人妻の蜜壷ヴログ

　今日は満月。

　毎月、満月の夜は知り合いの店を手伝っている。
月１回の出張バーテンダー。
「Ｆull Moon Bar」という企画。
道具持参。バイト料の変わりに酒・食事支給。
もう４年目になる。

　この店は普段、夜８時閉店。
満月のみ夜１０時まで延長営業。
酒の肴にメニューも増える。

　私は満月以外にも、週一回ランチの時間にバイトに来ている。
店主は綺麗な人妻。
集まるのもキレイなお姉さんたち（人妻多い）。
彼女達を見ていると、４０代、５０代、７０代でさえ怖くない、気がする。
センスが良く、上手に年齢を重ねた人が多い。
みんな年齢不詳。聞くとびっくりする。

　今日も飲みながらカクテル作ったりする。
いろいろ話しながら、たっぷり飲もうと思ったのに今日は店の様子が変。
なんかみんな携帯でメールばかりしている。
誰に？相手は旦那さんじゃなさそうだなー。

　私も一応携帯をチェック。
メールなし。ちっ。いいや。
私だけでも、もう飲んじゃえ。　

　客少なし。
メールなし。
仕事もなし。
不完全燃焼の満月。

　プチ自慢：今回は今日中に帰宅。玄関の電気もついてた。えらい？
飲み足りなかったけど、月だけはきれいに出てました。みんなは月、見ました？

　夫が出勤する。
「ああっ！！」
着ていくジャケットのフードが破れてるらしい。
大袈裟だなー。
叫ばなくても…。

　あ。こっち見てる。ほら。見てー。これ…。
破れてる…。直して…。
すべて目で訴える夫。

あ。寄って来た。
「フードだけ置いてこう」って。
あたしにフードだけはずして渡す。
ちょっと！
口に出すのはそれだけ？

「これ直して下さいって言ってみな」と私。
ほら！言いなさい！

「ちっ」って照れる夫。
照れるところか？これ？

ま、直してあげましょう。
だって私今日から５連休。
飲み会多い。バンザイ！

　疑問：夫は私を名前で呼ばない。何でかな。
「おい」とか「ねえ」とかも無い。でも不自由して無いのが不思議。
ちなみに私は夫を「おっと」と呼ぶ。へん？