会社で仕事をしていたら
「お疲れ様です」と声をかけられた。
誰?
昔の生徒か?
今年の生徒にしては老けている。
「カギ!!」と言われて
あ、夫だ、と気がつく。
って言うか変な声のかけ方しないで欲しい。
いるはずのないものが急にやってくると
たとえ夫でもわからないものなのかな。
しばらくポカンと顔を見つめて記憶をたどってしまった。
カギを忘れて家に入れなかった夫が
私のカギを借りに来た。
会社のみんなが「誰?」という目をしている中
カギを手渡す私。
へーこれがダンナさんかー、という同僚達の視線の中
帰って行く夫。
「昔の生徒かと思ったよー」と同僚。
「私もだよー」と答えたら
「それはダンナさんかわいそうでしょう」と言われた。
だって、意外と校舎になじんでたんだもの。
でも夫がキレイにしてる時で良かった。
寝グセとかもっとキタナイ時あるし。
夫を見て、意外だと思う人は多い。
私の夫のイメージは
20歳以上年上の画家とか小説家とか、らしい。
さわやかな付き合いは似合わないとも言われた。
生徒も私の夫は年上と思っているらしく
年の離れた友人といるのを目撃しては
「ダンナさんと一緒にいるところを見た」と勘違いする。
夫とは意外と長持ちしているんだけど。
結婚した時はすぐ別れるかも、と思ってたし。
でも9年目。
夫とはけっこうさわやかな付き合いだと思うんだけどね。
今年も新しい生徒がたくさん入ったけど
やっぱり大人向け(R−30くらいか?)だから
年下にはもてないんだろうな。
あーあ。

0