「2018年ルーキー回顧108 折下 光輝(新野3年)内野」
状況説明
折下 光輝(巨人育成7位)内野 (新野出身)
蔵の入団前評価:指名見送り
テストで合格し、指名にこぎつけた選手。ドラフト後に徳島予選の模様をみて確認し、レポートを作成。パワフルな打撃をする選手だったが、外の球に対し開きが我慢できなかったり、それでいてインステップするので内角が窮屈になるなど捌けるコースが狭い印象を受けた。守備・走力を売りにするタイプにも見えず、打撃で何処まで存在感を示せるかに懸かっていた。
そんな折下選手の1年目は、2軍での出場はなし。
三軍では 38試合(88打数) 0本 5点 2盗塁(1失敗) 4失策 打率.148厘 といった成績に。
この成績にカウントされていない試合もあるようなので、打数は一概に少なかったかどうかは定かではない。しかし三軍レベルで打率1割台というのは、高卒ルーキーと言ってもかなり厳しい数字であることは否めない。
守備に関しては詳細はよくわからないが、元々投手だったことを考えると不慣れなポジションを守り、対応に苦労したのかもしれない。また足も、2盗塁(1失敗)は、想定の範囲といったところだろうか。
もう少し打撃成績を詳しく見てみると、88打数で31三振。三振比率は、35.2% 。二軍の選手が一軍の目安とするのが20%以下なので、それが三軍でこの数字というのは相当バットに当たらなかったことがわかる。
四死球は17個で、四死球率は 19.3% 。これは10%以上が目安なので、かなりボールをよく見極めて四球を選んでいた可能性が高い。すなわちボール自体は見えていたものの、技術が未熟でバットを振ると当たらないということが起きていたということ。これは技術の問題なので、そういった部分を改善できれば、打撃成績を引き上げることは可能なのではないのだろうか。まずは三軍である程度実績を残し、自分のプレースタイルを確立すること。ことルーキーイヤーとしては、残念な一年目だったと評価せざるえなかった。
蔵の印象:☓ (目の良さを活かせるか?)

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