福永 春吾(阪神6位指名)投手 (徳島ID出身)
蔵の入団前評価:☆ (下位指名級)
関西の独立リーグにいた時から才能は注目されていた選手でしたが、よりアピールしようと四国アイランドリーグに移籍。指名確実だと思われていた1年目でしたが、後半戦調子を崩しまさかの指名漏れに。移籍2年目は年間して安定した成績を残し、満を持して指名にこぎつけました。140キロ台中盤の真っ直ぐに変化球とのコンビネーションも悪くない投手で、下位指名ならばいけると思い
☆ をつけた選手でした。
1年目の福永投手は、
一軍で1試合・4イニングを投げて、0勝0敗0S 防 11.25 。
二軍では、29試合 5勝5敗0S 防 3.47 と平均的な内容で、先発として起用されていたようです。
もう少し成績を細かくみてみると、72回2/3イニングを投げて被安打は73本。投球回数を上回っていまして打たれ過ぎ。一軍を意識するのであれば80%台・定着レベルならば80以下を目指したいところです。
四死球は37個であり、四死球率は 51.0% 。これもいつも言うように、投球回数の1/3(33.3%)以下には収めたいのですが、かなりアバウトだったことがわかります。奪三振は36個であり、1イニングあたりの奪三振は0.50個。これは、かなり少ない数字です。平均で0.65個、先発だと0.8個以上取れていないと、決め手不足という判断に。
こうなると被安打・四死球・奪三振とすべてのファクターで基準を下回っており、防御率が 3.47 で収まったのは良かったという感じか。今後劇的に変わってゆかないと、一軍は見えて来ないのではないのでしょうか。
有望な若手投手が多い阪神においては、このぐらいだと一軍のチャンスはなかなか掴めないかもしれません。何か特徴というか武器になるものを見出しつつ、全体のレベルUPに励んで行って欲しいところです。ことルーキーとしては、及第点の内容ではなかったのでしょうか。
蔵の印象:△ (先が見えて来ない・・・)

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