三カ月ほど前に左親指が拭き掃除をしている時に
すごく痛くなりました、指の付け根から激痛と
いうほどで、少し触れても痛いので消炎鎮痛剤を
飲み湿布をして様子を見ていました
2週間目くらいから少しづつ痛みが和らぎましたが
親指の関節の曲げ伸ばしが自力では出来なくなり
まだ痛いけど自分でリハビリをしていました。
2週間前に今度は右手の親指が同じ状態になり
それも同じように薬と湿布をし、家事なども無理を
せずに何とかやっていましたが、両方とも痛いと
言う事は次は他の指も痛むかも?・・
ひょっとしてリウマチとか内臓の病気で現れる
症状かも?・・と心配になり整形外科に行きました
レントゲンを撮り診察室へ入ると先生が
「何かお仕事をしていますか?」
「いいえ、主婦業だけですが・・」
「じゃぁ、ご趣味は何ですか?」
「えぇーと・・・写真を撮る事です」
「あぁ・・・やっぱりねぇ・・・カメラやねぇ・・・右の
人差し指の骨が少し変形してるしねぇ・・」
先生の言われるには、リウマチでも関節症でもなく
親指の軟骨が変形して、指を動かす神経を邪魔して
いるので、曲げ伸ばしがスムーズに出来なくなって
いるとの事でした。
大変な病気じゃなかったのは嬉しいけど、これじゃ
写真を撮るのは無理になるのか・・・とか
写真どころか家事だけでも不便で包丁を持つのも
痛いからなぁ・・これから先ずっとかぁ・・とガックリ
すると先生が「カメラの持ち方を工夫しましょう
出来るだけ指全部を使ってどの指にもそこにだけ
負担がかからないようにするといいですよ
家事も同じですよ、すべての作業を指全体を使い
時間がかかっても焦らずにゆっくりとね
どうしても痛い時は注射をしてあげるからね・・
でも手のひらの注射は痛いでぇ〜
それでも痛ければ、軟骨を削る手術があるからね
手術をするともう痛む事もなくなりますからね
またどうしても痛くなったら注射に来て下さい」
「先生、お薬は?」
「飲みますか?」
「え? はい、あった方が飲まなくても気休めに
なりますから・・・」
「じゃぁ出しておきますからね」
「先生、湿布は?・・・」
「湿布? そんなうっとうしいもん貼るか?」
「い、いえ。。。これも気休めみたいなもんで。。。」
「アハハハ・・・切り札として手術があると言う事も
気休めになるやろう?」
先生がカメラの持ち方まで指導されると言う事は
カメラマンとかにも多いのかもしれませんね。
と、言う訳で、今も両親指は痛みますが、先生の
言われたように何をするにもやり方を変えて家事を
しています。
カメラを持つのも工夫する事にしました
私のカメラは一眼レフでも軽量なんですが、レンズ
をつけると結構な重さになるし花一枚でも撮るのは
20枚くらいだし、出かけると150枚くらいは
撮るので、若い頃と違いやはり負担になって
くるんでしょうね。
病院から帰ると夫が結果はどうだったかを聞くん
ですが、カメラだなんて言うとやめさせられるし
それでなくとも日頃から「お前は呑気に写真撮って
楽な毎日やなぁー」なんて嫌みばかり言います
私だって出来れば写真クラブに入って撮影会など
同じ趣味の方々ともお喋りもしたいし、皆さんに
教えていただきたい事もいっぱいあるんですが
母亡き後は肝炎治療もあったし、夫の仕事場への
送り迎えと家事もあったので、わずかな時間だけで
カメラを持って一人で出かけていました
でも夫も退職したし、これからは少しは自由な
時間が出来るかな・・と思っていたら、義父の事で
夫が遠いところまで介護に通っているのに、私
だけ楽しむのはちょっとねぇ・・・
でもこんな事を言ってたら死ぬまでやりたい事は
出来ないから、今までよりは少し我儘になって
やろうかなぁと思っています
やれる時にやらないと身体が言う事を聞いて
くれなくなるだろうしねぇ。。。
日曜日に夫が「夕方大きい園芸店に行くけど
カメラ持って一緒に行くか?」と言いました
指は痛いけどやっぱり撮りたいし、写真は撮る
けど夕食の支度は痛くて出来ないなんて事も
言えないので、しっかりと料理を作りました。
いろんなお花が並んではいるのですが、今年は
コスモスを明るく優しく表現したいという
そんな思いがあるので、設定に試行錯誤しながら
明るいコスモスにしてみました
来年は風に揺れるコスモスをシャッター速度を
変えて“風とコスモス”というのを撮ってみたい
そう思います
目標が出来ると頑張れますもんね!
千日紅の上にカメムシが来てくれました
臭くて嫌われる虫ですが、被写体としては
大歓迎です(昔はヘコキムシと言いましたね)
背景の光玉は逆行を上手く利用して撮ります
出来ればもう少し紅い花に止まってくれると
嬉しかったなぁ・・。


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