塚田 貴之(オリックス育成1位)投手 (白鴎大出身)
蔵の入団前評価:指名見送り
高校時代から名の知れた左腕でしたが、やや伸び悩んだ感のある投手でした。左スリークォーターという独特の球筋ではありましたが、速球・変化球・コントロール共に力不足だと判断し、指名リストからは名前を外すことにしました。
そんな塚田選手ですが、一軍登板こそなかったものの、二軍では
61試合 2勝4敗6S 防御率 防御率 3.10 と大車輪の起用をされます。特に4月には支配下登録されるなど、順調な1年目だったと言えるでしょう。これに伴い背番号も変わったものの、一軍に昇格することなく1年目が終わります。
もう少し二軍での成績を詳しくみてみると、61イニングで被安打は47本。被安打率は、77.0%であり、一軍を意識できる80%を割っていることがわかります。四死球は37個あり、四死球率が 60.7% とかなり高めだということ。一軍を考えると、イニングの1/3以下に四死球率を抑えたいものの、その2倍弱ぐらいのペースで出塁させています。課題は、こういった制球力の無さにあると言えるでしょう。奪三振50個で、1イニングあたり0.82個。リリーフとして決め手があると言えるのは、0.9個以上。それでも三振でアウトを奪うケースは、かなり高い投手だと言えます。
現状の力は、一軍半レベルではないかという気がします。2年目の今年は故障しているのですかね? 一・二軍ともに登板がなく残念です。いずれにしてもルーキーイヤーの1年目としては、合格点を与えられる内容だったのではないのでしょうか。
蔵の印象:◯ (初の一軍登板を果たして欲しい)

7