バカというのは最高の誉め言葉じゃないか、と思う。
この人が亡くなってもうすぐ1年、早いものだ。
この人は本当のソウルバカである。
キリストの誕生日に神に召されて逝った。

黒人音楽が好きな私としては記憶に新しい。
ゲロッパなる映画のモデルにまでなった人だが、
彼の創り出したファンキービートは誰の真似でもない
彼だけのものだ。
山下達郎が自身の番組の中で一番好きな歌手は?との質問に「J・B」と答えた。
なんだか分かるなあ・・・。
ヤマタツもかなり音楽バカな人だから。
ここのところ大物達が続々と他界し、
彼岸の方がファンキーになっていってるように思う。
レイ・チャールズもすでにいないし、ウィルソン・ピケットも去年他界。
なんだか好きなミュージシャンが続々といなくなるのはさびしいことだ。
でも彼らの歌声は永遠に残り続けるだろう。
音楽を金目当てでやっている人か、本当に音楽が好きでやっているかは、
良く聴けば分かるのだが、巷に流れているのはビジネスライクな音楽ばかり。
昔の音楽が良かったというわけではなく、今も昔もダメなものもいいものも
あるわけで、時代を越えて普遍性を獲得したものだけが今に残っている。
そんな思いで久しぶりにDVDを観た。
実は私は何を隠そうブルブラオタクなので、彼らに会いたくなったら
いつでも会える。

このムービーにはお宝映像が満載である。
最高のミュージカル映画だ。
1作目にはキャブ・キャロウェイも出てくるし、何度観ても素晴らしいと
思う。
2作目はボ・ディドリーやBBキングまで出てくる。
ブルースブラザーズとブルースブラザーズ2000。
この2枚のDVDは黒人音楽を知る為にも観るべしなのだ。
この映画を作ったジョン・ランディスとダン・エイクロイドに感謝しよう。
あなた達のようなお馬鹿さんのおかげで今夜も最高にハッピーです。