女優の三田佳子さんや“ヒデとロザンナ”さん
大空真弓さんの息子さんが大麻所持で逮捕
されましたが、親御さんの心痛はさぞ
大きい事だろうと思います。
親としては誰もが一生懸命子育てしてきたはずです
でも子育てに卒業とか終了とかはないんですよね・・
義務教育を終えたからもうそこまでとか、成人に
なったからもうお役目が終わりとかそう思って
いても、何かあるとやはり世間ではやっぱり
「親は何してんねん・・・」と、言う声も聞こえます
親が生きている限り、親の責任も問われます。
18才からの子育て?が、それまでよりももっと
厳しくて忍耐や根気がいるものだと思うんです
小さい頃は、親のそばにいる時間や会話も多いので
親はいつも子供を見守れる体勢にありますが
子供が社会(学校、会社など)にかかわるように
なり、自立してゆくと、子供の行動や思考などが
全部は把握出来なくなってきますね。
友達の影響も受けることが多いですが、その友達を
親が選ぶ・・・というわけにもいきませんし
かと言って、ついて歩くわけにもいきません・・
精神的な面をフォローしてやり、導いてやると
いうのが、これまた難しいことです
これも子供が少しでも相談とか愚痴とかを言って
くれれば、それに対しての対処を考えることは
出来ますが、どこで何をしているか解らない
そんな状況が親にとって一番辛いです。
うちの長男は34才ですが、30才近くまで
色々と次々と問題を起こし、心配させられました
警察沙汰になるようなことではなかったのですが
自分の子供がやった事で、人様の身体や心が
傷ついたのは親にとっては耐え難いことでした
親のいう事は聞いてくれないので、思い余って
人様に預けたり、信頼の出来る方に間接的に
話してもらってみたり、恥ずかしい話ですが
親バカでお金もずいぶんと使いました
親がやれるだけの事は世間から甘いと言われようと
精一杯やりました、何もしないなんて出来ません
話も聞いてくれないので毎日手紙を書きました
内容は説教じゃなく、長男の長所を褒める言葉です
母親としては息子の良い所だけを見てやりたいと
そう思う心が強かったんです
返事はありませんでしたが何十回目かに送った
ときに携帯にメールがありました
“今の自分をなんとかしたい・・・”と、そういう
初めての心の叫びと言うか、言葉でした
私は今度は長い長い手紙を書きました
見ないかも知れないけど、今だったらひょっとして
私の言葉を受け止めてくれるかもしれない・・と思い
具体的に何からやればいいかを書きました
それと、読んで欲しい本を2冊送りました
息子の心に一つでも一行でも届くようにと
毎日祈りながら、眠れませんでした
1週間ほどして、メールがきました
「お母さんの言った事を行動に移してみるから・・・」
そういう短い文でしたが、心がやっと届いた事に
嬉しさでいっぱいでした
それからは少しづつ長男は努力をしたようです
しばらく家に来なかったのに、ひょこっと来て
黙ってご飯を食べてました、私はこちらからは
何も聞きませんでした、笑顔で優しく心で
抱きしめるように接しました
黙って帰って行きましたが、2,3日してからまた
メールで「お母さん、今までずっと心配ばかり
かけてごめん・・」とありました
長い長い道のりでしたが、少しでも私の心が
届いたことが嬉しくて涙が溢れました
今でも毎日、仏壇に向かい2人の息子の平穏を
何度もお願いしてしまいます。
2年ほど前、私が運転をしていて信号待ちで
止まった車の後ろに、原付バイクが衝突した
ことがありました、乗っていたのは25才の
女の人で、ブレーキをかけるのが遅れたとか・・・
私は車を降りて、倒れている女の人を起こしました
顔や手から血が流れ、足が痛いと言っていました
すぐに救急車を呼び、警察にも来て貰いました
後で警察に怪我の状態を聞いたら、打撲と右足に
ヒビが入っていたそうで、1週間ほどの入院でした
後日、私の家に彼女のご両親が、お詫びとお礼に
来られました、娘さんは一人暮らしで、ご両親は
高知県から急いで出てきたそうです
事故の金銭的処理は保険会社との間で終わりました
25才だったらもう親は関係ないんじゃないかと
思いますが、やはり親としては放って
おけないのでしょうね・・・。
ベランダにいつもスズメが来るんです
もうすぐすると今年もまた親子で来ます
ベランダに置いたパンくずを、母親スズメが
小さくして子供の口の中に入れます、自分は
ほとんど食べません
人通りが多いときは、母親だけパンくずを取りに
来ますが、子スズメを向かい側の木に影に
隠すように待たせていて、周りの様子を見ながら
餌をそこまで運びます、何回も・・・
1ヶ月くらいしたら、子供の前に餌を置くだけの
事が多くなります、3回に一回くらいは口に
入れてやりますが、2ヶ月目くらいになると
子スズメが羽をばたつかせてそばで餌をねだっても
親は一切かまう事がありません
それを見ているときは辛く悲しくなりますが
やはり自然界で生きるには毅然とした態度で、親が
子供から離れないといけないんでしょうね〜
人間は親子は生きている限りは交流があるので
そういうけじめというものをつける時期が
なかなか分かりませんよね・・・。
実話の笑い話にあるので皆さんご存知でしょうが
混んだ電車で空席がなく、80歳過ぎくらいの
おばあさんが立っていたので、席を譲ったら、その
おばあさんがドアのところにいた60歳くらいの
息子を手招きしてこう言ったそうです
「アンタ、ここへ座らせてもらいなさい」。。。
私もひょっとしたらやるかも知れないなぁ・・・。
幾つになっても親は子供の心配ばかりですね。
去年86歳で亡くなった母が亡くなる3日前に
自分は苦しいのに、そばで看病している私に
「○○子〜アンタ疲れたやろぅ〜、もう帰って
ちょっと眠っといでぇやぁ〜」と意識が遠のいて
いくのに私を気遣っていました
親は死ぬ間際まで、自分より子供の事を心配
するんだなぁと涙が出てきました。
ポピーのお花です
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