私は過去に死にたいと思ったことは何度もあります
最初に思ったのは
「追憶」にも書きましたが小学校
5年生になった時、私と弟がみんなの邪魔ものだと
知った時で、南海電車の土手から弟を連れて
飛び込もうと思いました
でも弟の手の温もりが切なくなって・・・。
それから次は中学3年生頃、母との二人の暮らしで
母が思っていたような普通のお母さんじゃないと
つくづく思った時(母は育児の経験がないので
私に対してはいつも命令調でした)
この時は母が仕事に出かけてから台所を閉め切り
ガスを出しっぱなしにして風邪薬をいっぱい飲んで
眠くなってきた時にハッと我にかえりました・・・。
それから次は結婚してしばらくして夫の暴言と暴力に
耐え切れず思わず包丁を持ちました
でも妊娠9か月で赤ちゃんがお腹で蹴ったので
この時もハッと我にかえりました・・・。
それから長男が5年生で小児喘息がひどく連夜
まともに眠ることが出来ず、小2の次男と夜中に
救急病院に行くのに自転車の後ろに長男を乗せ
前に次男を乗せて道路を走っていたときです
2年生頃からほぼ毎夜点滴に行きました
お昼は学校にもあまり行けない長男を喘息治療の
ため病院で減感作療法や鍼灸治療も行きました
こんな毎日なのに相変わらず夫の暴力が続いていて
反射的にトラックに突っ込もうと思いました
でも自転車の前に座らせていた次男が大きな声で
歌いました
「ウルトラマンタロウ〜♪ガンバレ〜♪」・・・
明るい次男を道連れには出来ません。
次は長男が高校生で次男が中学生の頃、夫が長男
にも暴力をふるうようになり、その時は夫も自営業で
私も一緒に働いていて、おまけに母が体調を崩して
近くに引っ越してきたので通院やら子育て、仕事
こんなに頑張っているのに夫の暴言暴力はずっと
続き、なにもかも嫌になり更年期でもあったので
病院でもらった睡眠薬をたくさん飲んでしまい
死のうとしたけどダメでした・・・。
死にたい、死のう、死んでやる、そんなことは
山ほど頭で考えて一人でつぶやき心の中で
叫びました。
今この時に世界の終わりが来ればいいのに・・・
急死出来れば楽なのに・・・
誰かが殺してくれればいいのに・・・
でもその時に思いました
生きるのは簡単かも?このまま息を吸ってれば
勝手に生きていられるんだから・・・
(心は死んでいますが)
でも死ぬっていうのは勇気を振り絞ってもなかなか
実行にはうつせません・・・。
生きる以上に勇気がいるし覚悟もいるし強くなくては
死ねませんね。
自殺出来る人ってよほど心の中で何もかもが爆発を
しなければ行動に出来なかったでしょうね。
死ぬのが恐いから人を道連れにしてしまう人もいます。
死にたいとか死んでやると思うだけだなんて
結局は思うだけで死ぬ勇気さえも持てずにいて
中途半端に生きているだけなんだと
考えた時もあります・・・・。
長男が6年生の頃、その日も夫は朝から朝食が
まずいと言ってテーブルをひっくり返し私を
蹴ってドアをバタンと足で閉めて会社に行きました
子供たちは泣くし私は長男の喘息発作で連日眠れず
疲れ果てていて玄関に座り込んでいました
すると玄関をノックする音と同時にドアが開き
一人の中年女性が中に入ってきました
私の姿を見てその方は玄関に腰かけて、私の背中を
さすり頭を撫でました
「辛いね〜、悲しいね〜泣いてもいいんよ
話なら聞くからね」と言って下さいました。
私は誰かも分からないその方を見て泣いてしまい
涙が止まりませんでした・・・
その方は私が落ち着くまで玄関に座ってただただ
背中をさすってくれていました。
「また明日来るからね、話はいつでも聞くからね」と
言って帰りました。
その方が帰った後に玄関に一冊の本が置いてあり
それが「倫理宏正会」の冊子でした。
読む気力もなかったのでそのままにしておきました
次の日にその方がまた来てくれましたので
「本は読んでないんです、すみません・・・」
「ええのんよ、いつか読む気になったらでええからね
きょうは旦那さんの悪口を聞こうか?」と言って
笑って私の頭を撫でてくれました
夫の暴言暴力がひどい事、それは親には言えない事
病院代だけで生活がギリギリな事・・・
こんなアパートだから夫の怒鳴り声が近所にも
知られて恥ずかしくて外へも出れない事・・・
そんな愚痴をその方は黙って聞いてくれました。
4,5日くらい毎日来て話を聞いてくれました
もう何も話すことがなくなったけど心は少し
軽くなってました
それでその方の置いていかれた本を初めて読みました
「倫理宏正会」との出会いは私の生き方、考え方
を少しづつ変えていきました。
でも夫の根本的な事は解決はしません
相手を変えるにはまず自分が変わる、という教えです
それが通じる人と通じない人はいるものです
13年ほどそこで学び今の自分があります
(これは前にも書いたと思います)
私の場合だけのことなので誰にでも当てはまるとは
思いませんが大きな出会いだったのは確かです。
今この年齢で読んでもあまり得るものはないかもです。
死にたくなるような辛いときは黙って話を聞いて
あげるという事がその人にとっての救いだと思います
そしてそれを聞いてもらえる人に出会うのも運だと
思います(今はブログがありますしね)
自分が苦しく辛いことだけしか頭になかったんですね
夫の態度は変わりませんでしたが私の中で何かが
変わるきっかけになりました。
その夫が今は「死にたい」の言葉を吐きます
私は黙って聞いているだけですが楽になるようです。
もし死にたいと言う人が病気で余命宣告を受けたら
きっとそこから生きたい、に変わると思います
死はやっぱり恐怖なんですよね・・・
死にたいと思っているときは自分が世の中の
不幸を全部背負ってると思ってしまうんでしょうね。
不幸や不運なんてそれこそ下を見ればキリが
ないくらい転がっていることなのにね、きっとね・・・。
この間、読ませていただくのを楽しみにしていた方の
ブログがもう半年更新されていませんでした
最後の書き込みを読んだときはショックでした
具合が悪くなり検査を受けたら肝臓ガンで余命
6か月だと言われ、それから出来る限りのあらゆる
治療、治験も試したけどもう後は緩和療法しか
なくなったので静かに死を待ちます。という事でした
まだ還暦を迎えたばかりでカヌーが趣味でこれから
世界の激流を制覇したいと夢を持っての日々でした。
ブログや画像掲示板で知り合って交流を深めて
いた方が亡くなられたのはこれが3人目です
皆さんガンとの闘いでした
誰もが夢や目標を持たれて生きてらっしゃいました。
よくヨガなどで瞑想に耽る人がいますが、あれは
心が健康状態の人がやるものだと思います
心が病んでいたら余計に追い詰められる気がします
座禅もそうですね、自分を無にするんですが
心が病んでいる人はもうすでに“無”です・・・。
世の中の人は死にたいと言えばそれは現実逃避で
卑怯だと言いますが・・・まずは現実逃避です
同じ場所にいると精神的に追い詰められます
遠くに行くというのではなく、その場を離れる・・・・
それだけでも気分は変わりますね
たまには家事を投げだして半日だけでも家を出るとか
自分だけの買い物をするとか・・・・
わがままになることも必要です、誰のことも考えず
責められても無視する、そんな時間をもっても
よいと思います。(難しいけどね)
ところがですね〜、これが今コロナのヤツのために
出来ない人がほとんどですよね〜
おまけにコロナ鬱まで加わりますね〜
世界全体でどれくらいの人が追い詰められている事か。
昨年の中高校生の自殺者が過去最多の440人もの
人数だったそうです。
“学校の一斉休校で同級生と会えず人間関係が
築けない”
“オンライン授業についていけない”
“親が在宅勤務、家族の外出自粛で親がイライラし
子供がストレスのはけ口にされている”
子供たちの悩みは学校や家庭など多岐にわたり
SOSを出せない子供も多くいます
コロナ禍で自殺者の全体の人数も増えています。
“夫婦で在宅勤務になり家庭不和が増えた”
“家庭内暴力が多くなった”
これらは自殺願望のある人の相談を受けている
NPO法人「ライフリンク」からの言葉ですが
コロナ禍で悩む小中高校生のSOSが
相次いでいるんだそうです(読売新聞より抜粋)
どうか若い人たち、自分で人生を閉じないで下さい!
高齢者もコロナ禍で生活が変わりました
外出自粛で一人暮らしの増々の閉じこもり。
夫婦の場合でも三食顔を合わせることが多くなり
それでなくても妻としては家事が増えるばかり。
(この年代の男性は家事をしてくれないのが多い)
夫側も好きで家にいるわけではないですよね
趣味のサークル、集会などもなくなりましたしね。
残り少なくなっていく人生の大事な時間を
コロナコロナで終わるなんて嫌ですよね!
感染しないようにビクビクする毎日も嫌です!
誰か早くなんとかしてくれ〜〜〜!(/_;)😠
暗いお話になってごめんなさいね_(._.)_
玄関横の水仙ですが、たくさん球根あったのに
夫が勝手に抜いてしまって残った1本が
雨の中で健気に咲きました
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