昨日の続きですが、
そうやっていろいろ気を使いながら、
ポイントをウロウロするわけです。
それもこれもサーフィンを楽しむという目的のためなのです。
元来サーフィンというものは純粋に遊びとして始まったものだと思います。
ですから、楽しめないのはサーフィンではないのかもしれません。
プロのサーファーは職業ですから、アマチュアほど純粋に遊びだけではないでしょうが、
それでも職業としてみれば、かなり楽しい職業ですね。
一生懸命仕事としてサーフィンしていても、遊びにしか見えないですから。
この辺は狩猟(仕事)にルーツを持つカヤックとは大きく違いますね。
北方由来のカヤックはイヌイットの狩猟道具。
南方発祥の丸木船カヌーは釣や移住のための道具だったんでしょう。
だからなんとなくそれ自身だけではなかなか完結しないところがある。
ただ漕いで終わるということはまれで、
カヌーでツーリングとか、シーカヤックでトローリングとか、ポロ競技だとか、
あげくは狩猟で転覆した際のエスキモーロールの技術向上だけを競う
グリーンランドスタイルなんてのまである。
やはりルーツがお仕事の道具だったからなのではないのか。
でもサーフィンは違う。純粋に遊びだ。
サーフカヤックだけのコンペが今回国内で初めて開催されたわけですが、
これでようやくカヤックはお仕事の役目を降りて、純粋に海でのお遊びだけの
道具になったのかもしれない。
川の世界ではすでにロデオ競技が普及していたので、一足先にお遊びだけの世界に足を踏み入れていたのでしょうが、
海で、ただ単純に波に乗ることが楽しいというわかりやすいお遊びの道具、
それがサーフカヤックなのですね。
ていうことは2点台のライディングも7点台のライディングも
本人が楽しければそれなりに意味があるんだろうね。
でも7点台の楽しみには満足感というボーナスもついてくるね。
それって最高だよね。
競技開始直前!真剣な表情の福支部の波乗りサムライ達