儲けもんの祝日休み。天気はいい。
波はなくともエドムラサキじゃなくて、波はなくともアレがある。
インフレータブル・スタンダップ・パドル・サーフィン・トラベル・ボード。
その名もULI Steamroller10。
一応サーフカヤックも積んで、近場から順にフラットな海辺をウォッチングしながら結局T川まで。
T川も入水者ゼロ、どうしようか思案しているところに、やって来たロング乗りから「S入ポイントには100人くらいサーファーが来ていた」との情報を得る。
「でもヒザでしょ?」と聞くと、
「そのとおり」
連休初日から少しでも波のあるところを求めてサーファー達が殺到しているようだ。
彼はここで入るとさっさとウエットに着替え始めた。
確かにここでもたま〜にショボ〜イヒザ程度のウネリ〜ビーチブレイクも入ってきていたので、オレも入った。
T川にパドボとロングたった二人。
引き汐に変わった時間帯からさらに2,3人入って来たが、ほぼ貸し切りでいい練習になった。
ULIの癖がかなりつかめてきた。
ULIは構造上インフレなので普通のサーフボードやパドボとは全く異質な板ゆえ、かなり乗り方を変えないといけない。
パドボだとテイクオフは直立キープでバックスタンス気味で構えるだけでよいが、ULIは思い切り重心を下げて、ばたつきを押さえ込むような感じでテイクオフするのがいいようだ。

片側だけをパドルした場合の板の回頭性もULIの方が大きい。
ということは波が来たときのULIの向きのキープの仕方も若干ずれてくる。
ワンテンポ遅らせてパドル開始した方がテイクオフがうまくいく。
当然沖だしのスピードや直進性はパドボが優る。
テイクオフ後のリーンからサイドランへの移行はULIがやりやすい。
ただレールというものがあるのかないのかわからないようなULIは、サイド部分全体を波に当て込んでスピードをつけるような乗り方が求められる。
以上が昨日じっくりULIを乗り込んだ所感です。
昨日の膝波は非常にいい練習になった。
このロングのお兄さんはかなり上手かった。
こんなクソ波でも軽く乗っていた。もしかしてプロか?
波待ち中に話に付き合ってくれてサンクス!でした。