6/5・・・吐き気、よだれ、溶血尿は落ち着いたので、タール便はあるものの治療が効いてきてると思ってた。
この日は出勤前に、たけちゃんだけで病院に連れてってもらった。
しかし病院から昨日からの様子の確認の電話があり、再度精密な検査をしますとの事・・・
少しは落ち着いたように見えてたのに、先生の深刻な声に不安が出てくる。
そう言えば癲癇と心臓の薬が全然飲めてないから、そっちに何かあったのだろうか・・・

でも、たけちゃんがついてるから、とりあえずはラウが帰って来るまでに用事を済ませて家で待ってると、たけちゃんが少し深刻な顔してラウと帰って来た。
血液検査&胸部・腹部レントゲン&腹部エコーの結果、やはりレントゲン、エコーでは異常見つからなかったが、胸に水が少し溜まってるとの事(これは行く前に少し水を飲んでくれたので、それが消化されてなかったみたい)
ただ、血液検査が最悪だと・・・
胃か十二指腸に何らかの原因で出血してるだろうとの事。
このままでは危ない、助かる可能性は開腹手術で原因を探り処置だが、リスクも高く、もしかしたら、開腹しても処置出来ない状態かもしれない場合もあると説明されたそう。
見た目はちょっとしんどいかな?くらいで思ってたのに、いきなりもう危ないと説明を聞いても理解できないし、すぐに手術をお願いするかどうか迷ったので、家族で相談すると言って、点滴100ml&皮下注射2本(抗生剤、消化器)をしてもらい帰って来たとの事。
この時、たけちゃんはリスクがあっても治る可能性があるなら手術したいと思ってるとの事。
私は今のラウの状態なら手術のリスクと言うか、なんとなく病院でそのまま亡くなってしまいそうな感じがしたので、即賛成は出来なかった。
たけちゃんの仕事の時間もあるので、夜にもう一度一緒に説明を聞きに行って決めることに・・・
この頃からラウールはどんな事をされても噛んだり怒ったりしなくなって、パピーみたいな穏やかな顔になって来てた。
お昼からはなるべくラウのそばに居て撫でながら、ラウチ(私だけがつけてるあだ名)はどうしたい?しんどい?病院にお泊り大丈夫?とか色々話しながら、説明を聞きに行く前に、聞きたいことを色々考えた。
手術となるとどの位のリスクか?癲癇&心臓の薬を何日も飲めてないのに麻酔は大丈夫?成功の確率は?入院期間は?もし手術を選択しなかった場合は?
色々考えても日中穏やかに過ごしているラウールを見てると、今苦しんでないのに手術しないといけないの?このまま苦しまずに安らかにいけるなら痛い思いさせなくても・・・とか結論がでないまま病院に行く時間になった。
昼間に考えたことを色々質問&不安なことを聞いてもらい、先生はどっちを選択しても間違いではないと・・・
たけちゃんは、手術したら治る可能性もあるのに、このまま手術しないで何も食べれなく衰弱して発作を起こして苦しんだ時に、きっとあの時手術していればと後悔すると・・・
望みがあるなら出来ることをしてあげたい、もし手術中に亡くなったとしても、麻酔で眠ってるラウールが苦しまなくてすむならそれでいいと・・・
この時たけちゃんが手術のリスクに対する心が決まってることにストンと心に落ちて、あっ、そういう事ね・・・と納得し、手術することに決めた。
この時点で19時頃・・・(結構長い事話を聞いてくださってた。)
次の問題は、手術は夜診が終わってからするか、次の日の午前診が終わった昼からかの選択。
今すぐ緊急でするとしたら、スタッフの数や準備万端(輸血問題)ではないリスク。
次の日の場合、これ以上貧血の数値が下がると手術出来ない&それまでに様態が急変することも有り得るというリスク。
これは案外すぐに2人して、明日の手術で合意しお願いした。
やっぱりお互い手術すると決めたけど、心のどこかでまだ迷ってたからだと思う、もし明日手術が出来ない状態になったら、それはきっとラウールが手術したくない!って思ってるんだと思えた。
帰ってからもなんとなく元気はないけど、いつも通り過ごしてるラウを見ると本当に手術しないといけないの?ってまた葛藤があったので、無意識にラウにラウチはどっちが良い?ラウチのしたいようにすれば良いよ、、、と話しかけてた。
いつも寝るときはたけちゃん・アメリ・私・ピーチと寝て、ラウールは一人掛けソファーで寝て朝方にたけちゃん側の布団に潜り込む感じが定番だったけど、一人でソファーに上がったり下りたりが心配だったのと、急変に備えいつでも見れるように、この日の夜からアメリはたけちゃん側にして、ラウールを真ん中に一緒に寝ることにした。
にほんブログ村

6