和田 康士朗(ロッテ育成1位)外野 (BC富山出身)
蔵の入団前評価:指名見送り
柳田悠岐(ソフトバンク)ばりのフルスイングが魅力ながら、それがなかなか当たらないところが気になり指名リストからは外しました。ただ上手くはなくても、走塁でも守備でも自分をアピールしようとするギラギラしたところがある選手で、その点どうなるのか気になっていました。
そんな和田選手の1年目は、二軍で
94試合(90打席) 1本 3点 6盗塁(7失敗)打率.167厘 というらしい成績になりました。気になるのは、94試合に出塁して、わずか打席が90打数しかないこと。これは試合に出ていても、代打・代走・守備固めなどの、途中出場が多かったということなのでしょう。
盗塁も6盗塁は決めたものの7失敗と、積極席はあるものの成功率が5割を割っているのは今後の課題。守備では28試合について、失策は0と大きなミスはなかったようです。
打撃成績をもう少し細かく観てみると、90打数で36三振。三振比率は、40% と極めて高いのはやはりそうなのかと感じました。独立時代から、本当に当たらないという印象は受けていたので。いつも言うように、この三振比率を20%を目安に、少しでも近づけたいところです。とくにフルスイングは良いのですが、やみくもに振れば良いというわけではないことは身につけて欲しいところです。
四死球は6個で、四死球率は 6.7% と少なめ。これはボールが見えなかったというだけでなく、積極的なプレースタイルの裏返しかもしれません。いずれにしてもボールがさほど見えていなかった上に振ったバットがとにかく当たらないというところで、今後何処まで改善して行けるのかは微妙でしょう。
非常に気持ちの伝わる選手で好感は持てるのですが、問題は力量的にプロで活躍して行けるのかと言われると不安な部分が大きいのは確かです。ルーキーイヤーに関しては、物足りない1年だっだということは否めませんでした。今後の巻き返しに、期待します。
蔵の印象:✕ (数字的には厳しいが気持ちで打ち破れるか?)

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