先月、今月と二人の人に久しぶりに偶然にあってお話した。
一人は次男が幼稚園の頃の同級生のお母さんで
私が前に住んでいた所の近くの銀行でバッタリ会った
20数年ぶりなので向こうから声をかけられるまで分からなかった
年月で分からないというより、あまりにもその人の印象が違ったからだ。
当時、幼稚園の送り迎えで毎日会っていたときその人は
近くの工場の寮のアパートに住んでいて小さな子供三人を育てていた
お化粧もしてなくて、いつも赤ちゃんを、おんぶ紐で背中に縛り
ベビーカーに年子の子供を乗せて、一番上の、次男と同じ年の子供の
手を引いて集合場所にやってきた
言葉は悪いけど服はヨレヨレに近くて長い髪を後ろでくくっていた
それでもものすごく美人だったので、他のお母さん仲間と
「あの人あんなに綺麗でスタイルが良いのにあんな貧乏暮らしがもったいないねー」
そう噂していた
子供が小学校になってからはバラバラになったので会っていなかった
それから20数年経った先日会ったときは、私とそんなに歳は変わらないのに
ミセスファッション雑誌のモデルか?・・・と言うくらい美しく
お化粧もして髪も巻髪ヘアーで洋服はブランドものの高級そうなものだった。
びっくりしている私に「私ね、あれから離婚してんよね・・・
それから母に子供を預けてパートに行ってたんやけど
2年ほどしてそこの社長さんと結婚したんよ・・・それからまた
三人子供産んでね、やっと子供に手がかからなくなったんよ」
聞けばその近くの大豪邸に住んでいるそうだ
なんと・・・時の流れって早いなぁ〜・・・と言うより人生分からないもんやなぁ。
それとつい先日、母の所に行く途中にある高級住宅地の一角に
出来た新しいスーパーへ初めて行ってみたときに久しぶりにあった人で
私より5歳上で、私が前に住んでいたところのアパートに
息子さんと三人住んでいた人。
7,8年前はいつもちょっとくたびれた割烹着を着て髪はクシャクシャ
もちろんお化粧なんかもせず、下町のオバサンという言葉が
ぴったりの人だった。
「いやぁ〜○○さん、久しぶり〜♪」と言われたけどしばらくは分からなかった
綺麗にお化粧をして、髪型も素敵だし、洋服もなんとお上品で
高級住宅街のオバサマと言う感じに見えた
このときもまた言葉が出てこず(何でそうなったん?とも聞けず)
笑って頭を下げると「あのね、実はね、息子が結婚してんけど
相手が良いところのお嬢さんでね、婿になったんよ・・・
それでね、今はあそこのマンションに住んでるんよ」と指さした
その方向を見ると(◎-◎;)ギョッ!超高級マンション!やんか・・・
婿に入って義父の会社の次期社長さんになるとのこと・・・
なんか信じられないことばかりで羨ましい限り。。。
人生ってほんといつどうなるかわからんなぁ・・・
なんか自分の人生が損をしたようなちょっと複雑な気分の毎日・・・。
夕方山口県に住む義父からお歳暮のお礼の電話があった。
母と同じ86歳で一人暮らしでこの間まで少し弱ってきていて
元気がなかったのに、なんか電話の声がものすごく元気そうだった。
「どうですか?お身体は大丈夫ですか?」
「あぁ、元気じゃよ〜、昨日はね老人クラブのボーリング大会が
あったんじゃけんど、スコアが180で三位で表彰台に上がったんじゃよ
ワハハハハハ・・・」
「でもボーリング場までは遠いんでしょ?」
「なぁーに、自転車で30分もかからんですぃねー」
(◎-◎;)ギョッ!自転車。。。ボーリング。。。
私はこの歳でどっちも怖くてできないのに。。。
まぁ元気で暮らしていてくれるのはありがたいことやけどね・・・。
男の人は妻に先立たれるとすぐに弱ってしまうっていうけど
義父は義母が亡くなって10数年、家事なんか出来る年代の人じゃないのに
掃除、買い物、洗濯と見事にやれるようになった
ヘルパーさんなんかは必要ないらしい・・・
主人の妹が近くにいるので週に一度だけ見てくれているので助かる。
やっぱり歳をとっても人と触れ合うことは若さを維持することなのかなぁ・・
母も少し積極的になってくれるといいんだけど・・
きょうも母のところで家事してきたけど、私が行くことだけを
楽しみにしている・・というか、頼りにしている毎日になってしまって
ご近所さんとお話をすることさえも嫌う・・・
私にはちょっと精神的に荷が重いのが正直なお話なんだけどねぇ・・・。
12月のわりには暖かい日が続いて今年はちょっと楽かな。

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