THE RUN !!!!!!!
二番手は数時間前に青い部屋で妖しくスパークしていたヤングパリジャン。今宵は一晩に二度光る。見守るパディさんも楽しそう。そして……、中盤でいつものグリッターな空気が突如として変貌。鳴り響くイントロは、RAPEDのMOVING TARGET !!!! うおぉーーっと、オーディエンスから沸き上がる歓声、嬌声、狂声。今夜、目の前にいるRAPEDのメンバーに捧げられた入魂のカヴァー、真のトリビュートである。何も知らなかったパディさんは絶句、感激の面持ち。(「あ、カッコいい、なんて思ってたらRAPEDなんだもん、びっくりしたぁ!」と、あとで言っていた。) TSUNEGLAM SAMがパディさんをステージに引っ張り上げる。去年の8月から続く、ヤングパリジャンとパディさんのミラクルの連鎖。こんなシーンが生まれるなんて、一体誰が想像しただろう。……感動的すぎる!

REAL TRIBUTE !!!!!

「つねちゃーーーんっっっ!!!!!!」

WHITE LIGHT WHITE HEAT !!!!!!!

GREAT HUG !!!!!!!!!!

「ありがとぉぉぉーーーっ!!!!!!」
感動さめやらぬうちに夜は更けて、いよいよ日本で一番夜の似合うバンド、ネオン・グループの登場だ。美しく凶暴なサウンドを奏でる3人の屈強な勇者たちと、そのヴェルヴェット・ヴォイスで暗黒世界をも手なずける永遠の少年REOさん。ROCKと稲垣足穂が出会い頭に衝突して星が散るような……。しなやかで強く、硬質なのに心地よい。ネオン・グループのステージは2度目のパディさん、もうすっかり曲も覚えたみたいで、とっても楽しそうに見ていた。
(お詫び)カメラのバッテリー切れでネオン・グループの写真が撮れてないので、CDのジャケから失礼します。ついでにパディさんが初めてこのCDを聴いた時の様子をご紹介します。
★Paddy meets Neon Group★
6月某日。管理人とカフェでお茶してる時、パディさんが「まだネオン・グループ聴いてない」と言うのでiPodで聴いてもらう。身体を揺らして楽しげなパディさん、ノッてきたみたいで、いきなりカフェのテーブルでドラミング! 店内に響きわたる音! あわてて「たたいちゃダメ〜!」 エア・ドラムに切り替え。しばらくして「あっ、この曲知ってる!」とTHE ONLY ONESのカヴァーに反応。いきなりイヤフォンのまま歌い出す。店内に響きわたる声! あわてて「しーーーーっ!」 なんとか鼻歌に変更。そしてパディさんはとうとうCD1枚分をその場で聴き終え「すっごくいいね、僕、大好き!」と微笑みました。めでたし、めでたし。